4年前に専門医で根管治療をしたにもかかわらず内部吸収している

相談者: シロシロさん (22歳:男性)
投稿日時:2009-07-04 12:16:17
今日、今治療しているところが全部終わりました。

【前回の相談】
3回再治療している歯がオーバー根充になり、不安で眠れない

しかし先生に4年前専門医で治療した根っこが、内部吸収しているといわれました。
レントゲン診ると黒いです。
CTもとりました。

しかももう一度再治療はできず外科治療、もしくは抜歯だといわれました。

でもこれは4年前専門医にしてもらって、セラミック含め全部で30万円したんです。
垂直加圧?でオーバーだから、またセラミックはずしても再治療はできない、やるなら外科治療だといわれました。

僕のはオーバー治療をされた根がまだあります。
この歯もいつか内部吸収されるんですか?

どうしてオーバーにされるんですか?
オーバーだとダメなんですか?
やっぱりアンダーのがいいんですね。

専門医の根の治療もあてにならないのですね。
マイクロやラバーダム使っても意味ないのですね。

昨日の夜から色々歯のことについてまた調べてて、結局また不眠症におちいりました。

今は恐怖しかありません。
僕の歯はこれからどうなるんでしょう。
怖くて怖くて仕方ないです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-07-04 12:54:11
シロシロ様、大変ですね。
心中お察しします。

ただ、これだけはいわせてください。

>専門医の根の治療もあてにならないのですね。
>マイクロやラバーダム使っても意味ないのですね。

全ての問題を解決できたらそれは神様です。

例えば、ガンになって、お医者さんで保険のきかない、でもとても良い抗がん剤があるっと言われて投与したとしましょう。
でも、ガンが治らなかった。
で、お医者さんに文句言いますか??

たしかに、医師の責任はあります。
でも、だからといって、治療や薬を完全否定することは問題があります。

今回の件、例えば、僕の患者様であれば、保障という感じで、なるべく、患者様への負担は少ないように治療を勧めると思いますが(例えば、インプラントを安くするとか、外科処置をやすくするとか)、かといって、全否定をされてしまっては、こんなに悲しいことはないです。

ちなみに、問題が生じるのは、再感染の問題もありますが、噛み合わせなどの問題で生じることもあります。

シロシロ様は、定期健診に行かれていましたか??

かりに行って無かったと仮定したら、定期健診で噛み合わせのチェック等で、そこまで大きな問題にはなっていないことも考えられます。

残念な結果に終わり、心中お察しします。

でも、失敗に終わった結果には医師に責任がありますが、全否定することだけはおやめいただけたら幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-07-04 14:03:55
>昨日の夜から色々のことについてまた調べてて、結局また不眠症におちいりました。

いや、だからこのサイトには来ない方がいいですよ。
なんらここで解決することはないのですから。
不安要素をご自身で探されて。。。


で、

>しかし先生に4年前専門医で治療した根っこが、内部吸収しているといわれました。

内部吸収のはっきりした原因は分かっていません。

また内部吸収は、神経を取る処置によって止まると学校で私は教わりました。
外部吸収であったにせよ、神経を取った歯では結構見られます。
この歯根吸収も詳しい原因は分かっていません。


結果が思わしくないと、治療した先生の責任にされがちですがこれは違いますよ。
先生は、あなたの体を良くしようとして行った処置なのですから。

また外科か抜歯かで悩まれているようですが、今の専門医の考え方は

1、通法の歯内療法を行い、治らないものに関しては
2、外科的アプローチ(根切意図的再植術)という流れです。

通法の歯内療法だけでは残せない歯もあります。

医療に絶対を求められれば、白・黒はっきりつけるために抜いてしまって、インプラント入れ歯の方が予後の見通しは立てやすいですね。

本来動物は、虫歯が神経に達した時点で抜歯が宿命付けられています。
人間だけが神経の治療を行い歯を保存するすべを得ましたが、全ての歯の保存は出来ません。
目に見えない細菌を相手にする以上、将来もかなり画期的な物・方法が出てこない限り難しいと思います。


>どうしてオーバーにされるんですか?
>オーバーだとダメなんですか?
>やっぱりアンダーのがいいんですね。

その専門医には問い合わせましたか!?
根充の話は前回したのでしませんが、根充方法は先生により考え方も色々です。

治療をした先生に聞いてみてください。


>専門医の根の治療もあてにならないのですね。
>マイクロやラバーダム使っても意味ないのですね。

医療行為なので100%はないですよ。
専門医と言っても成功率が多少高くなるという程度です。

マイクロやラバーダムもあった方がいいと言う程度で、結果を保証するものでないと何回も書いていますが。。。
あれば確実に良くなる道具などありませんよ。


クレームをここに書くのは止めてください。

もう見ないほうがいいと思いますよ、完全に歯チャンネルが裏目っていますよ。

あなたの体を治せる可能性があるのは、あなたと直接向き合ってくれる先生だけです。
ネットで頭デッカチになっているだけです。

もしあなたが医療従事者になれば、嫌でも医療の限界など直に分かると思いますよ。

科学的な面も出てきていますが、殆どで人事を尽くして天命を待つと言うのが今の状況です。
特に根の治療はやってみてどうなるか、待つだけです。

私の毎日だって、最善は尽くしますが、その後は祈るだけです。



お大事に
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: シロシロさん
返信日時:2009-07-04 15:26:34
中山先生ありがとうございます。

優しいですね。

定期健診に行かれていましたか??

行ってました。
半年に1回は行ってました。
レントゲンはとってませんでしたが。


>保障という感じで、なるべく、患者様への負担は少ないように治療を勧めると思いますが(例えば、インプラントを安くするとか、外科処置をやすくするとか)、かといって、全否定をされてしまっては、こんなに悲しいことはないです。

先生は保証もなにもしてくれないみたいです。
なんか契約書?にそんなことはのってなかったみたいだから。
すみません、中山先生を否定してるわけではないので。


>でも、失敗に終わった結果には医師に責任がありますが、全否定することだけはおやめいただけたら幸いです。

否定というか、なんか悔しいんです。
あんなにお金かけたのに何で4年でこんなになったのか。
つらくてたまらないです



井野先生ありがとうございます。

先生の文を読んで、なんか怒りたいような泣きたいような気分です。

>不安要素をご自身で探されて不眠になって、それを他人のせいにするとしか理解できませんが!?

違いますよ、だって現実ですから。
不安要素探しても、もう外科手術か抜歯しかないんだから。

僕は良い方法を探そうと探そうとして、のことを調べてたんです。
不安要素なんてもう探すものなんてない。
だってもう実際に抜かなきゃいけないかもしれないのに。
でもやはり良い方法なんて見つかりませんでした。


>目に見えない細菌を相手にする以上、将来もかなり画期的な物・方法が出てこない限り難しいと思います。

それを専門医の先生には言ってほしくなかったです。


>その専門医には問い合わせましたか!?

問い合わせてみた所、垂直加圧で行った、診てないとなんともいえないが、CTもとったなら吸収しているのは確かですね、といってました。
謝罪もなし。
悔しい。


>クレームをここに書くのは止めてください
>ネットで頭デッカチになっているだけです。

ひど・・頭デッカチではないし、信じていた専門医に裏切られた気持ちがわかりますか。

現実に起きたことをどう受け止めたら、とまどってるだけです。
抜歯にならないように、良い方法がないかと歯の方法を探してるだけです。

僕はネガティブだけど、自分なりに必死で前向きに歯のことと向き合ってるつもりです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-07-04 17:12:55
シロシロさん

専門医の先生に治療して頂いたにも関わらず、結果が思わしくなかったのですね。

実際の治療過程はここではわかりませんが、どんなにベストを尽くして治療を行っても歯科治療の成功率は100%ではありません。

90%の成功率だとしても、10本に1本は失敗するわけです。


シロシロさんは、少しでもを残す可能性を高くしたいと思い専門医による治療を受けられたのだと思いますが、高額な治療を受けるのであれば、患者側にもそれなりに知識とコミュニケーション能力が必要だと僕は思っています。


今回の場合でも事前に、

・失敗する可能性があること
・失敗した場合の対応・保障について

きっちりと話し合っておけば、このようなことにもならなかったのではないでしょうか?


もちろん、こういったことを患者さんが理解できるように説明することも医師の務めだと思いますが、そうは言っても全ての歯科医師がこういったことに気遣いができるとは限りません。

だからこそ、

"患者側にもそれなりに知識とコミュニケーション能力が必要"

だと思うのです。



僕は患者さんの味方をするつもりも、歯科医師側の味方をするつもりもないですが、

「専門医の根の治療もあてにならないのですね。
マイクロやラバーダム使っても意味ないのですね。」

というような言い方をしてしまうと、それを専門にされている先生は当然気を悪くされてしまうでしょうし、かといって気持ちが落ち込んでいる患者さんに対して、井野先生もちょっと書き方がきつすぎるかなぁ…という気はします。



とにかく、過ぎてしまったことはもう取り返しがつきませんので、どうすることが今後ベストに近いのかを考えるしかないのではないでしょうか?

歯の状態がよくわからないので、どの方法がベストなのかもわかりませんが、少なくとも一番重要なことは、シロシロさんが「この人になら自分の体を任せてもよい」と思えるような歯科医師を見つけることではないかと思います。

ただ、すでにかなり医療不信っぽい感じになってしまっているようにも文面からは読み取れますので、歯科難民になってしまわないかということも非常に心配です。


一般論で考えると、歯がまだ残せる可能性があるのであれば根の治療が得意な先生にかかることが医学的にはベストだと思いますが、シロシロさんがもう100%成功するかどうかもわからない治療に高額な治療費を払うのはバカバカしい!と思われたり、信頼できる歯科医師が見つけられない場合は、いまのかかりつけの先生に相談されるのが現実的ではないかと思います。


万が一抜歯になってしまったとしても、シロシロさんの人生は歯一本のためにあるわけではありませんから、今はショックで大変だと思いますが、そこまで気を落とされる必要もないと思いますよ。

何の慰めにもならないと思いますが、抜歯になったことがない人なんてごく少数ですし、もっともっと大変なことは今後たくさんあると思います…

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-07-04 21:13:06
言い過ぎました・・・

すみません^^;

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-07-05 06:51:44
シロシロ さん
おはようございます。

「今日今治療しているところが全部終わりました。」

ひとまず終わったと思ったら、また問題発見で、色々心配なことがあるんですね。

確かに、高い費用をかけて治療し、また問題が起こっているのを指摘されたら、心配になると思います。

しかし、シロシロさんが良いと思って通われたのですから、それは最善の選択だったのかもしれません。


とりあえず、質問にお答えいたします。



「4年前専門医で治療した根っこが、内部吸収しているといわれました。
レントゲン診ると黒いです。
CTもとりました。」

読み落としまもしれませんが、このはどこの歯でしょうか?
普通は、根の内部吸収は滅多にみられるものではありません。
ぶつけた経験のある歯ではないのでしょうか。

オーバーフィリングされてしまったことが原因で起こる訳ではありません。

ですから、何本かオーバーフィリングされている歯があったとしても、それが、将来絶対に悪くなる訳でもないです。

黒い陰があるのは、根の先なのか、歯の根の内部の部分かがわかりませんので、本当に内部吸収かどうかもわかりませんが、(すみません、私は全てを自分の目で確認しないとはっきり言いません、非常に多くの例で診断のエラーがあるのを知っているので)それが歯根の内部吸収だとすれば、歯が溶けてきているわけで、少なくとも、根管治療をすることが原因ではおこりません。

内部吸収している場合は、抜髄神経を取る)をすることになります。

もちろん、内部吸収が過去にあり、抜髄した歯が感染し、再度根管治療したのかもしれません。
その場合も、根管治療を専門医が行なった際にはもうすでに内部吸収があったことになります。
(別に専門医を擁護しているわけではありません、考えられることを書いているのです)



「もう一度再治療はできず外科治療、もしくは抜歯だといわれました。」

再治療が出来ないことはありません。
それは難しい状態なのでしょうが、内部吸収ならば、歯の根の中に吸収が起こっているわけですから、外科治療では治りません。

おそらく、診断が誤っているか、シロシロさんへの伝え方が悪かったか、ではないかと思います。


「オーバー治療をされた根がまだあります。
この歯もいつか内部吸収されるんですか?」

いいえ。



「オーバーだとダメなんですか?
やっぱりアンダーのがいいんですね。」

もちろん、その可能性は高いと多くの研究では言われています。
ですが、実際はその歯の中に細菌がいるかどうかであって、オーバーフィリングされていても、良くなっていくことはあります。



「専門医の根の治療もあてにならないのですね。
マイクロやラバーダム使っても意味ないのですね。」

ここでも、「専門医」の用語の問題があります。
アメリカとかヨーロッパと違い、日本には本当の意味での「専門医」は数名しかいません。

日本の学会での「認定医」では、その臨床への取り組みが異なることもあります。

しかし、「マイクロやラバーダム」を使用して治療するということは非常に時間がかかることです。

シロシロさんの歯のことを、少なくとも考えたアプローチだったのではないでしょうか?

もしかして、シロシロさんが、専門医の先生に今悩んでいる歯が具合が悪いかも、ということで相談されたら、「もう一度再治療はできず外科治療、もしくは抜歯だ」と突き放したように言うとは思えないのですけどね。

「きちんとやったつもりなんだけど、もう一度やってみます」と、言ってくれるかもしれないのではないでしょうか。

私のところにも、本当に専門医と呼ばれる先生のところで治療した後、具合が悪くなっていらっしゃる患者さんは結構います。
それが、治療してすぐの場合もあります。

残念ですけど、日本で専門医と呼ばれている先生が治療してもうまくいかないことってあるみたいです。

ですが、オーバーフィリングで痛みが続くことは無いですよ。
それは一時的なことです。
普通は数日で治まるはずです。

もしも治まらない場合は、何かほかに原因があります。



「不眠症におちいりました。」

健康とは、体が実質的に悪いだけではなく、心身ともに健康な状態をいいますので、、、、、
少し落着くといいですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: シロシロさん
返信日時:2009-07-05 07:42:50
田尾先生ありがとうございます。

優しいですね。

>・失敗する可能性があること
>・失敗した場合の対応・保障について
>きっちりと話し合っておけば、このようなことにもならなかったのではないでしょうか?

そうですね、せめて対応と保証のことを話しておけばよかったです。


歯科難民になってしまわないかということも非常に心配です。

心配してくれてありがとうございます。
僕はもう歯科に行きたくないです。
どこに行けばいいかもわからない。

腕の良い先生は誰なのか、誰を信用できるのか、もう誰も信用できないです。


>何の慰めにもならないと思いますが、抜歯になったことがない人なんてごく少数ですし、もっともっと大変なことは今後たくさんあると思います…

この一言で少し慰められました。
ありがとうございます。
田尾先生の記事を読んだら涙がでました



井野先生ありがとうございます。

先生は書いていた記事を削除されて、謝罪文をうったみたいですね。
その事に対しての謝罪ですか?

根管治療は保証できるものではない。
保証はしない、みたいな田尾先生の言葉に批判する長文を書かれたみたいですが。

専門医にそんな事いってほしくない、井野先生も僕が受けた先生と同じで失敗した場合の保証はしないんだ、謝りもしないんだ、と思って記事を読んで悲しくなって、昨日パソコンを閉じた記憶があります。
それを訂正するということですか?


>クレームをここに書くのは止めてください
>ネットで頭デッカチになっているだけです。

これに対しての謝罪ですか。
この言葉は辛かったんで謝ってもらえてよかったです。



宮下先生ありがとうございます。

>読み落としまもしれませんが、このはどこの歯でしょうか?
>普通は、根の内部吸収は滅多にみられるものではありません。
>ぶつけた経験のある歯ではないのでしょうか。

4番の歯です。
ぶつけたことはないです。


>何本かオーバーフィリングされている歯があったとしても、それが、将来絶対に悪くなる訳でもないです。

それを聞いて安心しました。


>非常に多くの例で診断のエラーがあるのを知っているので

そうなんですか?
僕まだ諦めないでいいですかね?
もう一度専門医の所に受診した方がいいですか?

でももうどこの専門医の所に行けばいいのかわかんないです。
もう恐怖しかなくて


>再治療が出来ないことはありません。

少し希望がもてました。


>残念ですけど、日本で専門医と呼ばれている先生が治療しても
うまくいかないことってあるみたいです。

はい、現実をうけとめます。


>健康とは、体が実質的に悪いだけではなく、心身ともに健康な状態をいいますので、、、、、
>少し落着くといいですね。

昨日は一晩中泣いていました。
記事を読んで少し落ち着きました。
今日は寝れるといいんですが。
ありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-07-07 21:32:58
落ち着かれましたかね!?

>日本で専門医と呼ばれている先生が治療してもうまくいかないことってあるみたいです。

今のアメリカ系エンドの考え方は、歯内療法で治らないものは外科的歯内療法で治すと言うのが今の考え方です。

http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/surgery.html
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/microscope.html



3回再治療している歯がオーバー根充になり、不安で眠れない

感染根管で再々治療を受けられたのであれば、

の中にバイオフィルムが出来てしまっている、
・人間の手では届かない処に細菌が住み着いている、
・本来住み着けない歯の外に細菌が生息できる環境が出来上がってしまっている

が十分考えられます。

こうなってしまったものは、外科で悪いところを根こそぎ取るというものが外科的歯内療法です。

たぶん私も外科プランを提示すると思います。

歯の中の治療には限界があります。
もしこうなるのが嫌であれば、抜髄にならないようにするしか方法はありません。

また根の再治療になると成功率もガクッと落ちるので、もし抜髄になった場合1回目から専門医にかかられた方が後で安心できると思います。

感染根管になってから専門医を受診しても治療費は高くなるし、治療期間はかかるし、成功率は落ちるしと良いことはありません。



宮下先生の言う

>アメリカとかヨーロッパと違い、日本には本当の意味での「専門医」は数名しかいません。

は本当です。

頻繁に書くのですが、日本には専門医制度はありません。
私を含め多くが自称です。

宮下先生や、海外で専門医と同じカリキュラムで研鑽を積まれたきた先生のみを歯内療法専門医と定義すると、残念ながら日本には歯内療法専門医は10名ぐらいだと思います。


専門医、専門医このサイトで書いていますが、???と言う先生もおられます。

事実、私の歯科医院にも専門医と言う先生の歯科医院にかかられていて、なかなか症状が取れず困って転院して来る方も年に数人します。
出来るだけ逆はないようにしていますよ^^;

はっきり言えば私は宮下先生とは天と地ぐらい差はありますが、患者さんが私の処に来てくれる以上全力で治療は行います。

現状「専門医」と言っても、認定機関がない限り専門医と言う言葉は100%は信頼しない方がいいかもしれません。。。



先日ある専門医の先生とお話させて頂きましたが、

「歯内療法専門医を名乗るならそれだけ(根の治療のみ)だけをしてもらいたい」
とおっしゃられていました。

確かに専門性を本当に追求するなら、選択できる・するものは1つになると思います。


私も数年後には、歯内療法だけ行うようになっていたいです。
(今来ていただいている患者さんの詰め物の保障期間は、きちんとフォローさせて頂きますよ^^;)

現状、私が知る範囲で、東京大阪でしか根の治療だけを行う歯科医院はいないと思います(数件しかありません)

もし、より信頼できる専門医を探すのであれば、歯内療法のみを行っている歯科医院を探され受診した方がいいと思います。



きちんと寝てくださいね。
お大事に
 

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-07-08 21:48:49
井野先生
こんばんは

「私は宮下先生とは天と地ぐらい差はありますが、患者さんが私の処に来てくれる以上全力で治療は行います。」

井野先生は、私がどのような臨床を行なっているかをご存じないでしょうから、そういう比較はされない方がいいと思います。

また、私が先生の回答を読む限りは、素晴らしい仕事をしていると感じています。

そんなに違わないのではないでしょうか?

専門医教育を受けた人は、確かに数名しかいません。

そういう人は今その専門分野の仕事を行なっている時に、

「なぜ、それを行なっているのか」
「それをどのようにしたら良いのかがわかっている」

のであって、

「治療がうまい」

のとは訳が違います。

本当にその治療が正当なものなのかという判断が、客観的にできるかどうかが異なる訳で、どんどん紹介される患者を治療して行く専門医もいますから、

ーーーーー

私は専門医となったわけですが、今は専門医であることよりも重要なものがあると気づいた開業医です。

数年前の歯内療法学会でコーディネーターを任された時に、有名な歯内療法専門医と呼ばれる方が、とても保存できそうにない歯牙根管治療を、素晴らしいテクニックで治療している症例を発表されたので、

「インフォームドコンセントについてどのようにお考えですか?」

とお聞きしました。

そうすると、

「治療前には、しっかりとインフォームドコンセントをとっている」

と答えられました。

私は、歯周病の観点から、間違いなく保存できそうにもないと思えるなのですが、この方は、インフォームドコンセントがどういうことを意味するのか理解されていないようなので、ディスカッションできませんでした。

歯内療法専門医は、確かに歯内療法だけを行なって良いと思います。

ですが、少なくとも、その歯牙が保存できるのかどうかくらいは診断できるようになっていないと、ただ費用がかかるだけで将来抜歯になってしまいます。

歯周病の診断が甘すぎるのが、一般開業医ですから。
その開業医から紹介されて専門医にかかったところで、その歯の根管は素晴らしい治療がされますが、それだけなのです。

過去に開業医からの紹介で、根管治療だけの依頼で治療した歯がその歯科医院に継続して通院しているにもかかわらず、数年後に歯周病やう蝕が進行し、抜歯になってしまった人も何人もいます。
補綴咬合習癖が考慮されず、歯根破折になった人もいます。

専門医であることに喜びは感じないようになったわけです。

その後まで、自分がきちんと管理してあげれば、もっと良かったと後悔しているのです。

ですから、現在は、あまり根管治療だけの治療はしていません。

患者さんまるごと診てあげたいと思うようになったのです。

井野先生はご自身の方向で臨床を進まれてよろしいと思います。
私は、このような変化が2003年頃にあったのですよ。

今の臨床の方が、楽しいですし、やりがいがあるように感じています。
いろいろと難しいですけどね。

いらないことを書いたかもしれません。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-07-09 12:42:35
宮下先生

本文とは関係ないのですが、質問させていただいてよろしいでしょうか?

井野先生の中で

>先日ある専門医の先生とお話させて頂きましたが、
>「歯内療法専門医を名乗るならそれだけ(根の治療のみ)だけをしてもらいたい」
>とおっしゃられていました。

と出てきます。

僕も専門医になりたかったのですが、宮下先生のおっしゃるとおり、その後の処置の問題や、「続きもここで」なんて人が多くなってきて、結局、非常に狭いコミュニティで紹介をしてもらっているという事になっています。
(もちろん、海外でのトレーニングも履修してないですけど)

その辺の兼ね合いとかの問題をどう解消していくのか?等をお聞かせ願えると、勉強になりますので、お忙しいことと思いますが、お聞かせ願えたら幸いです。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-07-11 21:37:36
中山先生
こんばんは

ーーーーー
歯内療法専門医を名乗るならそれだけ(根の治療のみ)だけをしてもらいたい」
ーーーーー
確かに、そういうスタイルの方が、紹介をしてくる歯科医には都合が良いのではないでしょうか?
また、そうしていかなければ、紹介をしてくれなくなります。
ですから紹介を受ける歯科医にも都合が良い訳です。

それは各歯科医のスタイルなので、どういうスタイルかは歯科医自身が決めれば良いことでしょう。

私の経験から言えば、根管だけを治療していくのは楽でしたよ。
しかし、現実的には、様々な問題を感じるようになるでしょうね。

ーーーーー
「続きもここで」なんて人が多くなってきて、結局、非常に狭いコミュニティで紹介をしてもらっているという事になっています。
ーーーーー
これは、紹介パターンのくずれの現れですね。

私の場合は、最初の3年間は99.9%開業医からの紹介でした。
(わずかに飛び込みの患者さんがいました)

私の場合も、開業後3年後にはこういう状態になってきましたので、気持ちは良くわかります。

この後どうなっていくかと言うと、私の場合は、元の先生のところに帰るように患者さんに良く説明して、どうしても、こちらに来たいのであれば、その先生の許可を得てから再び予約を取ってもらうように言いました。

患者さんのタイプによっても異なりますが、意外と、これがいけないアドバイスだったようで、実は患者さんは宙ぶらりんになってしまって、どこに行って良いのかわからなくなります。

それから、もちろん開業医からの紹介がなくなっていきます。

患者さんの依頼を受ける臨床をしたいのであれば、専門の部分のみを治療し、だけ診て帰ってもらうしかありません。

私の場合は、専門が診断や歯内療法のみならず、歯周病も専門ですので、開業医からの紹介に多くの問題点を発見してしまったのです。

そして紹介元の先生が大きな問題に全く気づいていない場合は、手紙にそれを書くようにしていました。
(それが著名な大先生に対してもそうしてきました)
これを続けると、紹介はなくなります。

そういううるさい歯科医には紹介してこないのですよ。

そして、黙って根管だけを治療してくれる、都合の良い先生に紹介したいのでしょう。

私達は、自分の行なった仕事は、紹介の患者であろうと、例えば4年後にどうなっているのかを調べてきました。
助かっていない歯も結構あるのです。
二次カリエスになっていたり、歯周病が進行してたり)
がっかりでした。


ーーーーー
私達は、紹介してもらうための(こびへつらった)臨床をしたくありませんでした。
(ひどい開業医はいくらでも過去にいました)

患者さんのためには、何が最も大切なのかを考えた臨床を行ないたかったので、悪い部分も全て隠さず、患者さんには伝えるようにしました。

場合によっては、「本当に必要なことは、根管治療ではない」ことも伝えてきました。
そうして今の臨床があるのです。

歯を助けたい一心で専門医を捜して来院された患者さんの大部分が、実は数年後にはしっかりと歯を管理できていないことがほとんどなのです。
専門医の無力さを感じる10年だったのです。

今は仕事は専門医の内容ですが、実際は患者さんをまるごと診る臨床にしたわけです。

なので、今は患者さんの紹介をしてこられる先生は、私を良くご存知の本当に限られた方だけです。
それが良いと私達は考えたからです。


臨床をどう考えるかです。

A:開業医のために専門である自分の力を注ぐ
B:自分のために専門である自分の力を注ぐ
C:患者のために自分の力を全て注ぐ

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-07-12 08:16:47
宮下先生>

ありがとうございます。

今後の臨床を組み立てる上で非常に参考になりました。

 

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2009-07-14 09:05:13
井野先生
おはようございます。

先生には私の失敗を繰り返さないように、頑張ってもらいたいですね。

もう1つだけ。

やはり臨床はいつになっても難しいものです。

自分の感覚としては、若い頃が一番臨床を簡単だと感じていたと思います。

深い臨床をやっていると、段々とそれを難しいものと感じるようになり、次第に自信がなくなっていくと同時に、色々な種類の失敗を経験していきます。

もちろん治療自体の失敗のことではありません。
(それを失敗と認識しないかもしれませんが、私達はしています)

私達のように過去10年で来院された200人の患者さんのうち、全員追跡しようとしているが、残念ながら170人しか追跡できなくて、その結果、得た臨床の結果(A)と、例えば開業後20年で10000人の患者が初診で来院されて、そのうち今も定期的に来院されている患者が200人の場合では(B)、意味が全く異なります。

9800人も脱落があるわけですから、(私達にとってはこの時点でほとんど失敗に近い臨床なのですが)その結果が良いのか悪いのかわかりません。

以前、タイヨウ先生が開業される時にもアドバイスしましたが、全員追跡してみてくださいと。

そうすると、自分の出来ていない部分にやっと気づくのです。

(B)をベースに話をしてもそれは思い込みバイアスって言われます。
(A)をベースにデスカッションしましょう。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2009-07-14 21:22:09
タイムリーに今週末、友人に同じようなことを言われました^^;

今の臨床が完全に先生のおっしゃる

>B:自分のために専門である自分の力を注ぐ

であり、根充が綺麗に出来ただけになってしまっています。。。

友人にも
「ただ治療が上手い先生になりたいのか!?」
それとも。
「専門医としてやっていきたいのか!?」
よく考えた方がいいと言われてしまいました・・・


>(A)をベースにデスカッションしましょう。

とりあえず、全症例1年予後までは追ってみたいと思います。
その後3年、5年と言うことも考えたいと思います。

私なりの診療スタンスを考え、先生とデスカッション出来るようにコツコツやってみます^^


ありがとうございました。
 




タイトル 4年前に専門医で根管治療をしたにもかかわらず内部吸収している
質問者 シロシロさん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
根管治療の専門医
根管治療に関するトラブル
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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