歯周病で早産の可能性が7倍と聞くが、根尖病変がある場合も同様?
相談者:
子猫1224さん (35歳:女性)
投稿日時:2010-05-03 14:27:16
⇒参考:この他の相談「違和感がある歯の再根管治療と3Mix−MP法について」
昔、左上第6大臼歯の神経を抜きましたが4年ほど前から歯茎の裏側に膿がたまるようになり、歯科医師からは歯槽骨もとけてきているから根管治療が必要だと言われています。
ただ症状は痛みはあまりなく歯の根元の辺りの歯茎がプクッと小さく腫れむずむずとした違和感があるくらいなのでそのままにしています。
今回相談させていただきたいのが、ある歯周病に関して書かれていた本に、「歯周病の炎症があると早産の可能性が7倍になる」という内容があり心配になりました…。
私は歯周病ではないのですが根管治療が必要に歯の根元には膿があります。
膿=炎症があると考えていいのかわかりませんが、私も歯周病のかたと同じく妊娠したら早産になるリスクが高いのでしょうか?
(現在、1日でも早い妊娠を希望中です)
また私の銀の被せものは過去3回ほど取り替えており、3回目の時に2回目の時の銀のかぶせものが歯に密着しており一部(3分の1弱くらいの大きさ)取れない状況で無理にとると歯が割れてしまうのでそのままその上から新しい銀歯を被せることになりました。
その治療をしてもらった歯科医院は3年ほどで廃業になり、現在は新しい歯科医院で診てもらっており、根管治療では2回目の残っている銀歯も取らないといけないと説明されました。
無理に外すことにより歯が割れてしまっては抜歯になってしまうのでないか、それであれば根管治療(歯を残す)の意味はないのではないかと考えてしまいます…。
上記の早産の事と併せて諸先生方にご意見をいただけたらと思います。
昔、左上第6大臼歯の神経を抜きましたが4年ほど前から歯茎の裏側に膿がたまるようになり、歯科医師からは歯槽骨もとけてきているから根管治療が必要だと言われています。
ただ症状は痛みはあまりなく歯の根元の辺りの歯茎がプクッと小さく腫れむずむずとした違和感があるくらいなのでそのままにしています。
今回相談させていただきたいのが、ある歯周病に関して書かれていた本に、「歯周病の炎症があると早産の可能性が7倍になる」という内容があり心配になりました…。
私は歯周病ではないのですが根管治療が必要に歯の根元には膿があります。
膿=炎症があると考えていいのかわかりませんが、私も歯周病のかたと同じく妊娠したら早産になるリスクが高いのでしょうか?
(現在、1日でも早い妊娠を希望中です)
また私の銀の被せものは過去3回ほど取り替えており、3回目の時に2回目の時の銀のかぶせものが歯に密着しており一部(3分の1弱くらいの大きさ)取れない状況で無理にとると歯が割れてしまうのでそのままその上から新しい銀歯を被せることになりました。
その治療をしてもらった歯科医院は3年ほどで廃業になり、現在は新しい歯科医院で診てもらっており、根管治療では2回目の残っている銀歯も取らないといけないと説明されました。
無理に外すことにより歯が割れてしまっては抜歯になってしまうのでないか、それであれば根管治療(歯を残す)の意味はないのではないかと考えてしまいます…。
上記の早産の事と併せて諸先生方にご意見をいただけたらと思います。
[過去のご相談]
回答1
沼尾デンタルクリニック(栃木県日光市)の沼尾です。
回答日時:2010-05-03 18:19:45
子猫1224さん こんにちは
>歯科医師からは歯槽骨もとけてきているから根管治療が必要だと言われています。
>ただ症状は痛みはあまりなく歯の根元の辺りの歯茎がプクッと小さく腫れむずむずとした違和感があるくらいなのでそのままにしています。
一日も早い妊娠をお考えなのであれば早期に治療を行っておいたほうが安心ではないかと思います。
確かに歯周病は早産のリスクをあげるとは言われてはいますが、歯の根元に膿がたまったままの状態ですと早産以外のもさまざまなリスクが発生するので(たとえば急性症状により薬の服用などの必要性が出てきたり)、治療することによりそのリスクが回避できるのなら治療をしておいたほうがいいのではないかと思います。
また治療時に銀をはずすときには状況によっては歯が割れてしまうようなケースもあることは確かです。
判断は難しいですが治療をすることのリスクや治療をしないことのリスクを主治医とよくご相談されて、子猫1224さんが今後の治療に関して決断をしてみてはいかがでしょうか?
元気な赤ちゃんのためにがんばってください。
>歯科医師からは歯槽骨もとけてきているから根管治療が必要だと言われています。
>ただ症状は痛みはあまりなく歯の根元の辺りの歯茎がプクッと小さく腫れむずむずとした違和感があるくらいなのでそのままにしています。
一日も早い妊娠をお考えなのであれば早期に治療を行っておいたほうが安心ではないかと思います。
確かに歯周病は早産のリスクをあげるとは言われてはいますが、歯の根元に膿がたまったままの状態ですと早産以外のもさまざまなリスクが発生するので(たとえば急性症状により薬の服用などの必要性が出てきたり)、治療することによりそのリスクが回避できるのなら治療をしておいたほうがいいのではないかと思います。
また治療時に銀をはずすときには状況によっては歯が割れてしまうようなケースもあることは確かです。
判断は難しいですが治療をすることのリスクや治療をしないことのリスクを主治医とよくご相談されて、子猫1224さんが今後の治療に関して決断をしてみてはいかがでしょうか?
元気な赤ちゃんのためにがんばってください。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-05-06 12:32:36
>ある歯周病に関して書かれていた本に「歯周病の炎症があると早産の可能性が7倍になる」という内容があり心配になりました…。
そうですね。
女性の場合、妊娠によりホルモンバランスが変わります。
特に女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が多くなります。
この「エストロゲン」の影響で歯肉が腫れやすくなります。
また、悪阻などで歯ブラシがしにくくなり、口腔内が不潔になりやすくなるのも妊娠初期の特徴です。
これらの要因が重なると歯肉炎→歯周炎へと進行していきます。
そして、炎症が起こるとプロスタグランディンE2(PGE2)という物質が血液中に大量に流れ込みます。
PGE2は子宮の収縮を早め、早産や低体重児出産に繋がると言われています。
ただ、
>根管治療が必要に歯の根元には膿があります。
とありますが、根端性歯周組織炎のように極局所の炎症ではこのような早産に繋がるという報告はされていません。
ご安心ください。
しかし、沼尾先生の書かれている通り
「急性症状により薬の服用などの必要性が出てきたり)治療することによりそのリスクが回避できるのなら治療をしておいたほうがいいのではないかと思います。」
です。
妊娠中は薬による影響、レントゲン撮影による影響、痛みによる影響など、(実際には微々たるモノですが)できれば回避できるリスクは回避しておきたいものです。
なので、
根っこの膿 → 早産
とは関係が無いと思いますが、
根っこの病気 → 様々なリスク
ですので、治療は早いうちにされておいた方が良いと思います。
そうですね。
女性の場合、妊娠によりホルモンバランスが変わります。
特に女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が多くなります。
この「エストロゲン」の影響で歯肉が腫れやすくなります。
また、悪阻などで歯ブラシがしにくくなり、口腔内が不潔になりやすくなるのも妊娠初期の特徴です。
これらの要因が重なると歯肉炎→歯周炎へと進行していきます。
そして、炎症が起こるとプロスタグランディンE2(PGE2)という物質が血液中に大量に流れ込みます。
PGE2は子宮の収縮を早め、早産や低体重児出産に繋がると言われています。
ただ、
>根管治療が必要に歯の根元には膿があります。
とありますが、根端性歯周組織炎のように極局所の炎症ではこのような早産に繋がるという報告はされていません。
ご安心ください。
しかし、沼尾先生の書かれている通り
「急性症状により薬の服用などの必要性が出てきたり)治療することによりそのリスクが回避できるのなら治療をしておいたほうがいいのではないかと思います。」
です。
妊娠中は薬による影響、レントゲン撮影による影響、痛みによる影響など、(実際には微々たるモノですが)できれば回避できるリスクは回避しておきたいものです。
なので、
根っこの膿 → 早産
とは関係が無いと思いますが、
根っこの病気 → 様々なリスク
ですので、治療は早いうちにされておいた方が良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
子猫1224さん
返信日時:2010-05-10 23:01:05
タイトル | 歯周病で早産の可能性が7倍と聞くが、根尖病変がある場合も同様? |
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質問者 | 子猫1224さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病その他 歯周病関連 根の病気・異常その他 妊娠希望・不妊治療中 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。