痛みは無いのに虫歯が神経近くまで進行。抜随しなければならない?

相談者: wineさん (36歳:男性)
投稿日時:2009-09-10 01:55:48
はじめまして。

先日、虫歯を診てもらうため、歯医者に行ったのですが、レントゲンでの診断の結果、虫の穴はそれほど大きくないが、神経付近まで進行しているため、虫歯部分(象牙質)だけを削るのは困難なので神経を抜く必要がある、とのことでした。
その日は診断のみで帰宅し、次回から治療を始める予定です。

全く痛みが無いので可能であれば、神経を残す方向で治療をお願いしたいのですが、やはり神経付近まで進行してしまった場合は神経を抜く必要があるのでしょうか?

また、歯医者によっては神経を抜かないで治療可能だとしても、神経を抜くという先日診てもらった歯医者の診断は妥当なのでしょうか?

情報が少なくて恐縮ですが、ご回答およびアドバイスお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-09-10 04:02:30
wineさまおはようございます。

むし歯があってレントゲンを撮ってもらった所歯髄の近くまで進行しているので抜髄が必要とのことだったのですね。

拝見していないので断定は出来ませんが、残っている健全な歯質が少ない場合、修復物を維持することが困難であれば、時として抜髄の上コアを装着して、根管に維持を求めなければならない場合があります。

また感染質を除去していく過程で、大きく露髄した場合やむなく抜髄にいたる場合もあります。

wineさまの症例がどのようなものなのかは文面からは伺いかねますがこのようなことが考えられます。
他にも抜髄しなくてはならない理由が有るのかもしれません。

しかし事と場合によっては何らかの工夫を施せばあるいは抜髄は避けられるかも知れません。

この辺りは実際に診察したわけではないのでわかりかねます、直接主治医に尋ねて見られてはいかがでしょうか、参考になれば幸いです。

コア・支台 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=139

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-09-10 07:53:03
 おはようございます。

>全く痛みが無いので可能であれば、神経を残す方向で治療をお願いしたいのですが、やはり神経付近まで進行してしまった場合は神経を抜く必要があるのでしょうか?

>また、歯医者によっては神経を抜かないで治療可能だとしても、神経を抜くという先日診てもらった医者の診断は妥当なのでしょうか?

実際に診ていませんので断言できませんが、露髄(神経の一部がでた状態)しても大きさによっては直接覆髄をして保存することは可能です。

ただし、DR.によって抜髄するか残すかの判断はまちまちですから、現在の担当医に覆髄可能かどうか聞いてみると良いでしょう。
(実際は削ってみないと何ともいえないのは現実ですが)

また、他の先生の意見を聞くのもひとつの方法だと思います。

以上参考にして下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-09-10 09:18:43
おはようございます。

最終的には「削ってみないとわからない」と思います。
もちろん、極端で、もうこれは誰が見ても無理・・みたいなのもありますが。

(場合によっては可能性があると仮定した場合)削る前から諦めている先生なら、間違いなく神経は抜くことになるでしょうね。

それと、保険制度上の問題もあります。

かなり苦労することは予測できますが、もしも私のの問題であれば、保険医にはこだわらず、「マイクロスコープ」「MTA」「ラバーダム」を3種の神器として検索するかと思いますよ。

参考⇒犬歯の裏が黒くなり受診したら、痛みがでるまで放置と言われました
参考⇒実際のケース http://www.noahdental.com/search_mushiba.shtml

お大事にして下さいね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-09-10 13:05:47
お三人の先生方と同じです。

保険保険外に関わらず「直接覆罩」を積極的に行ってもらえる歯医者さんであれば抜髄にはならないかもしれません。
(無理な時は無理ですが‥)

少なくとも僕の場合は(担当の先生とは)発想が逆で、

「抜髄になるかも知れないけれど、とりあえず残す努力だけはさせてください」

とは言います。


ただし、保険の場合「直接覆罩はしたけれど、抜髄になってしまった‥」と言うようなケースでは歯科医側にペナルティが課せられます(=通常の抜髄の点数が算定できない)。

従って、保険の先生は「直接覆罩をやりたがらない」のは事実ですね。


それでも保険で行ってくれるのはかなり良心的な先生だと思いますよ。

保険外でも良ければ、頑張って探されてはいかがでしょうか?

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-09-10 13:21:47
こんにちわ。

どの程度歯髄に近いかが分かりませんので何とも言えませんが、既に髄が死んでいると知覚がないので、しみたり、痛みががありません。

仮に歯髄が生きているとして、私なら極力歯髄の保存を試みます。
歯髄を温存して予後が悪ければ抜髄を考えます。

もちろん患者さんには事前に治療方法が変わるかもしれない事をお話をします。
 
患者さんも、担当医もとる道を悩むところです。
いい結果になることをお祈りします。

 
 
 

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-09-10 14:26:22
>全く痛みが無いので可能であれば、神経を残す方向で治療をお願いしたいのですが、やはり神経付近まで進行してしまった場合は神経を抜く必要があるのでしょうか?

難しい良い質問だと思います。
虫歯が大きい場合、神経を取る取らないの判断は歯科医師ごと違ってきてしまいます。
基本レントゲン上で神経に達しているだろうなと思われれば神経は取ることが一般的です。

虫歯が大きくて神経を保存できるか判断に困るようなの場合の治療は非常に手間と時間がかかるのですが、患者さん負担で言えば100円で行わないとなりません^^;

また下手に神経を保存して、後から痛みが出て「藪医者」と言われることも多いからです。



保険保険外に関わらず「直接覆罩」を積極的に行ってもらえる歯医者さんであれば抜髄にはならないかもしれません。

タイヨウ先生は親切な先生なので色々な意味でヒントを与えてくれたと思いますが。
歯科医師の私でさえこのような神経を残してくれる治療を積極的に行う歯科医院は知りません。。。

たまたま神経保存派の先生がこのサイトに集まり過ぎているだけで実際は、「虫歯が大きい=抜髄」だと思ってもらった方がいいと思います。




また山田先生のおっしゃる
>残っている健全な歯質が少ない場合修復物を維持することが困難であれば時として抜髄の上コアを装着して根管に維持を求めなければならない場合があります。

というケースもありますので、いくら神経が残せそうでも健康な歯の部分が少ないと神経を取らざるを得ません。



もう1点覚えておいてください。
直接覆髄を行い神経が死んで失敗に終わった、化膿してしまった歯
根の治療は成功率が低くなります。

ですから最近私は、今のように虫歯が大きい時点で無理をせず抜髄を行った方が結局は患者さんの為になるのではないかと感じるようになっています。
ちょっと前まで、とりあえず残せる見込みのあるものは全てやってみて駄目なら神経を取ればよいとかんがえていました。

治療とは目先の成功率ではなく、患者さんの人生という長い単位で考えるべきだ、と先日もある先生に言われました。

ケースを選んで直接覆髄は行いますが、半年後に腫れてきたり、神経が死んでしまった歯は今までに数本あります。


おっしゃられるように出来れば神経を残した方がいいのですが、痛みがなくても既に細菌感染している歯もある以上、

・何とか神経を残す
・虫歯が大きいものは神経を取る

どちらが正しいのかは本当に悩む所ではあります。


参考
歯の神経を抜く、抜かないの基準とは?
説明もなくスピードの速い根管治療に不安。神経を残せる治療もあるのでは?
上6番の虫歯処置方法で迷っている、覆髄と抜髄の判断基準を教えて!

 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: wineさん
返信日時:2009-09-12 00:55:05
先生方、ご回答いただきありがとうございます。

保険医の場合、神経付近まで進行した、削った際、露髄する可能性のある虫歯は、ほぼ抜髄のようですね。

でも、やはり私は痛みもありませんし、神経も生きていると思いますので(根拠は無いです)、神経を残す方向で治療してもらいたいです。

先生方の回答を見て、とりあえず、今通っている歯医者に神経を残せないか確認してみようかと思いましたが、渡辺先生が書いてくださった「3種の神器」プラス「私が住んでる市名」で検索したところ、幸運にも家から車で40分くらいの所に3種の神器を備えた医者(しかも保険医!)が見つかりましたので、今の歯医者での治療は中止して、こちらで治療してもらおうかと考えております。

結果的に抜髄になったとしても、設備がそろっている歯医者のほうが安心ですので。

また、疑問がありましたら相談させていただきますので、その際はよろしくお願いします。
ありがとうございました。



タイトル 痛みは無いのに虫歯が神経近くまで進行。抜随しなければならない?
質問者 wineさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
根管治療その他
その他(診断)
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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