被せに穴を開けての根管治療後、日本で被せもの治療 (アメリカ)
相談者:
なかひさん (42歳:女性)
投稿日時:2010-12-15 18:31:49
参考:過去のご相談
・日本での根管治療(保険)の治療費について(アメリカ)
以前ご相談させていただきました。
海外在住です。感染根管治療を今日終えました。
一週間後に日本に4カ月一時帰国が決まっています。
アメリカでは根の治療の先生とかぶせものをする一般の歯医者さんがちがいます。
なので日本でかぶせものをしていただくことに。
そこで伺いたいことは
?根管治療を終えたらかぶせものをするのはなるべく早い方が良いと聞いています。
期間的にはどれぐらいがリミットですか?
(ちょうど年末年始に差し掛かり、10年海外にいるのでかかりつけの歯医者さんはいません。
帰国後、アポを取ってとなると来年になってしまうかもしれないと思い期間的に大丈夫かどうか伺いたいです。
?これは二度目の根管治療で(一度目は数年前です。アメリカにて)その時に金のかぶせものをしています。
今回はそのかぶせものを取りはずさずに、かぶせたまま穴をあけて根管治療をしてくださいました。
それでは今回のかぶせものはこの穴をふさぐ?という内容のかぶせものになるのでしょうか。
それとも根管治療を終えた後でこのかぶせものを取り外して、かぶせるということになるのでしょうか。
教えていただけると今後のことが見えて助かります。
また途中から(ここまでアメリカの歯医者でしていて)見ていただくことはどこの歯医者さんでも受けてくださるのでしょうか。。。
最後になりましたが歯は左下6番です
よろしくお願いします
・日本での根管治療(保険)の治療費について(アメリカ)
以前ご相談させていただきました。
海外在住です。感染根管治療を今日終えました。
一週間後に日本に4カ月一時帰国が決まっています。
アメリカでは根の治療の先生とかぶせものをする一般の歯医者さんがちがいます。
なので日本でかぶせものをしていただくことに。
そこで伺いたいことは
?根管治療を終えたらかぶせものをするのはなるべく早い方が良いと聞いています。
期間的にはどれぐらいがリミットですか?
(ちょうど年末年始に差し掛かり、10年海外にいるのでかかりつけの歯医者さんはいません。
帰国後、アポを取ってとなると来年になってしまうかもしれないと思い期間的に大丈夫かどうか伺いたいです。
?これは二度目の根管治療で(一度目は数年前です。アメリカにて)その時に金のかぶせものをしています。
今回はそのかぶせものを取りはずさずに、かぶせたまま穴をあけて根管治療をしてくださいました。
それでは今回のかぶせものはこの穴をふさぐ?という内容のかぶせものになるのでしょうか。
それとも根管治療を終えた後でこのかぶせものを取り外して、かぶせるということになるのでしょうか。
教えていただけると今後のことが見えて助かります。
また途中から(ここまでアメリカの歯医者でしていて)見ていただくことはどこの歯医者さんでも受けてくださるのでしょうか。。。
最後になりましたが歯は左下6番です
よろしくお願いします
回答1
回答日時:2010-12-15 19:21:59
こんばんは。
過去のご相談も今軽く読ませて頂きましたが、米国の専門医での根管治療を選択された訳ですね。
おそらく良い選択だと思います。
あとの被せは、日本の保険のいわゆる「銀歯」が、コストパフォーマンスに優れていますので、根管治療かクラウンか、どちらかだけにお金をかけるとしたら私も根管治療を強く勧めます。
と、関係ない話でしたが、
>?について
今の穴を封鎖している材料などにもよりますし、明確な基準というのはどちらにしてもありません。
色々なケースを想定して、大雑把に回答するなら1ヶ月ぐらい・・といったところかと思いますが、あまり神経質にはならなくても大丈夫ですよ。
仮蓋どころか、根管充填材が露出した状態でも数週間は平気、と言うDrさえいるぐらいですので・・。
それとこれは再感染を想定しての話ですが、仮歯が入ってなかったりすると歯が移動してきてしまうおそれもあります。
ですがなかひさんの場合は歯の形が温存されている訳ですので、それについての問題もないかと思います。
>?について
この件に関してはこのサイトでも過去何度か話題になっていますが、先生によって対応が異なる可能性があります。
日本の先生であれば、まず十中八九でクラウン再製になるかと思います。
その場合だと、おそらく
・初診
・現クラウン除去、土台の型どり
・土台装着、新クラウン様の型どり
・新クラウン装着
の4回、空いている医院であれば1ヶ月ぐらいの内容かと思いますよ。
個人的な考えとしては、現クラウンに隙間等の問題が見当たらないかをエックス線写真やマイクロスコープ等使用してよく診査して、もしも問題がなさそうなら、今されている仮の蓋(?)だけ外してコンポジットレジンで再度、穴をふさぐ・・と言う流れでも悪くはないかと思います。
お大事にどうぞ。
過去のご相談も今軽く読ませて頂きましたが、米国の専門医での根管治療を選択された訳ですね。
おそらく良い選択だと思います。
あとの被せは、日本の保険のいわゆる「銀歯」が、コストパフォーマンスに優れていますので、根管治療かクラウンか、どちらかだけにお金をかけるとしたら私も根管治療を強く勧めます。
と、関係ない話でしたが、
>?について
今の穴を封鎖している材料などにもよりますし、明確な基準というのはどちらにしてもありません。
色々なケースを想定して、大雑把に回答するなら1ヶ月ぐらい・・といったところかと思いますが、あまり神経質にはならなくても大丈夫ですよ。
仮蓋どころか、根管充填材が露出した状態でも数週間は平気、と言うDrさえいるぐらいですので・・。
それとこれは再感染を想定しての話ですが、仮歯が入ってなかったりすると歯が移動してきてしまうおそれもあります。
ですがなかひさんの場合は歯の形が温存されている訳ですので、それについての問題もないかと思います。
>?について
この件に関してはこのサイトでも過去何度か話題になっていますが、先生によって対応が異なる可能性があります。
日本の先生であれば、まず十中八九でクラウン再製になるかと思います。
その場合だと、おそらく
・初診
・現クラウン除去、土台の型どり
・土台装着、新クラウン様の型どり
・新クラウン装着
の4回、空いている医院であれば1ヶ月ぐらいの内容かと思いますよ。
個人的な考えとしては、現クラウンに隙間等の問題が見当たらないかをエックス線写真やマイクロスコープ等使用してよく診査して、もしも問題がなさそうなら、今されている仮の蓋(?)だけ外してコンポジットレジンで再度、穴をふさぐ・・と言う流れでも悪くはないかと思います。
お大事にどうぞ。
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-12-15 19:27:01
一般的にリミットはありませんが、あまり長い間が空くとせっかく根管治療の済んだ歯が歯冠側から感染するかもしれません。
固い物を噛んで割れたりするかもしれません、ただしなかひ さんの場合金属冠の上から穴をあけて根管治療をしているので割れる可能性はかなり低いと思います。
ご質問のように穴を塞ぐだけの処置も場合によっては可能かもしれません。
勿論作り直すことも可能です。
渡辺先生とかぶりました。
固い物を噛んで割れたりするかもしれません、ただしなかひ さんの場合金属冠の上から穴をあけて根管治療をしているので割れる可能性はかなり低いと思います。
ご質問のように穴を塞ぐだけの処置も場合によっては可能かもしれません。
勿論作り直すことも可能です。
渡辺先生とかぶりました。
相談者からの返信
相談者:
なかひさん
返信日時:2010-12-15 19:50:03
渡辺先生、細見先生へ
早速の返信をありがとうございました。
>日本の先生であれば、まず十中八九でクラウン再製になるかと思います。
そうなのですかぁ。
>個人的な考えとしては、現クラウンに隙間等の問題が見当たらないかをエックス線写真やマイクロスコープ等使用してよく診査して、もしも問題がなさそうなら今されている仮の蓋(?)だけ外してコンポジットレジンで再度、穴をふさぐ・・と言う流れでも悪くはないかと思います。
全くのど素人なのですが自分の歯のことなので言うことがゆるされれば、渡辺先生のように問題が見つからない場合はあなをふさぐという治療をお願いした気持ちです。
理由は
この歯はもうほとんど元の歯が削られてあまり無い記憶があるんです。
そこで伺いたいのは
↑のような治療はやはり特別にお願いしないと一般的には受けられないものなのでしょうか。
それともお願いすれば一般的な歯医者さんでも取り組んで下さる可能性のある治療なのでしょうか?
(こちらのエンドではテンポラリーフィリング(仮のふたのことだと思います)をとって入れてもらってね。
と言うようなことを言っていました。
歯医者に行けば分かるよって言われたのですが気になってここに来たのでした。)
問題が無い場合、穴をふさぐのと取り外して全部やり直すのと根的(治した根にとっては)にはどちらが良いのですか?
せっかくきれいにしてもらった(半年後にレントゲンを撮らないと分からないですが)ところをどういうふうに最終的に終えてもらうか大事だなって考えているんです。。。。
また細見先生のアドバイスのとおり長い時間がかからないようにベストを尽くしたいと思います。
そのためにも↑の治療をしていただける可能性のある歯医者さんを早く見つけないとって思います。
早速の返信をありがとうございました。
>日本の先生であれば、まず十中八九でクラウン再製になるかと思います。
そうなのですかぁ。
>個人的な考えとしては、現クラウンに隙間等の問題が見当たらないかをエックス線写真やマイクロスコープ等使用してよく診査して、もしも問題がなさそうなら今されている仮の蓋(?)だけ外してコンポジットレジンで再度、穴をふさぐ・・と言う流れでも悪くはないかと思います。
全くのど素人なのですが自分の歯のことなので言うことがゆるされれば、渡辺先生のように問題が見つからない場合はあなをふさぐという治療をお願いした気持ちです。
理由は
この歯はもうほとんど元の歯が削られてあまり無い記憶があるんです。
そこで伺いたいのは
↑のような治療はやはり特別にお願いしないと一般的には受けられないものなのでしょうか。
それともお願いすれば一般的な歯医者さんでも取り組んで下さる可能性のある治療なのでしょうか?
(こちらのエンドではテンポラリーフィリング(仮のふたのことだと思います)をとって入れてもらってね。
と言うようなことを言っていました。
歯医者に行けば分かるよって言われたのですが気になってここに来たのでした。)
問題が無い場合、穴をふさぐのと取り外して全部やり直すのと根的(治した根にとっては)にはどちらが良いのですか?
せっかくきれいにしてもらった(半年後にレントゲンを撮らないと分からないですが)ところをどういうふうに最終的に終えてもらうか大事だなって考えているんです。。。。
また細見先生のアドバイスのとおり長い時間がかからないようにベストを尽くしたいと思います。
そのためにも↑の治療をしていただける可能性のある歯医者さんを早く見つけないとって思います。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2010-12-16 04:03:33
なかひさまこんばんわ。
私も先日アメリカから一時帰国なさった方の、歯髄壊死から歯槽膿瘍に至った方の治療をお引き受けしています。
この方は十数年前日本でメタルボンドのブリッジを装着されてその支台歯が痛んでアメリカで一度診察を受けたと仰っていました。
その時の治療計画もメタルボンドに穴を開けて根管治療をして穴を塞ぐというものだったそうです。
私の所でも同じようにさせていただいたわけですが、中でひどいむし歯になっていて根管充填は出来ても穴をそのまま塞いですむという類のものではありませんでした。
しかし時間的には作り直しは不可能なので患者さんと相談の上、マイクロで中をのぞきながらむし歯を除去してレジンで一時的に塞ぐということになりました。
したがってあくまで一時的ということなので、出来るだけ早めに冠をはずしてしかるべき方法でもって治療を続けたほうがいいとお伝えしています。
一時しのぎと考えていただいていいと思います、参考になれば幸いです。
私も先日アメリカから一時帰国なさった方の、歯髄壊死から歯槽膿瘍に至った方の治療をお引き受けしています。
この方は十数年前日本でメタルボンドのブリッジを装着されてその支台歯が痛んでアメリカで一度診察を受けたと仰っていました。
その時の治療計画もメタルボンドに穴を開けて根管治療をして穴を塞ぐというものだったそうです。
私の所でも同じようにさせていただいたわけですが、中でひどいむし歯になっていて根管充填は出来ても穴をそのまま塞いですむという類のものではありませんでした。
しかし時間的には作り直しは不可能なので患者さんと相談の上、マイクロで中をのぞきながらむし歯を除去してレジンで一時的に塞ぐということになりました。
したがってあくまで一時的ということなので、出来るだけ早めに冠をはずしてしかるべき方法でもって治療を続けたほうがいいとお伝えしています。
一時しのぎと考えていただいていいと思います、参考になれば幸いです。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2010-12-16 08:55:09
僕もノア先生の書かれいてる「仮の蓋(?)だけ外してコンポジットレジンで再度、穴をふさぐ」を推奨します。
ただし、それは山田先生が書かれているように「一時しのぎ」でもあります。
なかひさん自身も理解されているように「半年後にレントゲンを撮らないと分からない」わけですから、今、焦ってクラウンを作り、万が一、半年後に再治療となってしまったら…と考えるともったいなくありませんか?
であれば、高価なクラウン作成は半年後、レントゲンでの確認が取れてからでも遅くは無いように思います。
「今回はとりあえず…」と言う感じでレジン充填で済ませるのであれば、1回の受診でも可能ですからね。
ただし、それは山田先生が書かれているように「一時しのぎ」でもあります。
なかひさん自身も理解されているように「半年後にレントゲンを撮らないと分からない」わけですから、今、焦ってクラウンを作り、万が一、半年後に再治療となってしまったら…と考えるともったいなくありませんか?
であれば、高価なクラウン作成は半年後、レントゲンでの確認が取れてからでも遅くは無いように思います。
「今回はとりあえず…」と言う感じでレジン充填で済ませるのであれば、1回の受診でも可能ですからね。
回答5
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2010-12-16 13:55:13
まったくの私見ですが・・・
反論が出そうですが、金冠の穴を塞ぐだけにとどめるのならば私なら迷わずアマルガムを選択するように思います。
また、クラウン(特にゴールドクラウンやメタルボンドなど)にする場合ですが、気持ち的には非常に迷う時があります。
というのは、その根管処置をどこまで信用するかという点です。
担当医を信用しないという意味ではありません。
同じ日本国内であれば、何かあった時には簡単に連絡がつきますが、海外ではそう簡単にというわけでもありません。
例えばもう根管処置が数年経過していて症状も無くレントゲン的にも問題が無さそうであればよいのですが、つい最近にされた処置であれば予後に関しては想像しかできないという事になります。
この点を考えると、とりあえずは穴を塞いで経過を追うという方が安心感は得られるように思います。
反論が出そうですが、金冠の穴を塞ぐだけにとどめるのならば私なら迷わずアマルガムを選択するように思います。
また、クラウン(特にゴールドクラウンやメタルボンドなど)にする場合ですが、気持ち的には非常に迷う時があります。
というのは、その根管処置をどこまで信用するかという点です。
担当医を信用しないという意味ではありません。
同じ日本国内であれば、何かあった時には簡単に連絡がつきますが、海外ではそう簡単にというわけでもありません。
例えばもう根管処置が数年経過していて症状も無くレントゲン的にも問題が無さそうであればよいのですが、つい最近にされた処置であれば予後に関しては想像しかできないという事になります。
この点を考えると、とりあえずは穴を塞いで経過を追うという方が安心感は得られるように思います。
タイトル | 被せに穴を開けての根管治療後、日本で被せもの治療 (アメリカ) |
---|---|
質問者 | なかひさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
クラウン(差し歯・被せ)その他 アメリカ(米国) 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。