自費でのセカンドオピニオンを受けようとしても、どの歯科でも保険扱いに

相談者: ガーデンさん (54歳:男性)
投稿日時:2010-02-22 01:38:05
予め電話にて、

セカンドオピニオンということで、予約を取れますか?自由診療にして下さい」

と断って予約を取るのですが、これまで三つの医院を受診した結果、全て保険診療の初診扱いになってしまいました。

一月の終わりにセカンドを取り、2月の初めにサードを、そこで治療を始めましたが、他の医師の意見が聞きたいと思うことが発生してたので、先週フォースをとりました。
それでも各医院とも違う診断で、どこを信用していいのかと落ち込んでしまいす。

しかし、なぜにセカンドオピニオンです、自由診療でお願いします、と申し込んでいるのに結果は、保険診療の初診扱いになってしまうのでしょうか?

内容は、パノラマを撮って、デンタル一枚撮るという内容です。
医院の方に迷惑がかからないように、また自身にも保険事務所から何か言われないように自由診療でと、お願いするのですが。

結局のところ特別な医院のデンタルドックのようなものでしか、自由診療で意見を伺うことはできないのでしょうか?

歯チャンネルにて、セカンドオピニオンについての概念は理解しているつもりなのですが・・・
アドバイスいただければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-02-22 05:47:56
ガーデンさまおはようございます。

セカンドオピニオンを求めて受診した所、レントゲンを撮影して保険診療の扱いになってしまったわけですね。

推測ですが、受診なさった医療機関がセカンドオピニオンについて理解なさっていなかったように思います。

したがってレントゲンの撮影をしたうえで保険診療の初診扱いで対応なさったのではないでしょうか。
そんな気が致します。

個人的にはセカンドオピニオンは診察はしないと思います。
資料をお持ちいただいてそれを基に意見なりをお話しすることと認識しております。

参考になれば幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-02-22 08:42:36
ご相談ありがとうございます。

ご指摘のようにセカンドオピニオン自由診療にしたほうが真価が発揮されると考えます。

その目的は、一つは治療の基礎知識の確認と、全種類の治療からの選択方法とその是非とか、一般的な説明が主になります。

二つ目は、その方の検査結果などにより、その方だけの特異的な治療方法の選択とその結果の見通しについての推測を今までの実績や根拠を含めて、専門的に説明します。

そして両方の場合とも、同時に質疑応答をしてお気持ちの整理ができるまでディスカッションをすることが一番の要点となります。

どちらの場合もその時には治療を実施しないことを前提としています。

この納得していただくという目的は歯科人間ドックでも同様な考えです。



したがって、レントゲンなどの検査も行うこともありますが、それはほんの一部のことにしかすぎません。

保険でおこなう意味の、どなたにも平等に、安く・早く・簡単に・定形的に一律の結果を耐え忍んでいただく互助制度の内容とは異なるとも言えます。

納得できるまで十分に時間をとって、対話を中心に、作業ではなく単に話をするという考えることが大切な内容は、自由診療にこそ真価を発揮できるといえます。

場合によっては、おひとりだけではなくご家族全員がそろっておいでになっても、カウンセリング・ルームでプライバシーが守られていれば落ち着いてお話に集中できますし、きちんと対応できるはずです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-02-22 09:45:15
セカンドオピニオン自由診療でと言われても、余り経験がないので、保険診療にしたほうが、患者さんに負担もあまりかけないし・・。
と思ってのことでしょう。
 
あまりないことなので、いくらにいくらにしようか、料金設定していない所が多いとおもいます。

それで、しっかり「保険は使わないで!」とおっしゃれば、そうしてくれるのでは と思います。

相談するたびに違う考えを言われて、とまどうことでしょう。
このサイトの相談者でも180度違う意見が出ることがあります。

私自身でも10年前とは全く違う考えをもっています。
それどころか、半年前でも今とは考えがかわったところが多いです。
それだけ、人間の体・口腔は、深いところなのでしょう。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-02-22 09:54:50
おはようございます。

越久村先生がおしゃっているように

セカンドオピニオン自由診療でと言われても、余り経験がないので、保険診療にしたほうが、患者さんに負担もあまりかけないし・・。と思ってのことでしょう。」

だと思います。


セカンドオピニオン自体がまだ一般的になっていないと思われますので。

個人的には自由診療でするものと思っています。


以上参考になさってください。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-02-22 10:11:05
そうですね。

僕も諸先生方と同意見です。

まだまだ歯科界には「セカンドオピニオン」自体が浸透していないのだと思います。


当サイトの「リアル歯チャンネルプロジェクト」も「もっと正しいセカンドオピニオンを広めよう」という趣旨で始まった「歯科界初の試み」だと思っています。

⇒参考:リアル歯チャンネルプロジェクト

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-02-22 13:28:09
こんにちは、諸先生方が書かれているように歯科医自体あまり浸透していません。
本来のセカンドオピニオンは元々の担当医に申し出て、諸データ(X写真、検査結果)等を借りてセカンドオピニオンを行う事になっています。

相談しに言ったところ診療扱いになったということかもしれません。
患者さんの負担を考えてのことだと思います。

大学病院ではセカンドオピニオン外来(歯科についても設置していると思います)を表に出しております。
ただ、冒頭に書きましたように主治医にいって紹介状を書いてもらう事になります。

ご参考になさってください。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-02-22 19:08:47
こんばんは。

昨夜別のご相談で、他の先生の意見も求めては・・と軽々しく書いてしまいましたが、すでにフォースオピニオンまで求めておられたのですね。
大変失礼しました。



さて、一般歯科におけるセカンドオピニオンの実情については、残念ながらその様なものだと思います。
(※私自身も数年前まで、保険の初診と同列に考えていました)

また、セカンドオピニオンの定義やルールの様なものも各医師認識がバラバラで、リアル歯チャンネルプロジェクトも立ち上げにも実は苦労しています。。

少なくとも、他の先生方がお書きの様に、まともに応対しようと思えば保険の「初診」の範疇ではなくなってくるでしょうね。



かえって、

「セカンドオピニオンをお願いしたいのですがおいくらですか?」

と問い合わせて、

「当院の場合は○○円です」

とすんなり、それなりの金額を答えられる様な医院の方が期待出来るのではないかと、個人的には思いますよ。

わざわざ格安や無料で行う理由があるとしたら、集患目的以外にはない様な・・。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ガーデンさん
返信日時:2010-02-23 00:44:23
各、先生方、ご回答ありがとうございます。

受診先にて、医師の方にも現在他院にかかっているが(何院目であるとかも)、別の意見が聞きたくて来ましたと申しあげるのですが、支払い時に保険扱いになってしまいます。


予約時には、セカンドオピニオンでと念を押して了解を得ているのですが。

ただし、前医院にて資料を借りるというのは実際上難しいので、資料は持って行っていません。

こちらとしては、レセプトが認められないということで、医院に迷惑をかけるのではないか、また自身が不当な保険の使い方をしていると、公機関から指摘されるのではないかと心配しています。

よろしくお願いします。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2010-02-23 03:14:42
相談のみを受ける体制が整った歯科医院ではない場合、セカンドオピニオンをどのように扱えば良いのかが分からず、とりあえず保険の初診にしておこうと考えることは十分理解できます。

これは確かに保険の範囲からは外れた使い方だと思いますが、医院側の判断で行っていることなので、ガーデンさんご自身が公的機関から指摘されることはまずないと思いますよ。

純粋に相談だけを行いたいのであれば、ホームページ上で「相談料1時間○○円」と明記している医院がベストだと思います。

そのような医院であれば、別の意見を聞きたいという患者さんへの対応も慣れているはずですので。

実際、歯科医師によって治療方針は大きく変わる可能性があるわけですから、患者さんの立場に立って考えればもっと手軽に複数の歯科医師の意見が聞けるようなシステムがあってしかるべきだと思います。

しかし、現状ではなかなかそれが簡単ではない業界ですので、もっと患者さんが気軽に相談ができるようなシステムを作っていきたいと思っています。

本当は歯科医師会などがやってくれれば一番早くできそうなのですが・・・(^^;)

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2010-02-23 09:38:47
ガーデンさんこんにちは。

日本ではセカンドオピニオンの定義とその運用がまだ浸透していないのですね。


以下は私見です。

>ただし、前医院にて資料を借りるというのは実際上難しいので、資料は持って行っていません。

という時点で初診になるのは十分に考えられます。

本来のセカンドオピニオンは、前医の先生から経過やその他資料などを添えて、別の医師の元で意見とディスカッションを行い、その結果がまた前医に報告され、前医と患者さんとの間の意思決定の参考にするという意味です。

私はこのケースは「転院」ではないか、と考えます。

ご参考までに。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2010-02-23 11:23:13
私も大野先生と同じ意見です。
他の先生と相談することがセカンドオピニオンと思われがちですが、実際は担当医に紹介状をもらい、さらに資料を受け取り第3者の先生の意見、治療方針を聞く事がセカンドオピニオンとされています。

その結果他院で受診するかもしれませんし、元の先生のところで診療を継続するかもしれません。

それは患者さんがお決めになることです。


資料がないので初診料を算定されたのでしょうね。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2010-02-23 14:23:03
こんにちは、私見を言わせてもらいますね。

実際、歯科で言うセカンドオピニオンは極限られた範囲内のことで多くの場合でセカンドオピニオンは成り立たない所が多くあると思います。
http://eedental.jp/second.html


患者さんが治療に疑問を持ち他の先生の歯科医院に勝手に行くのは大野先生同様に『転院』だと思います。



私も実際2〜3ヶ月に1回ぐらいセカンドオピニオンを受けますが必ず担当医に申し出て資料などは借りてきて頂きますし、またセカンドオピニオンで来院された場合、必ず担当医の歯科医院へ帰っていただきます。

が、実際は上手くいった試しは半分もないです。
(殆どの患者さんは半分くらい転院先を探している状態だと思います)
 
歯科で患者さんが困られているものは多くの場合治療してみないと原因も分からないものが多い。
また受診して見たレントゲンからでは病名が付けにくいものが多い。

病名が付いたからと言って治療法は必ずしも1つではなく、治療には経過を見てみないと判断できない時がある。


アドバイス的なことを言ったからといって、担当医がそれをそのまま受け入れ出来るかなども!?^^;
また設備はどの程度整っているかでも言うことは変わってきてしまいますし。。。

気になられれば公的な病院(大学病院)などのセカンドオピニオンを受けられた方がいいと思います。



以上セカンドオピニオンが苦手な井野の私見でしたm(_ _)m

おだいじに
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ガーデンさん
返信日時:2010-02-25 14:44:21
各先生方、ご回答ありがとうございました。

厳密、或いは正式な意味でのセカンドオピニオンというものが、かかりつけ医の紹介状と、かかりつけ医から貸し出される検査資料が必要であること、且つ自費診療で、必ずかかりつけの元に戻ることが前提であるという事は承知しているところです。


しかし、この歯チャンネルにおいてのセカンドオピニオンの定義は厳密、或いは正式な意味でのセカンドオピニオンとは異なるというふうに解釈しています。

つまり、かかりつけ医の同意や資料の貸し出しは必ずしも必要ではなく、自由診療において複数の医師の意見を聞いてみることは有用な事であり、セカンドオピニオンの現場において必要であれば、レントゲン等の検査も行われるというものです。

このサイトの「セカンドオピニオンを求める」より、

「セカンドオピニオンはいろんな先生の意見を聞くことによって、より自分に合った治療法を探すということが目的です」


このサイトに登録されている先生方は、当然このサイトでいうセカンドオピニオンの定義を了解されていると思ったのですが?

実際のところ現状では、歯科医院の数は飽和状態です。
コンビニの数より多いとも言われていますが、意識して数えると実際にそうでした。

そんな中、歯科医院はこれからも増え続けるであろうとも推測され
ています。

つまりそういう特殊な状態において、歯科治療を受ける側が、納得のいく歯科医院を探そうとして、複数の医院を受診するのは自由診療であれば許されるべきであると思います。

自分の場合は自由診療にてと申しこんで、受理され、受診時にもその旨申しあげて、しかし結果的に支払い時に保険扱いになって困惑したということをお話しているのです。


公的な病院(大学病院)などのセカンドオピニオンは実際上大きな手術を必要とする可能性のあるような病状(例えば悪性のもの)とかでないかぎり妥当で無いと感じています。

大きな手術を必要とする可能性のある病状であれば、かかりつけ医も紹介状をかいてくれるでしょうし、逆に転医になる可能性も大でしょう。

自分はフォースを取った後、サードの医院に戻って、フォースで聞いた意見を反映した治療をしました。

歯科には他の科に無い特殊な側面がいくつか有ると思っています。
なので、ここで医療全体でいう厳密な意味でのセカンドオピニオン
を徹底するようなご意見をいただくと正直困惑してしまいます。

ホームページ上で「相談料1時間○○円」と明記している医院しか「歯チャンネル」でいう「セカンドオピニオン」を取るのは無理なんだないうことが今回の経験でよく分かりました。

ありがとうございました。
回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2010-02-25 15:06:57
ちょうどガーデンさんのご相談がきっかけで、回答者同士で話し合いをしていました。

以下は僕の考えです。


患者さんにとっては、

「気軽に複数の先生の意見が聞くのが難しい」

ということが問題なのであって、

セカンドオピニオンの定義」

についてはどうでもいいことだと思います。


僕達があまりその定義ばかりにこだわっている姿勢を見せてしまうと、患者さんと歯科医師の"温度差"みたいなものを感じさせてしまいそうなので、そのあたりが少し気にかかってしまいます。


実際、「セカンドオピニオン」と「相談」は社会的にはほぼ同じ意味で使用されてしまっていますし、もっと知っておいてもらわなくてはならない情報が山ほどある中で、いまさら僕達がここでセカンドオピニオンの定義を患者さんに理解してもらうために何かをする必要はあるのかな?というのが、僕の個人的な気持ちです。

たぶん、歯科医でも知らない先生がほとんどだと思いますし…。

(もちろん、僕達はセカンドオピニオンの正式な解釈を知っておくべきだと思っています)


日本の多くの歯科医院は、

「1医院完結型」

だと思うのですが、それには良い面も悪い面もあると思います。


「1医院完結型ではない歯科医療

というものを求めている患者さんも少なくないと思いますので、当サイトを通して一石を投じられれば・・・と思っています。







・・・というようなことを、回答者間で話をさせて頂いていました。

セカンドオピニオンに限らず、多くの人が集まればいろんな考え方が出てくるというのは当然のことだと思いますが、今回のガーデンさんのようなご相談の中から、ある程度の「回答者間のコンセンサス」を導き出すということを繰り返し、最終的には何らかの解決策を見つけていきたいと思っています。


特にセカンドオピニオンについては日本の歯科界全体の構造上の問題ですので、簡単に解決することは難しいと思いますが、患者さんの立場で考えるなら絶対になんとかしなければいけない問題だと思いますので、そこに一石を投じる活動は今後も続けていきたいと思っています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ガーデンさん
返信日時:2010-02-26 16:22:19
田尾先生、ご回答ありがとうございます。
田尾先生のご活動に期待しております。



タイトル 自費でのセカンドオピニオンを受けようとしても、どの歯科でも保険扱いに
質問者 ガーデンさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(保険と保険外)
その他(セカンドオピニオン・カウンセリング)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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