痛みも無く5年経過観察してきた根尖病変。今後治療に踏み切るべきか

相談者: Samyさん (30歳:女性)
投稿日時:2012-07-24 12:36:28
こんにちは。宜しくお願い致します。

5年前、歯が欠けた際に受診した際、まったく別な歯(下前歯左右1番、2番辺り)に根尖病巣があると言われました。
2つの影で、大きい方だそうです。
全て虫歯のない治療歴のない歯です。
痛みもなかったので驚きました。

その時提示された根管治療を受けるのに踏み切れず、経過観察をお願いしました。
定期的に通院して、ついでに歯石とりもしています、5年間大きさは変わっていません。

根管治療の難しさと大変さはこちらで拝見しました。
根治の確率も高くなく、確率だけで言えば2つのうち1つは望み薄かもと思うとますます躊躇しています。

悪くしたことのない歯をいじることも不安です。
根管治療のデメリットの方が大きいように思えてきます。

そこでこのまま定期的な通院(3ヶ月おき)で経過観察をし、レントゲン上で病変が大きくなれば根管治療をと考えています。
歯周病はないので自己管理もきちんとします。

先生方のご見解はいかがでしょうか。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-07-24 12:42:36
経過の緩慢な根尖の病気なのでしょうか。

なぜ病気ができてしまったかが気になりますね。

大きくなるようなら治療・・・とのことですが見極めは肝心ですね

先生によっては治療の対象となるのかもしれません。

今後も定期的に見てもらってくださいね。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Samyさん
返信日時:2012-07-24 13:09:51
みずざわ 先生

ご回答ありがとうございます。

原因は一般歯科(初診時)では「分からない」と言われましたが、他院で「外傷性咬合叢生歯磨きが不良だったため」と言われました。

それでこの5年の間に叢生のひどい上顎だけ矯正をしました。

初心時の先生には根幹治療と言われたのですが、まず経過観察をお願いしました。

厳密には『治療の対象な歯』なのだとは思うのですが・・・

このままの状態でもつかもしれない(もたせたい)という希望です。
ですがもつかは分からないので経過観察にして貰っています。

このままの状態というのは、影が大きくならず(骨がなくならず)歯が抜けてしまわない状態です。

このためには全体的に歯周病予防虫歯予防が必要だと思います。

早速のご回答を頂きましてありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Samyさん
返信日時:2012-07-24 14:36:34
【訂正します】

返信1で原因についての記入が不正確でしたので下記のように訂正します。
下はそれほど叢生ではなく、ただ歯磨きが不良だったためです。
(上のみで下の歯は矯正をしていません。
ただ噛み合わせの調整はして貰いました)


修正:
他院で「外傷性咬合、歯磨きが不良だったため」と言われました。

歯磨きの仕方も教わって、歯磨きはずいぶんできるようになったと思います。
間食もやめました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-07-24 14:43:20
こんにちは。

〉(下前歯左右1番、2番辺り)に根尖病巣があると言われました。

実際診ていないのではっきりした事は言えませんが、大きい部類に入る病変と思います。感染が原因で炎症を起こし骨吸収しているのであれば経過観察はあまり良い選択とは思えません。

原因は外傷の可能性もあると思います。
例えば食器とか強くぶつけたりしていませんか?


根管治療のデメリットの方が大きいように思えてきます。

そうでしょうか?
治療せずに時間経過することでより感染が強まり根管治療の成功率がより下がるように思います。


〉このままの状態でもつかもしれない(もたせたい)という希望です。

お気持ちはわかりますが治療しないデメリットもそれなりに大きいかと思いますよ。
一度口腔外科などで相談する事も考えてみてはいかがでしょうか?

参考にしてみてください。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-07-24 14:56:48
下顎切歯には、時折、明らかな原因が不明な根尖病変が認められるケースがあります。

必ずしも、外傷とは限らないと思います。

そして、それらは、ある日、突然腫れて痛みを伴う可能性もあると思います。

つまり、病状は、期間に比例して直線状に少しずつ進むというよりも、進んだり停滞したりといった階段状に進行することが多いように思われます。

残念ながら、過去5年の停滞により、明日の進行がないとは言えないように思いますよ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-07-24 14:57:27
Samyさん

こんにちは

確かに、症状もなく、進行していなさそうな根尖病巣をそのままにしておきたい気持ち、お察しいたします。

僕の個人的な意見ですが、多くの歯科治療は、今やっておく努力より、後で、あの時やっておけばよかったと思う後悔の方が、圧倒的に大きいような気がします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Samyさん
返信日時:2012-07-24 15:02:29
三留 先生

お返事ありがとうございます。

打ったり転んだの外傷の経験はないのでそれはないのだと思います。

こちらの先生方のご意見で『感染』とのお話がでますが感染の意味がよく分からなくて以前から疑問でした。

虫歯だから感染なのか、と。そうではないのですね?

また『影』というのは、すべて骨吸収で程度の問題。
私の影も骨吸収していると考えているのですが・・・

そしてこれ以上骨がなくならない(病変が広がらない)ようにと。

口腔外科も考えましたが、よく開業している専門医が良いと聞き、迷っています。
ただ口腔外科で検査という方法もあるかとおもいます。

ご回答頂きましてありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Samyさん
返信日時:2012-07-24 15:10:14
藤森 先生

お返事ありがとうございます。

先生のおっしゃる通りで、これからどうなるか分からないのは理解しているつもりなのですが・・・そこで3ヶ月の定期検診をと。

病変に進行が見られたら治療開始で延命といいますか根管治療が失敗した場合の再治療、いずれ抜歯のリスクと、これがひどくなるリスクのどちらをより大きな被害ととるか迷っています。

先生方のご意見をよく考えたいと思います。

ご回答を頂きましてありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Samyさん
返信日時:2012-07-24 15:15:37
橋本 先生

お返事ありがとうございます。

後悔するかもしれないという不安は一番にあります。
ただ根管治療については「やることの後悔」がありそうなのが同じくらい不安です。

これが虫歯なら迷わず治療しています。
歯周病でも同様です。

根管治療は延ばしても治療が大変、成功率が下がるということは再度考えなくてはいけませんよね。

ご回答頂きましてありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Samyさん
返信日時:2012-07-24 15:51:53
【補足】

最初の質問で

「5年前、歯が欠けた際に受診した際、まったく別な歯
(下前歯左右1番、2番辺り)に根尖病巣があると言われました。」

と書きましたが、受診のきっかけとなった別の歯(上奥歯)の欠けは
とても固いハードビスケット(穀類の粒がそのまま入っているような)を食べていて欠けました。
その時、噛み合わせが悪い(歯の叢生のため)と指摘されました。
回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-07-24 16:41:08
仮に、一年に一度のxx癌検診を欠かさない方がおられるとします。
そして、xx癌の進行は早く3ヶ月で手遅れになるとします。
さて、xx癌を初期段階で発見出来る確率、つまり検診が意味あるものとなる確率はどれくらいでしょうか?




お考えがあって治療されないのは理解できます。
それも一案だと思います。
仮に、せいぜい痛みが出たところで、癌の恐怖とは比較にはなりません。

ところで、その3ヶ月毎の受診は何か意味がありますか?
(全くのゼロとは言えないかもしれませんが)
これからも、ずっとレントゲン写真を撮り続けられるのですか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Samyさん
返信日時:2012-07-24 17:11:18
藤森 先生

お返事ありがとうございます。

先生にそうおっしゃられますと、言葉を返す余地もありません。
私は所詮素人ですから・・・

3ヶ月毎というのも何の根拠もないですし・・・

私の考えなんて、先生から見ればないに等しいと思います。

こちらでご相談するのも、かかりつけの先生に経過観察をお願いするのもそしてレントゲンでの検査をお願いするのも、矛盾しているようですが、先生を信頼しているからこそです。

「ナニか症状が出た場合は治療をお願いします」と。

先生に頂いたご回答はしっかりと拝見して今後の治療に役立てますし、ご回答頂いたことに心から感謝しております。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Samyさん
返信日時:2012-07-25 08:17:05
ご回答くださいました先生方へ

先生方のご回答を何度も読み返しました。

質問には長くなるので書きませんでしたが、以前根管治療を受けて予後が悪い経験があるためトラウマになっているようです。

その時のDrがほとんど説明がなかったのも後々悩む理由だったと思います。
先生方への返信に記入したことは、ご説明がなく、そのため質問もできなかった過去の治療にたいして抱いていたことです。

必要なら根管治療も考えよう、と少しは考えています。
まずは検査に行くことになるかもしれません。

こちらで先生方が親身なご回答を頂いたことに心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。



タイトル 痛みも無く5年経過観察してきた根尖病変。今後治療に踏み切るべきか
質問者 Samyさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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