露髄してしまった神経を残す治療
相談者:
かなたなかさん (40歳:女性)
投稿日時:2011-11-01 09:36:59
参考:過去のご相談
※自費ブリッジの費用と保証。また土台の歯が沁みることについて
他
お忙しい中恐れ入ります。
左上4番5番共にかぶせ物をしているのですが、歯間をフロスで掃除する際、フロスが切れてしまう事から、4番のかぶせ物を外して治療することになりました。
麻酔後、かぶせ物を外して削ってから、仮のかぶせ物をしました。
麻酔がきれた頃から、左上全体が神経的なかなりの痛みを感じ再診。
仮のかぶせ物を外すと、露ずいが見つかり出血している状態でした。
先生の説明では
「虫歯の大きさはそれ程大きくなかったので、まさか神経がきているとは思わなかった。
こんなに神経が上の方まできているのは珍しいです。」
とのことでした。
神経を取るか、神経を残す方法で治療するかの2択となり、可能な限り神経は残したい意向で治療開始しました。
露ずい部分の上に水酸化カルシウムを塗り、その上に硬いセメントをのせ、最後にやわらかいセメントで仮のかぶせ物をして様子見となりました。
数日は全く痛みがなかったのですが、徐々に冷熱にしみるようになりました。
1週間後の再診で、麻酔無しで、仮のかぶせ物(やわらかいセメント部分のみ)を外し(硬いセメントと水酸化カルシウムはそのまま)紫外線ランプ?照射消毒後、再度やわらかいセメントの仮かぶせ物をしました。
治療日以降、痛みは徐々に増してきています。
ただ、何も刺激がなければ、全く痛みがない時もあれば、何もしていないのに、くぎが突き刺さるような激しい痛みと共に頭痛までしてくる痛みまであり、波があります。
痛み止め(ロキソマリン60)を処方されていますが、何とか服用しないで我慢しています。
痛み方は、波があるものの、痛む時の痛み度合いは、徐々に大きくなっているようです。
できるだけ神経を残したい意向です。
1.治療法は、上記の方法しかないのでしょうか?
2.第二象牙質形成を期待すると、どれ位の期間を目安に様子を見ていけばよいのでしょうか?
3.上記のような状況で、第二象牙質は形成できそうな状態なのでしょうか?
4.上記のような治療を続ける内に、神経が壊死してしまうこともあるのでしょうか?
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
※自費ブリッジの費用と保証。また土台の歯が沁みることについて
他
お忙しい中恐れ入ります。
左上4番5番共にかぶせ物をしているのですが、歯間をフロスで掃除する際、フロスが切れてしまう事から、4番のかぶせ物を外して治療することになりました。
麻酔後、かぶせ物を外して削ってから、仮のかぶせ物をしました。
麻酔がきれた頃から、左上全体が神経的なかなりの痛みを感じ再診。
仮のかぶせ物を外すと、露ずいが見つかり出血している状態でした。
先生の説明では
「虫歯の大きさはそれ程大きくなかったので、まさか神経がきているとは思わなかった。
こんなに神経が上の方まできているのは珍しいです。」
とのことでした。
神経を取るか、神経を残す方法で治療するかの2択となり、可能な限り神経は残したい意向で治療開始しました。
露ずい部分の上に水酸化カルシウムを塗り、その上に硬いセメントをのせ、最後にやわらかいセメントで仮のかぶせ物をして様子見となりました。
数日は全く痛みがなかったのですが、徐々に冷熱にしみるようになりました。
1週間後の再診で、麻酔無しで、仮のかぶせ物(やわらかいセメント部分のみ)を外し(硬いセメントと水酸化カルシウムはそのまま)紫外線ランプ?照射消毒後、再度やわらかいセメントの仮かぶせ物をしました。
治療日以降、痛みは徐々に増してきています。
ただ、何も刺激がなければ、全く痛みがない時もあれば、何もしていないのに、くぎが突き刺さるような激しい痛みと共に頭痛までしてくる痛みまであり、波があります。
痛み止め(ロキソマリン60)を処方されていますが、何とか服用しないで我慢しています。
痛み方は、波があるものの、痛む時の痛み度合いは、徐々に大きくなっているようです。
できるだけ神経を残したい意向です。
1.治療法は、上記の方法しかないのでしょうか?
2.第二象牙質形成を期待すると、どれ位の期間を目安に様子を見ていけばよいのでしょうか?
3.上記のような状況で、第二象牙質は形成できそうな状態なのでしょうか?
4.上記のような治療を続ける内に、神経が壊死してしまうこともあるのでしょうか?
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-11-01 09:58:55
そうですね。
文面から拝見すると「直接覆罩」と言う治療法をされたのだと思います。
露髄してしまった神経をなんとか残すには、この方法が最も有効かつ、唯一の方法だと思います。
(使用される薬剤はいろいろな種類がありますが)
>1.治療法は、上記の方法しかないのでしょうか?
上述の通りです。
>2.第二象牙質形成を期待すると、どれ位の期間を目安に様子を見ていけばよいのでしょうか?
一般的には90日と言われています。
>3.上記のような状況で、第二象牙質は形成できそうな状態なのでしょうか?
もともとの感染が無い状態(または除去できた状態)で、無菌的操作が行われれば期待できると思います。
>4.上記のような治療を続ける内に、神経が壊死してしまうこともあるのでしょうか?
残念ながらあり得ます。
歯髄の回復力に期待しましょう。
そのためには十分に栄養を取って、安静にされる事が大切です。
健康保険では直接覆罩を行うに当たり、「1か月以内に抜髄処置を行った場合には、抜髄の所定点数から120点を減ずる」とされています。
つまり、「何とか頑張って歯髄を残す努力をした」が、「残念ながら抜髄になってしまった場合」には、「120点減点」と言うペナルティを科せられる処置を、担当の先生は行ったわけです。
こんなペナルティを食らうくらいなら、露髄した時点で「はい、神経を取りますよ」となってもおかしくないわけですから、担当の先生はかなり頑張ってくれたのではないでしょうか。
多サイトですが、直接覆罩の動画をリンクします。
参考にされてください。
http://microdentist.net/vs/closeup/sakurai.html
文面から拝見すると「直接覆罩」と言う治療法をされたのだと思います。
露髄してしまった神経をなんとか残すには、この方法が最も有効かつ、唯一の方法だと思います。
(使用される薬剤はいろいろな種類がありますが)
>1.治療法は、上記の方法しかないのでしょうか?
上述の通りです。
>2.第二象牙質形成を期待すると、どれ位の期間を目安に様子を見ていけばよいのでしょうか?
一般的には90日と言われています。
>3.上記のような状況で、第二象牙質は形成できそうな状態なのでしょうか?
もともとの感染が無い状態(または除去できた状態)で、無菌的操作が行われれば期待できると思います。
>4.上記のような治療を続ける内に、神経が壊死してしまうこともあるのでしょうか?
残念ながらあり得ます。
歯髄の回復力に期待しましょう。
そのためには十分に栄養を取って、安静にされる事が大切です。
健康保険では直接覆罩を行うに当たり、「1か月以内に抜髄処置を行った場合には、抜髄の所定点数から120点を減ずる」とされています。
つまり、「何とか頑張って歯髄を残す努力をした」が、「残念ながら抜髄になってしまった場合」には、「120点減点」と言うペナルティを科せられる処置を、担当の先生は行ったわけです。
こんなペナルティを食らうくらいなら、露髄した時点で「はい、神経を取りますよ」となってもおかしくないわけですから、担当の先生はかなり頑張ってくれたのではないでしょうか。
多サイトですが、直接覆罩の動画をリンクします。
参考にされてください。
http://microdentist.net/vs/closeup/sakurai.html
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-11-01 11:46:42
こんにちは、少し探しにくいですが、過去にも同じ質問沢山ありますよ。
ちょっと前にも、同じようなこと書かせて頂きましたので参考に^^
参考⇒痛みが出てからの根管治療では成功率が変わりますか?
おだいじに
ちょっと前にも、同じようなこと書かせて頂きましたので参考に^^
参考⇒痛みが出てからの根管治療では成功率が変わりますか?
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
かなたなかさん
返信日時:2011-11-03 08:17:04
先生方、お忙しい中でのご回答ありがとうございました。
教えて頂いたサイトを拝見いたしました。
膨大な情報の中で先生方が適切な情報をくださり、大変ありがたく感謝しております。
経過としては、直接覆罩処置後の10日程たちますが、痛みに波があり、痛む時は、頭上まで貫くような激しい痛みがあり日に日に痛み度合いは増しています。
そのため、直接覆罩処置後の10日程の間に、2度、一番外側のやわらかいセメントだけを外し、埋めなおす事をしました。
それでも痛む為、次回は露髄した部分に直接つけている水酸化カルシウムを外して、新しい水酸化カルシウムを付け直すそうです。
1.第二象牙質形成を期待している中、水酸化カルシウムを外して付け直すと、形成途中の第二象牙質まで水酸化カルシウムと一緒に外れてしまわないですか?
2.水酸化カルシウムの取替えのメリット、デメリット
3.直接覆罩処置後の10日程たちますが、かなりの激痛が続いている状況で、第二象牙質形成目安の90日間を激痛に耐えている事が、かえって神経を痛めるような、または副作用のようなデメリットはありますか?
どうぞよろしくお願いいたします。
教えて頂いたサイトを拝見いたしました。
膨大な情報の中で先生方が適切な情報をくださり、大変ありがたく感謝しております。
経過としては、直接覆罩処置後の10日程たちますが、痛みに波があり、痛む時は、頭上まで貫くような激しい痛みがあり日に日に痛み度合いは増しています。
そのため、直接覆罩処置後の10日程の間に、2度、一番外側のやわらかいセメントだけを外し、埋めなおす事をしました。
それでも痛む為、次回は露髄した部分に直接つけている水酸化カルシウムを外して、新しい水酸化カルシウムを付け直すそうです。
1.第二象牙質形成を期待している中、水酸化カルシウムを外して付け直すと、形成途中の第二象牙質まで水酸化カルシウムと一緒に外れてしまわないですか?
2.水酸化カルシウムの取替えのメリット、デメリット
3.直接覆罩処置後の10日程たちますが、かなりの激痛が続いている状況で、第二象牙質形成目安の90日間を激痛に耐えている事が、かえって神経を痛めるような、または副作用のようなデメリットはありますか?
どうぞよろしくお願いいたします。
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-11-03 10:14:57
>経過としては、直接覆罩処置後の10日程たちますが、痛みに波があり、痛む時は、頭上まで貫くような激しい痛みがあり、日に日に痛み度合いは増しています。
痛みと成否は必ずしも一致しませんが、私なら確実に抜髄をお勧めするケースですね。
>それでも痛む為、次回は露髄した部分に直接つけている水酸化カルシウムを外して、新しい水酸化カルシウムを付け直すそうです。
たぶん先生の中で培った経験側かもしれませんが、あまり一般的な方法ではない気がします。
>2.水酸化カルシウムの取替えのメリット、デメリット
メリットはあるのかな!?
ちょっと分りません。
>3.直接覆罩処置後の10日程たちますが、かなりの激痛が続いている状況で、第二象牙質形成目安の90日間を激痛に耐えている事が、かえって神経を痛めるような、または副作用のようなデメリットはありますか?
かなたなかさんに痛みと言うストレスが、蓄積されるということでしょうか^^;
激痛に耐え90日待つのは全くナンセンスですし、逆に言うと今抜髄しておいてやった方が根の成功率は高くなると思います。
ただ抜髄をするなら、ある程度根の治療が得意な先生がいいと思います。
私は、直接覆髄は1発勝負で症状が出たら抜髄とお話して治療を行っています。
また、水酸化カルシュームよりMTAを使用した方がメリットが多いので、今現在、水酸化カルシュームは用いていません。
http://www.eedental.jp/mta.html
(と言っても私の歯科医院、保険医療機関ではないので、保険・自費関係なく、良いと思われる材料を使用させて頂いております)
保険の材料でも良い物はいいですし、保険外の材料の方が結果が良い場合もあります。
ただ保険外の材料を用いても、上手く行かない場合は上手くはいかないのも事実ですけど^^;
一度他の先生に見て頂くことを私はお勧めしますし、今の状態で神経を残すメリットはあまりないような気がします。
(将来的に死んでしまう可能性を十分秘めています・・・)
おだいじに
痛みと成否は必ずしも一致しませんが、私なら確実に抜髄をお勧めするケースですね。
>それでも痛む為、次回は露髄した部分に直接つけている水酸化カルシウムを外して、新しい水酸化カルシウムを付け直すそうです。
たぶん先生の中で培った経験側かもしれませんが、あまり一般的な方法ではない気がします。
>2.水酸化カルシウムの取替えのメリット、デメリット
メリットはあるのかな!?
ちょっと分りません。
>3.直接覆罩処置後の10日程たちますが、かなりの激痛が続いている状況で、第二象牙質形成目安の90日間を激痛に耐えている事が、かえって神経を痛めるような、または副作用のようなデメリットはありますか?
かなたなかさんに痛みと言うストレスが、蓄積されるということでしょうか^^;
激痛に耐え90日待つのは全くナンセンスですし、逆に言うと今抜髄しておいてやった方が根の成功率は高くなると思います。
ただ抜髄をするなら、ある程度根の治療が得意な先生がいいと思います。
私は、直接覆髄は1発勝負で症状が出たら抜髄とお話して治療を行っています。
また、水酸化カルシュームよりMTAを使用した方がメリットが多いので、今現在、水酸化カルシュームは用いていません。
http://www.eedental.jp/mta.html
(と言っても私の歯科医院、保険医療機関ではないので、保険・自費関係なく、良いと思われる材料を使用させて頂いております)
保険の材料でも良い物はいいですし、保険外の材料の方が結果が良い場合もあります。
ただ保険外の材料を用いても、上手く行かない場合は上手くはいかないのも事実ですけど^^;
一度他の先生に見て頂くことを私はお勧めしますし、今の状態で神経を残すメリットはあまりないような気がします。
(将来的に死んでしまう可能性を十分秘めています・・・)
おだいじに
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-11-03 10:38:41
井野先生の書かれた
「私は、直接覆髄は1発勝負で症状が出たら抜髄とお話して治療を行っています。
また水酸化カルシュームよりMTAを使用した方がメリットが多いので、今現在、水酸化カルシュームは用いていません。」
と全く同意見です。
なので、
>1.
>2.水酸化カルシウムの取替えのメリット、デメリット
僕は取り替えるなんてした事がありませんので、回答のしようがありません。
>直接覆罩処置後の10日程たちますが、痛みに波があり、痛む時は、頭上まで貫くような、激しい痛みがあり日に日に痛み度合いは増しています。
残念ながら僕も抜髄をお勧めするでしょうね。
「私は、直接覆髄は1発勝負で症状が出たら抜髄とお話して治療を行っています。
また水酸化カルシュームよりMTAを使用した方がメリットが多いので、今現在、水酸化カルシュームは用いていません。」
と全く同意見です。
なので、
>1.
>2.水酸化カルシウムの取替えのメリット、デメリット
僕は取り替えるなんてした事がありませんので、回答のしようがありません。
>直接覆罩処置後の10日程たちますが、痛みに波があり、痛む時は、頭上まで貫くような、激しい痛みがあり日に日に痛み度合いは増しています。
残念ながら僕も抜髄をお勧めするでしょうね。
相談者からの返信
相談者:
かなたなかさん
返信日時:2011-11-08 09:36:24
返信とお礼が大変遅くなり申し訳ありません。
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
先生方の共通したご意見、大変参考になりました。
先生方のご意見に加え、私もかなりの激痛続きに疲れ「抜髄」の方向で考え始めた所、直接覆罩処置後12〜13日目頃から今迄の激痛がなくなり始め、現在では、1日に1回位、冷熱で少ししみる程度になり、しみる程度も日に日に減ってきている感じです。
激痛がなくなったので、少しでも可能性があるのなら・・・と、第二象牙質形成を期待してしまいます。
もし第二象牙質が形成されず、神経が中で痛みを感じないまま死んでしまったとしても、水酸化カルシウムで無菌状態を保ち、神経がミイラ化すれば、細菌に感染することもないとの説明を通院先から受けたので、そうなれば、根の治療もなく済むのかなと考えております。
次回の治療内容は、予定では水酸化カルシウムの取替えで、仮ふた用のセメントを付けて、また様子見となるのではないかと思います。
ただ、次回治療時には、ご回答くださった先生方がよく使用されていらっしゃる、MTAを水酸化カルシウムの代わりに使用して頂けないか、相談してみようと思っております。
まずはご回答ありがとうございました。
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
先生方の共通したご意見、大変参考になりました。
先生方のご意見に加え、私もかなりの激痛続きに疲れ「抜髄」の方向で考え始めた所、直接覆罩処置後12〜13日目頃から今迄の激痛がなくなり始め、現在では、1日に1回位、冷熱で少ししみる程度になり、しみる程度も日に日に減ってきている感じです。
激痛がなくなったので、少しでも可能性があるのなら・・・と、第二象牙質形成を期待してしまいます。
もし第二象牙質が形成されず、神経が中で痛みを感じないまま死んでしまったとしても、水酸化カルシウムで無菌状態を保ち、神経がミイラ化すれば、細菌に感染することもないとの説明を通院先から受けたので、そうなれば、根の治療もなく済むのかなと考えております。
次回の治療内容は、予定では水酸化カルシウムの取替えで、仮ふた用のセメントを付けて、また様子見となるのではないかと思います。
ただ、次回治療時には、ご回答くださった先生方がよく使用されていらっしゃる、MTAを水酸化カルシウムの代わりに使用して頂けないか、相談してみようと思っております。
まずはご回答ありがとうございました。
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-11-08 09:45:40
>MTAを水酸化カルシウムの代わりに、使用して頂けないか、相談してみようと思っております。
僕も井野先生も「自費医」ですので、気軽にMTAと書いてしまいましたが、MTAは「保険適応外」の材料になります。
従って、MTAを使った場合、今までの処置が保険適応外として扱われます(つまり、初診時に戻って差額を請求されてしまう可能性があると言う事です)。
また、一般的な保険医療機関では、MTAそのものを取り扱っていない可能性があります。
僕も井野先生も「自費医」ですので、気軽にMTAと書いてしまいましたが、MTAは「保険適応外」の材料になります。
従って、MTAを使った場合、今までの処置が保険適応外として扱われます(つまり、初診時に戻って差額を請求されてしまう可能性があると言う事です)。
また、一般的な保険医療機関では、MTAそのものを取り扱っていない可能性があります。
相談者からの返信
相談者:
かなたなかさん
返信日時:2011-11-10 07:00:03
回答6
回答7
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2011-11-10 08:37:21
ご相談ありがとうございます。
>症状が落ち着いた頃に、再度水酸化カルシウムを交換し殺菌を
することになりそうな状態です。
>これ意味ないと思います。。。
私も同感です。
今の症状は神経をとるべきだと思います。
一度激痛が出た後に痛みが引いてきたことは、神経を今のうちにとるべきというサインだからです。
もし死んだとして、そのように徐々に痛みが引いてきた後は、決してミイラ化することはなく、後で炎症が出た時に根管治療ができなくなる根管の閉塞を起こす確率が高くなり、最悪抜歯につながります。
今のうちに良く検討されることをおすすめいたします。
>症状が落ち着いた頃に、再度水酸化カルシウムを交換し殺菌を
することになりそうな状態です。
>これ意味ないと思います。。。
私も同感です。
今の症状は神経をとるべきだと思います。
一度激痛が出た後に痛みが引いてきたことは、神経を今のうちにとるべきというサインだからです。
もし死んだとして、そのように徐々に痛みが引いてきた後は、決してミイラ化することはなく、後で炎症が出た時に根管治療ができなくなる根管の閉塞を起こす確率が高くなり、最悪抜歯につながります。
今のうちに良く検討されることをおすすめいたします。
回答8
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2011-11-10 13:18:24
かなたなか さん、こんにちは
>もし第二象牙質が形成されず、神経が中で痛みを感じないまま
死んでしまったとしても、水酸化カルシウムで無菌状態を保ち
神経がミイラ化すれば、細菌に感染することもないとの説明を
通院先から受けたので、
>症状が落ち着いた頃に、再度水酸化カルシウムを交換し殺菌を
することになりそうな状態です。
「無菌状態」なのに「殺菌」って矛盾してませんか。
さがら先生の意見
>一度激痛が出た後に痛みが引いてきたことは、神経を今のうちにとるべきというサインだからです。
>もし死んだとして、そのように徐々に痛みが引いてきた後は、決してミイラ化することはなく、後で炎症が出た時に根管治療ができなくなる根管の閉塞を起こす確率が高くなり、最悪抜歯につながります。
に、賛成です。
>もし第二象牙質が形成されず、神経が中で痛みを感じないまま
死んでしまったとしても、水酸化カルシウムで無菌状態を保ち
神経がミイラ化すれば、細菌に感染することもないとの説明を
通院先から受けたので、
>症状が落ち着いた頃に、再度水酸化カルシウムを交換し殺菌を
することになりそうな状態です。
「無菌状態」なのに「殺菌」って矛盾してませんか。
さがら先生の意見
>一度激痛が出た後に痛みが引いてきたことは、神経を今のうちにとるべきというサインだからです。
>もし死んだとして、そのように徐々に痛みが引いてきた後は、決してミイラ化することはなく、後で炎症が出た時に根管治療ができなくなる根管の閉塞を起こす確率が高くなり、最悪抜歯につながります。
に、賛成です。
タイトル | 露髄してしまった神経を残す治療 |
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質問者 | かなたなかさん |
地域 | 神奈川 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
虫歯治療中の痛み 虫歯治療 むし歯 治療中の痛み 覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。