上顎第二小臼歯の歯茎を切開、膿を取り除き抜歯を回避したい

相談者: お花畑さん (42歳:女性)
投稿日時:2010-03-08 21:14:19
参考:過去のご相談
自分にあったかかりつけ歯科医を探す方法は?



上顎第二小臼歯の膿の治療について。

以前治療した際、メタルコアの土台が入ってます。
歯茎の同じ箇所からフィステルが度々出て、痛みはありません。

レントゲン撮影の際、根に膿がありました。
第二小臼歯は、2本根があり、その1つが曲がった場所にあります。
そこに薬が入ってなく、フィステルの原因です。


歯科医大学病院歯周病科)の診断では、

?メタルコアを外し、根管治療
外す際、抜歯の可能性あり。 
根が曲がった位置にあるため、リーマーなど届くか不明。

?歯茎を切開し、膿の悪い箇所を取り除く。
抜歯はしなくてよいが、再発の可能性あり。

上記順当に行うことを奨められました。


私は、抜歯回避したいため、?だけ希望しています。
歯科医は、?だけでもよいとのことでした。


質問ですが、抜歯を先送りしたい場合、?の治療だけという、患者さんは多いのでしょうか?

今回、大学病院の歯周病科の歯科医の方ですが、処置を急いでないようです。

よく考えて、来月、半年など決心がついてからと言ってました。
しかし、フィステルが出ています。
歯周病科は、の根管治療が専門だと思うのですが、痛みの出てない歯は、処置を先延ばしにするのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-03-08 23:24:56
こんばんは


>質問ですが、抜歯を先送りしたい場合、?の治療だけという、患者さんは多いのでしょうか?

拝見していないのでなんともいえませんが、通常は?の方法を選ぶほうが多いと思います。


歯周病科は、根管治療が専門だと思うのですが、痛みの出てない歯は、処置を先延ばしにするのでしょうか?

歯周病科は歯槽膿漏の専門です。

根管治療は歯内療法科が専門になります。

フィステルがあれば、通常、先延ばしにはあまりしません。

以上参考になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-03-08 23:29:59
こんばんは。

>抜歯を先送りしたい場合、?の治療だけという、患者さんは多いのでしょうか?

これは根管の状況、メタルコアの状況で多様な場合が考えられるので、一概に多い、少ないは申し上げられませんが、オーソドックスな治療、ということであれば?+?だと思います。


>歯周病科は、根管治療が専門だと思うのですが、

細かいことですが、大学によっては「歯周病科」と「歯内療法科」が分かれていて、根管治療は「歯内療法科」の専門です。
この両科が一緒になっている大学もあります。


>痛みの出てない歯は、処置を先延ばしにするのでしょうか

「強い症状がなく、多少時間が経過しても予後に決定的な影響が及ぶ可能性が低いと診断される時」は、このような選択肢もあり得ると思います。

担当の先生に疑問点を話して、じっくりご相談されるのが良いと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-03-09 11:43:48
そうですね…。

僕もお二人の先生方と同意見です。

通常は?を選択します。

ただ、僕の所には(根管治療専門医ではないのですが)、難しいケースが多くいらっしゃいます。

CTを撮って「これは難しいな」と思えば、?を最初から選択する場合もあります(難易度の高い場合には専門医を紹介します)。


いずれにしても、歯内療法の先生に診ていただくのがよろしいかと思います。

仮に外科的歯内療法をされるのであれば、マイクロスコープを使ってオペをしてくださる先生に診てもらうのが安心だと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-03-09 17:14:43
こんにちは。

歯周病科は、根管治療が専門だと思うのですが、痛みの出てない歯は、処置を先延ばしにするのでしょうか?

他の先生が書かれているように、歯周病科は根管治療をしません。
大学では歯内療法科と言っているかもしれません。
あるいは保存科とか。

それはさておき?の選択はあくまでも対処療法であって、原因の治療ではありません。
諸先生方が話されているように、?を選択するのが通常です。
ただ、高齢の方で抜歯にリスクがある場合、?を選択することもあります。

どのようなメタルコアーが入っているかは不明です。
いわゆる歯内療法の専門家に診てもらうのが、得策のような気がします。

参考にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: お花畑さん
返信日時:2010-03-11 20:48:04
宇藤先生、森永先生、タイヨウ先生、田部先生。
回答ありがとうございました。

大学病院担当医の院内紹介(セカンドオピニオン)という形で、歯周病科を受診しました。
病院内に、歯内療法という独立した科がなく、受診した科で兼務していると思います。

私の記述しました、

>?歯茎を切開し、膿の悪い箇所を取り除く。
抜歯はしなくてよいが、再発の可能性あり。

これは、外科的歯内療法というものでしょうか?

歯茎切開し歯根の先端を切除後、薬をつめた処置経験ありますが、第二小臼歯の歯根の先が短い場合、抜歯回避のため悪い肉腫だけとっても効果はないでしょうか?

地方在住のため、歯内療法専門医が近くにないようです。
またあっても、保険外治療になるだろうと躊躇しています。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-03-12 11:43:33
こんにちは。

>>?歯茎を切開し、膿の悪い箇所を取り除く。
>>抜歯はしなくてよいが、再発の可能性あり。

>これは、外科的歯内療法というものでしょうか?

これはいわゆる歯根端切除をした様に見受けられます。
文面からの推察です。
なので、より積極的な治療を避けているものと思われます。


>抜歯回避のため悪い肉腫だけとっても効果はないでしょうか?
 
悪い肉腫:これは悪性腫瘍ですので、ここで使う言葉ではありません。
膿瘍とした方が適切でしょう。

いわゆる対処療法になります。
こののおかれている状態を考えると、お花畑さんが良しとするならありかもしれません。

この方法を選択した場合、いずれ抜歯をする事になると思います。
なぜなら、周囲組織に炎症が波及し歯を支える事ができなくなります。

ですから、切開して掻爬しながら、抜歯した後の補綴処置をぼちぼち頭に描かれた方がよろしいかと思います。

もし、私が主治医で膿瘍形成を繰り返している症例に直面した場合、抜歯を勧めます。
その方が健全な歯槽骨を残す事ができるからです。
 
参考にしてください。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-03-12 14:29:58
すみません、このサイトで外科的歯内療法言って混乱させてしまったかもしれませんね。


本来根の先端の病変を取り、根の先端をカットするものを「歯根端切除術」といいます。

「外科的歯内療法」は歯根端切除術と同じ手術なのですが、マイクロを用いて逆根管充填など、精度よくやるものを外科的歯内療法と言っています。

つまりは、従来の歯根端切除術と同じ目的なのですが、精度・成功率が違うので、歯内療法専門医が分けて考えてもらい為にこのような、「外科的」歯内療法と命名したと思ってください。

マイクロをお持ちの歯科医院で、根管治療が得意な先生であれば外科的歯内療法をしてくれると思います。

逆に言えば大学でもマイクロがない病院、トレーニングを積んでいない先生では精度よく手術を行うことは難しいと思います。



>?歯茎を切開し、膿の悪い箇所を取り除く。
抜歯はしなくてよいが、再発の可能性あり。

たぶんこれは根尖ソウハですね。

原因を除去する原因除去療法ではなく対症療法になり、原因にアプローチしていないぶん再発のリスクは高いです。。。



>地方在住のため、歯内療法専門医が近くにないようです。

厳密に言えば、本当に歯内療法のみを行っている歯科医院は全国に数件しかないです。

地方では歯内療法のみでは食べていけないので、歯内療法だけという訳にはいきません^^;

私も歯内療法と、レジンで飯を食っています(笑)


http://eedental.fine.to/eeblog/2010/01/post-38.html

おだいじに
 

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-03-13 11:46:16
ちょうど外科的歯内療法の考え方に関して、似たような相談があったで参考にされてみてください。


参考⇒〔写真あり〕歯根のう胞摘出+歯根端切除(逆根充無し)について

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: お花畑さん
返信日時:2010-03-16 00:23:52
田部先生、井野先生、タイヨウ先生。
回答ありがとうございました。

最初の相談日から、2週間後に、大学病院の2回目の受診予定日となっております。
私の口腔内治療経過中もありますが、正直、長い期間です。


メタルコア除去時に歯根破折の可能性あり。
第二小臼歯は、2本根があり、その1つが曲がった場所にあること。
抜歯の場合、1本義歯インプラントなど・・・。
遠方の、別の大学病院には、歯内療法科があるので受診したほうがいいのか?
・・・等、考えがまとまらず、迷っています。

今度(2回目)の受診で、疑問点を少し述べてみないと・・・

先生方の回答、参考にさせていただきます。
ありがとうございました。



タイトル 上顎第二小臼歯の歯茎を切開、膿を取り除き抜歯を回避したい
質問者 お花畑さん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯根端切除術
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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