インプラント前提の仮処置で義歯を入れるために骨を削ると言われたが

相談者: mikuさん (31歳:女性)
投稿日時:2009-05-07 16:09:48
以前、6,7抜歯後のインプラントブリッジについて質問したものです。

参考:前回のご相談
6、7番抜歯後、ブリッジかインプラントで迷う

インプラントをする前提で、お金が貯まるまでの処置として部分義歯をすることにしました。

してから1ヵ月ぐらいたつのですが、部分義歯をするのに骨を少し削って平らにする必要があると言われました。
インプラントをするにしても、削る必要があるそうです。

骨を削ると聞いただけでも、怖いのですが骨を削ることはよくあることですか?
今すぐ削る必要があるのでしょうか?



インプラントについても相談したいのですが、今通っている歯医者でするのか、専門でしている歯医者でしようか迷っています。

通院しているところでは1本30万といわれています。
メンテナンスのことを考えると、今通院しているところの方が良いのかと思ったりしています。

インプラント専門でしている所にも聞いてみたのですが、

「無菌的な手術室があれば、35年以上使えるインプラント治療が出来ると思います。
そのような手術室がなければ、クエスチョンですね。」

という答えがかえってきました。

インプラント歯医者を選ぶ基準はどこにあるのでしょうか?
やはり実績なども関係ありなんでしょうか。
いろいろ質問させてもらいましたが、よろしくおねがいします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-05-07 16:38:45
抜歯してから1ヵ月ぐらいたつのですが、部分義歯をするのに骨を少し削って平らにする必要があると言われました。
インプラントをするにしても、削る必要があるそうです。』

どちらにせよ、骨の不正な部分があり、整形をしないとどうしようもないのであれば、ヤルしかないですね?

よくあるのか?と聞かれればどうでしょう。
あまり頻繁ではないでしょうが、きちんと麻酔をして、抗炎症剤と鎮痛剤の助けがあればそこまでビビらなくても大丈夫です。


歯科での無菌室の使用の是非は、議論があると思いますが、触る場所自体が無菌にできないし、無菌ではない場所なので、本当に必要であれば、もっと無菌室はたくさんあると思います。

ほとんどの診療所、病院の科の診療場は無菌室ではありません

回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-05-07 16:50:57
”骨を削る事”

抜歯窩保護と言って歯槽骨の温存のためいくら骨縁(かどうかわかりませんが)があったとしてもまずは削らないものです。

その反対に骨が出来るだけ減らないようにする工夫をするものです。
骨瘤があると言うのであれば別ですが。



”35年以上使えるインプラント

私は30年以上のインプラント経験が有りますが、決してこの様な表現はしません。

自分の経験年数以上ですからそのような患者さんはいない上に、現在主流のチタン製のスクリュータイプでも、それだけの経験年数が経っていませんので、世界で誰一人として見届けた事が有るわけではないからです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-05-07 18:00:16
悲しいかな、骨を削らないといけない場合は、骨の尖がった部分が出来ている時や、骨のコブのようなものがある時にはどうしても除去せずにはできないと気があります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mikuさん
返信日時:2009-05-10 00:33:50
佐藤先生、松山先生 返答ありがとうございます。

骨を削ると言われたことに、少しビビってしまいました。
削らないといけないのか、担当医ともう一度相談してみようと思います。


インプラントをするつもりなので、歯医者選びには慎重になっています。
無菌室についても、言われてみれば触る場所が無菌に出来ないんですよね。

情報がありすぎて、分からなくなってしまいます。
けど、結局決めるのは自分自身なのでもっと勉強して医者選びをしたいと思います。

ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-05-10 16:15:13
こんにちは。

なかなか悩むところですね^^;

根本的なところなのですが、部分入れ歯は一時的にですよね?

であれば無理に入れなくても良いと思いますし、入れるにしても食事ではなくて見た目だけのことなら、骨まで触る必要はないのではないか・・と、”個人的には”思います。
先生によって意見の分かれるところかとは思いますが・・。

もしも一時的のつもりではない入れ歯の場合なら、骨を削る場合もあるでしょうし、残っているも意外としっかり削ることになります。

でもあくまで一時的ということだと、残っている歯は削りたくないでしょうし、見た目優先の大して噛めない入れ歯・・となる場合が多いと思います。
(直接拝見してないのでわかりませんが。。)

であれば、コブを避けて作っても同じ様な気がするんですけどね。。



たぶん歯がない間に5番や8番、あるいは上の噛み合わせの歯が移動してくることを懸念されているかも知れませんが、それを予防する効果は、入れ歯にはほとんどないと認識しています。

というか、私の読んだ研究論文では入れ歯を入れている場合の方が、周囲の歯が動いてくる確率がより高かったですし、それが理屈だと思っているのですが・・このあたりは経験則も踏まえて、先生ごとで意見が異なるところだと思いますので、参考までに。



「無菌的な手術室があれば」発言については、松山先生と同じ感想です。
それが本当なら私も今から無菌室を作りますね。



とは言えインプラントは一生モノですし、その一方で「やりたい」歯医者が多いですから、難しいところですけど慎重に選ばれて下さいね。

頑張って下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mikuさん
返信日時:2009-05-11 02:14:48
渡辺先生、返答ありがとうございます。


インプラントをする予定なので、部分入れ歯は一時的と考えています。

前回相談させてもらった時も、先生方によっては部分入れ歯の使用については意見が異なっていました。

噛み合わせの事やが動かないかと心配はしているので、部分入れ歯をすることにしたのですが、無理に入れる必要はないのですかね・・・
少し悩むところです。



渡辺先生が言うように、一時的ということにしても、骨を削らなくてもいいような気がします。
どうしても削らないといけなのであれば、削りますが。

今週通院するので、骨のコブを削らないといけないのか担当医にきちんと説明してもらって、私の意見もきちんと伝えようと思います。


新たに相談ですが、もし、部分入れ歯をしなかった場合、噛み合わせの問題などはでてこないのでしょうか?
入れ歯には、予防する効果があまりないと書かれているので放置になりますよね?

そして、抜歯後インプラントをするまでにどれくらいの期間あけていても大丈夫なのでしょうか?
お金をためるのに、半年以上はかかってしまうので骨の心配もしています。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-05-11 09:04:16
>どれくらいの期間あけていても大丈夫なのでしょうか?
>お金をためるのに、半年以上はかかってしまうので骨の心配もしています。

目安としては1年以内くらいに思っておいていただくのが良いと思います。

が移動してしまう」と言うのはすでに微妙には動き始めているのだと思いますが、臨床的に問題となるのは2年以上放置された場合だと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-05-12 15:21:20
私見ですが歯牙挺出には1年くらいでしたら動くでしょうが許容範囲内で済む場合もあるかも知れません。
が、動く時は動くと思いますよ。

そして咬合する力が、義歯を使用しないのであれば、義歯を製作した場合以上に残ったにかかるわけですから、当然傾斜してきたりということは警戒していなければならないと思います。

そして一時的でも義歯の下の骨に凹凸があり、骨というよりその上に乗る歯肉の厚い部分薄い部分があると、その薄い部分の直下の骨は吸収を起こし易いと思います。

また咬めない入れ歯では同じ事が起こりますので、仮とはいえきちんと作らねばなりません。

骨整形が必要かは別として、比較的短いサイクルでその義歯を修正してゆかなければならないと思います。


なので私は骨整形はケースバイケースでかまいませんが、仮義歯を入れるという事は(絶対という意味ではありませんが)必要な事であると考えております。


35年のお話はまったくもって松山先生が正論だと思います。
無菌室の問題ではないでしょう。
無菌室と35年という数値の因果関係がつかめません。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-05-12 16:01:56
・・かき乱してしまってすみません。。

まずは以下の回答も合わせてよく読んで下さい。

参考⇒歯の破折の見極めと、部分入れ歯がなぜ良くないのかについて
参考⇒下7番抜歯後、上7番の艇出の確率について

極端な話、(隣在歯)が動くのがどうしても嫌なら抜歯後即刻ブリッジなりインプラントを完成させないといけないと思います。
(が、それはそれで違う問題が出てきますけど・・)

抜歯後と言うのは骨などの組織の代謝が活発ですから、動きやすい環境でもありますからね。

抜歯後の環境変化の後にはかみ合わせの影響などもゆっくり出てくるかとは思いますが、つまり早い人は抜歯直後からでも歯は動くのだろうと考えます。



噛み合わせの問題などはでてこないのでしょうか?

噛み合わせの「変化」は出ることが多いと思いますが、イコール「問題」とは限らないですよね。
どうなる可能性が高いかは、実際にお口の中を拝見して、ケースバイケースで予測を立てます。

・・やはりややこしいので、一番無難に考えるなら、「出来るだけ早く」「元通り」インプラントかブリッジ、と言うことになるでしょうね。



田中先生の、

咬合する力が、義歯を使用しないのであれば、義歯を製作した場合以上に残った歯にかかるわけですから、当然傾斜してきたりということは警戒していなければならないと思います。

↑は私もそう思っていたのですが、よく考えると、傾斜を警戒している隣在歯(支台歯)には、義歯を製作しない場合よりも製作した場合の方が明らかに力がかかることになります。

それも揺さぶる様な複雑な方向への力ですから、余計にタチが悪いというか・・。

24時間装着している訳でもありませんし、日中に細胞を刺激するだけしておきながら、夜間は放置ですよね。

データでもリンク先の回答で示している通りです。
歯(隣在歯)はむしろ動きやすくなると考える方が自然だと思います。



歯肉の厚い部分薄い部分があると、その薄い部分の直下の骨は吸収を起こし易いと思います。

私も学生時代はそう教わってきた気がしますが、逆で、歯のないところの骨を最大限温存しようとするなら、入れ歯はいれない方がむしろ良さそうですよね。
リンク先の、アントワープ研究所のデータですが。。

ただこの辺りの話はメカニズムが詳細に解明されている訳でもなさそうなので、ものすごくフィットの良い入れ歯なんかだとまた話が違うのかも知れませんね。



と言うことで、咬めない入れ歯・・・と言うよりも、入れるのだったら、入れ歯では咬まない方がまだいいのではないかなぁと、個人的には思いますよ。

(注;これは本当に極めて少数派の見解です。かき乱してしまって申し訳ありません・・m(_ _)m)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mikuさん
返信日時:2009-05-12 18:55:00
タイヨウ先生、田中先生、渡辺先生 返答ありがとうございます。


いままでの部分入れ歯の参考回答を拝見はしていましたが、どちらにしようか、まだ悩み中です。
年齢の事を考えると、抵抗はありますがの事を思うとしっかりと考えないといけないですね。


歯の移動、噛み合わせについても、とても勉強になりました。
抜歯後は動きやすい環境だということ、動く時は動くということなんですね。

歯の動き、噛み合わせを防ぐ為にも、インプラントは1年以内には出来るようにしようと思います。

また、相談すると思いますがよろしくお願いします。
ありがとうございました。



タイトル インプラント前提の仮処置で義歯を入れるために骨を削ると言われたが
質問者 mikuさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
抜歯:7番(第二大臼歯)
インプラントその他
部分入れ歯 その他
回答者




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