下顎骨髄炎で腐骨を取るか否か、二つの大学病院で診断が異なる
相談者:
ogiさん (42歳:女性)
投稿日時:2012-04-23 21:38:06
⇒参考:過去のご相談
「骨髄炎と診断されるまでに1カ月、痺れが残ると言われました」他
前回、骨髄炎について質問させて頂いた者です。
4月の頭に某大学病院にて下顎骨髄炎と診断され、CTの画像から左の一番奥の歯の根の先に、黒く写る炎症があり、その周りに白い腐骨が分離しかかっているとの医師からの説明がありました。
治療方針としては、抜歯のみして、その奥の腐骨には手を付けず、分離してくるのを待つ…という事でしたが、今現在ある痛みや唇から顎への痺れは改善する見込みは無いと言われました。
また腐骨には手を付けない理由は、腐骨が神経に近い場所まで広がっているため、腐骨を取ってしまうと下顎の神経がむき出しになってしまって痺れが強くなるかもしれないからとの説明でした。
さらに、早急に抜歯が必要とも言われています。
その後、別の大学病院で診てもらったところ、こちらではMRIも撮って検査して頂き、かなり広範囲に渡る骨髄炎で、抜歯だけではなく分離しかかっている腐骨ごと取り除かないと良くならないと言われてしまい、どちらの大学病院で手術をして貰うか悩んでしまっています。
後に行った方の大学病院では、慌てて抜歯せずに、しばらく抗生剤を服用して骨髄炎の範囲を小さくしてから抜歯と腐骨の切除を行う方針だとの事でした。
早急に抜歯が必要とも言われているため、下顎骨髄炎の場合、どちらの治療法が一般的なのか、至急ご意見を頂ければと思います。
宜しくお願いいたします。
「骨髄炎と診断されるまでに1カ月、痺れが残ると言われました」他
前回、骨髄炎について質問させて頂いた者です。
4月の頭に某大学病院にて下顎骨髄炎と診断され、CTの画像から左の一番奥の歯の根の先に、黒く写る炎症があり、その周りに白い腐骨が分離しかかっているとの医師からの説明がありました。
治療方針としては、抜歯のみして、その奥の腐骨には手を付けず、分離してくるのを待つ…という事でしたが、今現在ある痛みや唇から顎への痺れは改善する見込みは無いと言われました。
また腐骨には手を付けない理由は、腐骨が神経に近い場所まで広がっているため、腐骨を取ってしまうと下顎の神経がむき出しになってしまって痺れが強くなるかもしれないからとの説明でした。
さらに、早急に抜歯が必要とも言われています。
その後、別の大学病院で診てもらったところ、こちらではMRIも撮って検査して頂き、かなり広範囲に渡る骨髄炎で、抜歯だけではなく分離しかかっている腐骨ごと取り除かないと良くならないと言われてしまい、どちらの大学病院で手術をして貰うか悩んでしまっています。
後に行った方の大学病院では、慌てて抜歯せずに、しばらく抗生剤を服用して骨髄炎の範囲を小さくしてから抜歯と腐骨の切除を行う方針だとの事でした。
早急に抜歯が必要とも言われているため、下顎骨髄炎の場合、どちらの治療法が一般的なのか、至急ご意見を頂ければと思います。
宜しくお願いいたします。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-04-23 23:54:56
>下顎骨髄炎の場合、どちらの治療法が一般的なのか、至急ご意見を頂ければと思います。
まず下顎骨骨隨縁の感染源となっている歯は早急に抜歯しなければなりませんなりません。
現在抜歯を勧められている歯は感染源になっているのでしょうか。
その辺りの診断が2つの病院で違うのではないでしょうか。
腐骨については積極的に除去する歯科医と分離するまで経過を見る歯科医が居ます。
個人的には分離するまで経過を見るタイプです。
まず下顎骨骨隨縁の感染源となっている歯は早急に抜歯しなければなりませんなりません。
現在抜歯を勧められている歯は感染源になっているのでしょうか。
その辺りの診断が2つの病院で違うのではないでしょうか。
腐骨については積極的に除去する歯科医と分離するまで経過を見る歯科医が居ます。
個人的には分離するまで経過を見るタイプです。
相談者からの返信
相談者:
ogiさん
返信日時:2012-04-24 00:33:15
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-04-24 00:43:32
>分離するまで経過を見るとお考えなのは、どういった理由からでしょうか?
理由としては、骨が何処までダメージを受けていて何処までが回復可能か実際の臨床ではでは判別が難しいからです。
理由としては、骨が何処までダメージを受けていて何処までが回復可能か実際の臨床ではでは判別が難しいからです。
相談者からの返信
相談者:
ogiさん
返信日時:2012-04-24 01:05:26
迅速な回答、ありがとうございます。
骨のダメージ範囲が不確かなままでは、どこまで切除するか決める事が不可能という事ですね。
CT、MRIの画像を見ながらの説明では、あきらかに腐骨と思われる白い影の周りを縁取るように黒いラインがあり、その黒いラインは空洞になっているので分離が始まっているように見受けられるそうです。
なので腐骨を除去する方針の病院では、そのラインを境目として、腐骨を除去するとおっしゃっていました。
このように画像から除去範囲を判別するのでは不十分なものでしょうか?
また、腐骨を除去する場合、どのようなリスクが考えられるのでしょうか?
何度も質問してしまい申し訳ありません。
骨のダメージ範囲が不確かなままでは、どこまで切除するか決める事が不可能という事ですね。
CT、MRIの画像を見ながらの説明では、あきらかに腐骨と思われる白い影の周りを縁取るように黒いラインがあり、その黒いラインは空洞になっているので分離が始まっているように見受けられるそうです。
なので腐骨を除去する方針の病院では、そのラインを境目として、腐骨を除去するとおっしゃっていました。
このように画像から除去範囲を判別するのでは不十分なものでしょうか?
また、腐骨を除去する場合、どのようなリスクが考えられるのでしょうか?
何度も質問してしまい申し訳ありません。
回答3
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-04-24 08:38:43
>あきらかに腐骨と思われる白い影の周りを縁取るように黒いラインがあり、その黒いラインは空洞になっているので分離が始まっているように見受けられるそうです。
この文章からは腐骨が分離している様に思えます。
単に診断の差だけではないでしょうか。
この差は診断機器(パノラマ、単純レントゲンかCT,MRIか)の差ではないかと思います。
>腐骨を除去する場合、どのようなリスクが考えられるのでしょうか?
腐骨は異物です。
一般的な異物除去と同じです。
腐骨だからと言って特にリスクが変わる訳ではありません。
この文章からは腐骨が分離している様に思えます。
単に診断の差だけではないでしょうか。
この差は診断機器(パノラマ、単純レントゲンかCT,MRIか)の差ではないかと思います。
>腐骨を除去する場合、どのようなリスクが考えられるのでしょうか?
腐骨は異物です。
一般的な異物除去と同じです。
腐骨だからと言って特にリスクが変わる訳ではありません。
相談者からの返信
相談者:
ogiさん
返信日時:2012-04-24 09:05:40
細見先生、何度もありがとうございます。
診断機器の差については、最初に受信した大学病院では、CTを撮ってもらい、セカンドで行った大学病院ではMRIを撮りました。
どちらも似通った画像で、両方の先生が腐骨については、分離しかかっているとの説明でした。
どちらの病院でも腐骨は分離しかかっているという見解の中で、その腐骨を除去するか、しないか分かれてしまっています。
私としては、抜歯の負担や痛みは、もちろん軽く済む方が良いと思っていますが、腐骨と聞くと体内にそのままの残していて良い気がしません。
(腐骨を除去する際のリスクも、抜歯と同じとの事ですし)
腐骨を残す方針の先生は本来なら腐骨は除去した方が良いが、とにかく神経に近い所なので、あまりいじりたくないと言っております。
この言葉は、単に技術が未熟なため、腐骨には手を付けられない…という風にもとれてしまいます。
素人の文章からですと判断しにくいかと思いますが、このような状況では、どちらの方針に従った方がよりベストなのか、さらにご意見をお願いしたいと思います。
診断機器の差については、最初に受信した大学病院では、CTを撮ってもらい、セカンドで行った大学病院ではMRIを撮りました。
どちらも似通った画像で、両方の先生が腐骨については、分離しかかっているとの説明でした。
どちらの病院でも腐骨は分離しかかっているという見解の中で、その腐骨を除去するか、しないか分かれてしまっています。
私としては、抜歯の負担や痛みは、もちろん軽く済む方が良いと思っていますが、腐骨と聞くと体内にそのままの残していて良い気がしません。
(腐骨を除去する際のリスクも、抜歯と同じとの事ですし)
腐骨を残す方針の先生は本来なら腐骨は除去した方が良いが、とにかく神経に近い所なので、あまりいじりたくないと言っております。
この言葉は、単に技術が未熟なため、腐骨には手を付けられない…という風にもとれてしまいます。
素人の文章からですと判断しにくいかと思いますが、このような状況では、どちらの方針に従った方がよりベストなのか、さらにご意見をお願いしたいと思います。
タイトル | 下顎骨髄炎で腐骨を取るか否か、二つの大学病院で診断が異なる |
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質問者 | ogiさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
口腔外科関連 その他(診断) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。