インプラントは総義歯の作成・装着等の邪魔になりますか?
相談者:
流氷さん (42歳:男性)
投稿日時:2010-08-24 14:16:22
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-08-24 15:11:16
流氷さん、こんにちは
インプラントがどこにどのように埋入されているかによって違ってくると思います。
まあ、でも総義歯というのはインプラントを使わないで床のみの構造のものをいうわけで、インプラントを使った義歯と言うのは特殊なケースと言えるでしょう。
参考になりましたでしょうか。
インプラントがどこにどのように埋入されているかによって違ってくると思います。
まあ、でも総義歯というのはインプラントを使わないで床のみの構造のものをいうわけで、インプラントを使った義歯と言うのは特殊なケースと言えるでしょう。
参考になりましたでしょうか。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-08-24 18:43:10
>インプラントは総義歯の作成・装着・使用等の邪魔になるのでしょうか?
>歯科医師によってものすごい邪魔になる、いや邪魔どころか義歯の支えになる、と大きく異なりますので…
どちらが正しいと言うわけではないと思います。
考え方とインプラントの本数によって答えは変わります。
基本的に総義歯は粘膜と密着する事で安定します。
そして、その粘膜は咬む力によって沈み込みます。
我々歯科医はその沈み込みを計算に入れて総義歯を作成します。
対するインプラントは骨にガッチリ固定されているので沈み込みません。
動く粘膜と固定された1本のインプラントが混在した場合、インプラントを中心に「やじろべい」のような状態となり、義歯は非常に不安定になります。
これが「ものすごい邪魔になる」と言う理由です。
しかし、インプラントの本数を増やした場合(可能であれば4本)、沈まないインプラントは義歯にとってちょうど机や椅子の脚の役割をし、義歯をしっかり安定して支える事になります。
つまり、
1 基本的には粘膜で支えられる総義歯を設計をする
2 インプラントを利用するなら複数本入れて支えにする
と言うキッチリ区別した考えが必要になります。
>歯科医師によってものすごい邪魔になる、いや邪魔どころか義歯の支えになる、と大きく異なりますので…
どちらが正しいと言うわけではないと思います。
考え方とインプラントの本数によって答えは変わります。
基本的に総義歯は粘膜と密着する事で安定します。
そして、その粘膜は咬む力によって沈み込みます。
我々歯科医はその沈み込みを計算に入れて総義歯を作成します。
対するインプラントは骨にガッチリ固定されているので沈み込みません。
動く粘膜と固定された1本のインプラントが混在した場合、インプラントを中心に「やじろべい」のような状態となり、義歯は非常に不安定になります。
これが「ものすごい邪魔になる」と言う理由です。
しかし、インプラントの本数を増やした場合(可能であれば4本)、沈まないインプラントは義歯にとってちょうど机や椅子の脚の役割をし、義歯をしっかり安定して支える事になります。
つまり、
1 基本的には粘膜で支えられる総義歯を設計をする
2 インプラントを利用するなら複数本入れて支えにする
と言うキッチリ区別した考えが必要になります。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-08-24 19:11:00
インプラント、イコール、?クラウンまで完成していると言う場合と、?オーバーデンチュアーとしてインプラントをはじめから積極的に利用しようとい場合で少し異なるかもしれません。
?は、クラウン付のインプラントがたまたまあり、総義歯作成に当たって理想の歯並びを作りにくいとか、一本あるために吸着を阻害するなどの理由だと、思われます。
?は、インプラントを義歯床下の縁の下の力持ち的に積極的に利用する法法です。
複数本で支えるオーバーデンチュアーは、患者のQOLを上昇させるという論文が存在しますし、最近では1〜2本ではどうなるかというような研究論文を目にするようになっては来ています。
ケースバイケースというのが、当てはまるかもしれません。
?は、クラウン付のインプラントがたまたまあり、総義歯作成に当たって理想の歯並びを作りにくいとか、一本あるために吸着を阻害するなどの理由だと、思われます。
?は、インプラントを義歯床下の縁の下の力持ち的に積極的に利用する法法です。
複数本で支えるオーバーデンチュアーは、患者のQOLを上昇させるという論文が存在しますし、最近では1〜2本ではどうなるかというような研究論文を目にするようになっては来ています。
ケースバイケースというのが、当てはまるかもしれません。
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2010-08-24 19:36:58
流氷さん、こんにちは。
いくつかのケースに分けてお話します。
1)インプラントを総義歯の維持に利用する。
2)インプラントを維持に利用せず、総義歯の下に残しておく(スリープさせる)
3)総義歯ではありませんが、インプラントで作った歯を残したまま、その歯に針金を掛けて、大きな入れ歯を作る。
1)総義歯が上顎か下顎か、インプランとの本数、総義歯との連結の装置などにより予後は変わってきます。
2)タイヨウ先生の言われるように、安定の邪魔になりますので、その部分をくりぬいて当たらないようにする必用があります。
そうすれば、それほど問題なく使えます。
但し、くりぬいた部分が薄くなるので、義歯が割れやすくなると言う欠点もあります。
3)インプラントをだめにしてしまう可能性があります。
インプランとが抜けたらそれで、普通に総義歯が作れると考えれば、問題ないかもしれません。
いくつかのケースに分けてお話します。
1)インプラントを総義歯の維持に利用する。
2)インプラントを維持に利用せず、総義歯の下に残しておく(スリープさせる)
3)総義歯ではありませんが、インプラントで作った歯を残したまま、その歯に針金を掛けて、大きな入れ歯を作る。
1)総義歯が上顎か下顎か、インプランとの本数、総義歯との連結の装置などにより予後は変わってきます。
2)タイヨウ先生の言われるように、安定の邪魔になりますので、その部分をくりぬいて当たらないようにする必用があります。
そうすれば、それほど問題なく使えます。
但し、くりぬいた部分が薄くなるので、義歯が割れやすくなると言う欠点もあります。
3)インプラントをだめにしてしまう可能性があります。
インプランとが抜けたらそれで、普通に総義歯が作れると考えれば、問題ないかもしれません。
助言1
助言者:
雅史さん
助言日時:2010-08-24 19:51:24
回答5
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-08-24 19:58:08
>1ピースのインプラントでも可能な方法でしょうか。
アバットメント部分を削れば可能かもしれませんが、一般的ではありません。
2ピースで行うのが普通で、私はあまり使用しませんが専用のアタッチメントが、ほぼ各社ともそろえているはずです。
アバットメント部分を削れば可能かもしれませんが、一般的ではありません。
2ピースで行うのが普通で、私はあまり使用しませんが専用のアタッチメントが、ほぼ各社ともそろえているはずです。
回答6
いんべ歯科(福井県越前市)の忌部です。
回答日時:2010-08-24 23:12:13
ご質問の意味がはっきりは分かりませんが、インプラントは人間の開発した、咬合力を受けることのできる、現在は最高のマテリアルです。
工夫しだいで、今までの何倍もかめる、総義歯にもなります。
インプラントなしの総義歯では、奥歯の噛む力が約250ニュウトンパーセンチメートル、インプラント義歯では、約750ニュウトンパーセンチメートルという咬合力のデータもあります。
インプラント義歯でおいしいものをいっぱい食べて、生活の質を高めてください。
工夫しだいで、今までの何倍もかめる、総義歯にもなります。
インプラントなしの総義歯では、奥歯の噛む力が約250ニュウトンパーセンチメートル、インプラント義歯では、約750ニュウトンパーセンチメートルという咬合力のデータもあります。
インプラント義歯でおいしいものをいっぱい食べて、生活の質を高めてください。
相談者からの返信
相談者:
流氷さん
返信日時:2010-08-28 21:32:28
諸先生方ご回答ありがとうございました。
タイトル | インプラントは総義歯の作成・装着等の邪魔になりますか? |
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質問者 | 流氷さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 インプラントその他 総入れ歯 その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。