耳鼻科での副鼻腔炎治療がはかどらず歯科治療も先に進みません

相談者: Justineさん (42歳:女性)
投稿日時:2010-09-25 00:38:58
6月、7月に歯性の副鼻腔炎について投稿させていただいたものです。

→参考:過去の相談
「副鼻腔炎が歯性かどうか判断できるか?」



その後、歯科では、左上7番の感染根管治療を継続しており、かなりきれいになった状態です。

ところが、副鼻腔炎は、耳鼻科で、急性期の時点で、化学療法剤(クラビット)、セフェム系抗生物質、マクロライド系抗生物質の順に試し、マクロライド系抗生物質が効いていたのですが、その後、低量に切り替えてから、後鼻漏や悪臭を感じる症状を週に2,3日くらいの頻度で繰り返し、9月に撮影したCTでも、全く良くなっている気配なく、未だに上顎洞、篩骨洞ともに、膿などの貯留物で空洞すべてが埋め尽くされている状態でした。

現在、低量マクロライドも効いていないので、中止ということとなりました。
直すには、手術しかないので、10月の予約まで考えておいてということになっております。

耳鼻科では、歯科で何と言われてるかと尋ねられ、歯科と耳鼻科で並行して治療するよういわれたのと、耳鼻科で、ポリープや等でせまくなったりしていると言われていないかと聞かれたということをお伝えし、それは見られないとのことでした。

歯科では、歯はかなりきれいになっているけど、耳鼻科では今治療してないということになるといわれ、このままではコアもメタルボンド冠も入れることができないとのことで…。

症状的には上記の通り、後鼻漏や悪臭を感じる症状を週に2,3日くらいの頻度で繰り返している状況ですが、気持ち悪いですが症状に慣れてはきてしまい、自分自身、手術まで踏み切るような決定打がない感じです。
耳鼻科では直すには手術という選択を提示してくれているが、このままでいる人もいるので、どうするかはこちらにゆだねられているという感じです。
しかし、このままでは、歯科の治療も停滞してしまうことになり、どうしてよいかわからなくなりました。

このような状態だと、どういう選択肢があるのでしょうか?
アドバイスいただければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-09-25 01:07:12
症状が改善していないみたいですね。

副鼻腔炎が慢性化しているように思えます。
慢性化した副鼻腔炎は根治手術が一番だと思います(耳鼻科でもそう勧められているようですが)。

上顎洞、篩骨洞を含めた副鼻腔の根治手術が良いように思います。

回答 回答2
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2010-09-25 09:45:53
選択肢としては、いろいろあると思います。

耳鼻科でファイバーを使っての、上顎洞の手術などが、最近は多いと思います。

しかし、根管治療に関しては、因果関係も含めて、抜歯しない限り、わからないとしか言えません。

今回のケースのように、根管内がきれいになってしまうと、かえって、問題は複雑になります。

たまに、根管治療を行って、上顎洞炎が劇的によくなることもありますが、ほとんどが、少し良くなったけど治りきらず、中途半端なところで止まってしまい、その後の判断ができず、

耳鼻科医は、歯科治療をしてもらってくださいと言い、歯科医師は、根管内はきれいになりました、それでも治らなければ耳鼻科の先生にお願いしますと言います。

まさに、Justineさんの状況におちいることが一番多いです。



よって、後は、ある程度、信じることと、あきらめることでないと解決できないことが多いです。

簡単に経過を書くと、これを説明するのは、対面でも30分はかかるし、これを初診で説明しても、まったく、理解してもらえない。


1:このまま、だらだらと、根管治療をしてもらい、ともかく時間をかせぐ(数か月)、変化があれば、その時に考える。さらに慣れてくれば、上顎洞炎は少しあっても、ほぼ治ったと思うこともできます。

2:それでも改善がなければ、えいやーと、歯科医師の腕を信じて根管充填を行ってもらう。もちろん、世界一上手な先生でも、根管治療の成功率は100%でないので、ダメなこともあります。

3:根管充填後、その歯が良好ならば、さらに時間をまつ。1年ぐらいかな。その歯に症状があれば、抜歯になります。

4:CTで上顎洞炎が治ってなく、さらに症状もあれば、抜歯するか、上顎洞炎の手術をするか、決める(症状がなければ、そのままという選択肢もある)。もちろん、上顎洞炎の手術が先なら、入院となるし、抜歯が先なら、上顎洞に穴が開きますので、究極の選択です。歯科医師としては、歯は抜くとなくなるので、手術を先行してもらいたいが、入院を拒否される方もいるので、患者さんが決めるしかありません。ここで、抜歯して、治れば、歯性上顎洞炎との結論がでる。ここで、手術をして治っても、歯性か鼻性かの結論はでないが、治ったのでよかった。

5:どちらかを行っても、治りが悪ければ、もう片方も行う。ここで、抜歯して、治れば、歯性上顎洞炎との結論がでる。

6:それでも治らなければ、鼻性(アレルギー性のこともある)の慢性上顎洞炎だったという結論がでる。しかし、口腔から上顎洞に穴は開いているは、まだ、治ってないはで、踏んだり蹴ったりになります。


また、悩むのが、その歯を途中で根管充填したばあい、それをどうするかです。仮封のまま(グラスアイオノマーセメントか、レジン充填(これは歯科医師のサービス))となるけど、あえて、患者さんが、このままでよいのですかと聞かれると、歯科医師としては、冠をかぶせたほうが、根のトラブルのリスクが減るという報告があるので、かぶせたほうがよいと答えざるを得ません(聞かないで〜)。

すると、保険ですと銀の歯ですが、かぶせると2年間は作り直せないので、上顎洞炎が治らず抜歯となった場合困ってしまいます。
さらに、白い自費の歯は、さすがにもったいないです。

と書いたけど、仮封のままをすすめます(できれば、歯科医院は、赤字になりますがプラスチックの仮歯をいれてもらえればラッキーですが・・・信頼関係がななければ、歯科医院も作ろうとはしないです)。

たぶん、このような経過の中で、悩む医師に患者さんは不信感をもちます。
他の原因だから、そちらで治してもらってくださいと言い切れる医師の方が信頼されます。
しかし、悩む医師の方が、正しいと僕は信じています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Justineさん
返信日時:2010-09-25 20:43:03
細見先生 湯浅先生

ご回答ありがとうございます。

まさに、湯浅先生が書いて下さった通りです。

過去の相談の通り、はじめの症状からは歯性の可能性を疑い、今となっては、歯性か鼻性か全く不明のままです。
CT所見からは、上顎洞だけでなく、篩骨洞すべても、膿などの貯留物で空洞すべてが埋め尽くされて、篩骨洞が完全にそうなっているというのが、余計わからなくしています。

今の状態が、湯浅先生がご指摘の1の状態なのか、4の状態なのか判断がつきません。

ここ5年くらい、他の部位で感染が何度か起きております。
右上7番は、数年前に、根管充填し、ファイバーコアを立てた後、レジンで1年近く様子を見て、メタルボンド冠(6番との連結冠)を被せました。
それから1年もしないで、今の状況になり、開放に至ります。
もともとそういう経緯もあり、かなりクラウンに至るまでかなり慎重であったのに、こうなってしまいました。

したがって、今回も、なかかな再根管充填に踏み切れないのだと思います。
歯科医師は、抜歯したら歯を失うけど、副鼻腔炎の手術は失うものがないとおっしゃいます。
私も、抜歯は望んでおりません。

このまま、再根管充填をした方が、再感染の確率は減りますでしょうか?

また、CT所見上、大きな変化がない状態で、再根管充填した場合、腫れたりする可能性が高まるでしょうか?

よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2010-09-25 22:24:44
>このまま、再根管充填をした方が、再感染の確率は減りますでしょうか?

>また、CT所見上、大きな変化がない状態で、再根管充填した場合、腫れたりする可能性が高まるでしょうか?


申し訳ありがませんが、どちらも、わかりません。

再感染の確率は増えるかもしれないし、治るかもしれない。
腫れる可能性は、高まるかも知れないし、治るかもしれない。

ですから、ある程度、信じることと、あきらめることでないと解決できないことが多いです。

いくら、このサイトで質問しても解決できません。
さらに詳細に経過を書かれても、意味がないです。

やってみないとわからないです。

そして、これは、これから10年後も、同じ医学水準だと思います。
そもそも、このようなことを、ある程度の人数(100人ぐらい)集めて、臨床研究を行うことが不可能です。
しかも、製薬会社などが儲かる治療法でもありません。
よって、癌の詳細が解明されても、このことに関して、歯性が鼻性かを区別する画期的な研究は、おこりません。



ただ、副鼻腔炎の手術は、いわゆる根治術というのは、術後性上顎のう胞の発生のリスクがあります(詳細は、耳鼻科の担当医の先生に聞いてください)。
よって、ファイバーで手術が多いのですが、篩骨洞までは、一般的には不可能だと思います(できる先生もみえるかもしれませんので詳細は、耳鼻科の担当医の先生に聞いてください)。

また、上にも書いたけど、アレルギー性の場合、手術をしても、歯を抜いても治らずに、付き合っていくしかないという結論になることもあります。これまた、なってみないとわかりません。

ともかく、現在の雰囲気ですと、手術を前提に耳鼻科の先生と話し合われるのが良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Justineさん
返信日時:2010-09-25 22:46:08
湯浅先生

ありがとうございます。

私もある程度状況は理解できていて、また、耳鼻科の医師、歯科医師に対して特に不信感等はない中で、耳鼻科ではあきらめ的にこのままでいるという選択肢もあり、歯科では副鼻腔炎が治らなければ全く先に進めない、何か試すとすると耳鼻科での手術、しかし、それで解決かは不明。

考えても結論は出ませんが、歯科には引き続き定期的に通い、ちょっと様子見をしてみます。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-09-28 18:40:15
>未だに上顎洞、篩骨洞ともに、膿などの貯留物で空洞すべてが埋め尽くされている状態でした。

この様な場合、上顎洞と鼻腔とが交通している自然孔が粘膜肥厚等に
より、閉鎖された状態が問題になります。
湯浅先生が触れているように、そのへんが診断と手術手技に関わってくるのですが、読んでいて気になりましたのでコメントしておきます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Justineさん
返信日時:2010-10-01 20:01:12
松山先生

コメントありがとうございます。

今月の耳鼻科での再診の際、手術法のことなど、もう少し詳しく聞いてみます。



タイトル 耳鼻科での副鼻腔炎治療がはかどらず歯科治療も先に進みません
質問者 Justineさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
上顎洞炎(蓄膿症)
口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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