根の治療で顕微鏡使用。保険内と保険外治療の違いは?

相談者: cyamimiさん (35歳:女性)
投稿日時:2012-09-14 06:50:07
こんにちは。

私は昔から歯の治療を繰り返し、治療済みの歯が多く状態が良くない歯ばかりです。

14〜15年前に治療した奥歯も痛くなり当時も深かったので次は抜髄治療になりそうでとても憂欝です。
抜髄してある前歯も痛み出し、やり直しになりそうで怖くて仕方ありません(泣)


いずれにしろ、根の治療は避けられない気がするので、専門の歯内療法の先生にお願いしようと思っています。
お伺いしたいことがいくつかあり投稿しました。

☆根の治療の専門の先生方はできるだけ神経を残そうとしてくれる治療をすると思うのですが、深い虫歯で神経が残せるかどうかぎりぎりの見解の際、治療法として歯髄温存療法もしくはMTA直接覆髄法などの治療は基本どの先生もするものと考えてよいでしょうか?



もう一つ先生方のご意見をおききしたいことがあります。

歯内療法の指導医の資格をお持ちの先生に伺ったところ、根の治療に顕微鏡はもちろん使うが、一人は保険内で治療するという先生と保険外で(それもかなり高額)治療するという先生がいます。

もちろん高額じゃない方が助かるのですが、反面、何しろもともとの歯の状態が良くないので、今更ですが抜髄となった歯はできるだけ長く持たせたいし入れる薬の材料なども良質なものを希望してます。
しかし、保険内での治療になると、材料も限られた物しか使えなく治療にも限度がありますよね?


歯内療法指導医の資格をお持ちなので、技術もあり腕も確かの気がしますが、顕微鏡を使っての根の治療を保険内で治療することが少し引っかかります。。それともただ単に良心的な?先生と見ればよいのでしょうか?

根の治療専門にしている先生は、基本顕微鏡とラバーダム使用、そして保険外というのがほとんどだと思うのですが、それは、技術もあり時間もかかる治療なのである意味仕方ないことだと思っています。

いくら技術がある先生でも保険内で顕微鏡使用の治療となると、薬剤などの材料がそれなりになってしまうものですか?
それとも冠が保険外のものを使用するとかですかね?



あまりにも金額の差がありましたので、迷っています。
ある程度費用がかかっても、できる限り最良の材料と時間かけての丁寧な治療を求めてはいるのですが。。
顕微鏡を使うとはいえ保険外と保険内でする根の治療に質の違いはあるものですか?


変な質問ですみません。歯を失うのが怖くて毎日神経質になっています。


先生方の意見をお聞かせください。宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-09-14 07:27:03
こんにちわ。

>治療法として歯髄温存療法もしくはMTA直接覆髄法などの治療は基本どの先生もするものと考えてよいでしょうか?

むしろまれなことだと思います。



>、顕微鏡を使っての根の治療保険内で治療することが少し引っかかります。。

顕微鏡を使うから自費診療になるというのは療養担当規則に抵触すると思います。



>顕微鏡を使うとはいえ保険外と保険内でする根の治療に質の違いはあるものですか?

個人的には差はないと思います、差があるというのなら保険診療は手を抜いているということになるでしょう。


それより気になるのは治療跡が多いというところです、甘党でお菓子の食べすぎはありませんか。

参考になれば幸いです。

むし歯のできないおさとうの量 
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html

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回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-14 08:01:42
その保険内の先生が当てはまるかどうか分かりませんが。

ほとんどの患者さんが補綴修復物を自費で希望される歯科医院では、保険内で、根管治療に時間をかけて丁寧に行っているところがあると思います。

トラブルを避けるために、根管治療後の処置についても、予めしっかりと話し合って欲しいと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-09-14 08:15:20
根の治療の専門家の中でも根の治療しかしない専門家がいいのではないかと思います。
結構高いでしょうけど。

もし仮にその歯を失ってインプラントにする事と比較をすれば自分なら専門家を選択するかもしれないと思います。


また山田先生も書かれましたが、顕微鏡を使うとかラバーダムを併用するという事だけで保険外診療にはできないと思います。
保険医ではない先生が治療すれば当然保険外ですが。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-09-14 08:28:55
ご相談ありがとうございます。

どのような機械や薬を使うかということも大切なことですが、お気づきの通り根の治療とは噛めるようになるまでの通過点にしか過ぎません。

被せものなどが入って、痛みが無くなり、よく噛めるようにするという目的のための基礎的な治療です。
又目的には、そういったその場の問題を解決するだけではなく、後々再発させないという予防的な考えが入っている場合と、入っていない場合とに分かれます。

したがって、ゴールの設定をどこまで考えているかによって、根の治療という基礎の治療の価値が決まってきます。



しかし、治療にはコストが付いてきますが、歯科医院の方針によっては、すべての治療内容に利益を追求するのではなく、根の治療は赤字でもトータルで黒字になれば良いとお考えのところもあると思います。

その場合は、顕微鏡を使ってとても赤字でも、がんばろうとお考えの先生かもしれません。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-09-14 09:29:18
こんにちは、私は自費だけで根管治療していますが、


保険内での治療になると、材料も限られた物しか使えなく治療にも限度がありますよね?
>いくら技術がある先生でも保険内で顕微鏡使用の治療となると、薬剤などの材料がそれなりになってしまうものですか?

私は、ほぼ保険で使用でき、国内で買えるもので治療しています、しいて言えば1種類の薬液は海外から購入していますが・・・、日本で売っている保険適応のものに変えて治療することも十分可能です。
(海外の方が薬液が安いので^^;)

保険の材料と自費の材料に違いは殆どありませんよ。

材料よりかは時間の確保の方が大きなファクターだと思います。



歯内療法指導医の資格をお持ちなので、技術もあり腕も確かの気がしますが、顕微鏡を使っての根の治療を保険内で治療することが少し引っかかります。。

気になればcyamimi さんが保険証を提示せず、全部自費治療でしてもらえばいいことだと思いますよ。


先生方がおっしゃるように基本的に保険医療機関で保険証を提示して受診すれば、保険で出来る範囲のことは保険治療での治療が義務付けられていますので。

保険と自費の根管治療に関しての考え方は過去なんども出ていますので参考にしてみてください。
根管治療 保険 自費  で調べた結果


>根の治療専門にしている先生は、基本顕微鏡とラバーダム使用、そして保険外というのがほとんどだと思うのですが

どこに書いてありましたか!?

先日自費の根管治療を受けられ転院されて来た方は、隔壁もなし、ラバーダムもなしだったそうですよ。
先生が必要だと思えばすると思いますし、先生が必要ないと思えばしないと思います。


因みに歯内療法学会の専門医になる為の症例診査にはラバーダム装着が義務付けられていますが、マイクロの義務はありませんよ。
また審査に提出する5症例はラバーダムがマストですが、治療する全ての患者さんにラバーダム義務ということではなかったと思います。

ただ、歯内療法学会の先生は一般の先生に比べるとラバーダムの装着率が高かったとの報告もあります。



>顕微鏡を使うとはいえ保険外と保険内でする根の治療に質の違いはあるものですか?

「同じ包丁を使う料理人は同じ質の・・・」
と一緒です、道具より先生によるファクターの方がかなり大きいですよ。


費用面で悩まれなければ、「この先生にかける!」と思える先生に治療して頂けばいいと思いますよ^^

おだいじに

5人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: cyamimiさん
返信日時:2012-09-15 01:21:44
山田先生、藤森先生、柴田先生、さがら先生、井野先生
ご回答下さりありがとうございました。


歯髄温存療法もしくはMTA直接覆髄法などの治療は稀なんですね。

私は抜髄歯が多いので、これ以上増やしたくなく、できる限り神経を残せる治療法を探してます。
神経治療を得意とする歯内療法の専門の先生方は積極的に取り入れている治療法なのかと思っていました。。


また、先生方がおっしゃる通り顕微鏡を使う治療=自費扱いとなるわけではないのですね。

【専門医や指導医の先生方は技術も高いでしょうし、ある意味その分野のプロフェッショナルなので、その治療を受けるとなるとそれなりに高くなる。
しかしその分材料も良いものを選び、その高い技術で最良の治療(顕微鏡で細かく確認しながら時間かけて丁寧な治療)を患者に提供する。=それが自費治療

このような図式が私の中で勝手に出来上がっていました。


保険内だから、保険外だからといって、一概に治療の質が大きく違ってくるというわけではないのですよね?

先生の治療方針をじっくり聞いて、納得がいき安心して任せられるかの相性もあるでしょうし。


悪くなってしまった歯の状態を100%戻すことは不可能ですが、少しでも長く自分の歯を使って人生を送りたいので、(歯の大切さに気づくのが遅すぎましたが)ちゃんと希望も伝え信頼関係が築ける先生にお願いしようと思います。

歯の将来のことを考えると憂欝になり、たまに不安になって眠れない日があったりもしますが、こちらで先生方のいろんな意見が聞けたり、歯で悩んでいる人は日本全国たくさんいるものなんだ、私だけじゃないんだ、頑張って前向きに治していこう、気をつけていこうという気持ちになれます。


歯の再生技術が身近になる日が早くこないかな〜などと希望を抱いたりもしてます。
まずは、早めに受診してきます。
ありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-09-15 13:28:00
歯髄温存療法もしくはMTA直接覆髄法などの治療は稀なんですね。

前者は保険ですが後者は保険外です。
どこかで井野先生も書かれていたのですが、できるだけ抜髄は避けたいので個人的には前者を選択することは多いです。

後者は材料費がすごく高価なのでできるだけしないですませたいと思います。

特に10代20代の患者さんの大臼歯を抜髄することはぜひ避けたいと思っています。


抜髄してクラウンをかぶせるまでの時間費用、審美性の低下、咬合の再現性などで絶対に歯髄温存療法でうまくいけば比較にならないぐらいアドバンテージはあると思うのですが、治療が完了するまでの時間が長いので管理などで歯科医側も患者側も多少採用しにくい治療法ではないかと思います。

回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-15 21:48:20
歯髄温存療法

保険医療機関で保険証を呈示すれば、保険治療は開始されるはずですが、その場合は指定された薬剤しか使用出来ません。

もし、たまたま受診された歯科医院に指定薬剤が無ければ(普段滅多にしか使っていないと使用期限切れな事もある)、すぐ購入してもらうのも一方法なのですが、予め問い合わせてみて、指定された薬剤を揃えている歯科医院を受診される方がベターだと思います。




タイトル 根の治療で顕微鏡使用。保険内と保険外治療の違いは?
質問者 cyamimiさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の専門医
その他(保険と保険外)
マイクロスコープ
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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