歯科医との意思疎通が難しく、治療時の高さ調整で徐々に低位咬合に

相談者: さらささん (50歳:女性)
投稿日時:2009-04-29 05:17:11
何度かご相談させていただいています。

⇒以前の相談:オールセラミッククラウンの前歯4本の長さに不満があります



現在も治療継続中です。

短かった前歯セラミッククラウンのやり直しをお願いして、(了承していただきました)今は奥歯クラウンを入れている途中です。

前歯が短く仕上がって来たのは、噛み合わせが低いのが原因であると松山先生にご指摘いただき、奥歯治療の際折りに触れ

「高くして下さい」

と担当医に伝えているつもりなのですが、その日の治療が終わって気付くとちょこちょこと削られていてまた噛み合わせが低くなってしまっています。

根充の後痛かった」

などと伝えるとすぐにタービンを持って当たる部分を削られてしまいます。

今日も右下5番のインレーを外しての再治療で根充したのですが、その際上のと当たりそうな部分を削られていました。
てっきり穴の中を削られたものと思っていたのですが山の部分でした。

クラウンではないのでもうこの高さは戻らないと思うのですが、まだ右上の4番と6、7番は仮歯の状態です。
4、6、7番の高さを上げる事で全体の高さを戻す事はできるでしょうか。
あるいは5番もクラウンなどにして高くしないとどこかにひずみが出るでしょうか。

「高くして下さい」と言うと「では5番も」となるのも困りますが‥

ご回答の先生方は大変お忙しいと思います。
本当に申し訳ありませんが、4、6、7番の挙上で可能かどうかのご意見を伺わせていただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。



どうも担当の先生は「当って痛い」事に気を遣うあまり普通に噛める部分まで削られるようです。
お気持ちは分かるのですが、結果は納得が行かないのです。
前歯の再製の事もありますので、なんとか今のうちにと思います。

うまくコミュニケーションが取れるようになったと思っていたのですが、交渉ごとは伝えるのが難しいですね‥


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-04-29 05:47:42
さらささまおはようございます。

低位咬合で悩んでいらっしゃるのですね。

お口の中を実際に拝見したわけではないので本当に低位咬合かどうかは文面からだけではわかりかねます。

現在残存は何本くらいありますか。
重症の歯周病になっていませんか。

もし欠損歯が3・4本で咬合が安定していて歯周病でなければ低位咬合とは考えにくいと思います。

このような方で1本や2本少し削っただけで咬合が僅かにずれることはあっても低位咬合にはなりません(低位咬合の定義によって違いが有るかもしれません)。

むしろ咬合の不調和が有るように思います。
この場合はパワーセントリックで咬合状態を診査して問題があれば咬合調整をすれば治ってしまいます。

歯周病があって咬合高径が不安定なら、歯周病の治療を優先して治ってから咬合高径の回復をしたほうがいいように思います。

推測ですが顎関節症かあるいはその前段階?のような気がします、参考になさってください。

顎関節症 http://yamadashika.jp/jaw.html

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さらささん
返信日時:2009-04-29 06:55:27
山田先生おはようございます。
早速のご回答ありがとうございます。

安易に「低位咬合」と言う言葉を使ってしまって良かったのかと少し気になっています。
間違った使い方をしていたら申し訳ありません。


私のの状態ですが、定期検診も受けており幸い歯周病はありません。
骨も大丈夫との事でした。

左下6、7番は欠損歯ですが、今は左下6番はインプラントです。

奥歯は上下左右ともほぼクラウンで、今回「全部の歯をきちんと直す」事になり、左上4、5、6番と右下1、6、7番に新しいセラミッククラウンをかぶせた所です。

長年にわたり治療を繰り返して来ましたのでクラウンをかぶせていない歯もその都度噛み合わせ調整で少し削られているものがほとんどですが、クラウンをかぶせていない歯は左上3、4番、左下1、2、3番、右上3、5番、右下2、3、4、5番です。
(何本かはインレーです)


この度最初の仮歯まではそんなに低さは感じなかったのですが治療中や新しい歯を入れる度に微調整をされ、徐々に低くなって来たようです。
昨日の治療後は食事の時にギュッと噛み込む感じになり顎に負担を感じて少しだるいようです。
かぶせものではない歯も少し削られてしまったので基準が曖昧になった気もしています。

今までは自覚はなかったのですが、潜在していたのでしょうか‥
噛み合わせが変わった事から顎関節症へ進行する事もありますか?


担当の先生ともっとお話しするべきなのでしょうが、その前にもう少し具体的に知っておきたいと思い、質問させていただきました。

いつも丁寧なご回答をありがとうございます。
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-04-29 09:00:12
簡単に。

咬合の場合は下顎の後方が持ち上がって,変位しています。
正しい咬み合わせにすると言うことは,奥歯かみ合わせを高くして
下顎の後方が下がるように、下顎の変位を直す事です。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-04-29 09:05:47
 おはようございます。

全体的な治療に加えてかみ合わせが不安定なので心配なことと思います。

>昨日の治療後は食事の時にギュッと噛み込む感じになり顎に負担を感じて少しだるいようです。

かみ合わせが低くなり顎が奥にずれた事による症状だと思います。

>今までは自覚はなかったのですが、潜在していたのでしょうか‥

今回のように治療をきっかけに、自覚症状が出ることはあると思います。

さらささんの左下6,7番はいつ、何が原因で抜歯したのでしょうか?

私の想像ですが、元々左咬みであったのが抜をきっかけに右咬みに変わり、今回仮歯が低くなりさらに顎が右側に動いたように思います。

噛み合わせが変わった事から顎関節症へ進行する事もありまか?

顎関節症の定義にもよりますが、色々な症状が出ることはあると思います。

さらささんの場合仮歯を調整してもらって現在ある症状がなくなってから被せてもらうと良いと思います。
少し時間がかかっても、ゆっくり慎重に治療される事をお勧めいたします。

担当の先生には、現在さらささんが感じていること、思っていることを率直に話されれば良いと思います。

どうぞお大事になさって下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さらささん
返信日時:2009-04-29 17:42:34
松山先生、宇藤先生
ご回答ありがとうございます。

松山先生のおっしゃる低咬合のご説明、簡潔ながら大変良く分かりました。

私の場合今回の治療で「極端な」下顎の変位がある訳ではなさそうなのですが、自分のの形が毎回少しずつ変わって行く事に対する不安と昨日からの若干の顎のだるさが気になった事、「今自分にできる事は何か」と言う少し焦る気持ちがあり、こちらにご相談させていただきました。


宇藤先生

左下6、7番は11年ほど前に虫歯の進行により抜歯いたしました。
それ以前が左咬みだったのか右咬みだったのかは記憶にないのですが、左の方が虫歯の進行が早かった事を思うともしかすると左を多く使っていたのかもしれません。
最近は右を多く使っています。


現在の歯科の先生にはそれ以降継続的に診ていただいていて極端な虫歯を作る事もなく、歯周病も予防する事ができていると思います。
できるだけこの信頼関係を崩す事なく治療を終了したいと思っています。


山田先生、松山先生、宇籐先生先生のアドバイスを何度か読み返しながら、

「結局は自分と担当医の間での意見の交換につきるのかも‥」

という思いがして参りました。
いえ、今回に限らずいつも結局その結論に辿り着いてはいるのですが、

「自分の気持ちをきちんと伝えられるのだろうか。この言葉では歯科医の専門的なアンテナには届かないのではないだろうか」

と迷いもある為、質問をしてしまいます。

読んでいただけただけでもほっとする事ができるばかりか丁寧な回答がいただけて、いつも感激しています。

次回の治療の際には

「噛む時に顎がだるくなるのですが」

という事で担当の先生に可能性を伺ってみたいと思います。
私が感じている事を伝えなければ担当の先生も分かりませんものね。

長期間継続する治療に少し気力が萎えている所もありますが、なんとか最後まで頑張ります!

ありがとうございました。



タイトル 歯科医との意思疎通が難しく、治療時の高さ調整で徐々に低位咬合に
質問者 さらささん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ
回答者




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