前歯の変色、審美治療で保険外の歯を熱烈に薦められます

相談者: のそりさん (30歳:女性)
投稿日時:2011-08-25 22:47:20
参考:過去のご相談
土台を作るというのは、前歯を抜歯をしてコアを詰めるのでしょうか?


こんにちは。

前歯審美治療について相談させてください。

現在、前歯の治療で、とある歯医者さんに通っています。
そこは審美治療にかなり力を入れていて、先生やスタッフさんが何人もいるような大きな所です。(開業医さんです)

私は子供の頃から虫歯が多く、今は笑ったときに見える上の前歯5本がプラスチック(保険)のものです。

これは10年程使用していて、さすがに変色も激しく、気になるので新しくしようと考え、今の歯医者さんに通い始めました。

散々悩んだのですが、やはり懐具合と相談し、保険の歯にすることにしました。
ホワイトニングをして、その後にその色に合わせて作ってもらう方向で進んでいます。

今の歯が10年もったから、5年ぐらいのつもりでまたプラスチックを入れ、その間にお金を貯めてまたやり直そうと考えています。
それぐらい今の歯は黄色いんです・・・。

ある程度覚悟はしていましたが、やはり保険外の歯を熱烈にすすめられます。

もう2度程「保険の歯でお願いします」とお願いしたのですが、かなり食い下がってきて、

「また数年したら今のようになりますよ。
保険内ならしない方がいいですよ」

と言われました。

その方は女性の先生で、ちょっと感じも悪かったのであまり聞き入れないようにしていたのですが、別の日に対応してくださった院長先生らしき方が、とても感じ良く、丁寧に色々説明してくださいました。


まず患部のレントゲンを取り、それを見ながら

■根っこの所が少し暗くなっているので、治療もします。
これだけでも、やり直す意味はあると思います。

■ただ、保険内だと、使われる接着剤のようなものもあまり良いものでは無く、接合部が甘いので、今回のように中にばい菌が入ってしまいます。

■更に、中に入れる補綴物(?)も、金属なので、その黒い色が年数と共に歯茎から露出し、ブラックマージンと呼ばれるものが出来てしまいます。

要するに、保険内のものは使える材料が限られていて、体にあまり良くないもので、それが保険外なら大丈夫。

という説明をされました。

「もちろんどういうご決断をされても最善を尽くします。
先程も言いましたが、根っこの治療だけでも大切なことです」

とも言ってくださいましたが、正直信じられないというか・・・・。

保険外でなければ歯医者さん側としては「残念」な決断なので、いい加減に治療されないか不安です。
治療自体は不安は無いのですが、歯の仕上がりが心配です。
保険なので大きく期待はしていません。
けれど出来る限りのことはしていただけたらと、ワガママですが望んでいます。

保険外のものは4種類あり、31万〜63万のお見積もりをいただきました。

上記の「保険内のデメリット」は、本当のことでしょうか?

確かに今の私にはブラックマージンが出来ています。
ですが、今すぐに何十万ものお金は用意出来ないのです。
それに保険内がそんなに悪いものだとは思えないのです。
(良くはないと思いますが・・・)

どうせするなら、多少無理してでも保険外にすべきか悩んでいます。

どうかアドバイスをいただけますでしょうか。
お時間のある時で構いません。

よろしくお願いいたします。


追記です。
その歯医者さんには虫歯でもお世話になっていて、2年程前から、検診や虫歯で通っています。

社員教育に力を入れられていて、とてもいい所です。
治療も不安や不審にに思ったことはありません。
説明もきちんとしてくださいます。

それまで嫌いだった歯医者さんが、苦手じゃなくなりました。
娘も検診でお世話になっています。

なので、するのであればソコでと考えています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-08-25 23:10:17
保険内だと、使われる接着剤のようなものもあまり良いものでは無く、接合部が甘いので、今回のように中にばい菌が入ってしまいます。

何かの間違いではないでしょうか?
接着剤はほとんどのものが保険適応ですし、品質に問題があると聞いたことはありません。


>更に、中に入れる補綴物(?)も、金属なので、その黒い色が年数と共に歯茎から露出し、ブラックマージンと呼ばれるものが出来てしまいます。

審美的な点は確かに差があると思います。


>要するに、保険内のものは使える材料が限られていて、体にあまり良くないもので、それが保険外なら大丈夫。

金属アレルギーの可能性は確かにありますが、保険外の金属でも起こる可能性はないわけでは決してありません。
つまり保険と保険外というより、金属と金属以外という分け方になると思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-08-26 09:34:23
そうですね…。


ちょっと、厳しい書き方をしますね。


まず第一にですね、

>さすがに変色も激しく、気になるので新しくしようと考え、今の歯医者さんに通い始めました。

今回は虫歯根っこの病気ではなく、「審美回復のため」に歯科医院を受診されたのですよね。

健康保険は「疾病保険」であり「病気を治すための保険」です。
「審美回復」は最初から「保険適応外」となります。

つまり、最初の時点で「保険適応外の治療である」という事は認識されてくださいね。



第二に、

>今の歯が10年もったから、5年ぐらいのつもりでまたプラスチックを入れ、その間にお金を貯めてまたやり直そうと考えています。

つまり、「5年後には自費で作りかえる」と言う事を想定されているわけですよね。

これは医療費(税金)の無駄使いになると思いませんかね?

最初の女性の先生とニュアンスは違いますが、僕も「保険内ならしない方がいい」と思います。



>いい加減に治療されないか不安です。

これは担当の先生のキャラ次第ですが、「そんな事は無い」と思いますよ。


材料の違いに関しては、森川先生の書かれている通りだと思います。


院長先生によって「根っこの病気」が発見されたわけですから、治療に関しては健康保険適応で考えられて良い事だと思います。

話を最初に戻して「審美目的ではない」と言う事を前提に保険治療を受けられるのであれば、のそり さんのお考えの通りでもよろしいかと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-08-26 11:08:53
どんな状況であれ、どんな治療法であれ、お金がないのに無理をしてやることはないですし、そして、出来ないのであれば保険でやっていくしかないでしょう。

審美目的であれば、タイヨウ先生のおっしゃるとおり、本来は自費でしか治療できないことになります。

もし、お金を使える可能性があるのであれば、保険でするのか自費でするのか?じっくり考えたら良いと思います。

お金はないけど、保険は嫌だなんて言ってたら、何にも進まなくなってしまいますから。

まずは、優先順位を冷静に考えて、それに伴って、決定されると良いと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-08-26 13:20:29
根の先に病気があるので治療をして直したほうが良い、との事ですよね。

自費の治療費の捻出が難しいのであるのなら、まずタイヨウ先生のお書きになられているように、根の治療を一生懸命して頂いて被せ物保険でお願いいたします。
でいくしかないと思います。

感じの良い病院かも知れませんが、保険の治療を申し出る事で対応が変化するのなら、常に疑心暗鬼の状態での受診となるでしょうし、しっかりした治療なのか後々まで不信感が残るでしょう。


希望がかなわないのなら転院が良いと思います。
(ただ転院先が、この院のように「良い」かどうかはわかりません。)


院長先生は人気があるでしょうから、治療間隔があくかもしれませんが、対応の良い「院長先生の治療でお願いします。」というのが宜しいかと思います。
ご本人様も信頼できているわけですからね。

院長先生に直接、自費診療を強引に薦められるのが辛いと言って、「根の病気を発見していただいた院長先生が診ていただけませんか。」とお願いするのは如何でしょうか。


参考にして頂ければ幸いです。
お大事に。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-08-26 13:40:57
タイヨウ先生が書かれています様に、審美目的の治療に関しては保険適用はありません。

たとえ、健保適用の材料(硬質レジン前装冠)を使っても自費扱いになります。

根管治療をしてその後支台築造をするときも、金属で土台を作ると歯が破折を起こす可能性を指摘されるようになってきました。

そういったことから、現時点ではファイバーコアーを利用した支台築造が理想的と言われるようになっています。
ただし、このファイバーコアーは健保適用外です。

治療の目的が審美ですので、保険適用外の材料を勧められるのは至極普通と思います。

参考にしてください。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-08-26 17:01:45
ご相談ありがとうございます。

先生方の回答どおり、いろいろ問題もあるようで、その通りだと思いますが、


>上記の「保険内のデメリット」は、本当のことでしょうか?


「上記の」部分についてはいろいろ考えの違いがあるようですが、とても大事なことを一つ追加したいと思います。

今のご計画は、全てうまくいったらという前提で計画を立てておられるのだと思います。
そこが一番心配です。


しかし、歯の治療に絶対はないことをよく知っていただきたい気がします。
名人にさえ間違いがあるくらいです。

保険内にした場合に、リスクが少なくなるかどうか考えてみたいと思います。
むしろリスクが増えれば、それがデメリットとも言えます。



このサイトでの相談を見ていただくと分かりますが、ご本人には想定外のトラブルが起きて、治療前よりもっと悪くなってしまったと言うことが、世の中では毎日のようによく起きています。

ちょっと良くするつもりで、気軽に治療したらその歯を失う羽目になったというご相談もほんとうに良くあります。



歯を削る、何度も削る、これはとても危険があることを知っていただきたいと思います。


ご相談の前歯は根に問題があるということは、神経も取ってあり、しかもすでにかなりたくさん削ってあるのかもしれません。

大事な歯をやむなく抜歯にしてしまった経過は、ほとんど共通しています。

何度も削る、たくさん削る治療を選ぶ、神経を抜く根の治療のやり直し、差し歯の作り直し、その結果さらに困ったことが起きて、泣く泣く抜歯という筋道です。


初めに差し歯などを作るときよりも、やり直しはずっと危険が高まります。

もし、きれいにするだけではなく、一生歯を残したいというご希望もあるとすれば、これからの治療は第一優先順位は歯を失わない治療であり、第2優先順位がきれいにする、というくらいの必死の気持を入れて計画と治療をしなければ、危ないと思っても良いくらいです。

妥協をしない、緊張を持って、最大限の努力を必要とする治療をしないと怖い結果になりそうな気がします。


それをこれから5年間に2回も計画しておられるのですね。
しかも、まず1回目はとても安く、手間暇かけず、楽して、簡単に、すませたいのかもしれません。


私個人的には、女医先生のように、そのような治療を選ぶのであれば、むしろ今はしないほうが歯を失わないですむような気もします。




タイトル 前歯の変色、審美治療で保険外の歯を熱烈に薦められます
質問者 のそりさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(前歯:レジン)
審美歯科治療(人工の歯)
歯医者への不信感
その他(保険と保険外)
クラウンの変色・着色・色の問題
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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