歯を削らないラミネードベニア。ルミネアーズについて
相談者:
あっちさん (38歳:女性)
投稿日時:2011-08-18 21:10:40
参考:過去のご相談
*前歯が欠けた。美容にこだわりがありラミネートベニアかレジンか悩んでいる
先日、ラミネートベニアにすべきか、悩み、ご相談させていただいておりました。
たまたま、"極薄、ラミネートベニア"で検索しましたら、ラミネートベニアの進化版、歯を削らなくてよい、または、削る量が少ないラミネートベニアの進化版、ルミアーズというものを取り扱われている歯科を見つけました。
ルミアーズについて、ご存知でしたら、教えてください。
もちろん、高額ではあります。
宜しくお願いいたします。
*前歯が欠けた。美容にこだわりがありラミネートベニアかレジンか悩んでいる
先日、ラミネートベニアにすべきか、悩み、ご相談させていただいておりました。
たまたま、"極薄、ラミネートベニア"で検索しましたら、ラミネートベニアの進化版、歯を削らなくてよい、または、削る量が少ないラミネートベニアの進化版、ルミアーズというものを取り扱われている歯科を見つけました。
ルミアーズについて、ご存知でしたら、教えてください。
もちろん、高額ではあります。
宜しくお願いいたします。
回答1
回答2
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2011-08-19 12:25:56
初めて聞きますね。
ググってみました・・・
たぶんUSAあたりで開発されたのでしょう。
画像を見る限りですが、極端に白い(チョークホワイト)ような印象を受けます。
不透明な真っ白いシェルを貼り付けて歯の色を消しているようです。
アメリカ人はこのような白い歯を好むようですが、日本人には不自然で嫌がられるような気がします。あくまで好みの問題ですが、私ならやらないと思います。
殆ど削らないようですが、清掃性などに問題が起きそうな症例写真もあるようです。
ご参考まで・・・
ググってみました・・・
たぶんUSAあたりで開発されたのでしょう。
画像を見る限りですが、極端に白い(チョークホワイト)ような印象を受けます。
不透明な真っ白いシェルを貼り付けて歯の色を消しているようです。
アメリカ人はこのような白い歯を好むようですが、日本人には不自然で嫌がられるような気がします。あくまで好みの問題ですが、私ならやらないと思います。
殆ど削らないようですが、清掃性などに問題が起きそうな症例写真もあるようです。
ご参考まで・・・
回答3
回答日時:2011-08-19 17:39:17
いや、結構前にこのサイトで調べて回答した覚えがあるんですが、検索で出てこないですね。
たしか海外の方からの投稿でした。
最近になって広告が医院の方にも届いたのですが、写真で見た限りでは「みっともない」と思えるレベルの審美性でした。
一般の方とは感じ方も違うでしょうが、杉原先生とは同じ感想です。
普通広告には、画像に手を加えてでも綺麗に見えるものを載せるはずなのに、不思議に思ったのを覚えています。
ただ実物は見た事もありませんから否定も出来ませんし、興味があるなら直接問い合わせて、歯を削らず、気に入らなければ取り外すことも出来て、費用も納得できる金額だったら、試してみてもいいのではないでしょうか?
たしか海外の方からの投稿でした。
最近になって広告が医院の方にも届いたのですが、写真で見た限りでは「みっともない」と思えるレベルの審美性でした。
一般の方とは感じ方も違うでしょうが、杉原先生とは同じ感想です。
普通広告には、画像に手を加えてでも綺麗に見えるものを載せるはずなのに、不思議に思ったのを覚えています。
ただ実物は見た事もありませんから否定も出来ませんし、興味があるなら直接問い合わせて、歯を削らず、気に入らなければ取り外すことも出来て、費用も納得できる金額だったら、試してみてもいいのではないでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
あっちさん
返信日時:2011-08-19 21:02:23
回答ありがとうございます!
米国で開発されたもののようですね。
単純に、ラミネートベニアと同じ概念で、ラミネートベニアの"削らなければならない"という問題点をクリアしたものなら、最高なのですが…
色に関しては、選ぶことができるそうです。
"LUMINEEES" "PROBLEM"で検索さましたら、いろいろ出て着ました。
歯チャンネルの米国版のようなものです。
慎重に、考えなければならないですね....
やはり、安心な、ダイレクトボンディングでの治療を優先して、行いたいと思います。
米国で開発されたもののようですね。
単純に、ラミネートベニアと同じ概念で、ラミネートベニアの"削らなければならない"という問題点をクリアしたものなら、最高なのですが…
色に関しては、選ぶことができるそうです。
"LUMINEEES" "PROBLEM"で検索さましたら、いろいろ出て着ました。
歯チャンネルの米国版のようなものです。
慎重に、考えなければならないですね....
やはり、安心な、ダイレクトボンディングでの治療を優先して、行いたいと思います。
回答4
ティースアート(中央区銀座)のDr.TSUBAKIです。
回答日時:2011-08-19 23:22:20
あっちさん、こんばんは。
お盆休みをいただいていたため、回答が遅くなってしまい、申し訳ありません。
ルミネアーズ(発音はルミニアーズのほうが近いのですが)はアメリカのDen-Mat社(以前Rembrandtを扱っていた会社)が扱っている歯を削らずにできるラミネートベニアです。
この製品は意外と古く、2000年頃から発売されており、アメリカ審美学会でも症例報告がされています。
このルミネアーズは、認定技工士しか扱えないため、日本の歯科医院で導入しようとすると、アメリカまで技工を送らなければならず、実際には導入している歯科医院はありませんでした。
しかしつい最近、日本の会社で扱うようになったため、日本でも導入するところがでてきたようです。
私もアメリカ審美学会で発表された症例を見たことがありますが、やはりケースは限られてくると思います。
ダイレクトボンディングをファーストチョイスにされるのが賢明かと思います。
お盆休みをいただいていたため、回答が遅くなってしまい、申し訳ありません。
ルミネアーズ(発音はルミニアーズのほうが近いのですが)はアメリカのDen-Mat社(以前Rembrandtを扱っていた会社)が扱っている歯を削らずにできるラミネートベニアです。
この製品は意外と古く、2000年頃から発売されており、アメリカ審美学会でも症例報告がされています。
このルミネアーズは、認定技工士しか扱えないため、日本の歯科医院で導入しようとすると、アメリカまで技工を送らなければならず、実際には導入している歯科医院はありませんでした。
しかしつい最近、日本の会社で扱うようになったため、日本でも導入するところがでてきたようです。
私もアメリカ審美学会で発表された症例を見たことがありますが、やはりケースは限られてくると思います。
ダイレクトボンディングをファーストチョイスにされるのが賢明かと思います。
相談者からの返信
相談者:
あっちさん
返信日時:2011-08-20 00:34:28
Tsubaki先生、
ありがとうございます。
ケースが限られるに関して、具体的に教えていただけますでしょうか?
こちらは、薄いため、歯を削る必要がほとんどない、単純に、ラミネートベニアがより薄くなっただけのものと違うのでしょうか?
ダイレクトボンディングにしますが、将来的に、色が代わり、今後何度もやりかえなくてはならないことが心配です。
宜しくお願い致します。
ありがとうございます。
ケースが限られるに関して、具体的に教えていただけますでしょうか?
こちらは、薄いため、歯を削る必要がほとんどない、単純に、ラミネートベニアがより薄くなっただけのものと違うのでしょうか?
ダイレクトボンディングにしますが、将来的に、色が代わり、今後何度もやりかえなくてはならないことが心配です。
宜しくお願い致します。
回答5
ティースアート(中央区銀座)のDr.TSUBAKIです。
回答日時:2011-08-20 08:52:13
あっちさん、おはようございます。
ルミネアーズはラミネートベニアに使用される通常のセラミックより強度があるので薄くできるとのことです(あくまでもメーカーの公表値ですが)。
ただ2000年から比べますと、セラミックの強度もかなり強くなっていますので、現在でもアドバンテージがあるかどうかは不明です。
ただあれだけ薄く作るには技工士の力量もあるでしょう。
ルミネアーズは薄く作成されるため、変色が強い歯を白くしようとすると、透明感のない白さになります。
また歯を削らないためにどんなに薄く作製しても、厚みが出てしまうことと、歯を引っこめたりねじれを修正したりすることはできません。
ケースとしては、歯の色の変色があまりなく、前歯に隙間があるケースや、歯が通常より小さいケース、歯が一部欠けてしまったケースなど、歯の大きさの修正程度がきれいに仕上がるようです。
ルミネアーズはラミネートベニアに使用される通常のセラミックより強度があるので薄くできるとのことです(あくまでもメーカーの公表値ですが)。
ただ2000年から比べますと、セラミックの強度もかなり強くなっていますので、現在でもアドバンテージがあるかどうかは不明です。
ただあれだけ薄く作るには技工士の力量もあるでしょう。
ルミネアーズは薄く作成されるため、変色が強い歯を白くしようとすると、透明感のない白さになります。
また歯を削らないためにどんなに薄く作製しても、厚みが出てしまうことと、歯を引っこめたりねじれを修正したりすることはできません。
ケースとしては、歯の色の変色があまりなく、前歯に隙間があるケースや、歯が通常より小さいケース、歯が一部欠けてしまったケースなど、歯の大きさの修正程度がきれいに仕上がるようです。
相談者からの返信
相談者:
あっちさん
返信日時:2011-08-20 16:19:08
Tsubaki先生、
ありがとうございます。
"より強化されたセラミックで、薄いラミネートベニア"ということですね。
ラミネートベニアが歯を削らなければらならい理由は、プラークがたまらないようにできないから、と伺いましたが、そちらに関しては、どうなのでしょうか?
海外のサイトを見ましたら、"ルミニアーズの広告ほど、これはシンプルではないし、痛みがないわけではない。分厚く感じる"などの口コミが載せられていました。
賛否両論でした。
出っ歯の方や、元の歯が大きい方は、慎重に、ということですね。
もとの歯は、悪くないのだが、審美目的でやって失敗した、という意見もありました。
(広告を見ると、上下全部施術されています。
上下全部は、違和感がある気がします。)
私は、今上の歯8本に、ホワイトコートをしていますが、ホワイトコート自体に、厚みが1mmぐらいあり、分厚さや、歯が大きくなって、目立つ感じがしないので、問題ないかもしれないと思いました。
今は、ダイレクトボンディングで、将来的に、ルミニアーズがベストかと考えています。
アメリカは、開発力がありますが、キメの細かい商品づくりには、長けていない、日本は、開発力は、アメリカには、負けますが、手が上手くて、高品質のものを作れますよね。
今は、そちらの歯科が代理店になっているそうで、そちらでしか、施術していただけないそうですが、日本で広まれば、もっと品質のよい、精度の高いものに発展するのではないでしょうか。
歯を削らなくて良い、耐久性のあるベニアは、絶対需要があると思います!
ありがとうございます。
"より強化されたセラミックで、薄いラミネートベニア"ということですね。
ラミネートベニアが歯を削らなければらならい理由は、プラークがたまらないようにできないから、と伺いましたが、そちらに関しては、どうなのでしょうか?
海外のサイトを見ましたら、"ルミニアーズの広告ほど、これはシンプルではないし、痛みがないわけではない。分厚く感じる"などの口コミが載せられていました。
賛否両論でした。
出っ歯の方や、元の歯が大きい方は、慎重に、ということですね。
もとの歯は、悪くないのだが、審美目的でやって失敗した、という意見もありました。
(広告を見ると、上下全部施術されています。
上下全部は、違和感がある気がします。)
私は、今上の歯8本に、ホワイトコートをしていますが、ホワイトコート自体に、厚みが1mmぐらいあり、分厚さや、歯が大きくなって、目立つ感じがしないので、問題ないかもしれないと思いました。
今は、ダイレクトボンディングで、将来的に、ルミニアーズがベストかと考えています。
アメリカは、開発力がありますが、キメの細かい商品づくりには、長けていない、日本は、開発力は、アメリカには、負けますが、手が上手くて、高品質のものを作れますよね。
今は、そちらの歯科が代理店になっているそうで、そちらでしか、施術していただけないそうですが、日本で広まれば、もっと品質のよい、精度の高いものに発展するのではないでしょうか。
歯を削らなくて良い、耐久性のあるベニアは、絶対需要があると思います!
回答6
ティースアート(中央区銀座)のDr.TSUBAKIです。
回答日時:2011-08-20 19:25:21
あっちさん、こんばんは。
ラミネートベニアが歯を削らなければならない最大の理由は色でしょう。
歯を削った量だけセラミックの厚みが出せるため、透明感のある白さやキャラクタライズすることが可能になります(同じ理由でダイレクトボンディングも原則歯を削ります)。
ここがルミニアの一番のネックでしょう。
もちろん厚みを出すことで強度も得られますが、これは高強度のセラミックの出現によってある程度クリアされています。
またあっちさんがおっしゃるように、歯を削らないと若干の段差はできてしまうため、プラークがたまりやすいのは否定できません。
さらに無切削エナメル質に対する接着力が、切削されたエナメル質より劣ることも削る理由の一つです。
現在ホワイトコートをされていて、あまり違和感がないのであれば、ルミニアでも大丈夫かもしれません。
今後薄くても色が出せるようなセラミックができれば一番いいですね。
補足)英語ではLumineersでこれはLumi+Veneersですので、発音は「ベニア」に対して「ルミニア」でしょう。
ただ日本での発売名は「ルミネアーズ」となっています。
ラミネートベニアが歯を削らなければならない最大の理由は色でしょう。
歯を削った量だけセラミックの厚みが出せるため、透明感のある白さやキャラクタライズすることが可能になります(同じ理由でダイレクトボンディングも原則歯を削ります)。
ここがルミニアの一番のネックでしょう。
もちろん厚みを出すことで強度も得られますが、これは高強度のセラミックの出現によってある程度クリアされています。
またあっちさんがおっしゃるように、歯を削らないと若干の段差はできてしまうため、プラークがたまりやすいのは否定できません。
さらに無切削エナメル質に対する接着力が、切削されたエナメル質より劣ることも削る理由の一つです。
現在ホワイトコートをされていて、あまり違和感がないのであれば、ルミニアでも大丈夫かもしれません。
今後薄くても色が出せるようなセラミックができれば一番いいですね。
補足)英語ではLumineersでこれはLumi+Veneersですので、発音は「ベニア」に対して「ルミニア」でしょう。
ただ日本での発売名は「ルミネアーズ」となっています。
タイトル | 歯を削らないラミネードベニア。ルミネアーズについて |
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質問者 | あっちさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ | ラミネートベニア |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。