粘着性のあるものを食べると、歯がキーンと針でつつかれたように痛む

相談者: ねこまたさん (48歳:女性)
投稿日時:2009-12-02 11:15:12
こんにちは。
歯医者さんに通っても解決しないの痛みに悩んでいます。

粘着性のあるものを食べるとキーンと痛む歯があり、歯医者さんに行ったところ、痛む辺りの銀の詰め物虫歯(7番)があったので掘ってレジンをつめていただきました。

けれども、痛みは解決しませんでした。
可能性のある歯は残り二本(5,6番)で、どちらも銀がしっかりかぶっており、私が見ても歯医者さんが見ても、しっかりかぶさっていて銀のふちの歯が黒いというようなこともありません。

レントゲンを撮ると、片方の歯(6番)の中(銀のすぐ下ではなく)にうっすら黒い影がありますが、歯医者さんは

「前回の他院の治療の痕という可能性もあり、これだけでは虫歯と断定できない」

とおっしゃいます。
噛んだ時にいつも必ず痛むわけではなく、鏡を見ながら噛んでチェックしているときには痛まないので、どの歯か断定できません。
歯医者さんは

「虫歯なら冷たいものが沁みるはずだ」

とおっしゃいます。
しかし、私は問題なく見える銀の下の虫歯を何本も治していますが、冷たいものが沁みるよりも自発痛が起こるほうが必ず先なので、手遅れになる前になんとかしたいです。

可能性のある二本の歯は両方、二年前に3mixで治療を受けており、以前他の3mixの歯がだめになった時にもかぶせ物には問題なく、「つばを吸う時だけキーンと痛む」ようになったことから、「引っ張られると痛い」というのは似ているので、私としては3mixの歯のどちらかを疑っていますが、歯医者さんは噛みあわせの調整を薦められます。

噛み合わせで「虫歯を針でつつかれた時のように痛む」というのは、私としては痛み方が違うんじゃないかと思いますが、どうなのでしょうか?

以前その歯を治した時、3mixを入れてセメントを詰めてから一ヵ月後に銀をかぶせたのですが、3mixの薬効は二日ももたないと聞いていますので、虫歯菌というのが小さいものであればセメントを通って3mixが効かなくなった後の歯にたどりついて住み着いたりもするかと思いますが、どうでしょうか?

銀をはずして詰め替えるとなると、また新しく歯を削ることになるのでしょうか?
虫歯じゃなかった場合、ほとんど削らなくて済むのなら神経が残せるように早く中を見たほうがいいんじゃないかと思っていますが、歯の上面がほとんど銀色なので、違った場合無駄に掘ったことで自歯である淵の部分までなくなってしまうかと心配です。

レジン充填したばかりの歯がなんらかの事情で(歪むとか詰め方が悪いとか)そういう痛みを生む可能性というのはありますか?
また、通っている歯医者さんでは奥歯の深い虫歯でもレジンを詰めるのですが、レジンの柔らかさのせいで歯が折れるということは起こっているでしょうか?

ひとつの痛みなのに、たくさんの質問になってしまって申しわけありません。
歯に対するこの執着が無ければ今頃総入れ歯になっているかと思えるほど歯が弱く、歯医者の先生方に土下座せんばかりにお願いして歯を残してきました。

ご迷惑をかけますが、教えていただけますようお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-12-02 12:07:45
可能性のあるが多々あり、どれが原因なのかはっきりしないようですね。

咬んだときにキーンとする痛みがあると患者さんに言われることはたまにあります。
僕の経験では二次カリエスの事が多いような気がします。
X線写真をとっても、出てくることもあれば、隠れてしまうこともあります。

他には歯牙が破損していると、咬んだときに鋭敏な痛みが出てくることがあります。
これも、破折線の入り方で写真に出てくるときとそうでないときがあります。
担当医も苦労されていると思います。

二次カリエスなら、外した後に軟化象牙質は削除することになるでしょう。
僕自身は極力歯髄は保存する考えでいるので、一概に全部取ってしまうことはないとは思います。
でも、軟化象牙質の量によっては抜髄を考える先生もおられます。

どっちが良いということは何ともいえません。

参考になればよいのですが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-02 13:58:31
ご回答ありがとうございます。
キーンとくるのは二次カリエスのことが多のですね。
また、わかりにくいということで、かかっている先生もご苦労されているのだなあ、と思いました。

前回質問したときには、歯チャンネルのメールの調子が悪かったときで、メールが来ないので回答がないものだと思っていて、ずっとたってから何人もの方に回答をいただいていたことに気がついて、お礼が言えずに残念でした。

今回はお礼が言えて嬉しいです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-08 10:15:36
先日はご回答ありがとうございました。

くわしいご説明をいただき、専門的なご視点に目を開かれると同時に、自分が一人で暗く悶々としているところに明るい声をかけていただけるようで、何だかホッとしました。

ご回答いただけた二次カリエスというものについて、重ねてご質問させてください。

この、噛んだ時に虫歯をつついたように痛いなのですが、3ヶ月ほど、噛み方によって響くことがある程度だった後、10日ほど噛むたびに痛くなって、痛くてそこでは噛めないほどになったのですが、痛くてそこではまったく噛めなくなった翌日に、嘘のように痛みが消えてしまい、今では普通に噛めるようになっています。

痛くなくなったからいいようなものですが、

「実は虫歯なのでは」
「痛みは一休みしたけど放置すると神経を抜くほどに進むのでは」

とも疑っています。


始終ずきずき痛むようになった後に痛くなくなるのだったら、神経が死んだとも考えられそうですが、元々噛んだときしか痛くないので、そうとも思えません。

「神経が象牙質を作って虫歯から逃げる」ということを聞いたことがありますが、それだったら徐々に響かなくなるように思います。
一夜にして痛くなくなるのは何か変な気がします。

以前、二次カリエスで痛みが出たり引っ込んだりしていた歯もあるのですが、その場合は痛みが出るときは「じ〜〜ん。ずき〜〜んずき〜〜ん」という、いかにも虫歯が居座っているという痛みがずっと続くもので、今回のように「噛んだ時にしか痛まない」というものではありませんでした。

二次カリエスで「一夜にして響いていたものが響かなくなる」ということになるということは考えられますでしょうか?

また、有り得るとすればどういう場合でしょうか?

レントゲンでもわかりませんし(3mixを入れた部分が虫歯になっているかどうかは影ではわかりません)、虫歯になっているかどうかは冠を削って開けなければ本当のことはわかりません。わからないからといって、漠然と掘るかよしておくか決めるのではなく、症状から考えられる原因の可能性をお伺いしてから行動したいです。

よろしければ教えていただきたいとお願いします。



⇒参考:別投稿の同じご相談
「噛むたびに痛かったのに自然に治まりました。虫歯だと思うのですが・・」
歯科相談室・編集部)
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-12-08 10:39:45
あてずっぽうです。

文面からすると「ブラキシズムによる一時的な咬合性外傷」のような気もしますが‥。

痛みが出る直前、何かストレスがかかるような出来事はありませんでしたか?


僕が気になったコメント

>痛む辺りの銀の詰め物虫歯(7番)があったので掘ってレジンをつめていただきました。
>けれども、痛みは解決しませんでした

歯医者さん噛みあわせの調整を薦められます。

>痛くてそこではまったく噛めなくなった翌日に、嘘のように痛みが消えてしまい、今では普通に噛めるようになっています


参考
歯ぎしり(ブラキシズム)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-09 09:51:24
ご回答ありがとうございます。
じっくり考えて調べてからの返信なので、遅くなってすみません。

ストレスのある出来事といえば、ひどい痛みが出はじめた日は海外に行った初日です。
旅行でものすごく疲れていました。
痛みの大きさに波があり、噛めないほどひどい痛みが出るのは前日の行程がハードだった翌日でした。

帰国の日には痛い部分でまったくモノが噛めないので、家に帰り着く前にケータイで歯科の予約をしたのに、翌日には何を食べても全く痛まなくなっていました。

また、その3ヶ月前にチクチクした痛みが始まった頃には、鼻が詰まって口呼吸をしていました。
口呼吸をすると咬合性外傷になりやすいと読みました。

虫歯がある時に体調が悪いと痛んだので、同じことだと思っていたのですが、それにしても落差が大きすぎるのでいぶかっていました。

咬合性外傷という言葉をいただいたので、調べてみましたところ、確かに自分の症状に似ていると思います。
いままで虫歯以外でが痛んだことが無かったので虫歯以外は有り得ないと思っていたのですが、加齢でなりやすくなるということなら、初めてでも不思議は無いです。

そう考えると咬合性外傷がもっとも怪しいので、虫歯を疑って歯をほじくり返すのは今の段階ではよしておこうと思います。

図々しいのですが、もうひとつお聞かせください。

3ヶ月前にチクチクする程度に痛みが出た頃、かみ合わせの調整ということで強く当たっている歯の詰め物を少し削りました。
また噛み合せの調整となると、再び当たりが強い他の銀冠を削ることになるのですが、そうやって削っていくと、今度はその歯が低くなった分相対的に他の歯が高くなって、全体の歯をだんだん低くしながら同じ事を繰り返していくようで不安です。

咬合性外傷に対する噛み合せの調整ということで歯を削るのはいいことなのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-12-09 12:14:34
>そうやって削っていくと、今度はそのが低くなった分相対的に他の歯が高くなって、全体の歯をだんだん低くしながら同じ事を繰り返していくようで不安です。


その通りです。


咬合性外傷に対する噛み合せの調整ということで歯を削るのはいいことなのでしょうか?

表現は悪いのですが、削るのが「手っ取り早い」と言うのが実情でしょうか。

咬合を挙げる(削らずに足す)のは、非常に難しいモノです。
しかも、クラウンの再作成を伴うなどお金もかかります。
(本格的な咬合治療に500万円かかったなどという話も聞きます)

また、安易に咬合を上げたり下げたりすれば、当然、顎関節を壊してしまいかねません。

従って、これらをしっかり診査診断し、慎重に行う必要があります。


ただ、数十ミクロンの範囲での咬合調整であれば人間の体は順応していきますので、必要以上に不安になる事はないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-09 12:35:36
さっそくの御返信ありがとうございます。

人間の体が順応していくということなら、を削らなくても体が順応して自然に治るということもあるような気がしますが、そんなことはないのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-12-09 13:32:03
を削らなくても体が順応して自然に治るということもあるような気がしますが

ま、さすがに、人間の体の中で一番硬い「エナメル質」ですからね。
簡単には順応しませんよ。
その前に歯髄歯根膜歯肉などの軟組織が音を上げてしまいます。

従って、痛みがあるのであれば、咬合調整は必要だと思います。

むしろ、無意識のうちに順応させようとする「ブラキシズム」の方が厄介ですよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-09 18:08:25
ご返信、ありがとうございます。

二軒の歯医者さんにかかったところ、一人の先生は

噛みあわせが原因かもしれないので調整したほうがいいのではないか」

との質問に、

噛み合わせなんか、そんなに綺麗な方はいないんですよ。噛みあわせを治すなら矯正しかないです。痛みがなくなったのだから様子を見ましょう」

と言われ、もう一人の先生は、

「当たりが強い銀冠があるので、少し削って調整しましょう」

と言われました。
タイヨウ先生は「痛みがあるなら咬合調整は必要」だと言われ、私も現在痛みがあれば迷わないのですが、現在、痛みはなくなっています。

現在痛みはありませんが、歯軋りでそれだけの痛みが出たということは、やはり咬合が良くないので、また歯軋りが強くなれば症状が起こることもあるだろうし、まったく痛くない間もいろいろ不都合が起きているかも知れないので、少し削る調整をしておいた方がいいのではないかという気がします。

けれども、「噛み合せなど、普通は多少良くないもの。現在痛くないなら必要ない」と言われる先生の言葉もあり、銀冠は削ると元に戻せないので、迷っています。

タイヨウ先生のお考えは、どちらの先生に近いですか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-12-09 18:47:12
今日、2軒の歯医者さんを受診されたのですか?

何とまあ‥。


僕の考えとしては

「どちらとも言えません」

です。


基本的には症状が無ければやりませんよ。

症状があれば、型を取って、咬み合わせを採って、フェイスボウをかけて、咬合器に付着して‥。


しかし、その前に必要なのはブラキシズムに対する経過観察ではないでしょうか?

実際に痛みがあったのは(海外に行かれた)その時だけだったんですよね。

戻られてから、そう言った症状が出ていなければ「安定している」と判断できるのではないでしょうか?
1週間くらいは様子を見られてはいかがでしょうか。



>銀冠は削ると元に戻せないので

僕は違うと思います。
銀歯は作り直しさえすれば元の高さに戻す事は可能です。

削って元に戻せないのは「天然の歯」です。

従って、僕が通常削るのは人工物である「銀歯から」です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-10 10:38:13
いつも御返信ありがとうございます。

私は今まで、ずっと歯科がすごく怖かったのですが、こうして自分の疑問に先生からご返信をいただいているうちに、だんだんのことが怖くなくなってきました。
本当にありがとうございます。

昨日、二軒の歯医者さんに行ったのではなくて、一軒の歯医者さんに行ったのが初めに質問させていただく前日で、私は銀の下の虫歯だと信じ込んでいたので、歯医者さんに

「高い歯を削りましょう」

と言われて、

咬合に不満はないのに、虫歯が見つからないのなら見つかるまで私が家で探すから待ってくれればいいのに、何で削るんだろう?」

と思い、お断りして帰ってきたのです。
いつも優しい歯医者さんが、お断りしたとたん怖い顔でそっぽを向かれたので、悲しい気持ちでとぼとぼ帰りました。

もう一軒の歯医者さんにはこちらでメールでのご相談を繰り返している間に伺いました。
3、4日痛みがなくなったので、不思議がっている時です。
いま痛くないのなら咬合は見なくていいと言われました。

実際に痛みがあったのは、海外に行った10日間だけではなく、その前丸3ヶ月間ずっと、食べる時に時々チクッとするのを繰り返していました。

その痛みが海外に行ったとたん、とても強くなって、そこではモノが噛めないまでになったのに、帰国したとたん、その前の3ヶ月間にあった痛みまで感じなくなりました。

強い痛みがなくなって以前からの弱い痛みに戻るのなら当然ですが、以前の痛みすらなくなってしまったのがとても不思議です。

でもちょっと耳の後ろ下あたりの筋が凝るような感じがします。

症状がある不正咬合に対しての、タイヨウ先生の治療方法を教えていただきありがとうございました。

自分でも調べてみようとネットで検索してみましたが、ものすごい症状の方の話ばかりで、私のようなブラキシズムがある場合に痛くなるところがある、なんて軽い場合の話は出てきませんでした。

タイヨウ先生の「症状があれば、歯型を取って、咬み合わせを採って、フェイスボウをかけて、咬合器に付着して‥」というような治療は、保険でも可能なことなのでしょうか?

もし可能だったら、私がかかった先生もなさったはずだと思うので、同じことが全部できるようには思えません。
不正咬合の保険診療について自分で調べたら、手術とかそういう話ばかり出てきて、軽い場合のことは何もわかりませんでした。

保険でできるのは、このうち、どこまでくらいなのでしょうか?

もしよろしければ、また教えてください。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-12-10 11:42:30
保険でも可能なことなのでしょうか?

ゴメンナサイ。
僕の知る限りでは咬合診断、咬合治療を保険で行っている先生は知りません。
(ウチも保険医療機関を辞退していますので)

探せばいらっしゃるのかも知れませんが‥。


大学病院の「(咬み合わせ)専門外来」などは保険でやっているのかどうかは不明です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-11 11:50:48
再びの御返信、ありがとうございました。
大切な返信なので、また一晩かけてじっくり考えさせていただきました。

やはり保険ではあまりされていないことなのですね。

歯チャンネルにご相談し、田部先生にお答えいただけたことで、私が感じていた通り「二次カリエスによくある痛みであること」を確認させていただき、タイヨウ先生にお答えいただけたことで、私が知らなかった「咬合性外傷」でも同じような痛みがあることを教えていただきました。

初めの相談メールを書かせていただいた時には、不安でいっぱいで、

「このわけのわからない状況から誰も助けてくれない」

という気持ちだったのに、相談を重ねるうちに、に対する恐ろしさがどんどん和らいでいきました。

元々、「歯」という字を見るだけで気持ちが暗くなるので、すごく興味があっても、歯チャンネルのメルマガも取れなかったくらいです。
についての本などは平気で読めるのに・・・。
私の歯に対する恐怖の源は、

歯科の先生のなさることがいいのか悪いのかわからないまま処置をされてしまいそう。自分で自分を守ることができない」

というところです。
癌の手術では歯科のように一瞬何かを説明されたような気がした次の瞬間には切られている、なんてことはなさそうで、少なくとも手術は他の日なので、歯科のほうが怖い気がするんじゃないかと思います。

今回、ご相談させていただいて、私は、

「まず咬合性外傷と考えて、タイヨウ先生に教わったことを大切な知識として、今かかっている歯医者さんに相談してみよう。けれども二次カリエスの疑いもちゃんと持って経過を見よう」

と考えています。

保険での咬合の治療がかなり限られていること、保険外ならある程度対応があることも知ることができ、私も年なわけだし、これからは保険外の治療ということも視野に入れようと思いました。

かつて友人に「100万かけた歯科の治療であごが開かなくなった。痛い。苦しい」と泣かれたことがあり、元々歯科が恐ろしいところに、自費はもっと恐ろしい・・・という印象がありましたが、親切にしてくださったタイヨウ先生が自費専業と伺って、本来はいいものなのかも・・そういうことも考えてもいいのかも・・という気がしてきたのです。

自分がどういう状況に置かれて、どういう対応が可能かということを知れば、症状は変わらなくても恐怖はなくなります。
この歯チャンネルに相談して、恐怖がなくなってみると、本当に、怖くないっていいものですね!

歯が痛くてモノがまったく噛めなかった時でさえ、どの歯が痛いかも痛みの原因もわからなかったので、痛みよりも間違った治療をしてしまわないだろうかという恐怖の方がずっとつらかったです。
痛くなってからも、朝から晩まで歯のことばかり考えて、おびえて暮らしていました。
今はその日々が嘘のようです。

ありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-12-11 12:48:00
良かったです。

>私のに対する恐怖の源は〜自分で自分を守ることができない」というところです。

それを危惧して田尾先生はこのサイトを立ち上げられたのですから。
やはり、必要最低限の歯科知識を持って御自身の歯を守り、歯科治療に臨んでいただければ必要以上の恐怖を抱かないと思います。


の手術では〜少なくとも手術は他の日なので、歯科のほうが怖い気がするんじゃないかと思います。

そうですね。
もっと、説明の時間が欲しいです。
それは日本中の歯科医師が思っている事ではないでしょうか?



>タイヨウ先生が自費専業と伺って、本来はいいものなのかも・・

恐縮です。

限られた財源、決められたルールに従って診療に臨まれている保険の先生方にはホント頭が下がります。

僕は保険診療をやっていたころはストレスで気が狂いそうになっていましたから‥。

今は、相談の時間、カウンセリングの時間でも患者様からお金を頂いております。
その分、納得のいく説明、満足のいく治療を心がけています。


しかし、全て自費が良いか?と言われるとそうでもない場合もありますので、そのあたりはしっかり考えて治療に臨まれると良いと思います。


おだいじにされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-11 18:06:18
タイヨウ先生の「保険診療をやっていたころはストレスで気が狂いそうになっていました」という一文を読んで、ハッとしました。

それだけのストレスがあるのなら、時々怒ったような顔をなさる時があるのも当然のこと、納得しないと治療を受けたくない私はイヤな患者なのだろうと考えて落ち込むほどのことはないのだろうと思いました。

信頼してかかっている先生が前回ムッとなさったようすなので、このまま捨てられてしまうのかなあ、また歯科難民になってしまうのかなあ、と、しょげていたのですが。

再び、ありがとうございました。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-12-11 19:19:24
何かメル友のような会話が続いております‥。^_^;


>時々怒ったような顔をなさる時があるのも当然のこと

>信頼してかかっている先生が前回ムッとなさったようすなので


人である以上、そう言う時はあるかも知れませんね。


僕も保険で1日に30人40人と診ていた時期があります。
1時間に4人5人と言うペースですから、一人の診療時間は10〜15分刻み。
正直、僕は患者さんの顔も名前も覚えていませんでした。
(当時の患者さんゴメンナサイ)
それって、プロ失格かな?とね。
でも、レントゲン型を見ると思い出すんですよ。

「ああ、僕は歯は診ていたけれど、人は見ていなかったんだな‥。
 歯は治せたかもしれないけれど、人を治していなかったんだな‥。」

と思うようになっちゃったんですよね。
それが保険を辞めちゃった最大の理由です。

今は原則として1人の患者さんに1時間の時間を取ります。
5分で終わる処置であっても1時間取るんですよ。
残りの時間は患者さんとおしゃべりしています(笑)。

お口の事だけでなく、ご家族のお話やお仕事の話、趣味の話なんかも‥。

そうすると、いろいろ見えてきたりして‥。

僕がこのサイトでブラキシズムの事を「バカの一つ覚え」で書く事が多いのは、そう言った患者さんのお話を聞いているからなんです。

ある時期から急に歯が痛くなったり、何もしていないのに治まってみたり‥。
そうすると、大抵、お仕事が急に忙しくなったり、お子さんの受験が大変だったのが、合格してほっとした‥なんて時期と重なるんですよ。


ま、そんな事ばかりじゃなく、ちゃんと治療している事もありますけどね(笑)。

また、時間に余裕があるので、嫌な事があっても次の患者さんを向い入れるまでには気持ちをリセットして臨む事が出来ていると思います。
「どんな患者さんにも安定した精神状態で臨む」
と言うのも歯科医としてプロの仕事かな?って思ったりしてね。

僕は1時間で4〜5人診ていた環境では気持ちのリセットも出来ていませんでしたね。



あらら、お話が長くなってきたので、このへんで‥。
おだいじにされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-12 14:15:21
再度のご回答、ありがとうございます。
そして、すみませんでした。

慎重な性格なので、お礼を書いてから一晩(なんでも一晩考えて行動するたちです。だから歯科が余計に恐ろしいのです)たってから解決ボタンを押そう、と思っていたら、ご回答を再びいただいて、お手数をかけることになってしまいました。

ごめんなさい。

そうするうちにまた聞きたいことがひとつだけ出てきて、図々しいけれど、お尋ねしちゃいます。
もし、しつこさに腹を立てられたら、そのまま無視して許してください。

歯軋り防止用のナイトガ−ドって、タイヨウ先生はどう思われますか?
歯軋りをしているなら、咬合調整よりも、まずはナイトガードだと二番目の歯医者さんに言われたのですが。

の状態はほとんど見ず、というか眺めただけでおっしゃったので、歯を見て特に私に適しているというわけじゃなく、それを標準となさっているということらしいのですが、なんか不自然なものなので、それっていいものなんだろうか?と全然わかりません。

タイヨウ先生も、それほど重大でない歯軋りに対してナイトガードを使ったりなさいますか?

もしよろしければ、教えていただきたいです。

それと、質問ではなく、保険に対するタイヨウ先生のお話を読ませていただき、考えたことがありますので、ご面倒でなければ聞いていただきたいです。

保険制度のため歯科の先生達が苦労なさっていることは以前から感じていました。健保での医療の難しさについて、「健保の掛け金を増やすのも大変だし、財源が限られてるから仕方ない」という見方がけっこう一般的にあると思います。

でも、私から見ると、医療界って、ものすごく無駄が多いんです。

私は医者じゃないですが、25歳頃から毎年300冊は歴史書やノンフィクションに関する本を読んでいる中で、医療に関するドキュメンタリーも年間最低でも20冊は読んでいます。20冊を20年読めば400冊です。

それに加えて、体が弱いのでよくお医者さんにかかってきました。
私の感じでは、健保システムを運営している方々は健康であまり病院にかかったことがないんじゃないかと思います。
実際にどう運営されているか現場を知らないんじゃないかと思います。

さらに私は節約がすごく得意です。
大食いの夫と中学と高校の男の子との4人家族で、下の子の学校給食以外全部まかなっている食費が月に3万円です。
それで、ブログに夕食のメニューを載せては「ブログのメニューにいつも憧れています」というコメントをいただいてます。
その食費で世界中の料理ができますから。水道使用量なんか先月は月7m2です。

その私の目から見ると、医療保険制度って滅茶苦茶です。

もし、歯チャンネルで「歯科医療の充実の財源を作るため、健康保険の無駄を省くアイデアを持ち寄るページ」ができたら、ぜひお役に立ちたいです。

歯チャンネルの先生方のおかげで、歯に対する恐怖がとても小さくなったので、メルマガも登録させていただきました。
もし歯チャンネルで、そういうページを作ることになったら、メルマガの題名に大きく載せていただければ、必ずアイデアを書かせていただきに行きます。

事業仕分けじゃないですが、誰が見てももっともだと思うアイデアが多数の人から寄せられれば、「4人分500円の材料費でフランス料理のコースが可能」な私の料理のように、無駄をなくした上に患者の幸せ向上にも貢献するようにシステムが変わる力になるかもしれません。

では。
長くなってしまい、また、質問でもお礼でもないことまで書いてしまってすみません。

ご返信をいただけてもいただけなくても、次こそ解決ボタンを押させていただこうと思っています。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-12-12 18:50:57
ナルホド‥。


保険制度に関してはなかなか難しいですね。
確かに無駄が多い気もします。
しかし、中医協も不透明で解りずらかったり(今回は現場の医師が外れたようですね、いいんだか悪いんだか‥)。

このサイトでそのような運動を起こすかどうかは管理者である田尾先生の判断になると思います。



さてさて、ねこまたさんからのご質問

>それほど重大でない歯軋りに対してナイトガードを使ったりなさいますか?

との事ですが、僕は使います。

僕は「ソフトの2mm」というサイズで作るのですが、僕としてはナイトガード(マウスピース)には2通りの役目があると思っています。

一つ目は「を守る」と言う事。

本来、ブラキシズム(特にクレンチング)は寝ている時だけでなく、日中も行っていると思っています。
ですから、ご自身が「咬み締めないぞ」という意識を持つことが大切なのですが、さすがに、寝ている時までのコントロールは難しいモノです。
(自己暗示により、コントロールできている人もいます)

なので、寝ている時に使ってもらう事が一つ目の役割です。


二つ目は「気づくためのセンサー」として日中に使ってもらう事。

上述したようにクレンチングは日中も行っているものです。
パソコンでの仕事を長時間お粉手いたり、お料理していたり‥。

しかし、なかなか「いつクレンチングしているか?」は自覚しづらいものです。
なので、日中もナイトガードを装着してもらい「いつクレンチングしているか?」が気が付きやすいようにしてもらっています。

そして「ナイトガードを咬まないように」と指示しています。

そう言った事を意識するようになると、自然と寝ている間のコントロールもできるようになるみたいです。



まあ、ご自身でナイトガードの使用はコントロールできるわけですから、「使いたくなければ使わなければ良い」ので、僕は「まあ、騙されたと思って使ってみてくださいよ」という感じで気軽に作ります。
何よりも「歯を削らないで済む方法」ですからね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこまたさん
返信日時:2009-12-14 17:33:00
ご回答、ありがとうございます。

いつもは「せっかく答えてくださるので、じっくり考えて質問しよう」と一晩おいて返信させていただいていましたが、今回は「悔いのないお礼を書きたい」ので、ゆっくり考えさせていただきました。

始めに質問を書かせていただいた時には、頭に血が上り、自分のの現状が見えないことの恐怖で追い込まれていた私ですが、こちらで相談に乗っていただいたことにより、歯の病気も体の他の部分の病気と変わらないのだと半分くらいは思えるようになりました。

歯の場合にのみ強く感じる恐怖感をすべてなくし、歯を体の他の部分と同じような普通の臓器と感じられるようになるには、まだちょっと道のりがある気がしますが、先生に励まされたつもりになって頑張っていきたいと思います。

歯という字を見ただけで、すうっと気分が悪くなっていた私が、歯チャンネルメルマガに申し込めるまでになりました。
読んでいれば、保険についてのアイデアじゃなくても、いずれ何かお役に立てるチャンスに会えるかもしれません。
それまでは以前の状態に戻らないように、気持ちを強く持っていきたいです。

ナイトガードへの質問にも、お答えありがとうございました。
自分でナイトガードについて調べ、お答えを読ませていただき、「私は特に<タイヨウ先生が>ナイトガードを使っておられるかどうかをお聞きしたかったのだなあ」としみじみ思いました。

一般的に「言われていること」は、ネットで調べられる世の中ですが、一般的な情報は自分が信頼している人からのものではありません。
信頼している人が使っていると伺えば、それだけで「危ないものではなさそう」と思えます。
その安心感は絶大で、ネットでいくらナイトガードについて調べ上げても得られるものではありません。

初めから歯医者さんに完全にお任せできるだけの信頼を持てれば、何の不安もなく自分で考えることもなく、幸せなことなのだろうなあ、と思います。

今までの人生において歯でさんざん大変なことがあり、自分の身は自分でしか守れないと怯えてきた私は、すぐにはそういう幸せな患者にはなれませんが、歯医者さんに率直に疑問をぶつけて相談し、信頼すべきところは信頼することで、あまり不幸じゃない患者になっていきたいです。

12月2日に相談させていただいてから今までの2週間近く、本当にありがとうございました。

ここまで先生にお世話になって、まだ怖がっていてはバチが当たるぞ、と、できるだけ明るく歯科に向き合っていきたいと思います。

お世話になった有難さを、気持ちの支えにさせていただきます。

ありがとうございました。



タイトル 粘着性のあるものを食べると、歯がキーンと針でつつかれたように痛む
質問者 ねこまたさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 原因不明の歯の痛み
歯の痛み その他
噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
歯軋り(歯ぎしり)
歯軋り用マウスピース・ナイトガード
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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