歯肉を切開し骨を削って奥歯の高さを作る治療とは?

相談者: ゆりんさん (25歳:女性)
投稿日時:2009-06-07 10:38:48
参考:過去のご相談
根管治療のため歯肉切開後10日。歯肉に腫れと痛みが出てきた
親知らずの根治療後の痛みと腫れ


歯医者さんが苦手で虫歯があるのにも関わらず10年ぐらい行ってなくて、治療スタート時には虫歯じゃないの方が少ないと言われる状態で、神経の治療もかなりしました。

今、一通り下治療?が終わって、今後はいっきに仮歯に切り替えて行くことになっています。


それでその後の治療方針についてなのですが・・・

奥歯の高さがないので、上下左右の歯肉を切開して骨を少し削って高さを作りたいといわれました。
その場合、一時的に骨が露出する状態になるので、包帯のようなもの?でカバーするとのことでした。

骨を削るのはすごくもったいないことなんだけど、将来的なことを考えるとそれが一番いいのかなと思うとのお話です。

もともとの歯の高さが薄いとかはなく、特別厚いわけではないが、それなりにあるそうです。

後は、歯と歯の隙間が、歯の頭の部分が欠損しているものが多いために狭いとも言われ、これも考えていかなければいけないと言われました。


まだ決定ではないのですが、歯医者さんが苦手な私は想像すると怖さを感じてしまいます。

決断つかず、結局は虫歯になっている親知らずも抜いていないぐらいなので・・・(1本は神経の治療をしました)。


先生方に教えて頂きたいのですが、奥歯の高さが無い場合、こういった治療は一般的に行われているのでしょうか?


参考に先生方に教えて頂ければと思っております。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-07 10:57:12
奥歯の高さが無い場合>
虫歯があるのにも関わらず10年ぐらい行ってなくて>

ほとんどの場合は、下顎が挙上して咬合高径を失っている結果、支台になるの高さが足りない場合が多いです。

下顎が変位することを理解していないと、わからないことです。
咬合挙上が、キーワードです。


虫歯が歯肉縁下まで進んでいる場合には、必要となる事がたまに有ります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-08 04:43:24
歯肉を切開し骨を削って奥歯の高さを作る治療

クラウンレングスニングという治療法ですね。

全ての歯科医院で行われているわけではありませんが、必要であれば行っておいたほうが良い処置ですよ。

⇒参考:クラウンレングスニング(歯冠長延長術)



ただ、処置後は根の虫歯になるリスクが増してしまい、もし根の虫歯になると抜歯のリスクが非常に高くなってしまいますから、治療後の虫歯予防は特に入念に行って下さいね。

お大事にどうぞ。

⇒参考:虫歯の予防法


回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-08 05:51:16
の頭が欠損しているのは、ひょっとしたら、歯ぎしりで削れているからではないでしょうか?

そうであれば、クラウンレングスニングは、あくまでも対症療法のように感じます。

むしろ矯正などで、かみ合わせを上げ歯ぎしりの原因になっているかみ合わせの問題を解決すべきでしょう。

歯だけをみると歯茎を短くすると考えてしまいがちです。


自分の歯をよく見てください。
下の前歯の歯茎の高さが下の奥歯の歯茎の高さと比べて、かなり上がっているよう(4ミリから5ミリ)でしたら、明らかに噛み合わせが原因でしょう。

親知らずを抜いていないということからも、奥歯のかみ合わせが低くなり、歯列全体が前に押され、噛み合わせは顎が後ろに押し込まれた感じのような気がします。

この場合、首が痛くなる、肩がこる、頭痛があるなどの症状が出ていればこのようなことが原因と考えられます。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 00:08:16
歯冠長延長術と言って、かつては海外の歯周病医の仕事のかなりの部分を占めていた手術方法です。

歯周外科に自信がある先生は、診断の下に行う可能性は非常に高いと思います。


噛み合わせの方の問題もあるかも知れませんが、そちらの方の相談もしてみて、どちらで行ったら良いのか、先生と話し合って信じられる方法で選択される事をお勧めします。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆりんさん
返信日時:2009-06-10 20:32:26
> 松山哲朗先生

ご回答頂きありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。


咬合挙上」という言葉、初めて知りました。
ウェブで調べてみて何となく意味合いは分かったような気はします。

以前に主治医は、を上に高くすると、顎が痛くなったりするから・・・とも話していましたが、歯肉を切開して骨を削ってというのは歯の高さをあげるというよりも、歯茎の高さを下げるということですよね?
認識不足だったらすみません。


虫歯歯肉縁下まで進んでいる場合には、必要となることがたまに有るとのお話・・・

私の場合、親知らずより手前の奥歯では虫歯により上に出ている部分がなくなり、殆ど歯肉にうまっているような状態から、神経の治療をして、囲い?を作って中を詰めてある歯も数本あるので、かぶせ物をすることを考えても必要な処置なのかもしれませんね?


右上の奥歯は1本抜歯し、そのままになっているものもありますが、こちらは放置してある状態なのでそれで良いのかな?と思うこともありますが・・・全体的に調整するからかな?とも思います。

前歯は少し上の歯が出っ歯になってることもあり、今は奥歯だけで噛んでいる状態だと言われています。

2回に分けて全体的に仮歯に置き換えて調整して、それから・・・
まだまだ先は長そうですね。




> 田尾耕太郎先生

ご回答頂きありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。


クラウンレングスニング」という治療法なのですね。
説明のときに主治医は基本的に専門用語を全くと言っていいほど使わないので初めて聞きました。


参考のURLのページを教えていただきありがとうございました。
内容を見させていただきましたが、利点・欠点が共存しているようですね。

処置後は虫歯になるリスクが増してしまうというのはちょっと不安ですが、治療の過程で必要であれば行うのがいいのかもしれませんね。

判断と決心はなかなか難しいですが、主治医とも相談しながら考えていきたいと思います。



> 吉田敦志先生

ご回答頂きありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。


歯ぎしりについては言われたことはありませんが、もしかしたらあるのでしょうか?

歯科治療開始より後からなので関係ないかなぁとも思いますが、ここ1年半ぐらいは頚部の牽引を週4で続けているので、歯がすれるもとになっていたりするでしょうか?


かみ合わせの問題もあるかもしれませんが、歯の頭がないことの一番の原因は単純に虫歯のせいだと思います。

歯医者さんが苦手で、虫歯治療の途中で歯医者さんに行かなくなり、現在の治療を始める前は10年ほど歯医者さんにかかっていませんでした。

なので、親知らずより手前の奥歯では、外に出ているべき歯の部分が虫歯でなくなり、歯肉に殆ど埋まったような状態から神経の治療をした歯も何本かあったぐらいなので・・・


首の痛みはありますが、3年前に追突事故にあってからはじまったもので、外傷性頚部脊髄症によるものだといわれていますので、歯との関連は分かりません。

奥歯の深い虫歯はその前からあるものですが、事故以前は肩こりすら感じたことがありませんでしたので・・・
ただ、前歯と比べると、気持ち?奥歯の方が歯茎の高さが高いように見えなくもないかな?という気はしなくもないですが。



> 松元教貢先生
ご回答頂きましてありがとうございます。

歯冠長延長術」というのですね。
それは「クラウンレングスニング」と同じ意味でいいのですよね?

治療法の名前を始めて知ったぐらいですので、海外の歯周病医の仕事のかなりの部分を占めていた手術方法とは知りませんでした。


主治医が歯周外科に自信がある先生かどうかは分かりませんが(一般歯科の先生です)、口腔外科の先生と相談しながら進めていくと話していたと思うので、行うとしたときに実際の処置をするのは同じクリニック内の口腔外科の先生になるんだと思います。


歯周病については、軽い歯肉炎があるという程度で歯肉の状態はそう悪くはないと言われています。

噛み合せについては、少し上の前歯が出っ歯になっていることもあるので、今は奥歯のみで噛んでいる状態とのことでした。


判断と決心はなかなか・・・というところですが、主治医と相談しながら考えていきたいと思います。
回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-10 20:39:44
大変失礼な言い方になるからと遠慮していましたが、やはり他のは相当に実質欠損が進んでいるみたいですね。

予想した通りなのですが、やはり咬合高径の減少が主体で、顎の位置を変えていく治療になるのが本質です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆりんさん
返信日時:2009-06-13 20:10:51
> 松山哲朗先生

ご回答頂きましてありがとうございます。

率直に言って頂いて大丈夫ですよ。
今さらどうにもなりませんが、治療しなかった自分が悪いので・・・

現在通院している歯医者さんには相性も良かったのか月に1〜2回程度ですが2年半ほど、最初は緊張しましたが今は抵抗なく通院が続けられています。

どうしてこうも歯医者さんが苦手だからと行かなかったのかと今は思っていますが、ふんぎるまでにはだいぶ勇気がいったものです。


先生の仰るとおり、特に奥歯はかなり欠損が進んでいました。

上に出ているべき部分がなくなり、半分以上歯肉に埋まっている所から治療のもあったほど、多少残っていたものでも奥歯の多くは神経の治療をせざるを得ない状態でした。

前歯も上は、神経の治療をしたものが3本ほどあります。
下の歯の虫歯は比較的軽く?歯と歯の境目の虫歯を少し削って詰めた程度でしたが・・・。


そうするとやはり、咬み合わせを作るというか、顎の位置を変えていくような治療になってくるのですね。

主治医からの説明もまだ最初に書いた内容程度ですので、理解しきれていないのが事実です。
自分の中での一般歯科治療のこれまでのイメージにそこまで含んでいなかったのもありますし・・・(するとしたら主治医の他に口腔外科の先生も関わってくることになるんだと思いますが)。


必要な治療だから勧められているんだとは思いますが、やはり不安や怖さもありますので、よく話を聞いて少しでも理解していけたらと思います。
回答 回答6
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-14 08:50:07
<咬み合わせを作るというか、顎の位置を変えていくような治療になってくるのですね。>

下顎の奥がもち上がって、ズレが来て高さが足りなくなるのです。
咬合挙上で検索してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆりんさん
返信日時:2009-06-14 20:29:42
> 松山哲朗先生

ご回答頂きましてありがとうございます。

咬合挙上、先生に教えて頂いて前にすこし検索してみてみたのですが、その時見つけたサイトの説明はちょっと私には難しかったので、もう一度よく検索して、分かりやすい説明を探してみようと思います。


ありがとうございました。



タイトル 歯肉を切開し骨を削って奥歯の高さを作る治療とは?
質問者 ゆりんさん
地域 茨城
年齢 25歳
性別 女性
職業 専門職(医師・弁護士・会計士)
カテゴリ 虫歯治療
噛み合わせ(咬合)治療
その他(歯科治療関連)
クラウンレングスニング(歯冠長延長)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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