知覚過敏の痛みがあり受診したが歯周病について医院により診断が違う

相談者: スカイさん (32歳:女性)
投稿日時:2009-12-17 11:46:50
参考:過去のご相談
知覚過敏の治療後も痛みが続く。神経を抜いたほうがいいのか?
知覚過敏の治療後も痛みが続く。ブラキシズムではないと言われました



知覚過敏歯周病について相談させていただきます。

知覚過敏の治療で、歯科医院に通っています。

その際、歯周病菌がいるか顕微鏡検査をしてもらいましたが、マイナスという結果でした。
歯茎も引き締まっていて、ポケットも4mm以下なので、歯周病ではないと言われました。


その後、知覚過敏の自発痛が続いており、他の歯科医院で診てもらったところ、知覚過敏の歯は、抜髄しなくてもそのうち痛みが治まると思うが、レントゲンを見て、典型的な歯周病ですと言われました。

知覚過敏の痛みが治まったら、コーティングしている部分を取らないと歯周病がさらに進むと言われ、今は他の歯の痛みがないかもしれないが、他の歯も痛みが出てくると思うと言われました。

顕微鏡で歯周病菌が出なかったことをお話ししたのですが、たまたま出ないこともあると言われました。



知覚過敏の歯はしばらく様子を見ようと思いますが、歯周病については全く逆の結果だったので驚きました。

今、どちらの歯科医院に通うか迷っています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-12-17 12:13:38
実際に診察しないと、なんとも言えませんが、よくある勘違いと誤解について書きます。

歯周病の多くは「歯周炎」と「歯肉炎」があり(紛らわしいですが)、歯周炎の方が重症です。

歯周炎の診断で一番信頼できるのは、プロービングです。
俗に言う「ポケットの深さ」です。

ポケットが無くて、歯周病といわれた場合は、「歯肉炎」、つまり歯肉炎症を起こしているだけ、ということが考えられます。


ポケットがなければSRPなどの専門的な治療は必要ありません。
ただし、歯肉が発赤していたり、炎症をおこしているならば、ポケットがなくとも炎症は改善すべきです。

その場合には(SRPとは少し違いますが)、スケーリングブラッシングをおこなえば、改善は可能です。


どちらも「歯周病」と呼んでいますので、担当の先生に是非聞いてみてください。

お大事になさって下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スカイさん
返信日時:2009-12-18 10:18:05
大野先生、ご丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。


レントゲンを見て、歯周病だとおっしゃった先生は、ポケットの深さだけでなく、本来あるべき部分より骨がかなり下がっているので、典型的な歯周病だという考えのようです。


ポケットの深さは今治療している右上の前から5番目ののみ4mmで、他の歯は3mmまたは2mmでした。

その先生は、3mmだと歯周病の深さなので、やはり歯周病だと言われました。
このままだと歯周病が原因で他の歯も知覚過敏の痛みが出てくると言われ、正直怖くなっています。

今のところ、歯茎に腫れや出血もなく、引き締まっているようです。



再度教えていただきたいのですが、今治療している知覚過敏の歯のコーティングを取らないと歯周病がより進行するというのは、一般的なことなのでしょうか?

直接診ていただいていないので、お答えいただくのは難しいと思いますが、よろしくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-12-18 10:49:51
スカイさんのおっしゃる“コーティング”(多分、CRと推測します)が、もしプラークコントロール(つまり歯ブラシによる清掃)の邪魔になるようでしたら、取った方がいいでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スカイさん
返信日時:2009-12-18 11:19:38
大野先生、お忙しいところ、回答いただきありがとうございます。

プラークコントロールの邪魔になるということだったんですね。
よくわかりました。

どうもありがとうございました。



タイトル 知覚過敏の痛みがあり受診したが歯周病について医院により診断が違う
質問者 スカイさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病(歯槽膿漏)予防
その他(診断)
知覚過敏
回答者




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