欠けた前歯の今後、同じようにくっ付けるか差し歯にするか迷います
相談者:
めいとんさん (22歳:男性)
投稿日時:2010-01-22 03:31:53
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-01-22 06:07:24
めいとんさま、おはようございます。
前歯が欠けてしまって抜髄した後、充填処置をしてあるのでしょうか、それとも欠けた歯片そのものを接着してあるのでしょうか。
いずれにしても、咬合状態によっても取れやすいか取れにくいか決まると思います。
また欠けたとのことですが、むし歯で欠けたのか外傷によって欠けたのかでも予後は違ってくるでしょう。
その辺りも勘案した上で、今後の治療方法を決めることになるでしょう。
>ファイバーコアには、歯チャンネルで書かれている以外のデメリットはありますか
ファイバーコアといってもピンキリなので、ひと括りに這いえないと思います。
結局の所、担当医の診断能力と腕によって違ってくると考えています。
親切で腕のいい歯科医を捜す能力の方が重要な気がします、参考になさってください。
前歯が欠けてしまって抜髄した後、充填処置をしてあるのでしょうか、それとも欠けた歯片そのものを接着してあるのでしょうか。
いずれにしても、咬合状態によっても取れやすいか取れにくいか決まると思います。
また欠けたとのことですが、むし歯で欠けたのか外傷によって欠けたのかでも予後は違ってくるでしょう。
その辺りも勘案した上で、今後の治療方法を決めることになるでしょう。
>ファイバーコアには、歯チャンネルで書かれている以外のデメリットはありますか
ファイバーコアといってもピンキリなので、ひと括りに這いえないと思います。
結局の所、担当医の診断能力と腕によって違ってくると考えています。
親切で腕のいい歯科医を捜す能力の方が重要な気がします、参考になさってください。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2010-01-22 08:49:35
ご相談ありがとうございます。
山田先生のお話の通り、まず原因や状況を見極めることがこれからの治療選択の大事なポイントになります。
>?もう一度くっつけてもらう。
条件が合えば、これが1番よいかもしれません。
うまくいけばとてもきれいに仕上がります。
何しろ人工的な歯ではなくて、自分自身の歯ですから、形も色も自然です。
以外に何年も長持ちします。
デメリットとして、もちろん外れるかもしれませんが、またつけることを繰り返しても良いかもしれません。
また何年か経って色が変色してくる場合もあるかもしれません。
>?差し歯にする。
これも考えられます。
>今後、差し歯にするときに何か不都合が起きないか教えてください。
今よりも相当削ることになります。
間違って肝心なところを削りすぎたり、ぴったりフィットしないさし歯を作ってしまうと、将来その歯全体を根こそぎ失ってしまうリスクを新たに発生させてしまうこともあります。
さし歯は何回もやり直すと歯を失う確率がどんどん増えますから、もし治療するならば少なくとも1回で20年か30年は長持ちさせる目標で取り組むと安心でしょう。
>?だとファイバーコアにしようと思っているのですが、ファイバーコアには、歯チャンネルで書かれている以外のデメリットはありますか?
他には、ファイバー・コアといっても結局はレジンの塊のことですから、その欠点には注意しなければなりません。
レジンという材料はとても優れた性質をもっていて、現代の治療には欠かせません。
しかし、その欠点を最小限にする配慮をしないと、良さを生かせないばかりかかえって困ることにもなりかねません。
たとえば接着剤にもレジンは使われ、とても効果的ですが、ある意味で基本的には限りなく薄くすると良い結果が出るといわれています。
しかし、ファイバー・コアは大きな塊のレジンを入れなくてはならず、根の中の歯の材質との接着性能と、長期的な安定が成功の要素となります。
ファイバー・コアのメリットは弾力があることですが、しなるという性質から、接着面で地震の時の断層のような横ずれの力がかかります。
また、膨張係数の差といって、温度の変化によって膨らんだり縮んだりする割合が歯と違い、接着面がはがれる力が働きます。
少しずつはがれると目には見えませんが、そこが膨張と収縮によってポンプのように働き、外から唾液やばい菌があれば吸い込む動きが始まり、全体がはがれたり、中なら少しずつ虫歯になったりする可能性がなくもありません。
まだ何十年も長期間経過を観測したデータはないと思います。
それがほかの欠点ともいえないこともありません。
ちなみに白金加金などの金属の土台は、私のところでは34年くらい長持ちしている例が最長ですが、簡単に歯が割れることはないと個人的は思っています。
ただの土台で見えない部分と、簡単に思われるかもしれませんが、実は金属の土台は意外に難しいところがあります。
今までどこかよそで治療を受けた方が、差し歯が土台ごと取れたとか、根が割れたとかで転院してこられる方がとても多いのですが、それを見ると正しく作られた土台を見たことがありません。
つまり、金属の土台の方法が悪いのではなく、治療方法が正しくないために外れたり割れたりしています。
もちろん虫歯が完全に取りきれるかどうかも大事です。
目に見えないから判断が難しいでしょうが、どんな治療でも内容が大事です。
まずくっつける方法を試みても良いのではないでしょうか。
山田先生のお話の通り、まず原因や状況を見極めることがこれからの治療選択の大事なポイントになります。
>?もう一度くっつけてもらう。
条件が合えば、これが1番よいかもしれません。
うまくいけばとてもきれいに仕上がります。
何しろ人工的な歯ではなくて、自分自身の歯ですから、形も色も自然です。
以外に何年も長持ちします。
デメリットとして、もちろん外れるかもしれませんが、またつけることを繰り返しても良いかもしれません。
また何年か経って色が変色してくる場合もあるかもしれません。
>?差し歯にする。
これも考えられます。
>今後、差し歯にするときに何か不都合が起きないか教えてください。
今よりも相当削ることになります。
間違って肝心なところを削りすぎたり、ぴったりフィットしないさし歯を作ってしまうと、将来その歯全体を根こそぎ失ってしまうリスクを新たに発生させてしまうこともあります。
さし歯は何回もやり直すと歯を失う確率がどんどん増えますから、もし治療するならば少なくとも1回で20年か30年は長持ちさせる目標で取り組むと安心でしょう。
>?だとファイバーコアにしようと思っているのですが、ファイバーコアには、歯チャンネルで書かれている以外のデメリットはありますか?
他には、ファイバー・コアといっても結局はレジンの塊のことですから、その欠点には注意しなければなりません。
レジンという材料はとても優れた性質をもっていて、現代の治療には欠かせません。
しかし、その欠点を最小限にする配慮をしないと、良さを生かせないばかりかかえって困ることにもなりかねません。
たとえば接着剤にもレジンは使われ、とても効果的ですが、ある意味で基本的には限りなく薄くすると良い結果が出るといわれています。
しかし、ファイバー・コアは大きな塊のレジンを入れなくてはならず、根の中の歯の材質との接着性能と、長期的な安定が成功の要素となります。
ファイバー・コアのメリットは弾力があることですが、しなるという性質から、接着面で地震の時の断層のような横ずれの力がかかります。
また、膨張係数の差といって、温度の変化によって膨らんだり縮んだりする割合が歯と違い、接着面がはがれる力が働きます。
少しずつはがれると目には見えませんが、そこが膨張と収縮によってポンプのように働き、外から唾液やばい菌があれば吸い込む動きが始まり、全体がはがれたり、中なら少しずつ虫歯になったりする可能性がなくもありません。
まだ何十年も長期間経過を観測したデータはないと思います。
それがほかの欠点ともいえないこともありません。
ちなみに白金加金などの金属の土台は、私のところでは34年くらい長持ちしている例が最長ですが、簡単に歯が割れることはないと個人的は思っています。
ただの土台で見えない部分と、簡単に思われるかもしれませんが、実は金属の土台は意外に難しいところがあります。
今までどこかよそで治療を受けた方が、差し歯が土台ごと取れたとか、根が割れたとかで転院してこられる方がとても多いのですが、それを見ると正しく作られた土台を見たことがありません。
つまり、金属の土台の方法が悪いのではなく、治療方法が正しくないために外れたり割れたりしています。
もちろん虫歯が完全に取りきれるかどうかも大事です。
目に見えないから判断が難しいでしょうが、どんな治療でも内容が大事です。
まずくっつける方法を試みても良いのではないでしょうか。
回答3
大野歯科医院(群馬県前橋市)の大野です。
回答日時:2010-01-22 10:55:43
ファイバーコアのデメリットとして、操作が難しい、というのがありますが、これは接着技法に精通した歯科医師ならば、だれもで思っていることでしょう。
患者さんにとって直接的なデメリットとしては、さがら先生もご指摘されていますが、長期の予後の研究がない、または少ないというものだと思います。
でもこれは、新しい技術や製品にはいつも言われることです。
私自身はいまのところ、条件さえよければ、ファイバーコアも悪いものではないと思っています。
でも条件がわるければ、どんな材料をつかってもリスクがあるのですが。
お大事になさってください。
患者さんにとって直接的なデメリットとしては、さがら先生もご指摘されていますが、長期の予後の研究がない、または少ないというものだと思います。
でもこれは、新しい技術や製品にはいつも言われることです。
私自身はいまのところ、条件さえよければ、ファイバーコアも悪いものではないと思っています。
でも条件がわるければ、どんな材料をつかってもリスクがあるのですが。
お大事になさってください。
相談者からの返信
相談者:
めいとんさん
返信日時:2010-01-22 19:32:36
先生方ご回答ありがとうございました。
色々と考えさせられます。
担当の先生とも、しっかり話し合って決めていきたいと思います。
ありがとうございました。
色々と考えさせられます。
担当の先生とも、しっかり話し合って決めていきたいと思います。
ありがとうございました。
相談者からの返信
相談者:
めいとんさん
返信日時:2010-01-26 01:07:40
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-01-26 09:10:46
>この場合での今後の治療はどうしたらいいでしょうか?
前歯にストレスを与えないようにして、「経過観察」でよろしいのでは?
前歯にとって大きなストレスを与える行為とは
1・硬いものを咬まない
…ヘアピンや鉛筆などを咬む癖はダメ。
2・咬んで引っ張るような事はしない
…ピザやタコス、パンなど、一見柔らかいものでも「引っ張ると言う行為」は大きなストレスになります。
>ファイバーコア以外に適したコアはありますか?
諸先生方の書かれている通りです。
コア材を選ぶより、担当の先生の扱いなれたコアを入れてもらう事が大切だと思います。
前歯にストレスを与えないようにして、「経過観察」でよろしいのでは?
前歯にとって大きなストレスを与える行為とは
1・硬いものを咬まない
…ヘアピンや鉛筆などを咬む癖はダメ。
2・咬んで引っ張るような事はしない
…ピザやタコス、パンなど、一見柔らかいものでも「引っ張ると言う行為」は大きなストレスになります。
>ファイバーコア以外に適したコアはありますか?
諸先生方の書かれている通りです。
コア材を選ぶより、担当の先生の扱いなれたコアを入れてもらう事が大切だと思います。
相談者からの返信
相談者:
めいとんさん
返信日時:2010-01-26 11:57:11
回答5
相談者からの返信
相談者:
めいとんさん
返信日時:2010-01-27 03:17:22
ご回答ありがとうございます。
確かにそうですよね^^;
煎餅が食べられるなら、自分でも以前となんら変わらない生活が送れると思います。
残った歯を大切にしていきたいと思います。
先生方ありがとうございました。
確かにそうですよね^^;
煎餅が食べられるなら、自分でも以前となんら変わらない生活が送れると思います。
残った歯を大切にしていきたいと思います。
先生方ありがとうございました。
タイトル | 欠けた前歯の今後、同じようにくっ付けるか差し歯にするか迷います |
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質問者 | めいとんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 22歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯が割れた・折れた・欠けた ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台) お勧めの土台(コア) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。