6歳、受け口の矯正でチンキャップを強く勧められて迷っています
相談者:
みゆうママさん (31歳:女性)
投稿日時:2009-07-31 13:46:13
6歳の息子が受け口で、現在かかりつけの小児歯科医院でチンキャップでの矯正を勧められています。
矯正も行っている医院で無料でしたので、レントゲンや歯の型を取ったりの検査も致しました。
今すぐにチンキャップでの矯正を行わなければ、将来どんどん顎が出てきて、将来歯につける装置での矯正を行っても、歯を抜いたり、骨を削ったりしなくてはいけなくなると言われ、悩んでおります。
今からチンキャップをすれば、顎の成長が抑えられ、歯につける矯正をしたとしても歯を抜かなくても良くなると言われました。
息子の性格上、チンキャップを大人しくかぶってくれるとも思えず、また、成長が止まるまでしなくてはいけないと聞き、主人もかわいそうだと言い、決断できずにいます。
また、チンキャップを今のうちからしておかなければ、歯につける装置での矯正で受け口が治ったとしても、外観から見て顎が突き出た状態は治らないとも言われました。
半年ほど前、矯正専門の医院で診てもらった際は(相談だけで、レントゲンなどの検査はしておりません)、小学校に上がるまで様子を見ましょう、そんなにひどい状態ではないので、それからでも治療は十分間に合いますと言われ安心しておりましたが、小児歯科の定期検診の度に、チンキャップを強く勧められ困惑している次第です。
また、矯正の装置と定期的な診察代も込みで、11万円という金額は妥当でしょうか?
お忙しい中、申し訳ございませんが、先生方のアドバイスをお願い致します。
矯正も行っている医院で無料でしたので、レントゲンや歯の型を取ったりの検査も致しました。
今すぐにチンキャップでの矯正を行わなければ、将来どんどん顎が出てきて、将来歯につける装置での矯正を行っても、歯を抜いたり、骨を削ったりしなくてはいけなくなると言われ、悩んでおります。
今からチンキャップをすれば、顎の成長が抑えられ、歯につける矯正をしたとしても歯を抜かなくても良くなると言われました。
息子の性格上、チンキャップを大人しくかぶってくれるとも思えず、また、成長が止まるまでしなくてはいけないと聞き、主人もかわいそうだと言い、決断できずにいます。
また、チンキャップを今のうちからしておかなければ、歯につける装置での矯正で受け口が治ったとしても、外観から見て顎が突き出た状態は治らないとも言われました。
半年ほど前、矯正専門の医院で診てもらった際は(相談だけで、レントゲンなどの検査はしておりません)、小学校に上がるまで様子を見ましょう、そんなにひどい状態ではないので、それからでも治療は十分間に合いますと言われ安心しておりましたが、小児歯科の定期検診の度に、チンキャップを強く勧められ困惑している次第です。
また、矯正の装置と定期的な診察代も込みで、11万円という金額は妥当でしょうか?
お忙しい中、申し訳ございませんが、先生方のアドバイスをお願い致します。
回答1
回答日時:2009-07-31 19:25:38
こんばんは。
受け口(反対咬合)の治療は、早めをお勧めしています。
(もちろん、状況にもよりますが・・・)
説明の仕方は十人十色ですが、似たような説明をすると思います。
骨の「前方への過剰成長」を抑えようとするための装置です。
5歳の男の子で、チンキャップと上顎への拡大床を使った矯正で、横顔も含めて「良い感じ」で治ってくれたことがあります。
その子は「チンキャップという変身キット」を愛用してくれたことも関係あったように思います。
>矯正の装置と定期的な診察代も込みで、11万円という金額
「予防矯正」としては、相場の範囲内だと思います。
心配なら半年前に診てもらった矯正専門医院で改めて診てもらってはどうですか?
受け口(反対咬合)の治療は、早めをお勧めしています。
(もちろん、状況にもよりますが・・・)
説明の仕方は十人十色ですが、似たような説明をすると思います。
骨の「前方への過剰成長」を抑えようとするための装置です。
5歳の男の子で、チンキャップと上顎への拡大床を使った矯正で、横顔も含めて「良い感じ」で治ってくれたことがあります。
その子は「チンキャップという変身キット」を愛用してくれたことも関係あったように思います。
>矯正の装置と定期的な診察代も込みで、11万円という金額
「予防矯正」としては、相場の範囲内だと思います。
心配なら半年前に診てもらった矯正専門医院で改めて診てもらってはどうですか?
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2009-07-31 21:32:18
私も吉岡先生の
>受け口(反対咬合)の治療は、早めをお勧めしています。
と同様に考えてます。
ただ、状況によっては、自然に改善する場合もありますので、
「小学校に上がるまで様子を見ましょう、そんなにひどい状態ではないので、それからでも治療は十分間に合います」
という判断をされる先生もおられると思います。
どちらの判断が正しいかは、後になってみないとわかりません。
ただ、
>息子の性格上、チンキャップを大人しくかぶってくれるとも思えず、また、成長が止まるまでしなくてはいけないと聞き、主人もかわいそうだと言い、
だとしたら、やめておいたほうが良いかもしれません。
本人と保護者の理解なくして矯正治療の成功はありえませんので。
>受け口(反対咬合)の治療は、早めをお勧めしています。
と同様に考えてます。
ただ、状況によっては、自然に改善する場合もありますので、
「小学校に上がるまで様子を見ましょう、そんなにひどい状態ではないので、それからでも治療は十分間に合います」
という判断をされる先生もおられると思います。
どちらの判断が正しいかは、後になってみないとわかりません。
ただ、
>息子の性格上、チンキャップを大人しくかぶってくれるとも思えず、また、成長が止まるまでしなくてはいけないと聞き、主人もかわいそうだと言い、
だとしたら、やめておいたほうが良いかもしれません。
本人と保護者の理解なくして矯正治療の成功はありえませんので。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-08-01 06:45:34
みゆうママさま、おはようございます。
お子さんが反対咬合で、チンキャップでの矯正治療をすすめられて迷っていらっしゃるのですね。
反対咬合といってもひとくくりには出来ません、例えば切歯の方向が悪くて反対に咬んでいるものから、下顎骨が上顎骨より大きくて反対にかんでいるものまで様々です。
下顎骨が大きい症例なら、程度にもよりますがチンキャップでは治せない場合もあります。
このようなときは、成人してから外科手術によって下顎骨を後方へ移動して治すことになります。
一方上下の切歯の方向が良くないためになった反対咬合なら、簡単に治すことが出来ます。
文面からだけではお子さんの反対咬合がどのようなものかは分かりません、したがってチンキャップが適応なのかどうかについても分かりかねます。
実際に検査をしたうえで分析して判断することが必要です。
>今すぐにチンキャップでの矯正を行わなければ、将来どんどん顎が出てきて、将来歯につける装置での矯正を行っても、歯を抜いたり、骨を削ったりしなくてはいけなくなると言われ、悩んでおります。
末端肥大症でもない限りありえないと思います、成長パターンは変わらないと言われています。
したがって今と同じような感じの顔かたちで成人すると思います、ただ年齢からは中顔面から下の成長の方が比率としては大きいので多少コンケイブ(受け口)な感じになるかもしれません。
>今からチンキャップをすれば、顎の成長が抑えられ、歯につける矯正をしたとしても歯を抜かなくても良くなると言われましたが・・・
これについては拝見して分析しなければ判断できません、しかしチンキャップで下顎骨の成長は押さえられないというのが一般的な考えだと思います。
成長の方向をコントロールして、前方成長を下方へ変えていると考えられています。
>また、チンキャップを今のうちからしておかなければ、歯につける装置での矯正で受け口が治ったとしても、外観から見て顎が突き出た状態は治らないとも言われました。
骨格性の反対咬合なら、チンキャップをしてもコンケイブな感じを改善することは困難です。
>小学校に上がるまで様子を見ましょう、そんなにひどい状態ではないので、それからでも治療は十分間に合いますと言われ安心しておりましたが、小児歯科の定期検診の度に、チンキャップを強く勧められ困惑している次第です。
経験を積んだ矯正家なら検査をしなくても大体の診断はつきます、したがってそれほど間違ってはいないようには思うのですが、診断能力は様々なので断定は致しかねます。
>矯正の装置と定期的な診察代も込みで、11万円という金額は妥当でしょうか?
金額だけを取り上げれば妥当だと思います、少なくとも私の所より安いと思います。
矯正治療は患者さんの協力がないと成り立ちません、幾ら急がなくてはならない症例でも、本人の協力の可能性が少ないのなら私ならお引き受けすることはないと思います。
結局、子どもさんは主治医とお母さんにいつも注意を受けてチンキャップをいやいやすることになるでしょう。
お母さんもそのうち腹を立てて叱り飛ばすことになるかもしれません、主治医ももしかすると子どもさんにいやみのひとつも言うことになるかもしれません。
これでは信頼関係など築くことは出来ないでしょう、親子の間もギクシャクすることになるかもしれません。
そこまでして反対咬合の治療が必要かどうか、考えてみる必要があるように思います。
もう少し子どもさんの成長発育を待って、病識(反対咬合の認識)が出来るまでじっくり待って、本人が治したいと思ってから矯正治療を始められたほうが無理のない治療になると思います。
もし骨格性の反対咬合が絡んでいたら、成長が止まるまで続ける必要がでてきます。
このような場合見切り発車で矯正治療を始めたら、思春期を迎えたときかなり困難な状況に成る可能性があります。
今後どうなさるかよく考えた上で結論を下されたほうがいいように思います。
参考になさってください。
チンキャップ http://yamadashika.jugem.jp/?cid=116
お子さんが反対咬合で、チンキャップでの矯正治療をすすめられて迷っていらっしゃるのですね。
反対咬合といってもひとくくりには出来ません、例えば切歯の方向が悪くて反対に咬んでいるものから、下顎骨が上顎骨より大きくて反対にかんでいるものまで様々です。
下顎骨が大きい症例なら、程度にもよりますがチンキャップでは治せない場合もあります。
このようなときは、成人してから外科手術によって下顎骨を後方へ移動して治すことになります。
一方上下の切歯の方向が良くないためになった反対咬合なら、簡単に治すことが出来ます。
文面からだけではお子さんの反対咬合がどのようなものかは分かりません、したがってチンキャップが適応なのかどうかについても分かりかねます。
実際に検査をしたうえで分析して判断することが必要です。
>今すぐにチンキャップでの矯正を行わなければ、将来どんどん顎が出てきて、将来歯につける装置での矯正を行っても、歯を抜いたり、骨を削ったりしなくてはいけなくなると言われ、悩んでおります。
末端肥大症でもない限りありえないと思います、成長パターンは変わらないと言われています。
したがって今と同じような感じの顔かたちで成人すると思います、ただ年齢からは中顔面から下の成長の方が比率としては大きいので多少コンケイブ(受け口)な感じになるかもしれません。
>今からチンキャップをすれば、顎の成長が抑えられ、歯につける矯正をしたとしても歯を抜かなくても良くなると言われましたが・・・
これについては拝見して分析しなければ判断できません、しかしチンキャップで下顎骨の成長は押さえられないというのが一般的な考えだと思います。
成長の方向をコントロールして、前方成長を下方へ変えていると考えられています。
>また、チンキャップを今のうちからしておかなければ、歯につける装置での矯正で受け口が治ったとしても、外観から見て顎が突き出た状態は治らないとも言われました。
骨格性の反対咬合なら、チンキャップをしてもコンケイブな感じを改善することは困難です。
>小学校に上がるまで様子を見ましょう、そんなにひどい状態ではないので、それからでも治療は十分間に合いますと言われ安心しておりましたが、小児歯科の定期検診の度に、チンキャップを強く勧められ困惑している次第です。
経験を積んだ矯正家なら検査をしなくても大体の診断はつきます、したがってそれほど間違ってはいないようには思うのですが、診断能力は様々なので断定は致しかねます。
>矯正の装置と定期的な診察代も込みで、11万円という金額は妥当でしょうか?
金額だけを取り上げれば妥当だと思います、少なくとも私の所より安いと思います。
矯正治療は患者さんの協力がないと成り立ちません、幾ら急がなくてはならない症例でも、本人の協力の可能性が少ないのなら私ならお引き受けすることはないと思います。
結局、子どもさんは主治医とお母さんにいつも注意を受けてチンキャップをいやいやすることになるでしょう。
お母さんもそのうち腹を立てて叱り飛ばすことになるかもしれません、主治医ももしかすると子どもさんにいやみのひとつも言うことになるかもしれません。
これでは信頼関係など築くことは出来ないでしょう、親子の間もギクシャクすることになるかもしれません。
そこまでして反対咬合の治療が必要かどうか、考えてみる必要があるように思います。
もう少し子どもさんの成長発育を待って、病識(反対咬合の認識)が出来るまでじっくり待って、本人が治したいと思ってから矯正治療を始められたほうが無理のない治療になると思います。
もし骨格性の反対咬合が絡んでいたら、成長が止まるまで続ける必要がでてきます。
このような場合見切り発車で矯正治療を始めたら、思春期を迎えたときかなり困難な状況に成る可能性があります。
今後どうなさるかよく考えた上で結論を下されたほうがいいように思います。
参考になさってください。
チンキャップ http://yamadashika.jugem.jp/?cid=116
回答4
ひたちの矯正歯科医院(茨城県牛久市)の秋山です。
回答日時:2009-08-01 10:22:18
反対咬合(受け口)の治療方法は様々あります。
チンキャップの使用もその一つであり、下顎骨の過成長の抑制が目的ですが、昨今、チンキャップでは下顎骨の抑制が出来ないと言う説もあります。
チンキャップを含めての装置の選択や、治療方針は歯科医師の考え方と判断能力にかかっています。
お子様の症状を直接診ていませんので、私がその治療(チンキャップの使用)に関して妥当かは判断できかねますが、ご不安であれば、何件かの矯正専門の先生をお尋ねなってもよろしいかと思います。
そこで一番納得のいく治療をお子様に受けさせてあげて下さい。
チンキャップの使用もその一つであり、下顎骨の過成長の抑制が目的ですが、昨今、チンキャップでは下顎骨の抑制が出来ないと言う説もあります。
チンキャップを含めての装置の選択や、治療方針は歯科医師の考え方と判断能力にかかっています。
お子様の症状を直接診ていませんので、私がその治療(チンキャップの使用)に関して妥当かは判断できかねますが、ご不安であれば、何件かの矯正専門の先生をお尋ねなってもよろしいかと思います。
そこで一番納得のいく治療をお子様に受けさせてあげて下さい。
回答5
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2009-08-01 11:54:12
チンキャップについての是非は皆さんと同じです。
はっきりしたお答えでなくて申し訳ありませんが、やはりこればかりは断定は出来ません。
ただ、
>息子の性格上、チンキャップを大人しくかぶってくれるとも思えず、また、成長が止まるまでしなくてはいけないと聞き、主人もかわいそうだと....
結果的に、これらを乗り越えず治療をしなかった事が逆に将来のお子さんを見て、「かわいそう」だと悩む原因になってしまっても困りますので、よくよくご相談の上でのご決断が必要でしょう。
そのまた逆に「やらなくても正解であった」と納得できる場合だってあわけです。
その予想をうまく頭の中に想像させてくれるような説明をしてくれる歯科医師に行き当たるとよいのですがね。
緊急処置という意味ではないのですから、もう少しお考えになってみてもよいのかも知れません。
はっきりしたお答えでなくて申し訳ありませんが、やはりこればかりは断定は出来ません。
ただ、
>息子の性格上、チンキャップを大人しくかぶってくれるとも思えず、また、成長が止まるまでしなくてはいけないと聞き、主人もかわいそうだと....
結果的に、これらを乗り越えず治療をしなかった事が逆に将来のお子さんを見て、「かわいそう」だと悩む原因になってしまっても困りますので、よくよくご相談の上でのご決断が必要でしょう。
そのまた逆に「やらなくても正解であった」と納得できる場合だってあわけです。
その予想をうまく頭の中に想像させてくれるような説明をしてくれる歯科医師に行き当たるとよいのですがね。
緊急処置という意味ではないのですから、もう少しお考えになってみてもよいのかも知れません。
相談者からの返信
相談者:
みゆうママさん
返信日時:2009-08-03 11:15:48
タイトル | 6歳、受け口の矯正でチンキャップを強く勧められて迷っています |
---|---|
質問者 | みゆうママさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 小児矯正(子供の矯正) 子供の歯並び 子供の歯列矯正 下顎前突(受け口) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。