歯根嚢胞の治療・手術は医療機関によって内容が異なる?

相談者: tktoothさん (38歳:男性)
投稿日時:2011-07-09 07:58:49
⇒参考:過去のご相談
「過去に治療した歯の診断・鑑定はどこの歯科医でもできますか」



歯根のう胞の治療・手術を予定しています。
左上2番で、あごの裏に膿の出入り口があり、のう胞の大きさはピンクの針が2cmくらい入る大きさです。

歯の保存を希望しています。

大学病院では個人病院で歯の根の治療をすることで6カ月で治るという話でしたが、歯の保存に成功する可能性や治療費用、治療期間を考慮すると、大学病院での外科的手術を勧めると個人病院でいわれました。

そこで質問ですが、このようなのう胞の場合、病院によって治療や手術に違いはありませんか。
 


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-07-09 08:23:30
保険内の治療なら、基本的に何処で行っても費用は同じです。
一部の地域歯科診療支援病院の場合は、初診料が少し高くなりますが。

自由診療で行う場合は病院ごとで費用はまちまちです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-07-11 10:47:55
>病院によって治療や手術に違いはありませんか。

費用に関しては細見先生の書かれている通りです。



しかし、治療の内容に関して言えば、僕は最近「違う」と思っています。


僕は歯科大学嚢胞摘出は「口腔外科」の守備範囲であると習いましたし、大学病院の紹介先も「口腔外科」にしてきました。


嚢胞の手術は

 嚢胞摘出
 歯根端切除
 逆根管充填

の3つを行います。

どれも重要な操作になりますが、「根管にある感染源の除去(と封鎖)」が予後を左右する上では最も重要な事だと考えます。


そんななか、近年「外科的歯内療法」と言う言葉が使われ始めました。

つまり、口腔外科的な視点で手術を行うのではなく、歯内療法的な視点で外科処置を行うというものです。

もちろん、経験豊富な口腔外科の先生が行っても良い結果は得られるとは思います。
しかし、マイクロスコープを用いて歯内療法の得意な先生に施術してもらう方が予後がよろしいのではないかと考えます。


なので近年は、前歯部で比較的難易度の低い手術は僕がマイクロスコープ下で行い、難易度の高い部位に関しては歯内療法の専門医の先生に紹介するようになりました。


以上、私見で書かせていただきました。




タイトル 歯根嚢胞の治療・手術は医療機関によって内容が異なる?
質問者 tktoothさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
根の病気・異常その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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