口の中に複数の金属がある場合のガルバニー電流について

相談者: かいこさん (32歳:女性)
投稿日時:2011-01-05 12:09:26
参考:過去のご相談
諸事情で歯科に通えない間の仮封が磨り減ってきている


こんにちは。

現在虫歯奥歯)治療中です。
奥歯にゴールドインレーをいれようと考えております。
 
セラミックも考えましたが歯軋りが強いので、奥歯という事もあり、セラミックは割れるリスクが怖いです。

しかしアマルガムが別の歯に3箇所(3本)に詰まっている歯があります。

口の中に複数の金属があるとガルバニー電流が流れる、金属アレルギーになる、という話を聞いたことがあります。


奥歯なので、出来れば長期に使えるゴールドインレーを入れたいのですが、アマルガムがあるので、心配です。


噛み合う歯同士や、隣同士になるわけではありませんし、ゴールドとアマルガムは少し距離があることになると思います。

(複数の金属が口内にあっても)必ずしも電流が流れるということではなく、流れる場合がまれにある、というくらいの事なのでしょうか・・
  

 
 
質問? やはりゴールドを入れると電流が流れますか?

質問? 逆に、ゴールドではなく保険の金属ならば、アマルガムとの間にガルバニー電流は流れないのでしょうか?

(補足)
私はもともと(軽度の)金属アレルギーがあります。
 
 


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-01-05 12:34:58
異種金属が接触したときに、ガルバニー電流が流れる可能性があると言うことです。
金属アレルギーになるというわけではありません。

?? 上に書いた通りです。
金属同士の接触が必要です。
ですから無いと思います。

この(補足)の方が気になります。
どんな金属なのか、ちゃんとチェックされた方が良いと思います。
金属アレルギーのパッチテストは、冬場の方が蒸れないのでいいかも?という話はきいたことがあります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-01-05 12:56:17
一般的にいえば、日本人の多くは同じような治療を受けていますので、大きな問題はないと言えるのではないでしょうかね?

ただし、柴田先生のおっしゃるとおり、何に対して金属アレルギーがあるのかはチェックしておきたいところかも。。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-01-05 13:04:44
こんにちは。

この場合、ゴールドと保険の金属で、ガルバニー電流が流れるかどうかについては、差はないと思います。

複数金属があることで、歯が均等にすりへりにくいという可能性は少しあるかもしれません。

金属アレルギーをお持ちでしたら、柴田先生や中山先生がおっしゃるとおり、金属による修復をするまえに御調べになる方が好ましいです。

回答 回答4
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-05 14:48:53
>質問? やはりゴールドを入れると電流が流れますか?

接触すると流れる可能性はあります。


>質問? 逆に、ゴールドではなく保険の金属ならば、アマルガムとの間にガルバニー電流は流れないのでしょうか?

金属の種類の問題ではないと思います。
スプーンでも流れます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かいこさん
返信日時:2011-01-05 17:01:24
柴田先生 中山先生 脇田先生 服部先生

ありがとうございます。

金属同士の接していない限りは、電流は流れないということがわかりました。
ありがとうございました。

何に対して金属アレルギーがあるのかは検査してみます


ご回答ありがとうございました
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-01-05 17:05:33
接触というか、電解液を介すると電流は流れる可能性はあります。

イオン化傾向が異なればそのリスクは多少なりとも有りますので、例えば全部金歯にしても、全部銀歯にしても、そのインゴットの製造品番が異なれば組成は微妙にことなってきますのでリスクは残ります。

アレルギーが有るのでしたらなおのことですが、何に対してアレルギーがあるのか調べて、可能であればメタルを用いないような補綴物充填物に変えていくのもひとつの手です。

しかし、気をつけなければいけないことがあります。

メタル以外の修復物の場合には高分子化合物を用いることがあります。例えばプラスチックのようなものです。
それらに対するアレルギーを示す人もいるので・・・

金属アレルギーを回避しようとノンメタルの治療にしたら湿疹が出た

なんてこともありえます。実際、私も数症例経験があります。

なので、慎重に治療を進めていきましょう。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-01-05 17:49:44
タカタ先生のおっしゃる通り、電解液には唾液も含まれますので、直接接していなくても電流は発生しますね。
(直接接する場合の方が発生量は多い)

イオン化傾向の差が大きいと、より発生しますので、タカタ先生のおっしゃる様に基本的には同じ金属(の、組み合わせ)でも、生産時期が異なるだけでも発生する可能性は出てきますが、それはかなり低い危険性と言えます。
(逆に言えば、一種類の金属に統一していても電流は発生する可能性はあることになります。)

異種金属であっても、イオン化傾向の近い場合はやはり発生量が少ないですね。

ではゴールドとアマルガム保険の銀(金銀パラジウム合金)はどういう関係かと言うと…ごめんなさい、ちょっとすぐには分かりかねます。

参考→http://ja.wikipedia.org/wiki/
イオン化傾向
↑たぶんこれをじっくり読めば分かります



ただゴールド(=金の含有量の多い合金)の場合は溶けにくいので電位差は出来るものの、ゴールドそのものは金属アレルギーには比較的関連しにくい、とも言えます。
(※イオン化する=溶ける ことがアレルギー発生の要因のひとつ)

ガルバニー電流というのは理論上確かにありますし、金属アレルギーのリスクを高める要因のひとつではあるかも知れませんが、まずほとんどの場合で認知出来るほどの問題にはなりません。

ですので、少しでも危険性が高くなるのが嫌だからと、新しく使用する金属をわざわざ溶けやすい金属(アマルガムや保険の金属)で統一するよりは、少しずつでも安全性の高い合金に交換していく方が理にかなっている様な気がしますよ。
ゴールドであれば精度などの、他のメリットもありますしね。

もちろんノンメタルという選択肢もありますが、どの様な材料にもデメリットやリスクがありますので、闇雲に偏った考えで材料選択をするべきではないと個人的には思います。

※化学の専門的な知識が必要な内容でしたので、正確でない説明もあったかも知れません。



因みに、歯磨きが不十分で歯肉炎症を起こしていてもアレルギー発生の要因となるそうです。

金属アレルギーがあるかどうかもはっきりしていないのに保険の金属に統一するよりは、一生懸命プラークコントロールに励む方がよっぽど合理的だと思いますね^^




タイトル 口の中に複数の金属がある場合のガルバニー電流について
質問者 かいこさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物、インレーその他
歯科金属アレルギー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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