インプラント治療が終わり今までを振り返り患者として思ったこと (フランス)

相談者: kimikoさん (47歳:女性)
投稿日時:2010-12-24 01:21:47
参考:過去のご相談
〔写真あり〕インプラント上部構造を入れられない悩みのその後(フランス)




前回の投稿(7月)より、お陰さまで全ての治療が終了致しました。

8月は仮歯で過ごし、その間に根管治療のドクターと歯科のドクターが話し合いをして頂いたようで、根管治療後の様子をみて化膿が自然完治しない様であれば歯茎の手術をするという事になり、セラミックの歯の歯については、前の11ー23番までの偽歯が中心から左にずれていたので、歯茎に合わせると13番の歯が横広になり2度作りなおして頂きましたが9月に無事入りました。


そして18番のインプラントのセラミックを入れましたが、少し高さも低く小さめだったので質問した所、

”インプラントは骨に直接付けるので自然の歯の様なクッションが無いため気持ち低めになり、大きさについては他のドクターが選んだビスの口径と設置した位置(少し外側)に合わせて作った”

のだそうで大きくすると割れる可能性があるのだそうです。


反対側の奥歯に比べると高さは半分くらいなのですが、やはりそういう事なのでしょうか。 

素人的に考えると少し歯を大きめ(横幅)にするのは問題ない様な気がしますが。。。
技工士さんが反対の歯とのバランスを考慮しなかっただけの様な気がしています)



11月まで歯茎の様子をみた結果、炎症は収まりましたがやはり13番は(小鼻を押すと痛みがある)フィステルになり状態は良くならない様なので先週切開手術をして頂きました。
歯根の先端も削ったようです。)

麻酔が効いていたので手術中の痛みは無く、手術後も1日痛み止めを飲みましたがそれ以降は回復も順調で昨日抜糸で終了致しました。


この13番は元々健康な歯を審美目的で抜随した結果、1年もその後の治療にかかってしまいました。

確かに前歯なので綺麗に見せたい気持ちがありましたが、何度も疑問を感じながらも受け入れてしまった事に後悔しています。


根管治療のドクターも治療しながら

”初めからちゃんとやってればこんな大変な事にはならなかったのに、ウォ〜ッ。ムズカシイ。”
”まあ、これが私の仕事だから”

とつぶやきながらお仕事して頂きました。


私といえば、手術後は放心状態で説明された事は殆ど覚えていません。
そのくらい再根管治療は大変難しく痛い治療となりました。



そういう訳で、簡単に抜随を勧める歯医者さんには注意が必要です。

特にセラミックを入れる場合はフランスでは殆どのドクターは抜随をしますので、いきなり治療に入る前に確認する事をお勧め致します。

これに付いても現在のドクターに質問した所、”抜随しないで出来る事を知らないんじゃないかな?”という事でした。



確かに素晴らしいドクターもいらっしゃるでしょうが、見付けるのは大変ですし口コミもあまりありません。
パリには日本人の歯医者さんもいらっしゃいます。
(在フランス日本国大使館で検索してください)


しかし、こういう治療事故についてカバーする制度は無いのでしょうか?
患者としては長い、痛い、高いをすべて受け止めなければならずかなり大変でした。

良い医者を育てるのも患者なのでしょうかね。。。


こちらの先生方の活動には心から感謝致します。
今後とも宜しくお願い致します。
有り難うございましたm(_ _)m


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-12-24 11:18:51
そうですか、順調に経過して欲しいですね。

>こういう治療事故についてカバーする制度は無いのでしょうか?
>患者としては長い、痛い、高いをすべて受け止めなければならずかなり大変でした。
>良い医者を育てるのも患者なのでしょうかね。。。

そうですね。
難しい問題です。


歯科の場合「患者自身が見えない」「解らない」と言う状況が多々あります。

どのような状態なのか、どのように治療を進めて行くのかは時間をかけて説明し、納得していただく必要があります。

しかし、このカウンセリングの時間と言うのが、作りにくいと言うのも現状かと思います(特に日本の保険診療においては)。



提供する側としても写真を用いたり、ビデオを見せたりと理解していただくための努力はしていると思います。

ただ、患者さんにも理解していただくだけの最低限の知識は必要なのかもしれません。


そのために当サイトで「患者力」をつけてから歯科治療に臨んでいただけると幸いです。


おだいじにされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kimikoさん
返信日時:2010-12-25 01:23:49
タイヨウ先生。

ご返事有り難うございました。
おっしゃる通りです。

前回投稿の際に、私の方にも知識が無かった事を反省した事を思い出しました。
この件は起こった経験として先に進もうと思います。


ーーしかし、このカウンセリングの時間と言うのが、作りにくいと言うのも現状かと思います(特に日本の保険診療においては)ーー

フランスの場合は通常、初診の際に治療計画を立てて説明を受けるのですが、治療に入ってからの内容説明は殆ど簡単な物で、当日に”えっ抜随するんですか?””抜随しなければこの先の治療は出来ないので、やるの、やらないの”という様な感じでした。

担当医は回答に不安がある場合、キャビンシェフのドクターに確認に行っている状態でしたので、この辺りで気付くべきでした。

確かに誠実な方で一生懸命やってる事は感じていたのですが。。
問題はこのキャビンの仕事のやり方だったのかもしれません。



医師側としては、治療のリスクについてあまり多くを説明すると余分な恐怖感を与える事もあるので多くは語らないのかもしれませんし、患者に専門用語で説明されても全ては理解出来ないでしょうし。。。

最終の治療をして頂いたドクターは毎回治療の前に”今日はxxですね。xxをします”といった分かりやすい説明がありましたので
やはり、人それぞれの様で出会いは大切だなと思います。


これからも、こちらのサイトで「患者力」をつけていこうと思います。
お忙しい所、色々と有り難うございました。


今後とも宜しくお願い致します。



タイトル インプラント治療が終わり今までを振り返り患者として思ったこと (フランス)
質問者 kimikoさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯医者への不満・グチ
その他(その他)
フランス
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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