強い歯ぎしりがあり、矯正での下5番抜歯に不安

相談者: ji97y5さん (31歳:女性)
投稿日時:2009-09-03 19:20:48
こんにちは。

参考:過去のご相談
歯列矯正装置を着けた後に金属アレルギーのような症状
歯列矯正中、抜歯する場合の緩徐拡大装置の必要性


矯正を始めていて、近々上4番2本と、下5番2本(4番は健康だが5番は金属の詰物で治療されており現在も虫歯発生)を抜歯予定です。

以前から夜間家族の迷惑になるほど歯ぎしりが強く、顎も痛くなり、マウスピースも使用しましたが改善せず、矯正を考えました。

矯正で歯ぎしりが治るかどうかは賭けでしたが、いずれにしても上下顎前突で、自然に唇を閉じるとわずかにが見える状態だったので矯正を決意した次第です。



抜歯前にブラケットをつける矯正医にかかっていて、既に少し歯が動いています(抜歯予定歯以外が外側に広がっている)。

動的治療の痛みがあるうちは歯ぎしりできないので、改善されるかなと思いましたが、痛みが治まるとやはり強い歯ぎしりが出ることが分かりました。


歯ぎしりは主に6番(金属冠で治療済)に強い力が掛かっています。

このまま抜歯して、特に下5番が抜ける部分にかなりの影響が出るのではないかと不安です。また、顎への負担も心配です。


歯ぎしりが改善しない状態では、噛みしめている6番や顎への影響を考えて、まだ抜歯しない方が良いのではないか?と思い始めています。

このまま抜歯して新しい噛み合わせを作ってしまった方が良いのか、先に何ヶ月か歯ぎしり改善に取り組んでから抜歯する方が良いのか、歯への負担を考えて非抜歯に方向転換するか迷っています。


ちなみに、今の噛み合わせは2本の歯に対して1本が合う状態にはなっています。

また、非抜歯でも並べることはできるが唇の突出は改善されないと言われています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-09-03 20:15:28
ji97y5さまこんばんわ。

歯軋りがひどく両顎前突があったため、矯正治療を始められたわけですね。


歯軋りについては知見はほとんどありませんが、おそらく何をなさっても治らないと思います。

歯軋りはREM睡眠下で起きていると推測しているのですが、無意識下の現象?なのでどうしようもないと思います。

テンプレートを入れて、下顎の側方運動中臼歯部の離開をするような咬合様式にすることぐらいだと思います。


幸い矯正治療をなさるわけですから、犬歯誘導になるように仕上げれば臼歯部の離開はさせることが出来ると思います。

不足分をテンプレートで補うようになさるのがいいように思います。


抜歯についてはおそらく心配ないように思います、この辺りは主治医にお尋ねになるのがいいでしょう。


参考になれば幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-09-04 10:22:45
歯ぎしり噛み締め癖があるのならば、そちらの治療が優先します。


また耐咬合力という面からは、抜歯矯正はお奨めできません。

の連続性が失われ、局所の咬合不全が生じ、歯ぎしり噛み締めにより、咬合性外傷の危険性も有ります。

また噛み締め癖が有ると、歯は矯正で思った方向に動かしにくいことも有ります。


歯ぎしり噛み締め癖は咬合系の自己破壊活動です。
矯正で歯ぎしり、噛み締め癖は直りません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ji97y5さん
返信日時:2009-09-04 20:19:32
山田先生、回答ありがとうございます。

臼歯部の離開ですか・・・。
歯ぎしり治療は予防的な対策なんですね。

以前マウスピースを使用した時にも、が削れる代わりにマウスピースが削れてくれるだけで、噛みしめなくなるわけではないんだなと思いました。



松山先生、回答ありがとうございます。

担当医に、

矯正で歯ぎしりが治るかどうかはわからないが、噛み合わせが治ることで改善される場合もある。」

と言われてはいましたが、矯正は現実的な噛みしめ治療とはならないんですね。


抜歯も奨められないとのご回答ですので、担当医ともう一度話し合ってみます。
安易な抜歯矯正には危険もあったのですね。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-09-05 00:46:34
矯正を始められた目的は、歯軋りの改善と、上下顎前突の改善の2点ですね。


私見ですが、歯軋りの改善は矯正ではあまり期待できないと思います。


上下顎前突の改善の改善は、抜歯矯正をする場達成できますが、非抜歯ではあまり期待できません。

非抜歯での矯正では、二つの目的のどちらも達成できなくなる恐れがあります。
何のための矯正治療だったのか、ということになりはしないでしょうか。


矯正治療を始める前ならば、治療しないという選択肢もありますが、すでに始めています。


>安易な抜歯矯正

綿密な診査と治療計画の下に行われている矯正治療で、決して安易な治療のようには思えません。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-09-05 01:04:38
こんばんわ。

私も小牧先生と同じように考えます、闇雲に抜歯矯正を悪者扱いにするのは合理的ではありません。

もちろん安易な抜歯は慎まなければなりませんが、抜歯が必要な症例で抜歯せずに治療をすすめていけば治るものも治らなくなります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ji97y5さん
返信日時:2009-09-09 23:25:20
お返事が遅くなり大変申し訳ありません。

小牧先生、山田先生、その通りですね。

矯正開始前にや顎など全体のことについて、もっとよく考えれば良かったなと思っています。

歯並びについて他人から指摘されることが時々あったため、時間がとれるようになったのを機に、矯正を始めてしまいました。

実際に装置がついてから歯についてよく考えるようになり、不安も出てきて、でも今更戻れずにいます。


歯ぎしりについては、食いしばらないように意識したり姿勢を改善したりして、できるだけ緩和するように努めます。

担当医とよく話し合い、時間が掛かっても負担が大きくない方法を探したいと思います。


どうもありがとうございました。



タイトル 強い歯ぎしりがあり、矯正での下5番抜歯に不安
質問者 ji97y5さん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 矯正で抜いた・抜く予定
抜歯:5番(第二小臼歯)
歯列矯正の治療法
歯軋り(歯ぎしり)
上顎前突(出っ歯)
回答者




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