歯の根元にヒビ。確定診断のためにCTの必要性
相談者:
かっちゃんだよさん (33歳:男性)
投稿日時:2011-01-08 21:06:21
参考:過去のご相談
※破折により歯茎に腫れ。ジスマロックとダーゼン、フロモックスの違いは?
こんばんは
昔、歯根治療した歯でその周辺が腫れました。
レントゲンを撮ったら、おそらく歯の根元にひびがあるとのことでした。
確定診断を出すために自費でのCT撮影を勧められました。
料金は9350円だそうです。
この場合、確定診断のためにCTをとるべきでしょうか?
ケースバイケースでしょうが
?自身を納得させるため
?確定診断により治療すすめるために
?他の理由
のためにするべきでしょうか?
※破折により歯茎に腫れ。ジスマロックとダーゼン、フロモックスの違いは?
こんばんは
昔、歯根治療した歯でその周辺が腫れました。
レントゲンを撮ったら、おそらく歯の根元にひびがあるとのことでした。
確定診断を出すために自費でのCT撮影を勧められました。
料金は9350円だそうです。
この場合、確定診断のためにCTをとるべきでしょうか?
ケースバイケースでしょうが
?自身を納得させるため
?確定診断により治療すすめるために
?他の理由
のためにするべきでしょうか?
回答1
回答2
やすひろ歯科クリニック(加古川市加古川町)の北野です。
回答日時:2011-01-09 05:45:07
おはようございます。
ご質問拝見させていただきました。
さてCTは必要かと言われますと昔は歯科用がそんなになかった、普及していなかった時代もありましたのでなんとも言い難いのですがあれば撮影される方が、個人的に撮影されたほうがいと思われますね。
理由は、仰せのとうりあれば自分を納得させることも、医師自身も説明が一目了然となります。(割れていればの話ですが・・)
また、今後の治療の説明が非常にしやすくなると思われます。
今まで歯科ではなかったので、世間ではレントゲンのみでいいのではと思われるかもですが、医科ではCTやMRI、レントゲン等で確定診断のために撮影することがありますので、そのようなものと思えばわかりやすいかもですね(>_<)。
個人的に考えていることですので参考になれば。。
ご質問拝見させていただきました。
さてCTは必要かと言われますと昔は歯科用がそんなになかった、普及していなかった時代もありましたのでなんとも言い難いのですがあれば撮影される方が、個人的に撮影されたほうがいと思われますね。
理由は、仰せのとうりあれば自分を納得させることも、医師自身も説明が一目了然となります。(割れていればの話ですが・・)
また、今後の治療の説明が非常にしやすくなると思われます。
今まで歯科ではなかったので、世間ではレントゲンのみでいいのではと思われるかもですが、医科ではCTやMRI、レントゲン等で確定診断のために撮影することがありますので、そのようなものと思えばわかりやすいかもですね(>_<)。
個人的に考えていることですので参考になれば。。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-01-09 10:04:11
かっちゃんだよさま、おはようございます。
歯根破折の疑いがあってCTの撮影を勧められた訳ですね、現在その歯の周辺が腫れているとの事なので、何らかの感染があるのだと思います。
もしそれが歯根破折に由来するものであれば、目視あるいは探針での診査で確定診断が出来ると思います、腫脹が収まってから調べれば判断は着くでしょう。
もし破折が可能性として高いようであれば、冠をはずせば診断は容易です、個人的には過剰な診査のように思います、参考になれば幸いです。
歯根破折 http://yamadashika.jp/infection.html#a02
左上1番の歯根破折 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1743
【※編集部注】
ここで記載されている接着修復は、『根管長測定器併用根管内部接着法』(根管内部接着法)という特殊な方法です。
詳細はこちらの相談の[回答6]をご覧下さい。
⇒ 歯の根元が割れているかもしれないと言われた
歯根破折の疑いがあってCTの撮影を勧められた訳ですね、現在その歯の周辺が腫れているとの事なので、何らかの感染があるのだと思います。
もしそれが歯根破折に由来するものであれば、目視あるいは探針での診査で確定診断が出来ると思います、腫脹が収まってから調べれば判断は着くでしょう。
もし破折が可能性として高いようであれば、冠をはずせば診断は容易です、個人的には過剰な診査のように思います、参考になれば幸いです。
歯根破折 http://yamadashika.jp/infection.html#a02
左上1番の歯根破折 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1743
【※編集部注】
ここで記載されている接着修復は、『根管長測定器併用根管内部接着法』(根管内部接着法)という特殊な方法です。
詳細はこちらの相談の[回答6]をご覧下さい。
⇒ 歯の根元が割れているかもしれないと言われた
回答4
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-09 10:43:37
個人的にはCT撮影をすることにより、より確実な診断が出来るためあった方がよいツールと考えております。
必ず必要とではないケースもありますが、一度そのような画像を見れてしまうと必要性を感じております。
処置に関しましては破折=抜歯という訳ではないので、根管の治療なりの適切な処置が必要となると思います。
必ず必要とではないケースもありますが、一度そのような画像を見れてしまうと必要性を感じております。
処置に関しましては破折=抜歯という訳ではないので、根管の治療なりの適切な処置が必要となると思います。
回答5
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2011-01-09 11:29:31
CTを撮影して役に立つ場合があるのは、間違いないです。
また、CTを撮影しなくても何らその後の処置に問題がない場合も少なくないですし、その割合はCT以外のX線写真の読影能力の高い歯科医師ほど高いと思われます。
ほとんどの場合に言えることは、「その先生にとっては必要」ということかと思います。
あともしCT撮影されるのでしたら、ヒビがあった場合のその後の処置もよく検討されたほうが良いと思います。
おそらく抜歯してインプラントになるかと思いますが、インプラントは行いたくない場合、あるいはインプラントをするなら別の歯科医院で行う場合は、CTをその歯科医院で撮影する必要性は低いように思いますので。
また、CTを撮影しなくても何らその後の処置に問題がない場合も少なくないですし、その割合はCT以外のX線写真の読影能力の高い歯科医師ほど高いと思われます。
ほとんどの場合に言えることは、「その先生にとっては必要」ということかと思います。
あともしCT撮影されるのでしたら、ヒビがあった場合のその後の処置もよく検討されたほうが良いと思います。
おそらく抜歯してインプラントになるかと思いますが、インプラントは行いたくない場合、あるいはインプラントをするなら別の歯科医院で行う場合は、CTをその歯科医院で撮影する必要性は低いように思いますので。
回答6
大野歯科医院(群馬県前橋市)の大野です。
回答日時:2011-01-09 13:00:08
山田、森川両先生のご意見に賛成です。
診断学の常識では「確定診断」というのは、視診、ポケットの診査、そしてレントゲン診査など普通の診査・検査ではイマイチ判断がつかない場合に、その“イマイチさ”を少しでも確実にするために行うものです。
専門用語で「事後確率を上げる」と言います。
なので森川先生のいう「その先生にとっては必要」ということではないでしょうか。
私は根管治療の既往があること、そしてなにより担当の先生のコメント「レントゲンを撮ったらおそらく歯の根元にひびがあるとのことでした。」ですので、文面だけからのコメントですが、私はあえてCTを撮る価値は低いと思います。
ただし以上のコメントはあくまで「診断学上」のことだけですので、
?自身を納得させるため、
でしたら、それはとても意味のあることですので、行っても構わないと思います。
どんな検査も100%は絶対ありません。
レントゲンは一方向からの撮影で、CTも所詮データを基に「造られた画像」です。
どんな検査をしても病気なのに病気でないとの結果がでたり、病気でないのに病気との結果がでたり、なんてことはザラです。
なので検査には「ココロ」も必要だとおもうからです。
担当の先生とディスカッションをして、ご自身の納得のいくようにされるのが一番でしょう。
お大事に。
診断学の常識では「確定診断」というのは、視診、ポケットの診査、そしてレントゲン診査など普通の診査・検査ではイマイチ判断がつかない場合に、その“イマイチさ”を少しでも確実にするために行うものです。
専門用語で「事後確率を上げる」と言います。
なので森川先生のいう「その先生にとっては必要」ということではないでしょうか。
私は根管治療の既往があること、そしてなにより担当の先生のコメント「レントゲンを撮ったらおそらく歯の根元にひびがあるとのことでした。」ですので、文面だけからのコメントですが、私はあえてCTを撮る価値は低いと思います。
ただし以上のコメントはあくまで「診断学上」のことだけですので、
?自身を納得させるため、
でしたら、それはとても意味のあることですので、行っても構わないと思います。
どんな検査も100%は絶対ありません。
レントゲンは一方向からの撮影で、CTも所詮データを基に「造られた画像」です。
どんな検査をしても病気なのに病気でないとの結果がでたり、病気でないのに病気との結果がでたり、なんてことはザラです。
なので検査には「ココロ」も必要だとおもうからです。
担当の先生とディスカッションをして、ご自身の納得のいくようにされるのが一番でしょう。
お大事に。
回答7
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-01-10 14:47:25
こんにちは、
私も森川先生がおっしゃるように、
>ほとんどの場合に言えることは、「その先生にとっては必要」ということかと思います。
だと思います。
私の歯科医院にもCTありますが、あまり撮影していません^^;
無くても問題なく治療出来るケースが殆どですし、大野先生もおっしゃられていますが、CTでも100%の破折の診断には使えないので・・・
(たぶん日本一CT使っていない歯科医院かも・・・)
傾向として、CTをお持ちの先生はCTで診断を行う傾向がありますし。
CTをお持ちでない先生は小さなレントゲン、歯ぐきの検査などで診断をします。
先生によって診断ツールが異なります。
またCTは2000万以上する機械なので、その費用を回収する為にもCTの利用率は・・・
私も今の症状で、深いポケットが見つかれば、歯根破折を疑い患者さんには抜歯の確率が高いことを伝えます。
破折が疑わしい場合CT撮影はしますが、結果が変わることはあまりないような気がします^^;
破折と分らない場合もあります。
CTで分らなければ、実際マイクロスコープで根管治療をして破折線を見つけることもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=uNU0mFqkpVo
>自身を納得させるため
が大きなポイントだと私は思います。
おだいじに
私も森川先生がおっしゃるように、
>ほとんどの場合に言えることは、「その先生にとっては必要」ということかと思います。
だと思います。
私の歯科医院にもCTありますが、あまり撮影していません^^;
無くても問題なく治療出来るケースが殆どですし、大野先生もおっしゃられていますが、CTでも100%の破折の診断には使えないので・・・
(たぶん日本一CT使っていない歯科医院かも・・・)
傾向として、CTをお持ちの先生はCTで診断を行う傾向がありますし。
CTをお持ちでない先生は小さなレントゲン、歯ぐきの検査などで診断をします。
先生によって診断ツールが異なります。
またCTは2000万以上する機械なので、その費用を回収する為にもCTの利用率は・・・
私も今の症状で、深いポケットが見つかれば、歯根破折を疑い患者さんには抜歯の確率が高いことを伝えます。
破折が疑わしい場合CT撮影はしますが、結果が変わることはあまりないような気がします^^;
破折と分らない場合もあります。
CTで分らなければ、実際マイクロスコープで根管治療をして破折線を見つけることもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=uNU0mFqkpVo
>自身を納得させるため
が大きなポイントだと私は思います。
おだいじに
回答8
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2011-01-11 09:52:37
歯根破切も極初期の場合、歯科用CTでも割れているのが分らない事の方が多いです。
今回のような場合、重要なのは歯根周囲組織の破壊どれだけ進んでいるのか?で、それを立体的に把握するには、歯科用CTは大変に役立ちます。
又、過去に根管治療をされているのですから、それの状態を把握するにも役に立つでしょう。
歯科用CTと言っても解像度、画像にかなり差がありますので、そこがどうなのかが気になります。
割れている事は、周囲の骨の溶けている状態、病変が何処まで及んでいるのかで診断がつきます。
画像の良い歯科用CTなら、その部位だけが縦に吸収している場合、根が割れていると考えて頂いてまず間違いがありません。
更に、では抜歯するとなると次の治療、例えばインプラントにするのかブリッジにするのか、正確に対応手段を考えるのに歯科用CTは役に立ちます。
他の手段でもできないことではないと思いますが、触診等で知れる事と、画像診断で知れる事にはかなりの差があります。
具体的処置を行う上で、かなり予想できているのと、開けて見てから勝負と言うのでは処置時間、処置方針等で差が出るので、それを納得できるのかどうか、だと思います。
病気の状態をできるだけ知るために、撮影することを納得できるかできないか、ではないでしょうか?
かっちゃんだよさんが何処まで知りたいか、次のために考えて置きたいか、です。
私個人的には、持っているので、撮影すると思います。
お大事に。
今回のような場合、重要なのは歯根周囲組織の破壊どれだけ進んでいるのか?で、それを立体的に把握するには、歯科用CTは大変に役立ちます。
又、過去に根管治療をされているのですから、それの状態を把握するにも役に立つでしょう。
歯科用CTと言っても解像度、画像にかなり差がありますので、そこがどうなのかが気になります。
割れている事は、周囲の骨の溶けている状態、病変が何処まで及んでいるのかで診断がつきます。
画像の良い歯科用CTなら、その部位だけが縦に吸収している場合、根が割れていると考えて頂いてまず間違いがありません。
更に、では抜歯するとなると次の治療、例えばインプラントにするのかブリッジにするのか、正確に対応手段を考えるのに歯科用CTは役に立ちます。
他の手段でもできないことではないと思いますが、触診等で知れる事と、画像診断で知れる事にはかなりの差があります。
具体的処置を行う上で、かなり予想できているのと、開けて見てから勝負と言うのでは処置時間、処置方針等で差が出るので、それを納得できるのかどうか、だと思います。
病気の状態をできるだけ知るために、撮影することを納得できるかできないか、ではないでしょうか?
かっちゃんだよさんが何処まで知りたいか、次のために考えて置きたいか、です。
私個人的には、持っているので、撮影すると思います。
お大事に。
タイトル | 歯の根元にヒビ。確定診断のためにCTの必要性 |
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質問者 | かっちゃんだよさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(診断) 歯根破折 CT |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。