副鼻腔炎治療中、歯が悪いせいで頭痛になることもある?
相談者:
☆ゆず☆さん (31歳:女性)
投稿日時:2011-08-17 17:35:57
参考:過去のご相談
*白い被せ物の奥歯の痛みは蓄膿が原因?蓄膿は1週間でぶり返す?
前回、
「白い被せ物の奥歯の痛みは蓄膿が原因?蓄膿は1週間でぶり返す?」
と相談させていただきました。
回答くださいました、山田先生ありがとうございます。
思い切って歯医者さんを変えてみた所、
「左上の奥から3番目と4番目の歯はすでに神経治療済みの歯だが、歯茎に膿が出ている」
との事で実際にその部分を見ると炎症が起き、白いプツッとしたようなのがありました。
他にもまだまだ虫歯あるようです…
なぜ、前の歯医者さんで分からなかったのかが不思議なのですがそういう事もあるのでしょうか?
また、今回お聞きしたいのが、歯と頭痛の関係です。
一年前からおでこの真ん中や眉間の辺りに締め付ける感じの頭痛がほぼ毎日しています。
ズキズキではなく重い感じです。
あと、眉頭を押さえると痛みます。
6月に副鼻腔炎になってしまい、2ヶ月間抗生剤で治療し、7月末にCT撮影し今は治っていると言われています。
その頭痛は副鼻腔炎になる前、治療中、そして今もずっとあります。
歯が悪くて、その辺りが痛むというような事はあるのでしょうか?
1才の子がいるのでなかなか病院に思うように通えないのですが、婦人科や整形外科、脳神経外科は受診しましたが原因は見つかりませんでした。
*白い被せ物の奥歯の痛みは蓄膿が原因?蓄膿は1週間でぶり返す?
前回、
「白い被せ物の奥歯の痛みは蓄膿が原因?蓄膿は1週間でぶり返す?」
と相談させていただきました。
回答くださいました、山田先生ありがとうございます。
思い切って歯医者さんを変えてみた所、
「左上の奥から3番目と4番目の歯はすでに神経治療済みの歯だが、歯茎に膿が出ている」
との事で実際にその部分を見ると炎症が起き、白いプツッとしたようなのがありました。
他にもまだまだ虫歯あるようです…
なぜ、前の歯医者さんで分からなかったのかが不思議なのですがそういう事もあるのでしょうか?
また、今回お聞きしたいのが、歯と頭痛の関係です。
一年前からおでこの真ん中や眉間の辺りに締め付ける感じの頭痛がほぼ毎日しています。
ズキズキではなく重い感じです。
あと、眉頭を押さえると痛みます。
6月に副鼻腔炎になってしまい、2ヶ月間抗生剤で治療し、7月末にCT撮影し今は治っていると言われています。
その頭痛は副鼻腔炎になる前、治療中、そして今もずっとあります。
歯が悪くて、その辺りが痛むというような事はあるのでしょうか?
1才の子がいるのでなかなか病院に思うように通えないのですが、婦人科や整形外科、脳神経外科は受診しましたが原因は見つかりませんでした。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2011-08-17 19:24:56
☆ゆず☆さん。
トラブル続きで大変ですね。
お子さんも小さくて出産、育児などで身体の免疫力が落ちやすい時期ですね。
経過をさかのぼって拝見しましたが、副鼻腔炎と上顎の感染根管が3本。
部位的に大変関連性が高いところです。
3本の歯の根の先と副鼻腔は場合によっては薄い骨、もしくは薄い粘膜で隔たれている程度のたいへん至近距離にあります。
いずれも細菌が住みつき繁殖しやすい構造です。
ご存知のように、歯の根の先は神経の通り道が複雑に分岐しています。
ですから、いったん神経が死んで歯髄処置を施した歯は、容易に細菌のすみかになる可能性を常に秘めています。
もちろん、歯科医は歯の上側からアプローチして、誠心誠意、細菌を殺し、有機物を除去した後、死腔を塞ぐためにお薬で緊密に密封し、口腔内からの感染ルートを塞ぎます。
そのために時間をかけ、技術の限りを尽くします。
しかし、一度感染し神経をとってしまった歯は、非常に不完全な状態になっています。
(どんな名医が行っても根の先は不完全な状態です)
ですから、副鼻腔炎を生じさせた化膿性の細菌が血行感染、あるいは炎症が波及して3本の歯の根に住みついてしまい、歯に症状が出たとしても全く不思議ではありません。
抗生剤の服用のお蔭で、CTで画像化される程度の細菌感染(膿が副鼻腔に溜まっている状態)は脱却できたとしても、細菌がゼロになるにはかなりの時間を要すると思われます。
ですから、かかりつけの歯科の先生や転移先の歯科の先生が抗生剤を出されるのも当然の処置だと思います。
今後、白い冠を外して、再度口腔内からアプローチして歯の根を再消毒、再拡大治療するのも一つの症状軽減のための有効な治療法だと思いますが、現在のお身体の状態では経過が長引く可能性があります。
耳鼻科と歯科両方からのアプローチのほうが経過を短くしてくれるでしょう。
現在通院中の先生とよく相談されて、1日も早く慢性の炎症症状が軽減されるよう望みます。
⇒ところで、頭痛の件ですが、頭頚部に炎症がある時には、リンパの流れや血流が滞るため鈍痛やしめつけ感を生じることがよくあります。
私見ですが、西洋医学的に機械的治療法を受けながら、リンパマッサージや頭頸部の軽い運動を併用すると、広範囲にわたる慢性炎症は比較的早く軽減するように感じています。
とにかく、生活に追われて健康が後回しになるのでは苦痛が続くばかりですから、よいきっかけと考え直して歯科治療と、耳鼻科的治療をぜひ継続してください。
そして、このような症状(慢性の細菌感染)に罹患した原因が必ず存在する訳ですから、2度と感染しない・もしくは感染状態が持続しないためには生活の何を変えればいいかを是非考えて下さい。きっと、かかりつけの先生からよいアドバイスをいただけると思いますよ。
お母さんなのですから、まずは家族と自分の健康を第一に。
お大事に。
トラブル続きで大変ですね。
お子さんも小さくて出産、育児などで身体の免疫力が落ちやすい時期ですね。
経過をさかのぼって拝見しましたが、副鼻腔炎と上顎の感染根管が3本。
部位的に大変関連性が高いところです。
3本の歯の根の先と副鼻腔は場合によっては薄い骨、もしくは薄い粘膜で隔たれている程度のたいへん至近距離にあります。
いずれも細菌が住みつき繁殖しやすい構造です。
ご存知のように、歯の根の先は神経の通り道が複雑に分岐しています。
ですから、いったん神経が死んで歯髄処置を施した歯は、容易に細菌のすみかになる可能性を常に秘めています。
もちろん、歯科医は歯の上側からアプローチして、誠心誠意、細菌を殺し、有機物を除去した後、死腔を塞ぐためにお薬で緊密に密封し、口腔内からの感染ルートを塞ぎます。
そのために時間をかけ、技術の限りを尽くします。
しかし、一度感染し神経をとってしまった歯は、非常に不完全な状態になっています。
(どんな名医が行っても根の先は不完全な状態です)
ですから、副鼻腔炎を生じさせた化膿性の細菌が血行感染、あるいは炎症が波及して3本の歯の根に住みついてしまい、歯に症状が出たとしても全く不思議ではありません。
抗生剤の服用のお蔭で、CTで画像化される程度の細菌感染(膿が副鼻腔に溜まっている状態)は脱却できたとしても、細菌がゼロになるにはかなりの時間を要すると思われます。
ですから、かかりつけの歯科の先生や転移先の歯科の先生が抗生剤を出されるのも当然の処置だと思います。
今後、白い冠を外して、再度口腔内からアプローチして歯の根を再消毒、再拡大治療するのも一つの症状軽減のための有効な治療法だと思いますが、現在のお身体の状態では経過が長引く可能性があります。
耳鼻科と歯科両方からのアプローチのほうが経過を短くしてくれるでしょう。
現在通院中の先生とよく相談されて、1日も早く慢性の炎症症状が軽減されるよう望みます。
⇒ところで、頭痛の件ですが、頭頚部に炎症がある時には、リンパの流れや血流が滞るため鈍痛やしめつけ感を生じることがよくあります。
私見ですが、西洋医学的に機械的治療法を受けながら、リンパマッサージや頭頸部の軽い運動を併用すると、広範囲にわたる慢性炎症は比較的早く軽減するように感じています。
とにかく、生活に追われて健康が後回しになるのでは苦痛が続くばかりですから、よいきっかけと考え直して歯科治療と、耳鼻科的治療をぜひ継続してください。
そして、このような症状(慢性の細菌感染)に罹患した原因が必ず存在する訳ですから、2度と感染しない・もしくは感染状態が持続しないためには生活の何を変えればいいかを是非考えて下さい。きっと、かかりつけの先生からよいアドバイスをいただけると思いますよ。
お母さんなのですから、まずは家族と自分の健康を第一に。
お大事に。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-08-17 19:46:02
>おでこの真ん中や眉間の辺りに締め付ける感じの頭痛
副鼻腔炎の中でも、急性前頭洞炎・急性し骨洞炎の場合は上記症状に近いものと思われます。
しかしながら、一年の長期に渡って毎日といった痛みは他の病気も考える必要があるかもしれません。
副鼻腔炎の中でも、急性前頭洞炎・急性し骨洞炎の場合は上記症状に近いものと思われます。
しかしながら、一年の長期に渡って毎日といった痛みは他の病気も考える必要があるかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
☆ゆず☆さん
返信日時:2011-08-17 21:21:16
舟橋先生、藤森先生、ありがとうございます。
大変分かりやすい説明で本当にありがたいです。
副鼻腔炎→歯が悪くなる事があるのか気になっていたのですが、あるのですね…。
しかも現在悪い症状の出ている歯が副鼻腔炎ととても関連があるとは知らず、関係あるのは一番奥の歯だけかと思っておりました…
抗生剤を耳鼻科で
オゼックス→バグシダール→レボフロキサシン→クラリス→スオード→ジェナニック
と変えながら飲んできました。
強い抗生剤から弱い抗生剤にすると上の歯が痛い日があったり、喉が痛い日があったりしていました。
ジェナニックの途中でCTを撮る事になり、副鼻腔炎の方は治っているようだからお薬はもう必要はないと言われました。
それが7月30日です。
歯医者さんへの通院は7月22日からです。
前の歯医者さんで上の歯の痛みを訴えた時にセフゾンが処方されました。(8月5日)
現在の歯医者さんで上の歯の治療に取り掛かってもらう事ができ、ジスマロックを処方されました。(8月11日)
ですが、どうもジェナニックを服用中の7月終わり頃からお腹の調子が悪くなり、ジスマロック服用時には2日くらいひどい下痢になってしまいました…
そして膣カンジダのような症状も出始めて、かゆみがあったり排尿時に少しヒリヒリしたりしました。
現在は下痢症状やかゆみの方もだいぶ落ち着いております。
このような症状が出たのは長い間の抗生物質服用の影響かなと思います。
歯医者さんでの治療でも今後、抗生物質が必要でしょうか?
飲まなければ治りにくい(治らない?)でしょうか?
上記のような症状が出てしまったので、またすぐに抗生物質を服用すると、そのような事になってしまうのではないかと不安です…
歯の治療はまだ随分かかると思いますが、抗生剤を飲んでいないと、また副鼻腔炎になってしまったりするでしょうか?
前頭部痛があるのは、CTにうつらない程度の菌が残っているのでしょうか?
「リンパマッサージや頭頸部の軽い運動」をした方がいいのですね。
具体的にはどういったものになるのでしょうか、すみません、分からない事だらけで…
お忙しい中申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
大変分かりやすい説明で本当にありがたいです。
副鼻腔炎→歯が悪くなる事があるのか気になっていたのですが、あるのですね…。
しかも現在悪い症状の出ている歯が副鼻腔炎ととても関連があるとは知らず、関係あるのは一番奥の歯だけかと思っておりました…
抗生剤を耳鼻科で
オゼックス→バグシダール→レボフロキサシン→クラリス→スオード→ジェナニック
と変えながら飲んできました。
強い抗生剤から弱い抗生剤にすると上の歯が痛い日があったり、喉が痛い日があったりしていました。
ジェナニックの途中でCTを撮る事になり、副鼻腔炎の方は治っているようだからお薬はもう必要はないと言われました。
それが7月30日です。
歯医者さんへの通院は7月22日からです。
前の歯医者さんで上の歯の痛みを訴えた時にセフゾンが処方されました。(8月5日)
現在の歯医者さんで上の歯の治療に取り掛かってもらう事ができ、ジスマロックを処方されました。(8月11日)
ですが、どうもジェナニックを服用中の7月終わり頃からお腹の調子が悪くなり、ジスマロック服用時には2日くらいひどい下痢になってしまいました…
そして膣カンジダのような症状も出始めて、かゆみがあったり排尿時に少しヒリヒリしたりしました。
現在は下痢症状やかゆみの方もだいぶ落ち着いております。
このような症状が出たのは長い間の抗生物質服用の影響かなと思います。
歯医者さんでの治療でも今後、抗生物質が必要でしょうか?
飲まなければ治りにくい(治らない?)でしょうか?
上記のような症状が出てしまったので、またすぐに抗生物質を服用すると、そのような事になってしまうのではないかと不安です…
歯の治療はまだ随分かかると思いますが、抗生剤を飲んでいないと、また副鼻腔炎になってしまったりするでしょうか?
前頭部痛があるのは、CTにうつらない程度の菌が残っているのでしょうか?
「リンパマッサージや頭頸部の軽い運動」をした方がいいのですね。
具体的にはどういったものになるのでしょうか、すみません、分からない事だらけで…
お忙しい中申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2011-08-18 12:21:57
☆ゆず☆さん。
回答が遅くなりました。すいません。
長期の抗生剤の服用で菌交代現象が起きてしまったようですね。
抗生剤が服用できない場合は、経過が長引くかもしれませんが、歯科的に歯からの消毒と、耳鼻科的なコントロールが行われていれば徐々に症状は軽減してきますから、治療を中断することなく続けて下さいね。
>「リンパマッサージや頭頸部の軽い運動」をした方がいいのですね。
>具体的にはどういったものになるのでしょうか
⇒リンパマッサージは耳の後ろや顎の下、首の筋、鎖骨の窪みを中心に行います。頭頸部の軽い運動は首を回したり、肩を廻したりの運動です。習慣にされるといいかと思います。ただ、全身の免疫や体力が衰えていない場合が前提になります。
副鼻腔炎併発ということですので舌の力をつける体操や、口輪筋の筋トレ等も必要な気がしますが、このサイトではご説明は難しいように思います。
婦人科や整形外科、脳外科をちゃんと受診し、問題なしという診断を受けていらっしゃるようですから、少し時間はかかるかもしれませんが、歯科と耳鼻科の通院で症状は軽減してくると思います。
かかりつけ医に経過をよくお話しされて(このように書面にされて渡されるとわかりやすいですね)、治療を継続してください。
お大事に。
回答が遅くなりました。すいません。
長期の抗生剤の服用で菌交代現象が起きてしまったようですね。
抗生剤が服用できない場合は、経過が長引くかもしれませんが、歯科的に歯からの消毒と、耳鼻科的なコントロールが行われていれば徐々に症状は軽減してきますから、治療を中断することなく続けて下さいね。
>「リンパマッサージや頭頸部の軽い運動」をした方がいいのですね。
>具体的にはどういったものになるのでしょうか
⇒リンパマッサージは耳の後ろや顎の下、首の筋、鎖骨の窪みを中心に行います。頭頸部の軽い運動は首を回したり、肩を廻したりの運動です。習慣にされるといいかと思います。ただ、全身の免疫や体力が衰えていない場合が前提になります。
副鼻腔炎併発ということですので舌の力をつける体操や、口輪筋の筋トレ等も必要な気がしますが、このサイトではご説明は難しいように思います。
婦人科や整形外科、脳外科をちゃんと受診し、問題なしという診断を受けていらっしゃるようですから、少し時間はかかるかもしれませんが、歯科と耳鼻科の通院で症状は軽減してくると思います。
かかりつけ医に経過をよくお話しされて(このように書面にされて渡されるとわかりやすいですね)、治療を継続してください。
お大事に。
タイトル | 副鼻腔炎治療中、歯が悪いせいで頭痛になることもある? |
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質問者 | ☆ゆず☆さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
上顎洞炎(蓄膿症) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 頭痛、めまい |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。