緑茶と麦茶は虫歯に悪影響ですか?
相談者:
マサムネさん (22歳:男性)
投稿日時:2013-01-23 13:15:55
いつもお世話になっております。
この度、尽きない悩みにまた付きまとわれてきたので、何か解決の手がかりはないかと思い、ここで再び質問させて頂きます。
どうかご容赦ください。
というのも、私一人で解決しようと、ネットで調べたのですが、その結果というのが、こちらの歯科医の方々からすれば只の民間療法、都市伝説といったものとか、果ては嘘とか間違いとか、どうにも信用足らないようなものばかりなのです。
まず緑茶や麦茶、といったものですが、これって虫歯になっている方は控えたほうが、もしくは飲んじゃダメなのですか?
調べると「麦茶の成分は虫歯になる」とか「寝る前の緑茶、麦茶は虫歯誘発の危険あり」とか書かれてるのに対して「緑茶はフッ素があるから虫歯には効果あり。
しかしそれほど効果は目に目ない可能性もあるが、別に飲んでも、飲食後に歯磨きしなくてはならないほど神経質になる必要は無い」といった意見もあります。
これはどちらが正しい知識に近いのでしょうか。
以前、ここに質問させていただいたときに、砂糖無しのカフェオレでも乳糖あるので危険、という意見が多かったので最近は我慢していますが、緑茶や麦茶さえ取り上げられてしまったら、この先一生、水だけしか飲めないじゃないか、と落胆し、日々虫歯になってしまったことを後悔するばかりです。
甘いもの(クッキーとか芋けんぴとか大好きなんです)は最近一切手をつけてません。
しかし白米やその他に入っている糖分は取り除くことが不可能ですので、非常に残念に思えている、その上で、この緑茶や麦茶は危険という意見を聞いて、虫歯一つでここまで制限されなくてはならないのかと悲しみが湧いてきます……
紅茶は糖分があるので駄目だということはわかります。
ですが、緑茶や麦茶どうなのですか?
歯医者様としては、これらも飲むのは控えたほうが良いのですか?
もうこの先一生緑茶飲めないのでしょうか。
糖類、という言葉を聞くだけで怖いです。
白米食べるのも億劫です。
この度、尽きない悩みにまた付きまとわれてきたので、何か解決の手がかりはないかと思い、ここで再び質問させて頂きます。
どうかご容赦ください。
というのも、私一人で解決しようと、ネットで調べたのですが、その結果というのが、こちらの歯科医の方々からすれば只の民間療法、都市伝説といったものとか、果ては嘘とか間違いとか、どうにも信用足らないようなものばかりなのです。
まず緑茶や麦茶、といったものですが、これって虫歯になっている方は控えたほうが、もしくは飲んじゃダメなのですか?
調べると「麦茶の成分は虫歯になる」とか「寝る前の緑茶、麦茶は虫歯誘発の危険あり」とか書かれてるのに対して「緑茶はフッ素があるから虫歯には効果あり。
しかしそれほど効果は目に目ない可能性もあるが、別に飲んでも、飲食後に歯磨きしなくてはならないほど神経質になる必要は無い」といった意見もあります。
これはどちらが正しい知識に近いのでしょうか。
以前、ここに質問させていただいたときに、砂糖無しのカフェオレでも乳糖あるので危険、という意見が多かったので最近は我慢していますが、緑茶や麦茶さえ取り上げられてしまったら、この先一生、水だけしか飲めないじゃないか、と落胆し、日々虫歯になってしまったことを後悔するばかりです。
甘いもの(クッキーとか芋けんぴとか大好きなんです)は最近一切手をつけてません。
しかし白米やその他に入っている糖分は取り除くことが不可能ですので、非常に残念に思えている、その上で、この緑茶や麦茶は危険という意見を聞いて、虫歯一つでここまで制限されなくてはならないのかと悲しみが湧いてきます……
紅茶は糖分があるので駄目だということはわかります。
ですが、緑茶や麦茶どうなのですか?
歯医者様としては、これらも飲むのは控えたほうが良いのですか?
もうこの先一生緑茶飲めないのでしょうか。
糖類、という言葉を聞くだけで怖いです。
白米食べるのも億劫です。
回答1
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-01-23 13:24:04
マサムネ さん、今日は
>紅茶は糖分があるので駄目だということはわかります。
>ですが、緑茶や麦茶どうなのですか?
>歯医者様としては、これらも飲むのは控えたほうが良いのですか?
紅茶自体には当分は入っていませんので、砂糖を入れない紅茶でしたら虫歯には影響しません。(缶紅茶は、糖分が入っているものが多いので注意が必要です)
もちろん、緑茶や麦茶も同様に、虫歯には影響を与えません。
むしろ、予防効果があると主張する先生も見えますが、臨床的には予防効果はありません。
>紅茶は糖分があるので駄目だということはわかります。
>ですが、緑茶や麦茶どうなのですか?
>歯医者様としては、これらも飲むのは控えたほうが良いのですか?
紅茶自体には当分は入っていませんので、砂糖を入れない紅茶でしたら虫歯には影響しません。(缶紅茶は、糖分が入っているものが多いので注意が必要です)
もちろん、緑茶や麦茶も同様に、虫歯には影響を与えません。
むしろ、予防効果があると主張する先生も見えますが、臨床的には予防効果はありません。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2013-01-23 13:33:16
小牧先生がおっしゃるように、紅茶を無糖で飲めば問題ないと思います。
また、お茶には濃度0.1〜0.7ppm程度のフッ素が含まれています。
小牧先生がおっしゃるようにこの程度の濃度のお茶で洗口しても虫歯予防効果はあまりないようです。
フッ素洗口は、歯の表面からフッ素を作用させて効果をあげる方法ですが、一定濃度以上の洗口液を使用しないと効果がないようです。
通常の洗口液濃度は200ppm以上ですので、1ppm以下のお茶の濃度では低すぎて、洗口してもフッ素によるむし歯予防効果はあまり得られないと思います。
しかし、お茶に含まれるタンニン、カテキンとも言いますが、これには殺菌作用と酸化防止作用があり、多少はむし歯予防にも効果があるかもしれませんね。
飲み物よりも食事したあとに歯磨きをしっかりすることの方が大切だと思います。
また、お茶には濃度0.1〜0.7ppm程度のフッ素が含まれています。
小牧先生がおっしゃるようにこの程度の濃度のお茶で洗口しても虫歯予防効果はあまりないようです。
フッ素洗口は、歯の表面からフッ素を作用させて効果をあげる方法ですが、一定濃度以上の洗口液を使用しないと効果がないようです。
通常の洗口液濃度は200ppm以上ですので、1ppm以下のお茶の濃度では低すぎて、洗口してもフッ素によるむし歯予防効果はあまり得られないと思います。
しかし、お茶に含まれるタンニン、カテキンとも言いますが、これには殺菌作用と酸化防止作用があり、多少はむし歯予防にも効果があるかもしれませんね。
飲み物よりも食事したあとに歯磨きをしっかりすることの方が大切だと思います。
相談者からの返信
相談者:
マサムネさん
返信日時:2013-01-25 17:33:32
小牧様、加藤様、ご回答ありがとうございます。
ネットは流言飛語ですね……
一般人に聞くのではなく、やはり専門的な方に聞いたほうが良い事を改めて知りました。
ネットは流言飛語ですね……
一般人に聞くのではなく、やはり専門的な方に聞いたほうが良い事を改めて知りました。
回答3
回答日時:2013-01-25 23:34:40
お茶(もちろん、砂糖など混ぜてないストレートの状態)は全般的に、水などに較べるとわずかながらむし歯「予防」効果・・"傾向"と言った方がいいかも知れないですが、ある様ですよ。
当然ながらフッ化物の利用の方が効果的になるのですが、水やコーヒーを飲むぐらいなら敢えてお茶、と言うのは良い習慣だと思います。
フッ化物の様に何%のものを一日何回、何年続けると何%程度のむし歯予防効果が・・みたいな研究まではたぶんない様に思いますから、予防効果を期待すると言うよりは「悪いものではない」、ぐらいの認識が適切かと思います。
でも一応、ざっと検索してみた感じではお茶の中でも緑茶とか、ウーロン茶なんかは良さそうですね。(麦茶についてはみつけられませんでした。)
フッ素が、と言うよりもポリフェノール(カテキン)の抗菌作用に着目されている様な印象も受けますが、少なくとも悪いものではなさそうですよ。
参考論文
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22030309
http://www.aobjournal.com/article/S0003-9969(11)00397-9/abstract
http://www.ijdr.in/article.asp?issn=0970-9290;year=2012;volume=23;issue=1;spage=43;epage=48;aulast=Subramaniam
などなど、研究はたくさんありそうです。
まあ、糖質のことなども含めてですが、無理なく継続していけることが重要ですから、あまり神経質にはならない方が良いかと思いますよ・・
当然ながらフッ化物の利用の方が効果的になるのですが、水やコーヒーを飲むぐらいなら敢えてお茶、と言うのは良い習慣だと思います。
フッ化物の様に何%のものを一日何回、何年続けると何%程度のむし歯予防効果が・・みたいな研究まではたぶんない様に思いますから、予防効果を期待すると言うよりは「悪いものではない」、ぐらいの認識が適切かと思います。
でも一応、ざっと検索してみた感じではお茶の中でも緑茶とか、ウーロン茶なんかは良さそうですね。(麦茶についてはみつけられませんでした。)
フッ素が、と言うよりもポリフェノール(カテキン)の抗菌作用に着目されている様な印象も受けますが、少なくとも悪いものではなさそうですよ。
参考論文
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22030309
http://www.aobjournal.com/article/S0003-9969(11)00397-9/abstract
http://www.ijdr.in/article.asp?issn=0970-9290;year=2012;volume=23;issue=1;spage=43;epage=48;aulast=Subramaniam
などなど、研究はたくさんありそうです。
まあ、糖質のことなども含めてですが、無理なく継続していけることが重要ですから、あまり神経質にはならない方が良いかと思いますよ・・
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-01-26 00:00:53
蛇足ながら
単に臨床的印象からですが、もし無糖であっても多量のレモンティーは要注意だと思います。
10年ほど良好だった患者さんに、急に虫歯が多発した経験があります。
聞くと、毎晩、遅くまで仕事をしながら、何杯ものレモンティーを飲む習慣が出来たようでした。(勿論、他の要因もゼロではありませんが、少なくとも問診では浮かんできませんでした)
参考までに。
単に臨床的印象からですが、もし無糖であっても多量のレモンティーは要注意だと思います。
10年ほど良好だった患者さんに、急に虫歯が多発した経験があります。
聞くと、毎晩、遅くまで仕事をしながら、何杯ものレモンティーを飲む習慣が出来たようでした。(勿論、他の要因もゼロではありませんが、少なくとも問診では浮かんできませんでした)
参考までに。
回答5
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2013-01-26 00:47:28
多少の糖類の制限は必要かもしれませんが、厳密に摂取しないということは現実的に不可能だと思います。
それよりも、歯磨きの習慣付けと正しい磨き方、だらだら食べはしないとか日常生活習慣の見直しの方が大切だと思います。
西洋人の方が糖類の接触は多いのに、日本人よりも虫歯が少ないそうですから、糖類=虫歯は短絡的ではないでしょうか?
脳の栄養になるものは糖類ですし、チャンと歯科医院で受診して予防とかの取り組みをされることを強くお勧めします。
それよりも、歯磨きの習慣付けと正しい磨き方、だらだら食べはしないとか日常生活習慣の見直しの方が大切だと思います。
西洋人の方が糖類の接触は多いのに、日本人よりも虫歯が少ないそうですから、糖類=虫歯は短絡的ではないでしょうか?
脳の栄養になるものは糖類ですし、チャンと歯科医院で受診して予防とかの取り組みをされることを強くお勧めします。
回答6
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-01-26 08:53:04
ご相談ありがとうございます。
お茶は良い効果がいろいろあると言われていますが、悪影響があるとは報告されたことが無いと思います。
何しろ数千年前から薬としても使われて、否定されること無く今に至っているくらいです。
最近ではED薬の作用酵素との組み合わせで、強力な抗がん剤となりそうだとも言われています。
お茶、紅茶、ウーロン茶は同じ原料です。
その順番でポリフェノールの効果が高くなります。
一方麦茶は全く別物で、効果は検討もされておりません。
しかし、害はないと思います。
どちらも常用して構いません。
お茶は良い効果がいろいろあると言われていますが、悪影響があるとは報告されたことが無いと思います。
何しろ数千年前から薬としても使われて、否定されること無く今に至っているくらいです。
最近ではED薬の作用酵素との組み合わせで、強力な抗がん剤となりそうだとも言われています。
お茶、紅茶、ウーロン茶は同じ原料です。
その順番でポリフェノールの効果が高くなります。
一方麦茶は全く別物で、効果は検討もされておりません。
しかし、害はないと思います。
どちらも常用して構いません。
相談者からの返信
相談者:
マサムネさん
返信日時:2013-01-26 21:07:47
皆様、多数のご回答本当にありがとうございますm(._.)m
安心して好きな緑茶が飲めれます……
安心して好きな緑茶が飲めれます……
タイトル | 緑茶と麦茶は虫歯に悪影響ですか? |
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質問者 | マサムネさん |
地域 | 愛知 |
年齢 | 22歳 |
性別 | 男性 |
職業 | パート・アルバイト |
カテゴリ |
虫歯予防 その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。