インプラントは専門医院、他の治療は一般歯科。デメリットは?

相談者: ハッシーさん (40歳:男性)
投稿日時:2011-03-31 23:11:21
参考:過去のご相談
転院した場合のインプラントのメインテナンスについて



お世話になります。

昨今、インプラントを専門にする医院が多く、治療費について大変魅力のある価格設定がなされています。

しかし当サイトを拝見すると、重要かつ技術的に難しいのは虫歯や根管の治療のような一般歯科治療であるように見受けられます。

そこで、インプラントは専門医院で行い、一般歯科治療は拡大鏡マイクロスコープを持つ医院で行うというのもひとつの手であり、実際にそうされている方も多いと思います。

このような治療形態のメリット、デメリットについてご意見いただきたいと思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-03-31 23:38:47
拡大鏡はあるけどほとんど使った事がない(使えない)柴田です。

一般歯科治療で、保険で普通に拡大鏡を使っている歯科医院なら、簡単に探せると思いますが、マイクロスコープを普通に保険診療に使っている歯科医院を探す事は簡単ではない思っています。

拡大鏡は価格が安く、機動性で勝るのでマイクロより普及しています。

拡大鏡は2万円あるいは1万円ぐらいからあります。
マイクロは100万円ぐらいから上です。

結果マイクロの普及率が3%ぐらいだという事、どうしても治療時間がかかり採算性が悪くなるという事、保険点数で加算がない事などの理由で保険で普通に使う歯科医院が少ないと思っています。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-03-31 23:52:22
こんばんは。

つまり、インプラントだけは数をたくさんしていて安い医院でするのはどう思うかというご相談だと思いますが、自分だったら絶対にやりませんね。

歯科では、個人開業医から個人開業医に患者さんを紹介するケースは非常に少ないですから、異様な数のインプラントをコンスタントにしている個人開業医がいたとしたら理由をよく調べた方がいいでしょうね。

また、歯科にかぎりませんけど極端なディスカウントも、普通に考えれば理由は大体想像がつくかと。

相場の金額には相場の理由がありますからね。
例えば大量一括仕入れとか、自社工場生産とか、そういう技の使える分野でもありません。

本当に専門的で特別な技術があるとすれば、値段はどちらかと言えば上がる方が自然な様に、個人的には思いますよ。

あまり考えられてはいませんが、インプラントはオペして終わりではありませんので、真面目な歯科医が責任を持てるインプラントの本数には限りがあります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-04-01 00:16:10
ハッシーさん、こんにちは

渡辺先生の「真面目な歯科医が責任を持てるインプラントの本数には、限りがあります。」 に全面的に同意です。

私もインプラント治療を行っておりますが、術前の治療計画から
フィクスチャーの選定、手術、術後の管理など、一つ一つ丁寧に行っていたら、一日何本も行うような数の治療はできないと思います。

ご自分の体の中に入れて今後何年何十年と使うものです。

慎重に選ばれたほうが良いと思います。

参考になれば幸いです。

回答 回答4
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-04-01 09:12:39
個人的には、歯科はあくまで総合治療です。

口の中の全体を治療しないことには、解決できない事が多くあります。
虫歯一つでも、マイクロスコープなどで治療すると言うことも大切ですが、虫歯が出来た原因を考える方がもっと大切です。
そのためにもプラークコントロールの徹底や、定期検診が重要をなります。

そこで、一つ一つの手技に対して、マイクロやインプラントをいった精度が上がるような努力をしていくと考えております。

現在日本では、専門医性を取っている歯科医院は少なくし開始も10種競技をこなしている状態です。

そのため専門的にインプラントだけ、根管治療だけ、修復だけを行っているのはすばらしい先生と思います。

そのすばらしい先生を、患者さんとして活用していただくには歯科治療は総合治療ですので、誰かがイニシアチブをとり、指揮しなければいけないと思います。

インプラントの手術が抜群にうまく、症例数が多くても実際、車でいうタイヤの部分である歯の上の被せもの補綴の知識も少なければ、その車は走らないと思います。

ご参考までに。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-04-01 12:55:52
ハッシーさん、こんにちは。


このような治療形態のメリット、デメリットについてご意見いただきたいと思います。
インプラント治療を受ける医院と、他の治療を受ける医院がちゃんと連携が取れていれば問題ないと思います。

服部先生の言われるように、専門医同士が連携して治療することは良いことだと思います。

しかし、治療費は総合的に診れば、どちらかといえば高くなると思います。


もし連携が取れていない医院同士で、治療を受ければ、治療がちぐはぐになったり、トラブルが起こったときに責任の所在がはっきりしません。

たとえば家を建てるときに、高くつく水周りだけ連携の取れていない工務店に依頼したら、一部パイプがむき出しになり見た目が悪かったり、水漏れしたときにどちらも他方の責任だとして補修に応じてくれなかったりと言うことになりかねません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハッシーさん
返信日時:2011-04-04 00:01:40
返信ありがとうございました。

インプラントを含めた複数箇所の治療が必要になり、さまざまな医院に通った結果、1つの医院ですべての要望を充足するのは難しいのではないかと思い、投稿させていただきました。


柴田先生

どの程度使用されるのかは不明ですが、保険マイクロスコープを使える医院はあるようです。
実際には、一度導入すればメンテナンスの費用はあるにせよ、減価償却をすればすむような気もします。



渡辺先生
畑田先生

おっしゃるとおりだと思います。
ただし患者からは真面目なのかどうか、技術に差があるのかどうか非常にわかりずらいのも確かです。

材料の違い、治療費、治療期間、技法(抜歯即挿入、即時・早期負荷)といったものであれば良くわかるのですが、それ以外に患者が判断できるようなものはあまりないようにも思えます。

経済的な面もあるのですが、たとえ低価格であっても保証があるので再度手術が必要になるようなことはしない、クロスチェックを一般歯科医院が行えばよいと思われるのですが、どうでしょうか。



服部先生
小牧先生

医師同士の連携というところなのですが、メインになるのは一般歯科を担当される医師になると思います。

この場合、インプラントを担当される医師から、治療結果に関する書類の作成をお願いすれば良いのでしょうか。

よろしければ、より円滑に治療が進むような方法を教えて下さい。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-04-04 02:11:52
>実際には、一度導入すればメンテナンスの費用はあるにせよ、減価償却をすればすむような気もします。

保険診療では診療行為に対し点数が割り振られています。
極端な話、5分で充填しても、20分で充填しても、同じ点数です。
丁寧に治療して採算にのせるのは結構大変なんですよ。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-04-04 02:23:17
>医師同士の連携というところなのですが、メインになるのは一般歯科を担当される医師になると思います。この場合、インプラントを担当される医師から、治療結果に関する書類の作成をお願いすれば良いのでしょうか。
>よろしければ、より円滑に治療が進むような方法を教えて下さい。

歯科医療に関する考え方がいろいろあります。
患者さん自身が2つの歯科医院を選択して、2つの歯科医院に連携して診療することをお願いしても、2つの歯科医同士の考え方が一致しなければ連携は難しいように思います。


もし2つの歯科医院で円滑に連携のとれて治療を望むのであれば、まずどちらか治療を担当する先生を患者酸自身が選択したら、もう一方の先生は先の先生と連携のとれた先生を紹介してもらった方がよいでしょう。




タイトル インプラントは専門医院、他の治療は一般歯科。デメリットは?
質問者 ハッシーさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラントその他
その他(歯科治療関連)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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