プラークコントロールしていないのに虫歯にも歯周病にもならない人って・・・?

相談者: てりあさん (36歳:男性)
投稿日時:2009-06-03 09:22:28
こんにちは、お久しぶりです。

参考:過去のご相談
歯の神経を殺す薬を充填中ですが、10日ほど通院しなくても大丈夫?
歯科治療中、痛い時と痛くない時の違いとは?

私の実家にいる父のことですが、彼は私が子どもの頃も、私が実家にいた頃も、そして実家に寄るときもプラークコントロールなど一切しません。

甘いモノを食べますし、糖分が含まれた飲み物も飲みますし、就寝前でさえを磨きません。
放置したまんまです。


ですが全ての歯がう触になることもなく、歯周病もない様子で歯が抜けたり傾いたりしません。
口臭もほとんどない感じです。

事故で歯を折った経験はあるのですが、

「あんまり痛くなかったな」

とか言っておりました。


その唯一の歯科で治療を受けた歯も30年は経つのに二次カリエスにもならないようで、問題なく生活しております。



一方、私は子どもの頃によく歯科通院をしましたし、歯チャンネルを見るようになってから意識が変わりましたので、トラブルは少なくなったものの、歯科通院はたまにあります。
根管治療とか水平埋没とか色々と経験がある私です。


この私と私の父の差はなんでしょうか?
純粋な疑問でもあります。


もし宜しければ先生方のコメントを頂けると幸いです。

失礼しました。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の野田です。
回答日時:2009-06-03 11:46:09
てりあさんこんにちは。


虫歯を作る要因には色んなものが考えられますが、大きなものとして

?虫歯を作る細菌の量(ミュータンス菌
?食事(糖質摂取)の頻度
?唾液の性質と量
の関係が、挙げられます.

これらは個人差があり、家族といえども大きな違いがある事があります.


特に?の細菌の量に関しては2歳から4歳の乳歯列期に定着するといわれ、一度定着すると減少させる事が難しく、一生その量を持って生活するといわれています.

どこから細菌をもらうのかというと、離乳食を口の中で柔らかくして食べさせてくれた人からもらうことがほとんどです。
たいていはお母さんですが。

つまり、お父さんとてりあさんの口の中では環境が違う可能性が大いにあるということです.

これらを調べる検査に唾液検査というものがあるので、お父様とてりあさんで受けてみると疑問が晴れるかもしれませんね.

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-03 13:27:42
てりあさまこんにちわ。

お父さんはお菓子を食べてもも磨かないにもかかわらず、むし歯がないので不思議に思っていらっしゃるのですね。

いろいろな可能性が考えられますが、先ず口腔内の細菌叢が違っているのが一番大きいように思います。

一旦定着した細菌叢はほとんど変化しないといわれています、そのため悪さをする金が定着していないのだと思います。

したがってプラークがほとんど形成されないため、虫歯歯周病に罹患することがないと考えられます。


もうひとつはお菓子の食べ方と、量もそれほどたくさんだらだらと食べたりしていらっしゃらないのではないでしょうか。

このような細菌叢は3・4歳までお菓子を与えない育児をするとできるといわれています。


参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: てりあさん
返信日時:2009-06-03 20:23:06
こんばんは。

丁寧なご返事、感謝です。


>野田先生

様々な要因も複雑に絡み合っているのですね。
勉強になりました。

父はも体も頑丈な人です。

私の乳幼児の記憶はありませんが、母は生前、丁寧に歯磨きをしていたのに虫歯になりやすかった人だったことを思い出しました。

それも私と関係があったのかもしれないと気がついた次第です。

この次の歯科検診の時に唾液検査を受けてみようと思いました。

ありがとうございました。



>山田先生

前回に続き、ご教授ありがとうございます。

父はお菓子は今でも食べているようですが、元々、我慢強い人間でもあります。

でも、やはり歯が丈夫というのは羨ましい限りです。

父が生まれたのは第二次世界大戦中の戦争世代ですので、子どもの頃はお菓子もなかった話しは聞いたことがあります。


とても勉強になりました。
ありがとうございました。



タイトル プラークコントロールしていないのに虫歯にも歯周病にもならない人って・・・?
質問者 てりあさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
歯周病その他
歯磨き(プラークコントロール) その他
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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