部分入れ歯に違和感。欠損歯が多いがブリッジにできないか?

相談者: ベストスマイルさん (45歳:女性)
投稿日時:2011-07-05 23:56:52
参考:過去のご相談
ガムや御餅も食べられる義歯はありますか?



先ほどまで「ガムの噛める義歯」について質問させて頂いた者です。

そちらの質問は解決とさせていただきましたが、その間いろいろとネットなどで調べまして、ある疑問を持つようになりました。



現代の進んだ歯科医療において、多数歯欠損にもブリッジが適用されていることを知り、もしかしたら私の歯もそうできないかと思いました。

改めて私の歯の状態を説明いたしますと、


右左12番は差し歯 現在4本とも仮歯(TEK)です。

右上345欠損、67は保険の銀歯

左上34欠損、567は同じく保険の銀歯

右下1234は自分の歯、5は保険の銀歯

左下12345は自分の歯、6は保険の銀歯

そして欠損しているところと、左上56に歯を盛って、上顎5本、下顎奥4本を義歯で補っている状態です。



素人考えとお笑いになってもかまいません。
私の考えたことをお聞きになっていただきたいのです。

本当はかかりつけの先生にお聞きするのが一番ですが、やはり面と向かって言ってみて、呆れられてしまうのは辛いものがあります。

そこでこのサイトでご親切な先生方に少しでも希望のあるアドバイスを頂いてから、自分の先生に話してみたいんです。



上顎ですが、入れ歯にすると右上345、左上34と前歯をまたぐようにして入れ歯を入れるようになります。

幸い前歯を4本作り直すために仮歯を入れてありますので、この前歯を支えにして、左上4から右上5までひとつにつながらなくとも、ブリッジに出来ないものかと思いまして。

左上5番の歯ですが、義歯で盛ってあり大きい歯になりますが、大きく笑うと見える場所なので、白い素材で作っていただくようにお願いしています。



下顎も奥歯4本の入れ歯ですが、右下5番の銀歯噛みあわせの関係上低く、これもまた作り直しを指摘されており、大きく笑うと見える場所なので銀歯以外の素材でとおねがいしています。

幸いというのでしょうか、どちらの最後にある歯も保険の銀歯で、もうずいぶん前に治療したものです。

今度とれてしまったブリッジのように中が虫歯になっていたらどうしようと不安になりますが、痛みもないことから十分ブリッジの土台になってくれると思います。



こんな夢みたいなことが実現可能でしょうか?

もし、もし可能であれば費用などはどれくらいかかるでしょうか?


どんな方法があるとか難しいことはひとつもわからない私ですが、今回治療義歯というものを体験して、これを一生続けるのかと、少々逃げ腰になってしまっているのも事実です。

たとえ、コンパクトで違和感の少ない入れ歯を作ってもらったとしても、やはり自分の歯のように噛めるに越したことはありません。

本義歯を作ってしまってからああすればこうすればと思う前に、ありとあらゆることを考えて、それでもチョイスがなければ、入れ歯も仕方がないと、納得もいきます。


長文になってしまいましたが、先生方のご意見をお聞かせ願えれば幸いです。 

どうか、どうかよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-07-06 00:14:52
御希望は分かります、技術的には可能ですが。


3歯連続欠損のブリッジ保険適応外になります、これは力学的に無理があるということで保険適応外になっているのです。

つまり技術的に可能でも長期の安定は望めないとご理解ください。
当然保険は利きませんので、材質によっては100万を超える値段になってしまいます。

かなりのチャレンジになると思いますよ


私なら義歯をお勧めします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-07-06 00:27:13
こんばんは。

ブリッジの長さ世界記録を持っている渡辺です。

参考⇒〔写真あり〕12本ブリッジは妥当?またメタボンよりジルコニアのほうが軽い?

4〜5年前のケースですが、今のところ調子は良い様です。



実際のところ、こういうブリッジは物凄く大変ですし、実際にお口の中を拝見しないと色々な条件があるので分からないのですが、大雑把に歯の本数や位置だけ考えると、可能性は十分あると思いますよ。

ただしこれは非常に大きな「賭け」になります。
金額以上にリスクも非常に高いということは肝に銘じて頂く必要があります。


費用は・・場合によっては部分矯正や全顎矯正の話も入ってきかねませんし、根っこの治療歯周治療も色々あり得るのですが、最低限、ブリッジのみで考えると10万円前後×必要な歯の全部の本数、が最低かかるのかなと思います。



このご相談までのいきさつを詳しく読んでませんが、もしかすると・・

良い条件と、特殊な考え方が揃えば、上顎のフルブリッジ(14本分)だけでもいいかも知れません。。



かなり総合問題的な治療計画になり、担当される先生次第というところが大きいですから、ネット相談で結論は無理ですけどね。



こういう大きいフルブリッジと言うのは、インプラントがない時代には色々文献も出ており、予後も悪くないのですが、最近はされる先生非常に少ないと思います。

廃れていくだけの理由があると捉えられた方が無難かも知れませんね・・。



難しすぎるので雑に回答を書いてしまいましたが、担当の先生には聞くだけは聞いてみてもいいと思いますよ。

お大事にして下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-07-06 07:17:32
>3歯連続欠損のブリッジ保険適応外になります、これは力学的に無理があるということで保険適応外になっているのです。

>良い条件と、特殊な考え方が揃えば、上顎のフルブリッジ(14本分)だけでもいいかも知れません。。


お二人が書かれているように、保険では出来ない。
自由診療なら可能だがリスクが大きい。
費用も莫大。



>現代の進んだ歯科医療において、多数歯欠損にもブリッジが適用されていることを知り、もしかしたら私の歯もそうできないかと思いました。

これは、現代と言うより昔から行っていることで特に目新しいことではありません。
メインテナンスで長持ちするものもあれば、力学的に無理があり数年でだめになるものあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ベストスマイルさん
返信日時:2011-07-06 22:55:31
回答ありがとうございます。

やはり費用の面でも技術的な面でも難しいことなのですね。

素人とはいえちょっとわがまますぎたと反省しています。


今の治療用義歯にもなれてきたことですし、前向きに義歯を作る方向ですすめていこうと思います。



そこでまた質問させてください。


1.私のようなケースの患者が来たとしたら、先生方ならどのような方向で義歯作成のプランをたてられますか?



2.患者が

「希望として出来るだけ金属は使わないでほしい。
床が小さくて上顎の口蓋の部分はなくしてほしい。
下顎は奥歯各2本なので出来れば2つに分けてほしい。」

とお願いしたら、全面的にOKしていただけるでしょうか?
  

金属なしということはノンクラスプデンチャ−をさしてしまいますが、私のケースでも十分に使用可能でしょうか?

もしレストやバーが必要なら、ただ前から見えないだけでなく、至近距離からでも見えないところだけ(たとえば上の前歯4本の間と、下の前歯6本の間だけ)使用し、後はノンクラスプデンチャーの床の素材で(これは前回の質問のガムやお餅が食べられるという希望につながるのですが)作っていただくことは可能ですか?



いつもたくさん質問してしまって申し訳ありませんが、今回の歯の治療は一生に一度といってもいいくらいの大きな転機でした。

反対咬合の前歯を入れ歯を使って高さを上げて前歯を作り、物心ついてから初めて普通のスマイルを手に入れました。

今まで何件も歯医者をジプシーしてきましたがそんなことをしてくれた歯医者は1件もなく、ただその時その時の状態でかぶせたり抜いたりされて、どんどんかみあわせが悪くなり、半ば絶望的になっていたところ今の歯医者に出会えたのです。


そんな経緯があって、歯がいかに大切かということを遅まきながら実感し、今度こそ後悔しない治療を受けたいと思うあまり、チカラがはいってしまいました。


いつもくどいようになってしまいますがどうかよきアドバイスをよろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-07-07 14:28:43
>1.私のようなケースの患者が来たとしたら、先生方ならどのような方向で義歯作成のプランをたてられますか?

>2.患者が
>「希望として出来るだけ金属は使わないでほしい。
> 床が小さくて上顎の口蓋の部分はなくしてほしい。
> 下顎は奥歯各2本なので出来れば2つに分けてほしい。」
>とお願いしたら、全面的にOKしていただけるでしょうか?



ゴメンナサイ。

僕にはそれら全ての希望を叶えられる義歯を提供できる技術がありません。


>希望として出来るだけ金属は使わないでほしい。
>床が小さくて上顎の口蓋の部分はなくしてほしい。

ようは金属アレルギーによる金属拒否では無く、「見た目で金属が嫌」と言うだけであればアタッチメントデンチャーを検討します。


しかし、


>床が小さくて上顎の口蓋の部分はなくしてほしい。
>下顎は奥歯各2本なので出来れば2つに分けてほしい。

こちらの希望を叶えようとするのであればインプラントを提案させていただくでしょうか。


「歯を失う」と言う事は「臓器を失う」事と同じです。

脚を失った方から「見た目が普通の人と変わり無く、正座もあぐらもかけて、全力疾走できる義足を作ってくれ」と言われているようなものです。


残念ながら現代の歯科医学でご希望の義歯を提供する事は限りなく不可能に近い気がします。

最もご希望に添える形になる可能性が高いのが「インプラント」と言う治療法のような気がします。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-07-07 14:29:36
実際に拝見していませんので推測になります。


>私のようなケースの患者が来たとしたら、先生方ならどのような方向で義歯作成のプランをたてられますか?

ノンクラスプデンチャーは、あまり良く思っていませんがベストスマイルさんの要求に答えるならば、これしかないように思います。

ただし、本来クラスプがかかる歯の咬む面にレストと言うくぼみを作り(1〜1.5ミリ程度)一部に金属を使います。




>患者が
>「希望として出来るだけ金属は使わないでほしい。
>床が小さくて上顎の口蓋の部分はなくしてほしい。
>下顎は奥歯各2本なので出来れば2つに分けてほしい。」

一般的に安定する入れ歯に関してです。

下顎に関しては、左右に歯を置くかどうかで形が変わります。
左下に一本の歯を置くのであれば左右にまたがらないと安定した義歯になりません。
機能的な問題が起こり使えないと思います。

右側だけに歯を置くのであれば、上記ほどではないですが左側45あたりに、クラスプをかけて安定させます。


ノンクラスプの場合でも、左右に分けることは出来ないでしょう。

この要件は入れ歯の安定や機能性に対して矛盾であるからです。



入れ歯の大きさや厚みで慣れにくいなどの悩みをお持ちの方は沢山います。

しかし、どんなに高価で精巧に作られた入れ歯も最初から問題なく使えるケースは少ないです。

よく書くことですが、義手や義足と同じです。
根気強く練習し、調整を繰り返すことで自分の一部になります。


また、残存歯の状態も入れ歯の今後にかかわってきます。
担当医とよくご相談ください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ベストスマイルさん
返信日時:2011-07-07 22:58:08
こんばんは。

今日、歯医者に受診してきました。

入れ歯の調整と前歯のTEKの調整などをしてきました。

おおよそ1時間半ぐらいかかりましたが、その間中口を開けながら考えました。

先生方の仰るとおりです。
私が先に書いたような義歯は本当に夢なのです。

わかっていて書いたようなところも正直ありましたが、「聞いてみなくちゃわからない」とも思いました。


素人にはいろんなサイトに出ている入れ歯を見ているうちに、「もしかしたら可能なんじゃないか?」と思うようになってしまったんです。


これで納得がいきました。



1時間半ものあいだ、一生懸命私の歯を作ってくれていつもやさしく話を聞いてくれる先生を見ていましたら、「この人を信じて、おまかせしよう」と思いました。

もちろん相談もこちらの希望も言ったりいたしますが、こちらで相談させていただいたおかげで、予備知識といいますか、わがままをいえる領域とでも言いましょうかそんなものがわかったような気がします。


先生方には呆れるような質問を数々してしまい、恥ずかしいのと申し訳ない気持ちでいっぱいです。


いろいろとありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-07-08 10:01:40
>「この人を信じて、おまかせしよう」と思いました。


素晴らしい事ですね! (^−^)


>もちろん相談もこちらの希望も言ったりいたしますが、こちらで相談させていただいたおかげで、予備知識といいますか、わがままをいえる領域とでも言いましょうかそんなものがわかったような気がします。


>先生方には呆れるような質問を数々してしまい、恥ずかしいのと申し訳ない気持ちでいっぱいです。


そんな事はありませんよ。

担当の先生とのコミュニケーションが一番大切な事です。

我々はそんな手助けができるように回答しているのですから

「最も正しい歯チャンネルの活用」

だと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-07-08 11:09:10
どうなることか心配していましたが、素晴らしい展開ですね!^^

安心しました。




タイトル 部分入れ歯に違和感。欠損歯が多いがブリッジにできないか?
質問者 ベストスマイルさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジ治療法
部分入れ歯 その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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