本当に歯根膿胞なのか、歯科医の診断が不安で信頼できない

相談者: エスマさん (44歳:男性)
投稿日時:2009-07-29 22:31:37
・7,8年前に、上の前歯右1,2番(小4の時に折って1番は差し歯)を歯根膿胞を患い大学病院で切開処置をいたしました。

・そして1年前に今度は左1番(差し歯)を同じ歯根膿胞でまた切開処置をいたしました。
この時は近くの口腔外科も行っている歯医者を見つけ、そこの場所でやっていただきました。

・そして今回1年検診の時に術後、半年ぐらいしてから、鼻の下の方を押すと多少うずくようなことがあることを伝えました。


そしてレントゲンをみるとまた膿胞があるとのことで根が割れている可能性があるので、抜歯しないと、またなるとのことで、自分としてもまた切開となるととても痛いので、抜歯の方向でブリッジにすることにいたしました。

それでその日は上の歯石をとって次回抜歯ということで終わりました。


・2週間後予約を入れたのですが、歯石をとってから2,3日したあと、7、8年前に患った1,2番の歯の上の歯茎が腫れてきてパンパンになって、予約日の前に病院にいこうかと思っていたら、破けて膿が出て楽になったので、予約日に行ってそのことを歯科医に言うと、結局その歯1,2番もまた同じ膿胞が出来ているとの事でした。


もう切開処置はとても嫌ですし、やったとしても歯根膿胞というのはとても再発しやすいとの事なので、いっそのこと3本抜歯してもらうことにいたしました。

そうするともうブリッジはお勧めできないとの事なので、部分入れ歯ということで、納得してお盆明けに抜歯して、仮の入れ歯をするということで帰ってきました。


・そこで疑問に思ったのですが、いままで、7,8年前に処置した1,2番の歯はなんとも無かったのに、歯石をとってから、歯茎が腫れたって感じです。

しかも検診の時にその部分のデンタルレントゲン(もちろんパノラマも撮っています)も撮っているのに歯根膿胞だと分からなかったのかなーとも思います。

前に、違う歯科医院で、痛みがない時に検診で行った時、そこの部分が少し黒くなっていたので、聞くと、

「これはだんだん骨が出来てきているから心配ない」

と言っていました。
それで痛みが出てから行って、レントゲンで黒くなっている部分を見ると、

「少し膿胞が出来ている」

とか言うんですよ!
なんか都合がいい感じがしてこの歯医者はあてにならないと思って、今の歯医者に行った次第です。


・しかしせっかく安心できる歯医者だと思っていたのに、今回みたいなことがあると、なんか不安です。

ホントに1,2番の歯は歯根膿胞なのか?
またそうだとしたら、根幹治療で治らないのか?
またあの歯茎の腫れは外科的なものなのか?
内科的(膿胞)なものなのか?

今現在、痛みはないのですが、以前の切開した跡に沿って、歯茎が多少赤くなっていて良い状態とはいえません。

・このまま、その歯医者を信用して3本抜歯して入れ歯の方向に行くか迷っています。


仮入れ歯の型も採ってしまったし、でもやはり入れ歯には抵抗もあるし、また他の歯科医院を探していくのもたいへんですし、悩んでいます。

次回予約日まで3週間くらいあるので、それまでに結論を出そうと思っています。

だらだらと長くなってしまいましたが、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-07-30 00:28:27
のう胞の診断は、レントゲンではできません。
実際に外科的に除去したものを病理検査してみないと診断できません。

レントゲン上でのう胞のように見えてものう胞でなかったり、部分的にのう胞化していたりと、単純ではありません。

しかし、患者さんにわかりやすく説明するために、”膿の袋があります”などという表現をとることもしばしばあります。



今回の場合、のう胞になっていなくても病変はあるわけですから、何らかの治療は必要になってくるでしょう。


エスマさんの場合には当てはまらないかも知れませんが、一般的に考えられる方法としては、

1)何もしない
2)通常の根管治療
3)外科的根管治療
4)抜歯

と、なると思います。
(私の考えでは、のう胞?を摘出しただけでは、治らないと思います)

1)はもっと状況は悪くなるかも知れませんし、
2)は手間のかかる割りに成功率が低い、
3)はすでに何回も外科処置を受けられて痛い思いをしてみえる、
4)はを失ってしまいその後の修復に問題が残る、

と、いうことになります。


どの方法が適応となるかは、実際に診て見ないとわかりません。

今の先生では、2)は適応症ではないと考えておられるようで、3)はご自身が拒否、残る4)の選択しかないということになります。


どうしても4)も拒否なさりたいなら、2)を適応と考えられる先生がいないか、何軒も当たってみてもらわれるしかないでしょう。

どの選択肢も、メリット・デメリットがありますので、よく考えられて、ご自身にとって一番良い方法を選択されることだと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-07-30 04:34:48
エスマさまおはようございます。

根管治療をしたの予後が不良で、抜歯をして義歯にしたものか再根管治療が出来るのか、悩んでいらっしゃるようですね。

実際に拝見していないので断定は出来ませんが私なら先ず根管治療を試みるでしょう。

その上でうまく行かなければその原因を考えて最良の方法を患者さんの意見もお聞きして決めていくと思います。

参考になさってください。

感染根管治療 http://yamadashika.jp/infection.html

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-07-30 10:47:03
僕なら歯科用CTを撮影してから治療計画を立てます。

ウチは他院さんで「抜歯しかない」と言われた患者さんが多くいらっしゃいます。

そこでCTを撮ってみて、「やっぱりこれは無理ですよ」と言うケースと「いやいや、まだ、残す努力をする価値はあると思いますよ」と言うケースに分かれます。
(半々か、やや後者の方が多いでしょうか)


ただし、歯科用CTの撮影は保険適応になりませんから自費でのセカンドオピニオンと言う形になりますね。

そこで「やっぱり抜歯」と言う場合にはかかりつけの先生の所に戻って治療計画通り進めてもらう事になりますし、「保存治療をする」と言う事になれば自費での治療をスタートさせる事になります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-07-30 17:21:07
エスマさん、こんにちは。

そうですね。

私もタイヨウ先生の意見に賛成です。

CTを撮影することでより多くの情報が得られます。

デンタルやパントモではっきりとわかればよいのですが、はっきりしないときにはCTが必要だと考えます。

参考になれば幸いです。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-07-30 17:48:31
『・そこで疑問に思ったのですが、いままで、7,8年前に処置した1,2番のはなんとも無かったのに、歯石をとってから、歯茎が腫れたって感じです。』

単にきっかけだと思われます。
歯石除去歯茎に変化はもたらされますが、腫脹が縮小しても、膨張することは別の原因です。


『前に、違う歯科医院で、痛みがない時に検診で行った時、そこの部分が少し黒くなっていたので、聞くと、「これはだんだん骨が出来てきているから心配ない」と言っていました。

それで痛みが出てから行って、レントゲンで黒くなっている部分を見ると、「少し膿胞が出来ている」とか言うんですよ!なんか都合がいい感じがしてこの歯医者はあてにならないと思って、今の歯医者に行った次第です。』

レントゲンで黒い像があるからといって、いつでも病気とは限りません。

過去にもっと大きな病気があって、治っている途中でも、これから大きくなる病気でも同じように黒い像に見えます。

レントゲン以外の情報が重要ですし、レントゲンに頼るのであれば時間の経過と共に追跡して撮影することや、角度をさまざまに変えて撮影することが重要です。

手がかりにはなりますが、決定打にはなりえません。
これはCTも同じです。二次元でも三次元でもあくまで影絵です。

診断を行うにはさらに多くの証拠が必要です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: エスマさん
返信日時:2009-07-30 19:23:11
小牧先生、山田先生、タイヨウ先生、畑田先生、佐藤先生ありがとうございます。

あと、もう一つ聞きたいのですが、一応歯科医院では、次回に3本抜いて、前歯ということもあり、即、入れ歯を入れることになっているので、すでに型も採って、出来上がっていると思うのですが、もし先生方がおっしゃっていたように抜歯以外の治療方法を選択した場合、出来上がってしまっている入れ歯の料金は払わないといけないですかね?

自分としては、あとあとの治療に関して、いいかげんにされてしまっても嫌なので、払ってくれといわれたら払うつもりではいます。

結構はっきりとした先生で、ぱっぱっとこなしていくタイプなので、今回も他の治療方法はお勧めできないとか言われてしまうかもしれませんが・・・
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-07-31 12:15:20
んんん‥。

すでに即時義歯は作り始めてしまっているんですよね。
だとすると、今の先生にお任せするのであれば、今から治療計画を変えるのは難しいですよ。

即時義歯は作りました。
でも、抜歯はしません。
義歯は使いませんでした。

これは、健康保険では認められませんから、製作にかかった費用がそっくり医院持ちになります。
(おそらくエスマさんに請求が行くとすれば、保険の範囲の請求にはなりませんよ)


また、今日中にカルテ(レセプト)を書き換えなければ、来月のカルテで「抜歯→即時義歯装着」と言う治療になっていないとつじつまが合わないことになってしまします。
(レセプトは月末で〆ますから)

もし、エスマさんが今の先生にお願いするのであれば、まずは今日中に電話を入れ、技工をストップ、カルテの書き直しをお願いしましょう(実際には来月の8日くらいまでカルテを書きなおしていればよいのですが‥)。


転院するにしても、今の先生にお任せするにしても、決断が下せないでいるのであれば、早めに連絡を入れて治療計画をストップしてもらう必要があります。


そうでなければ担当の先生の治療計画通り「抜歯→入れ歯」と言う流れで治療を進める必要があります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: エスマさん
返信日時:2009-07-31 20:33:20
タイヨウ先生ありがとうございます。
これはいけないことかもしれませんが、このまま、連絡をしないで、行かないで他へ行ったりしたら、やはりまずいですかねー。

あるいは、義歯のお金はちゃんと払うので、一時的にもうちょっと様子をみたい事を伝えて、待ってもらうことも出来ますかねー。

すいません変な質問ばかりで・・
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-07-31 21:02:06
>これはいけないことかもしれませんが、このまま、連絡をしないで、行かないで他へ行ったりしたら、やはりまずいですかねー。

嬉しくないですけど、保険診療をやっていた時はたまにありましたよ。
逃げられちゃう事って‥。
(大赤字で気が狂いそうになりますけど‥)

なので、その歯科医院さんの事を考えれば、事情を説明して技工をストップしてもらうのが一番良いでしょうね。


義歯のお金はちゃんと払うので、

抜歯していないのに保険の義歯の装着はできませんよね(つじつまが合いません)。
保険診療において、そのようなことはルール上認められません。

だって、3割はエスマさんがお支払いになるとしても、7割は税金から出ているのですよ。
税金の無駄使いだと思いませんか?

従って、お支払いする義歯の代金と言うのは保険外の義歯としての代金をお支払いする‥てことになると思いますけど‥。

技工料だけ請求してくれればいいですけど、そんなわけにはいかないと思いますよ。
使わない義歯に何万円もお支払いするのですか?
それで納得できるのなら良いかも知れませんけど‥。


>一時的にもうちょっと様子をみたい事を伝えて、待ってもらうことも出来ますかねー。

ですから、この事だけを電話で正直に伝えれば良いのでは?
そこで考えてくれると思いますよ。




タイトル 本当に歯根膿胞なのか、歯科医の診断が不安で信頼できない
質問者 エスマさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯医者への不信感
レントゲン写真
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
根の病気・異常その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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