副鼻腔炎が歯性かどうか判断できるか?
相談者:
Justineさん (41歳:女性)
投稿日時:2010-07-07 22:21:25
参考:過去のご相談
・歯性上顎洞炎なのか、鼻から排膿が止まらない状態で困っている
他
先日、歯性上顎洞炎の可能性大で、排膿が止まらずご相談させていただきました。
その後ですが、マクロライド系抗生剤を服用し続けて、激しい排膿は2週間程度で収束してきました。
その2週間というものは、自分で日和見感染かと思うくらい、免疫力の低下を感じました。
歯科では、根管治療の専門医による右上7番の根管治療のやり直しが始まりました。
メタルボンド冠もファイバーコアを外して開放した際には、歯からの排膿は見られなかったとのことですが、根管治療においては、腫れ・排膿を繰り返していた内側の歯茎に近い神経からの排膿は見れれるとのことです。
しかし、上顎洞炎の症状からすると、それほど激しい排膿ではないとのことでした。
耳鼻科では、CT撮影の結果、副鼻腔炎(蓄膿症)であるという確定診断となりました。
上顎洞だけでなく、篩骨洞すべても、膿などの貯留物で空洞すべてが埋め尽くされている状態でした。
つまり、CTで右側の黒い部分(空洞)は、左側では完全なる真っ白で、全く黒い部分がありませんでした。
CT画像上は、重度の状態で、手術の適用状態とのことですが、マクロライド系抗生剤を続けて、1か月にCTを撮り、変化の度合いを見て判断しましょうとのことです。
歯科では、歯性ならば上顎洞炎までで、篩骨洞までい炎症がいっているなら、原発箇所は歯からとは言い切れないとの見解で、耳鼻科では、CTからは白い部分(貯留物)の濃淡が全くなく、真っ白なので、どこが原発かと判断できないとのことです。
そこでいくつかお伺いしたいのですが、
・風邪的な症状も全くなく、アレルギー体質でもなく、軽い歯痛から始まった初期症状からすると、私自身は歯性以外考えられないと思っていたのですが、歯性かどうかは特定できないのでしょうか?
・歯性の場合、上顎洞以外の副鼻腔まで炎症をきたすことはあまりないのでしょうか?
・歯性でない場合、副鼻腔から歯根の方に炎症が進行していったということがあるのでしょうか?
ご回答のほどよろしくお願いいたします。
・歯性上顎洞炎なのか、鼻から排膿が止まらない状態で困っている
他
先日、歯性上顎洞炎の可能性大で、排膿が止まらずご相談させていただきました。
その後ですが、マクロライド系抗生剤を服用し続けて、激しい排膿は2週間程度で収束してきました。
その2週間というものは、自分で日和見感染かと思うくらい、免疫力の低下を感じました。
歯科では、根管治療の専門医による右上7番の根管治療のやり直しが始まりました。
メタルボンド冠もファイバーコアを外して開放した際には、歯からの排膿は見られなかったとのことですが、根管治療においては、腫れ・排膿を繰り返していた内側の歯茎に近い神経からの排膿は見れれるとのことです。
しかし、上顎洞炎の症状からすると、それほど激しい排膿ではないとのことでした。
耳鼻科では、CT撮影の結果、副鼻腔炎(蓄膿症)であるという確定診断となりました。
上顎洞だけでなく、篩骨洞すべても、膿などの貯留物で空洞すべてが埋め尽くされている状態でした。
つまり、CTで右側の黒い部分(空洞)は、左側では完全なる真っ白で、全く黒い部分がありませんでした。
CT画像上は、重度の状態で、手術の適用状態とのことですが、マクロライド系抗生剤を続けて、1か月にCTを撮り、変化の度合いを見て判断しましょうとのことです。
歯科では、歯性ならば上顎洞炎までで、篩骨洞までい炎症がいっているなら、原発箇所は歯からとは言い切れないとの見解で、耳鼻科では、CTからは白い部分(貯留物)の濃淡が全くなく、真っ白なので、どこが原発かと判断できないとのことです。
そこでいくつかお伺いしたいのですが、
・風邪的な症状も全くなく、アレルギー体質でもなく、軽い歯痛から始まった初期症状からすると、私自身は歯性以外考えられないと思っていたのですが、歯性かどうかは特定できないのでしょうか?
・歯性の場合、上顎洞以外の副鼻腔まで炎症をきたすことはあまりないのでしょうか?
・歯性でない場合、副鼻腔から歯根の方に炎症が進行していったということがあるのでしょうか?
ご回答のほどよろしくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-07-08 08:14:15
歯科は(歯学部附属の大学病院です)であり、耳鼻科もCTまで撮って診てもらっているわけですから、それぞれの先生を信じて治療を受けるしかないのでは有りませんか。
ここで質問を続けても、症状の改善には直接つながらないわけですから。
ここで質問を続けても、症状の改善には直接つながらないわけですから。
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-07-08 09:22:58
>・風邪的な症状も全くなく、アレルギー体質でもなく、軽い歯痛から始まった初期症状からすると、私自身は歯性以外考えられないと思っていたのですが、歯性かどうかは特定できないのでしょうか?
松山先生の回答ように今の担当医を信じるしかないのではと思います。
>・歯性の場合、上顎洞以外の副鼻腔まで炎症をきたすことはあまりないのでしょうか?
個人的には歯性上顎洞炎で上顎洞以外の副鼻食腔に炎症が波及してるのは経験がありません。
辺側性、膿のにおいがするなど歯性を疑わす症状は有りますが、歯性でない可能性が高いのかもです。
>・歯性でない場合、副鼻腔から歯根の方に炎症が進行していったということがあるのでしょうか?
これはあまり考えられません。
松山先生の回答ように今の担当医を信じるしかないのではと思います。
>・歯性の場合、上顎洞以外の副鼻腔まで炎症をきたすことはあまりないのでしょうか?
個人的には歯性上顎洞炎で上顎洞以外の副鼻食腔に炎症が波及してるのは経験がありません。
辺側性、膿のにおいがするなど歯性を疑わす症状は有りますが、歯性でない可能性が高いのかもです。
>・歯性でない場合、副鼻腔から歯根の方に炎症が進行していったということがあるのでしょうか?
これはあまり考えられません。
回答3
デンタルCTオフィスMatriX(横浜市中区)の稲垣です。
回答日時:2010-07-08 10:06:44
快方に向かっているようで、何よりです。
>・歯性かどうかは特定できないのでしょうか?
難しいと思います。
>・歯性の場合、上顎洞以外の副鼻腔まで炎症をきたすことはあまりないのでしょうか?
あまりないですが、ゼロではありません。
>・歯性でない場合、副鼻腔から歯根の方に炎症が進行していったということがあるのでしょうか?
勘違いされているのではないかと思いますが、上顎洞の炎症が波及して、根尖病巣をつくることはありません。
原発は歯かもしれないが、わからない。それで仕方ないと思いますよ。
歯が原因かもしれないから、右上7を治療しつつ、炎症の治療をする。
お話を聞く限り、現在の治療方針に違和感は感じません。
いろいろ考えても治るわけではないので、体調を整え、早く治るようにしましょう。
参考になれば、幸いです。
>・歯性かどうかは特定できないのでしょうか?
難しいと思います。
>・歯性の場合、上顎洞以外の副鼻腔まで炎症をきたすことはあまりないのでしょうか?
あまりないですが、ゼロではありません。
>・歯性でない場合、副鼻腔から歯根の方に炎症が進行していったということがあるのでしょうか?
勘違いされているのではないかと思いますが、上顎洞の炎症が波及して、根尖病巣をつくることはありません。
原発は歯かもしれないが、わからない。それで仕方ないと思いますよ。
歯が原因かもしれないから、右上7を治療しつつ、炎症の治療をする。
お話を聞く限り、現在の治療方針に違和感は感じません。
いろいろ考えても治るわけではないので、体調を整え、早く治るようにしましょう。
参考になれば、幸いです。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-07-08 11:55:06
そうですね。
3名の先生方が書かれているように、今となっては、残念ながら原因の究明は難しいと思います。
歯根に問題があれば治療は必要でしょうし、鼻に問題があればそちらの治療も必要でしょう。
不安かもしれませんが「治療がしっかりできて上顎洞炎が治れば良し」と前向きに考えるのがよろしいかと思います。
3名の先生方が書かれているように、今となっては、残念ながら原因の究明は難しいと思います。
歯根に問題があれば治療は必要でしょうし、鼻に問題があればそちらの治療も必要でしょう。
不安かもしれませんが「治療がしっかりできて上顎洞炎が治れば良し」と前向きに考えるのがよろしいかと思います。
回答5
回答6
回答7
相談者からの返信
相談者:
Justineさん
返信日時:2010-07-08 19:26:43
松山先生 細見先生 稲垣先生 タイヨウ先生 上田先生
先生方、ご回答ありがとうございました。
今回は、非常に初期症状の段階で、診察を受けたのに、どうしてここまでひどい症状になってしまったのかということと、排膿が右からも起きたとき、歯科医師とのやり取りの中で、(頭部の)中で繋がってるから起こるといわれたり、(その先生が他の先生と話された結果、)歯性だと逆側に炎症が起きることはないと訂正になったりで。
また、(タイミング的に)メタルボンド冠もファイバーコアを外して開放した後、症状的には最も悪化したので、一般的どういうケースが起こりうる可能性が高く、自分のケースがそれと比べてどの程度なのかという納得ができないと、今回の一連の治療がベストと思えず、ご質問させていただきました。
いろんな先生方の見解を伺えて、いままでの状況は原因は特定できませんがたまたま体内で悪条件が重なって、防ぎにくかったと思えてきました。
とにかく、今は、保存的治療で、寛解となるよう願うばかりです。
一つお教えいただきたいのですが、
>・上顎洞炎と副鼻腔炎は同じ意味
・上顎洞炎(蓄膿)
に、上顎洞炎とは「副鼻腔炎」の一種と記載されている通り、上顎洞炎 ⊂ 副鼻腔炎(前頭洞炎、篩骨洞炎、上顎洞炎、蝶形洞炎)と思っていたのですが、認識の誤りでしょうか?
先生方、ご回答ありがとうございました。
今回は、非常に初期症状の段階で、診察を受けたのに、どうしてここまでひどい症状になってしまったのかということと、排膿が右からも起きたとき、歯科医師とのやり取りの中で、(頭部の)中で繋がってるから起こるといわれたり、(その先生が他の先生と話された結果、)歯性だと逆側に炎症が起きることはないと訂正になったりで。
また、(タイミング的に)メタルボンド冠もファイバーコアを外して開放した後、症状的には最も悪化したので、一般的どういうケースが起こりうる可能性が高く、自分のケースがそれと比べてどの程度なのかという納得ができないと、今回の一連の治療がベストと思えず、ご質問させていただきました。
いろんな先生方の見解を伺えて、いままでの状況は原因は特定できませんがたまたま体内で悪条件が重なって、防ぎにくかったと思えてきました。
とにかく、今は、保存的治療で、寛解となるよう願うばかりです。
一つお教えいただきたいのですが、
>・上顎洞炎と副鼻腔炎は同じ意味
・上顎洞炎(蓄膿)
に、上顎洞炎とは「副鼻腔炎」の一種と記載されている通り、上顎洞炎 ⊂ 副鼻腔炎(前頭洞炎、篩骨洞炎、上顎洞炎、蝶形洞炎)と思っていたのですが、認識の誤りでしょうか?
回答8
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-07-08 20:35:54
回答9
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-07-08 21:04:17
>上顎洞炎とは「副鼻腔炎」の一種と記載されている通り、上顎洞炎 ⊂ 副鼻腔炎(前頭洞炎、篩骨洞炎、上顎洞炎、蝶形洞炎)と思っていたのですが、認識の誤りでしょうか?
その通りです。
いわゆる副鼻腔の中に前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形骨洞があります。
細見先生とかぶりました
その通りです。
いわゆる副鼻腔の中に前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形骨洞があります。
細見先生とかぶりました
相談者からの返信
相談者:
Justineさん
返信日時:2010-07-10 10:40:04
タイトル | 副鼻腔炎が歯性かどうか判断できるか? |
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質問者 | Justineさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
上顎洞炎(蓄膿症) 口腔外科関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。