酸蝕歯について

相談者: ジョウさん (30歳:男性)
投稿日時:2012-09-07 18:31:35
参考:過去のご相談
神経を取った歯の寿命について


久々に御質問させていただきます。

高校生の頃から格闘技をやっている関係で、健康志向がかなり強く、17歳〜25歳ぐらいまでの期間、毎日、柑橘系の果物、酢の物や粉末のクエン酸の入った食品等を大量に取っておりました。
(20歳を越えたあたりから虫歯の本数がやたら増え、酸っぱい物を飲食すると歯の痛む事もありました。)

過食症ではないのですが、お酒の飲みすぎで吐く事も多々ありました。

それと併せて歯の食いしばりもあり、歯の噛み合う部分が磨り減り、前歯の裏側がかなり黄色くなっております。
現在はそれらの物を摂取するのは極力控えております。

磨り減った箇所や、黄色くなった箇所をケアーしてくれる歯医者さんは御座いますか。

今通院してる歯医者さんからは難しいといわれました。

前置きが長くてすいません。

御回答お願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-09-07 18:51:35
いろいろと治療手段は有ります。

それなりにリスクも伴いますので、いくつかの歯科医院でご相談された方が良いでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-09-07 20:26:29
残念ながら保険外診療も手段の中にありますので、金額もお聞きになった方がいいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジョウさん
返信日時:2012-09-10 17:38:45
自宅にパソコンが無い為、ご連絡が遅くなってしまいました。


歯科医院を選ぶ際はホームページ等で蝕酸歯に関して、記載している歯科医院でしたら、大丈夫でしょうか?

小牧先生のおっしゃる、治療手段・リスクとはどのようなものでしょうか?

柴田先生のおっしゃる保険外診療の内容と金額を御教えいただけますでしょうか。

▲現在、朝は食後1時間経過後
  
デンタルフロス歯磨き粉をつけず歯磨き(5分前後)→歯間ブラシコンクールジェルを使い(5分前後)歯磨き→コンクールFでうがい

■夜は食後1時間経過後

デンタルフロス→歯磨き粉をつけず歯磨き(5分前後)

●寝る前に

歯間ブラシ→コンクールジェルを使い(5分前後)歯磨き→コンクールFでうがい

1日1時間近く歯磨きに時間を使ってる感じがします。

御回答宜しくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-09-10 18:10:01
歯科医院を選ぶ際はホームページ等で蝕酸歯に関して、記載している歯科医院でしたら、大丈夫でしょうか?

一つの基準ではあると思います。

蝕酸歯の記載がなくても、予防やメンテナンスに力を入れている医院なら大丈夫だと思います。


セルフケアに関しては、自己流ではなく専門家の指導を受けた方が良いと思います。


>それと併せて歯の食いしばりもあり、歯の噛み合う部分が磨り減り、前歯の裏側がかなり黄色くなっております。

TCHなどについても相談できる医院が良いかもしれません。

参考⇒TCH、歯列接触癖


ご参考まで・・・

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-09-11 11:36:11
まず正確な診断が必要です。

その上で、既に酸蝕症で失った歯質を回復する「治療」が必要なのか、これ以上失わないようにする「予防」で良いのか。


回復するための「治療」ならば、レジンセラミックを貼付けたり、かぶせものをしたりというような塗料が有ります。
失われた歯質の量や、部位、また、患者さんご自身の希望、例えば、見た目や費用、治療期間等によって、治療の選択肢はかわってきます。


これ以上失わないように予防するなら、原因が何かを正確に診断し、原因を取り除くことが予防になります。
取り除くことが出来ない原因なら、出来るだけ減らすか、あるいはそれを緩和するような予防処置を行います。




歯科医院を選ぶ際はホームページ等で蝕酸歯に関して、記載している歯科医院でしたら、大丈夫でしょうか?

ホームページは当てになりません。
かといって、探す手段は他には有りませんので、直接いくつかの歯科医院に掛かってみて、その中で気に入ったところを選ぶしかないでしょう。



>小牧先生のおっしゃる、治療手段・リスクとはどのようなものでしょうか?

上記に書きましたが、いくつかの治療方法が有り、それぞれにリスクが有ります。
しかし、すべての人にすべての治療法が当てはまり、すべての人に同じリスクが有るわけでは有りません。

ご自身の状態で、どのような治療法の選択枝が当てはまり、ご自身の場合はどのようなリスクが有るのかは実際に診てみないとわかりません。



>▲現在、朝は食後1時間経過後
  
デンタルフロス歯磨き粉をつけず歯磨き(5分前後)→歯間ブラシコンクールジェルを使い(5分前後)歯磨き→コンクールFでうがい

>1日1時間近く歯磨きに時間を使ってる感じがします。

基本的に歯磨きは、食後すぐに行うべきです。
しかし、酸蝕歯の場合、歯磨きが逆に悪くしてしまうことも有ります。
また、コンクールジェルは意味がないと思います。

酸蝕歯の予防と、虫歯予防をごっちゃにしているようにも受け取れます。

ネットの典型的な弊害かも知れませんね。
ネットの情報に踊らされて、正しい判断が出来ていないように思います。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-11 12:09:30
「歯の酸蝕が、ある程度以上進んだ状態で、酸性の飲食を一気に制限すると、今後は虫歯のリスクがあがる可能性がある」との意見があります。

つまり、酸性食品の摂取傾向が強い場合には、それが、むしろ虫歯菌の活動を抑えていた可能性があったかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジョウさん
返信日時:2012-09-11 13:54:31
杉原 成良先生 牧令二先生 藤森 隆史先生
お忙しいところ御回答いただき有難う御座います。

頂いたコメントに返信させていただきます。



杉原 成良先生ののコメントについて

>蝕酸歯の記載がなくても予防やメンテナンスに力を入れている医院なら大丈夫だと思います。

・診療項目に知覚過敏定期検診を行ってる記述がある。
歯科医院なら大丈夫でしょうか。



小牧令二先生

>回復するための「治療」ならば、レジンセラミックを貼付けたり、かぶせものをしたりというような塗料が有ります。

・現在は「しみたり、痛いという症状」は無いのですが、現在、通院している歯科医院の先生からは、酷くなった場合は神経を取って、差し歯の様な物を被せるしかないと言われましたが、場合によっては神経を取る治療もありえるのでしょうか。

(過去投稿したものにも記載しましたが、これ以上は神経を取るのは避けたいので。)


>基本的に歯磨きは、食後すぐに行うべきです。

・食後すぐの歯磨きは蝕酸歯・虫歯等の原因になりやすいと良く聞きますが。
問題ないのですか?

>コンクールジェルは意味がないと思います。

フッ素は蝕酸歯に効果は無いのですか?
 


藤森 隆史先生のコメント

>酸性食品の摂取傾向が強い場合には、それが、むしろ虫歯菌の活動を抑えていた可能性があったかもしれません。

・酸性食品が虫歯菌の働きを抑えると言うのは始めて聞きますが、以前は寝る前に水に黒酢やクエン酸、ビタミンCの粉末等を溶かして飲んでいたのですが、唾液の分泌が少なくなる時間帯を避ければ特に問題ないのですか?

長くて御迷惑をおかけ致しますが、御回答お願い致します。 
回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-11 13:56:56
いえ、それでは酸蝕の可能性の方が上がるので、問題なくはないと思いますよ。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-09-11 14:56:19
>・現在は「しみたり、痛いという症状」は無いのですが、現在、通院している歯科医院の先生からは、酷くなった場合は神経を取って、差し歯の様な物を被せるしかないと言われましたが、場合によっては神経を取る治療もありえるのでしょうか。

神経を取らなければいけないようなひどい状態なら、早めに治療することで、神経を取らずにすむと思います。

また、予防が可能な状態なら、そんな心配は必要ないでしょう。



>>基本的に歯磨きは、食後すぐに行うべきです。

>・食後すぐの歯磨きは蝕酸歯・虫歯等の原因になりやすいと良く聞 きますが。
>問題ないのですか?

酸蝕症と虫歯の情報が、ごっちゃになっているようですね。
虫歯に関して言えば、すぐの方が虫歯になりにくいです。

酸蝕症に関しては、原因によりますので、どちらとも言えません。



>>コンクールジェルは意味がないと思います。

>・フッ素は蝕酸歯に効果は無いのですか?

ジェルコートFというのはフッ化物が入っているようですが、こんコールジェルというのは入っていなかったと思います(今は発売していないのではないでしょうか?)。
コンクールFはフッ化物は入っていませんので、意味がないですね。

フッ化物は酸蝕歯の治療の効果は何もありません。
酸蝕の予防効果は、酸蝕の原因によって効果がある場合とない場合が有ります。



どうも酸蝕症と虫歯をごっちゃにしているように感じるのですが。

酸蝕症(酸という科学物質による傷害)と虫歯(細菌による病気)は、やけど(熱という物理的な刺激による傷害)と水虫(真菌による病気)ぐらいの違いが有りますから。


酸蝕症はいろいろな原因によって起こります。
原因によって予防方法も異なりますので、まずその原因を突き止めることが大切です。


 
>酸性食品の摂取傾向が強い場合には、それが、むしろ虫歯菌の活動を抑えていた可能性があったかもしれません。

これは間違いでしょう。(私見ですが)
虫歯の原因菌の中で、虫歯を起こす力が強い菌は、「強い酸の中でも増殖でき、さらに酸を産生する」という特徴が有ります。
このことから、産生の食品が虫歯菌の活動をおさえるということは考えにくいです。



> 以前は寝る前に水に黒酢やクエン酸、ビタミンCの粉末等を溶かして飲んでいたのですが、唾液の分泌が少なくなる時間帯を避ければ特に問題ないのですか?

問題です、矛盾しています。

寝る前=これから唾液が少なくなる時間帯です。

回答 回答8
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-11 15:46:00
>産生の食品が虫歯菌の活動をおさえるということは考えにくいです。

確か、酸蝕が進行中の歯面には、プラークが付着しないか何かだったと思います。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-09-11 16:23:12
>確か、酸蝕が進行中の歯面にはプラークが付着しないか何かだったと思います。

酸蝕症の進行中のところ二プラークがつきにくいのか、プラークがつきにくいとろろが酸蝕症になりやすいのかどちらでしょうか?

プラークのつきやすい歯頚部より、プラークがほとんどつかない切端よりの方が酸蝕症になりやすいように感じています。



一概には言えませんが、私の臨床的感覚として、酸蝕症の患者さんは、歯磨きし過ぎぐらいの人の方が多いような気がしますが。

回答 回答10
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-11 17:23:48
前者の酸蝕症の進行中のところに、プラークが付き難いということだったと思います。

酸に侵される歯面にはぺリクルがないので、プラークが付着出来なかったか・・ではなかったでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジョウさん
返信日時:2012-09-11 18:05:44
御回答いただき有難う御座います。

●小牧令二先生のコメントについて

ジェルコートFというのはフッ化物が入っているようですが、こんコールジェルというのは入っていなかったと思います(今は発売 していないのではないでしょうか?)。

・現在、使用している、歯磨剤ウェルテックコンクールジェルコートFです。
こちらはフッ素が入ってるのでは無いのでしょうか?


>一概には言えませんが、私の臨床的感覚として、酸蝕症の患者さんは、歯磨きし過ぎぐらいの人の方が多いような気がしますが。

・私の年齢から上ぐらいだと、おそらく、力を入れて磨けば良いと思ってた方が割りと多いかと思うのですが。
私は小学生ぐらいの時から力任せに歯を磨いており、小学生から高校生あたりまで、歯を磨くたびに歯茎から出血してた記憶が有ります。

そのせいか、歯と歯茎の境目にクサビ型に削れてる歯が何本もあります。
(現在はやわらかいハブラシで、力を入れないで磨いております。)



・以前、ネットの書き込みで見たのですが、現在、薬用マウスウォッシュコンクールFを使用しているのですが、リステリン洗口液等も蝕酸歯になるおそれがあると記載してあったのですが、本当ですか?

御返信宜しくお願い致します。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2012-09-11 22:17:21
こんばんわ。
カワサキです。

お話を伺う限り、酸蝕症の他に、咬みあわせ(咬耗・摩耗・くさび状欠損)を、考えた『トゥース・ウェア』を、考えた治療が好ましいのかもしれません。

食生活や、咬み合わせ・咬み癖を含めて、見て下さる先生がいいかもしれません。

ご参考までに。


> 高校生の頃から格闘技をやっている関係で、健康志向がかなり強く……

※ お気持ち、分かります。
クエン酸・プロテインは、格闘技に必要ですものね。
ちなみに、僕の同級生(=歯科医師)も、なぜか、プロレスラーです。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2012-09-12 16:56:18
何度も書きますが、酸蝕症の予防は、原因を特定して、それに対処することです。

実際に酸蝕症で、それを予防したいなら、情報に惑わされず原則を守りましょう。


>高校生の頃から格闘技をやっている関係で、健康志向がかなり強く……

誤った健康志向はやめましょう。


しかし、どうしても酸蝕症の可能性のある物を避けたいのなら、酸性の飲食物をいっさい取らないことです。
洗口剤も、フッ化物以外で医学的効果を証明された物は有りません。
ですので、フッ化物洗口剤以外の洗口剤はいっさいやめましょう。

もし酸性の気体等を吸い込む環境に有るなら、その環境も変えましょう。

これだけのことを行えば、酸蝕症に関しては、歯磨き等他のことを気にする必要はいっさいいりません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジョウさん
返信日時:2012-09-12 17:45:17
小牧 令二先生
柴田 幸一郎先生
杉原 成良先生
川崎 洋介先生


御回答いただいた順にお名前を記載いたしました。
お忙しい所多くのコメントを下さり有難う御座いました。

私の友人でも、歯の状況がかなり酷くなり、ケアーに目覚めた友人が何人もいるのですが、私を含め共通しているのは、

甘いものを避ける、ゴシゴシ歯を磨けば歯に良いという点です。(勝手な思い違いですが。)

虫歯予防・体力回復にいいと思い、寝る前にクエン酸や酢で割った飲料水を飲んだりしておりましたが、(5年ぐらい前まで)今後は間違った情報に踊らされず、咬みあわせ(咬耗・摩耗・くさび状欠損)を含め適切なケアーを行って生きたいと思います。



タイトル 酸蝕歯について
質問者 ジョウさん
地域 東京23区
年齢 30歳
性別 男性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 歯磨きに関する疑問
酸蝕歯(酸蝕症)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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