高過ぎるインレーと開咬になったことの因果関係
相談者:
ジェンさん (20歳:女性)
投稿日時:2009-08-21 21:07:51
こんばんは、ジェンと申します。
過去に何度か相談させて頂きましたが、その節は先生方にお世話になりました。
今回、開咬についてご相談させて頂きたく、投稿しました。よろしくお願いします。
参考:過去のご相談
・ダイアグノデントは診断材料として信頼に足るのか?
・歯肉が被さっている7番が、20歳を過ぎてから生えきることはある?
去年、左上臼歯に保険治療でインレーを入れて頂きました。
そのとき、なんかインレーが高いかも、噛みにくいという印象がありましたが、通院していた歯科医院の先生が咬合紙で確認し、大丈夫というので強くは言いませんでした。
数ヵ月後に右上臼歯に神経ギリギリまで削る虫歯があり、そこも保険治療でインレーを入れました。
しかし、その後、冷水痛があり、そのうち温水痛もでました。
相談すると、
「神経に近いから仕方ない、痛いなら神経を抜くしかない」
と言われました。
痛みが増強していなかったため、神経に近いからだと納得して、1年の経過観察をしました。
1年経っても痛みはなくならず、歯髄炎ではないかと疑い、別医院を受診しました。
すると、開咬による臼歯への負担により、知覚過敏になっているという診断を受けました。
私は元々開咬ではありません。
思い返してみると、最近になって前歯で物を噛めないと感じていました。
しかし、元々歯並びも咬合もよく、開咬という状態を知らず、なんでだろうぐらいにしか思っていませんでした。
今思うと、お気楽な自分に自己嫌悪です・・・。
左上臼歯のインレーに身に覚えがあることを伝えるとその医院の先生は、
「左右3番が結構すり減っているから、元々開咬ではない。
きっと原因はインレーだろう」
とおっしゃいました。
とりあえず、食い縛りと歯軋りがあると考えられるのでナイトガードを作成して頂きました。
知覚過敏の処置をし、現在、まだしみる感じはありますが、痛みは改善していています。
この先生の診断は正しいと感じています。
そして、開咬の治療として2つ提示されました。
1:インレーを削って咬合調整する
しかし、1年も経っているため、顎の変位(正中がずれている)があり、顎関節症になるだろう。
また、おそらく元の咬合に戻せないので、勧めない。
2:根本的な治療は矯正しかない。
私は先生のお話を聞いて、矯正が妥当であり、望ましいと思います。
しかし、来年就職活動と国試を控えている身なので、抜歯、外科矯正が必要となるであろう開咬の矯正に抵抗があります。
大学生で費用は自分では捻出できないので親とも相談しましたが、やはり就職活動があるので、反対でした。
そこで、1を選択しようと思うのですが、いくつか疑問があるので、先生方にアドバイスを頂きたいのです。
1)・外科矯正を予定。矯正前に変色した仮歯を作り直したい
という歯科相談で、
「例えば元々は開咬でなかったのに、被せ物の作り方や顎関節の不調で後から開咬になるケースもあります。
この場合だと、治療方針も変わってくる場合があるので注意が必要なのですが・・」
と渡辺先生が回答なさっていますが、一般的にどのような治療方針が考えられるのか、教えてください。
2)インレーによる咬合調整を選択した場合、顎がまた変位することがもちろん考えられると思いますが、顎が変形するなどして将来、矯正不可能になることがありますか?
3)現在、開咬で臼歯がいつ歯根破折するのか怖くてたまりません。
氷など硬いものは噛まないようにと先生にご指導頂き、また、過去の相談を参考に、昼間の食い縛りに注意しています。
しかし、噛むことが現在、非常に怖く、一日に一回しか食べれません。
硬いものさえ食べなければ、普通に食事を食べても大丈夫なのでしょうか?
4)開咬状態が長いため、元々は舌癖がなくても、二次的に出ているのではないかと思います。
私は、サ行、タ行の発音時の舌突出が疑わしいと感じています。
矯正を今は考えていなくても、何もしなければ開咬悪化していくと思うのです。
悪化を防止するために、舌トレーニングを受ける必要を感じているのですが、妥当でしょうか?
他にも、悪化を防ぐ方法はありますか?
長々と書き連ねて申し訳ありません。
2年前に己の不摂生を後悔し、歯チャンで勉強させて頂きつつケアに努めていたつもりでした。
しかし、このような結果になって自分が情けなく、親にも迷惑をかけて申し訳ないです。
自業自得なのですが、将来歯がどうなるのか不安です。
先生方も、私のようなものがいること自体、不快に思われるかもしれませんが、自分が何をどう選べばいいのか、もうどうしていいのか分かりません。
回答して頂けると幸いです。よろしくお願いします。
過去に何度か相談させて頂きましたが、その節は先生方にお世話になりました。
今回、開咬についてご相談させて頂きたく、投稿しました。よろしくお願いします。
参考:過去のご相談
・ダイアグノデントは診断材料として信頼に足るのか?
・歯肉が被さっている7番が、20歳を過ぎてから生えきることはある?
去年、左上臼歯に保険治療でインレーを入れて頂きました。
そのとき、なんかインレーが高いかも、噛みにくいという印象がありましたが、通院していた歯科医院の先生が咬合紙で確認し、大丈夫というので強くは言いませんでした。
数ヵ月後に右上臼歯に神経ギリギリまで削る虫歯があり、そこも保険治療でインレーを入れました。
しかし、その後、冷水痛があり、そのうち温水痛もでました。
相談すると、
「神経に近いから仕方ない、痛いなら神経を抜くしかない」
と言われました。
痛みが増強していなかったため、神経に近いからだと納得して、1年の経過観察をしました。
1年経っても痛みはなくならず、歯髄炎ではないかと疑い、別医院を受診しました。
すると、開咬による臼歯への負担により、知覚過敏になっているという診断を受けました。
私は元々開咬ではありません。
思い返してみると、最近になって前歯で物を噛めないと感じていました。
しかし、元々歯並びも咬合もよく、開咬という状態を知らず、なんでだろうぐらいにしか思っていませんでした。
今思うと、お気楽な自分に自己嫌悪です・・・。
左上臼歯のインレーに身に覚えがあることを伝えるとその医院の先生は、
「左右3番が結構すり減っているから、元々開咬ではない。
きっと原因はインレーだろう」
とおっしゃいました。
とりあえず、食い縛りと歯軋りがあると考えられるのでナイトガードを作成して頂きました。
知覚過敏の処置をし、現在、まだしみる感じはありますが、痛みは改善していています。
この先生の診断は正しいと感じています。
そして、開咬の治療として2つ提示されました。
1:インレーを削って咬合調整する
しかし、1年も経っているため、顎の変位(正中がずれている)があり、顎関節症になるだろう。
また、おそらく元の咬合に戻せないので、勧めない。
2:根本的な治療は矯正しかない。
私は先生のお話を聞いて、矯正が妥当であり、望ましいと思います。
しかし、来年就職活動と国試を控えている身なので、抜歯、外科矯正が必要となるであろう開咬の矯正に抵抗があります。
大学生で費用は自分では捻出できないので親とも相談しましたが、やはり就職活動があるので、反対でした。
そこで、1を選択しようと思うのですが、いくつか疑問があるので、先生方にアドバイスを頂きたいのです。
1)・外科矯正を予定。矯正前に変色した仮歯を作り直したい
という歯科相談で、
「例えば元々は開咬でなかったのに、被せ物の作り方や顎関節の不調で後から開咬になるケースもあります。
この場合だと、治療方針も変わってくる場合があるので注意が必要なのですが・・」
と渡辺先生が回答なさっていますが、一般的にどのような治療方針が考えられるのか、教えてください。
2)インレーによる咬合調整を選択した場合、顎がまた変位することがもちろん考えられると思いますが、顎が変形するなどして将来、矯正不可能になることがありますか?
3)現在、開咬で臼歯がいつ歯根破折するのか怖くてたまりません。
氷など硬いものは噛まないようにと先生にご指導頂き、また、過去の相談を参考に、昼間の食い縛りに注意しています。
しかし、噛むことが現在、非常に怖く、一日に一回しか食べれません。
硬いものさえ食べなければ、普通に食事を食べても大丈夫なのでしょうか?
4)開咬状態が長いため、元々は舌癖がなくても、二次的に出ているのではないかと思います。
私は、サ行、タ行の発音時の舌突出が疑わしいと感じています。
矯正を今は考えていなくても、何もしなければ開咬悪化していくと思うのです。
悪化を防止するために、舌トレーニングを受ける必要を感じているのですが、妥当でしょうか?
他にも、悪化を防ぐ方法はありますか?
長々と書き連ねて申し訳ありません。
2年前に己の不摂生を後悔し、歯チャンで勉強させて頂きつつケアに努めていたつもりでした。
しかし、このような結果になって自分が情けなく、親にも迷惑をかけて申し訳ないです。
自業自得なのですが、将来歯がどうなるのか不安です。
先生方も、私のようなものがいること自体、不快に思われるかもしれませんが、自分が何をどう選べばいいのか、もうどうしていいのか分かりません。
回答して頂けると幸いです。よろしくお願いします。
回答1
回答日時:2009-08-22 00:26:29
こんばんは。
なんだか大変そうですね・・。
文章で詳しく書いていただいても、特に矯正がらみのご相談は実際に受診されないと答えは出ません。
早めに、何名かの矯正専門医に相談に行かれることをお勧めしますよ。
少し気になるのは、引用された過去の文章でも書いているのですが、最近になって開咬になった原因が、本当にインレーなのか?
もしかすると顎関節症が先に来てはいないか??と言う点が気になります。
もしも本当にインレーが原因だったとしたら、矯正まではしなくても良いのかも知れません(が、簡単ではないです)し、顎関節症が先だったら、陳旧化するのを待って、やはり矯正が必要なのかも知れません。
当然主治医の先生が確認されているとは思いますが、今現在、顎がスムーズに開けづらいとか、全開(縦に指3本分ぐらい)で開けられないとか、そういう症状はないでしょうか。
あるいは、舌癖が後から出てくる・・というのもよく分かりませんが、なさそうな気がします。
もしも今本当に舌癖があるのなら、逆にそれが原因で今の開咬に繋がっているかも??
となるとまた治療方針も変わってしまいますよね。
やはり、矯正専門医と相談してみて下さい。
それと食事も極端に硬い物だけ避ければ大丈夫ですから、元気にモリモリ食べて下さいね。
お大事にどうぞ。
なんだか大変そうですね・・。
文章で詳しく書いていただいても、特に矯正がらみのご相談は実際に受診されないと答えは出ません。
早めに、何名かの矯正専門医に相談に行かれることをお勧めしますよ。
少し気になるのは、引用された過去の文章でも書いているのですが、最近になって開咬になった原因が、本当にインレーなのか?
もしかすると顎関節症が先に来てはいないか??と言う点が気になります。
もしも本当にインレーが原因だったとしたら、矯正まではしなくても良いのかも知れません(が、簡単ではないです)し、顎関節症が先だったら、陳旧化するのを待って、やはり矯正が必要なのかも知れません。
当然主治医の先生が確認されているとは思いますが、今現在、顎がスムーズに開けづらいとか、全開(縦に指3本分ぐらい)で開けられないとか、そういう症状はないでしょうか。
あるいは、舌癖が後から出てくる・・というのもよく分かりませんが、なさそうな気がします。
もしも今本当に舌癖があるのなら、逆にそれが原因で今の開咬に繋がっているかも??
となるとまた治療方針も変わってしまいますよね。
やはり、矯正専門医と相談してみて下さい。
それと食事も極端に硬い物だけ避ければ大丈夫ですから、元気にモリモリ食べて下さいね。
お大事にどうぞ。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-08-22 07:29:33
ジェン さまおはようございます。
インレーを装着して開咬になったとのことですが、ちょっと考えられません。
拝見していないのでなんともいえませんが、もし開咬になるほど高いインレーを装着したのなら、その歯は咬合性外傷になりグラグラしてくると思います。
また仮になったとしたのなら、それだけ作り直して低くすれば簡単に治ると思います。
不正咬合でもないのに矯正治療を始めてしまうと、おそらくむちゃくちゃになってしまうように思います。
矯正を手がけているものとして、何を根拠に矯正治療をすすめたのかいささか疑問に感じます。
出来れば一度ほかの歯科医の意見を聞いてみたほうがいいように思いますが、いかがなものでしょうか。
参考になさってください。
インレーを装着して開咬になったとのことですが、ちょっと考えられません。
拝見していないのでなんともいえませんが、もし開咬になるほど高いインレーを装着したのなら、その歯は咬合性外傷になりグラグラしてくると思います。
また仮になったとしたのなら、それだけ作り直して低くすれば簡単に治ると思います。
不正咬合でもないのに矯正治療を始めてしまうと、おそらくむちゃくちゃになってしまうように思います。
矯正を手がけているものとして、何を根拠に矯正治療をすすめたのかいささか疑問に感じます。
出来れば一度ほかの歯科医の意見を聞いてみたほうがいいように思いますが、いかがなものでしょうか。
参考になさってください。
相談者からの返信
相談者:
ジェンさん
返信日時:2009-08-22 08:20:09
渡辺先生、山田先生、ありがとうございます。
渡辺先生>
実際診て頂かないと難しいですよね。
分かっているつもりです。
詳しく書きすぎたでしょうか・・・?
あの、添削したくても、先生方しか一度投稿したものは変更できないんですよね。
考えて、考えて投稿したつもりなのですが、添削したくなっても遅いですよね・・・。
顎関節症のような症状は今のところないです。
舌癖については、調べると開咬だと前歯の隙間に舌を入れて発音などをしやすくしようとして、開咬を悪化させるという情報があったので書いています。
元々あった自覚はありません。
いずれも、自分に身に覚えがないだけなので、医師に確認する必要がありますね。
相談してみます。
食事も、気をつけながらとっていこうと思います。
やはり、自分が行動しないとどうにもなりませんよね。
ネット相談で判断材料が少ない中、回答してくださってありがとうございます。
山田先生>
インレーでの開咬は考えにくいですか・・・。
私に何か、別の素因があったのかもしれませんね。
先生に相談してみます。
私を診てくださった先生は、話もよく聞いて下さったし、説明もして頂いて、とても信頼できる先生だと感じています。
私が矯正について詳しく聞けば、勧めた理由も教えてくださるかもしれません。
いずれにせよ、矯正や咬み合わせは難しい問題なので、よく考えて行動しなければなりませんよね。
セカンドオピニヨン、サードオピニヨンも視野に入れて、考えていこうと思います。
回答ありがとうございました。
渡辺先生>
実際診て頂かないと難しいですよね。
分かっているつもりです。
詳しく書きすぎたでしょうか・・・?
あの、添削したくても、先生方しか一度投稿したものは変更できないんですよね。
考えて、考えて投稿したつもりなのですが、添削したくなっても遅いですよね・・・。
顎関節症のような症状は今のところないです。
舌癖については、調べると開咬だと前歯の隙間に舌を入れて発音などをしやすくしようとして、開咬を悪化させるという情報があったので書いています。
元々あった自覚はありません。
いずれも、自分に身に覚えがないだけなので、医師に確認する必要がありますね。
相談してみます。
食事も、気をつけながらとっていこうと思います。
やはり、自分が行動しないとどうにもなりませんよね。
ネット相談で判断材料が少ない中、回答してくださってありがとうございます。
山田先生>
インレーでの開咬は考えにくいですか・・・。
私に何か、別の素因があったのかもしれませんね。
先生に相談してみます。
私を診てくださった先生は、話もよく聞いて下さったし、説明もして頂いて、とても信頼できる先生だと感じています。
私が矯正について詳しく聞けば、勧めた理由も教えてくださるかもしれません。
いずれにせよ、矯正や咬み合わせは難しい問題なので、よく考えて行動しなければなりませんよね。
セカンドオピニヨン、サードオピニヨンも視野に入れて、考えていこうと思います。
回答ありがとうございました。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-08-22 11:02:08
元々舌を前歯の間に差し込む癖が有り、今回何らかの原因により開咬が顕著になったものと思われます。
舌の癖については自覚していない場合が多いのが実情です。
インレーを高めに入れて開咬状態を意図的に作ろうとしても、生体反応による抵抗でとうてい無理なことです。
くいしばりの癖も有りそうで両面を自覚することが、初めに大事な事になります。
舌の癖については自覚していない場合が多いのが実情です。
インレーを高めに入れて開咬状態を意図的に作ろうとしても、生体反応による抵抗でとうてい無理なことです。
くいしばりの癖も有りそうで両面を自覚することが、初めに大事な事になります。
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2009-08-22 21:04:46
>舌癖については、調べると開咬だと前歯の隙間に舌を入れて発音などをしやすくしようとして、開咬を悪化させるという情報があったので書いています。
>元々あった自覚はありません。
>いずれも、自分に身に覚えがないだけなので、医師に確認する必要がありますね。
>相談してみます。
開咬や舌癖があっても、ご自身で気づかれていない方はたくさん見えます。
実際、私の患者さんの中にも、指摘されて始めて気が付いたという方も何人か見えます。
開咬だから舌癖が起こったのか、舌癖があったから開咬になるのか、定かではありません。
舌癖も自覚は無くても元々あったのかもしれません。
>元々あった自覚はありません。
>いずれも、自分に身に覚えがないだけなので、医師に確認する必要がありますね。
>相談してみます。
開咬や舌癖があっても、ご自身で気づかれていない方はたくさん見えます。
実際、私の患者さんの中にも、指摘されて始めて気が付いたという方も何人か見えます。
開咬だから舌癖が起こったのか、舌癖があったから開咬になるのか、定かではありません。
舌癖も自覚は無くても元々あったのかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
ジェンさん
返信日時:2009-08-23 10:23:53
タイトル | 高過ぎるインレーと開咬になったことの因果関係 |
---|---|
質問者 | ジェンさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
詰め物、インレーのトラブル 噛み合わせに関するトラブル 顎関節症 開咬・オープンバイト(前歯が噛まない) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。