歯科においてマイクロスコープとラバーダムの使用は常にセットですか?
相談者:
歯が痛いですさん (35歳:女性)
投稿日時:2013-02-03 20:01:07
回答1
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-02-03 21:49:53
マイクロスコープとラバーは使用目的が異なるので、必ず併用しなければいけないというものではありません。
治療の丁寧さからいえば、どちらも使ったほうがよいですが、使用するメリットが低いケースでは、無用の長物になる場合もあります。
一般の方にはその判断は難しいですから、歯が痛いですさんが、どうしても気にされるのならば、両方使っているところを探されてはいかがですか?
治療の丁寧さからいえば、どちらも使ったほうがよいですが、使用するメリットが低いケースでは、無用の長物になる場合もあります。
一般の方にはその判断は難しいですから、歯が痛いですさんが、どうしても気にされるのならば、両方使っているところを探されてはいかがですか?
回答3
回答日時:2013-02-04 00:14:27
自分も以前は、マイクロスコープを使う様な先生ならラバーダムは当然使っているだろう、と思っていたのですが、案外そうでもない様です。
過去にもそういう書き込みがあったのですが、どうしてもどちらかだけ、という選択をするとしたら(?)根管治療に限ればラバーダムの方が重要かなと思います。
90年代ぐらいまでは専門医でもマイクロスコープはなかった訳ですし。
でもレジン充填などだとマイクロスコープの方が重要かも・・
それと今日の勉強会で聞いた話ですが、マイクロスコープは普及率がようやく5%ぐらいになったそうですが、ほとんど全ての処置で使っていると言う先生は1%程度だろう、というお話でした。。
過去にもそういう書き込みがあったのですが、どうしてもどちらかだけ、という選択をするとしたら(?)根管治療に限ればラバーダムの方が重要かなと思います。
90年代ぐらいまでは専門医でもマイクロスコープはなかった訳ですし。
でもレジン充填などだとマイクロスコープの方が重要かも・・
それと今日の勉強会で聞いた話ですが、マイクロスコープは普及率がようやく5%ぐらいになったそうですが、ほとんど全ての処置で使っていると言う先生は1%程度だろう、というお話でした。。
回答4
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2013-02-04 00:43:14
こんばんは。
>マイクロスコープを使用した治療でラバーなしというのはありえませんか??
防湿、隔壁がしっかりしていれば、ラバーなしもありかもしれません。
今日、聞いた勉強会では、某教授先生曰く
『細菌抜きに、人の生存は語れない』
といっていました。
インプラントの手術で、ラバーダムはしないですよね。
なにごととも、ほどほど、“いいかげん”(=良い加減)が、大切なのかもしれません。
>マイクロスコープを使用した治療でラバーなしというのはありえませんか??
防湿、隔壁がしっかりしていれば、ラバーなしもありかもしれません。
今日、聞いた勉強会では、某教授先生曰く
『細菌抜きに、人の生存は語れない』
といっていました。
インプラントの手術で、ラバーダムはしないですよね。
なにごととも、ほどほど、“いいかげん”(=良い加減)が、大切なのかもしれません。
回答5
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2013-02-04 11:07:54
歯が痛いですさん、こんにちは
>マイクロスコープを使用している歯科は必ずラバーを使用していますか?
必ず使用しているとは限りません。
>マイクロスコープを使用した治療でラバーなしというのはありえませんか??
そんなことはないです。
マイクロスコープは拡大してみる道具です。
一方ラバーダムは防湿、誤嚥を防ぐために用います。
目的が違うのですね。
マイクロスコープというのは拡大するために用いるのですべての歯科治療、根管治療はもちろん虫歯の治療や歯周病の治療あるいは歯をかぶせるために削るのにも使うことができます。
根管治療を行う場合でも上顎の前歯などは必ずしもラバーダムの必要はありません。
また、歯を削る場合はラバーダムをしていてはできませんし、歯周病の治療(スケーリングやルートプレーニング)の際にもラバーダムをしていてはできません。
どちらも道具なので両方とも使用していたとしてもうまく使えなければ意味はないと思います。
マイクロスコープとラバーダムはセットではなくそれぞれの必要に応じて用いるべきだと思います。
参考になれば幸いです。
>マイクロスコープを使用している歯科は必ずラバーを使用していますか?
必ず使用しているとは限りません。
>マイクロスコープを使用した治療でラバーなしというのはありえませんか??
そんなことはないです。
マイクロスコープは拡大してみる道具です。
一方ラバーダムは防湿、誤嚥を防ぐために用います。
目的が違うのですね。
マイクロスコープというのは拡大するために用いるのですべての歯科治療、根管治療はもちろん虫歯の治療や歯周病の治療あるいは歯をかぶせるために削るのにも使うことができます。
根管治療を行う場合でも上顎の前歯などは必ずしもラバーダムの必要はありません。
また、歯を削る場合はラバーダムをしていてはできませんし、歯周病の治療(スケーリングやルートプレーニング)の際にもラバーダムをしていてはできません。
どちらも道具なので両方とも使用していたとしてもうまく使えなければ意味はないと思います。
マイクロスコープとラバーダムはセットではなくそれぞれの必要に応じて用いるべきだと思います。
参考になれば幸いです。
回答6
タカシデンタルクリニック(港区南青山)の高橋です。
回答日時:2013-02-04 11:30:02
インプラント治療と根管治療を一緒に考えてはいけません。
インプラントの周りは骨で血液の循環があり、細菌を死滅させる機構があります。
根管内にはその作用は臨めません。
従って如何に根管内を綺麗にし、それを保つか、が治療の成功、失敗を分けている、と思います。
従って根管治療にラバーは不可欠だと思っています。
また、マイクロスコープ下ではミラーを使う事が非常に多く、実際問題、ラバーをしていないとミラーが曇って根管内が見えません。
特に他の治療と違って高倍率を使う場合が多いので尚更です。
あと、マイクロスコープ使用時は視野が狭くなり、指先の位置も通常通りのようには分からなくなります。
使用器具での刺傷を防ぐ為にもマイクロスコープを使っての根管治療時にはラバーの必要性を感じます。
インプラントの周りは骨で血液の循環があり、細菌を死滅させる機構があります。
根管内にはその作用は臨めません。
従って如何に根管内を綺麗にし、それを保つか、が治療の成功、失敗を分けている、と思います。
従って根管治療にラバーは不可欠だと思っています。
また、マイクロスコープ下ではミラーを使う事が非常に多く、実際問題、ラバーをしていないとミラーが曇って根管内が見えません。
特に他の治療と違って高倍率を使う場合が多いので尚更です。
あと、マイクロスコープ使用時は視野が狭くなり、指先の位置も通常通りのようには分からなくなります。
使用器具での刺傷を防ぐ為にもマイクロスコープを使っての根管治療時にはラバーの必要性を感じます。
回答7
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-02-04 11:38:49
歯が痛いです さん、おはようございます
マイクロは使用した方が精度は上がりますが、使用しなくても治療できます。
また、熟練を必要としますので、客寄せの為においてあるだけで、たまにしか使わないようでは意味がありません。
ラバーダムは、必ず使用しなければなりません。
日本だけでなく世界中の大学、「ラバーダムは使用しなくてもよう」などと教えているところは一つもないと思います。
あたりまえすぎることなのにどういうわけか、日本の歯科医はラバーダムを使用しない先生が多くみられます。
盲腸の手術でもドレーピングといって布をかけて、手術する部分以外を覆いますよね。
>インプラントの手術で、ラバーダムはしないですよね。
インプラントの手術でもドレーピングして、必要以外のところは覆います。
私は、患者さんに「ラバーダムは小さな手術室」といって説明しています。
細菌がいっぱいの、不潔な環境で手術を受けたいか、消毒された清潔な環境で手術を受けたいですか?
歯の根の治療は、神経や血管が通っている部分をさわるということでは、手術と同じです。
>マイクロスコープを使用した治療でラバーなしというのはありえませんか??
私は、ラバーを使用しないのなら、マイクロは使用しない方が良いと思います。
マイクロを使用するとどうしても治療時間が長くなります。
そのため、治療部位に唾液が入る可能性が高くなります。
細菌を取り除くために治療を行っているのに、逆に唾液中の違う種類の細菌を新たの感染させてしまうことで、より治りを悪くする可能性があります。
細菌の種類が多くなる方が、治りが悪くなります。
マイクロは使用した方が精度は上がりますが、使用しなくても治療できます。
また、熟練を必要としますので、客寄せの為においてあるだけで、たまにしか使わないようでは意味がありません。
ラバーダムは、必ず使用しなければなりません。
日本だけでなく世界中の大学、「ラバーダムは使用しなくてもよう」などと教えているところは一つもないと思います。
あたりまえすぎることなのにどういうわけか、日本の歯科医はラバーダムを使用しない先生が多くみられます。
盲腸の手術でもドレーピングといって布をかけて、手術する部分以外を覆いますよね。
>インプラントの手術で、ラバーダムはしないですよね。
インプラントの手術でもドレーピングして、必要以外のところは覆います。
私は、患者さんに「ラバーダムは小さな手術室」といって説明しています。
細菌がいっぱいの、不潔な環境で手術を受けたいか、消毒された清潔な環境で手術を受けたいですか?
歯の根の治療は、神経や血管が通っている部分をさわるということでは、手術と同じです。
>マイクロスコープを使用した治療でラバーなしというのはありえませんか??
私は、ラバーを使用しないのなら、マイクロは使用しない方が良いと思います。
マイクロを使用するとどうしても治療時間が長くなります。
そのため、治療部位に唾液が入る可能性が高くなります。
細菌を取り除くために治療を行っているのに、逆に唾液中の違う種類の細菌を新たの感染させてしまうことで、より治りを悪くする可能性があります。
細菌の種類が多くなる方が、治りが悪くなります。
回答8
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-02-04 12:50:08
僕もノア先生が書かれているように
「マイクロスコープを使う様な先生ならラバーダムは当然使っているだろう」
と思っていましたが、そうでもなさそうですね。
僕も「どちらか一つしか選べない」と言われればラバーダムを選択するでしょうけれど、幸い、内には両方あるので、両方使いますね。
残念がら川崎先生の
>インプラントの手術で、ラバーダムはしないですよね。
>なにごととも、ほどほど、“いいかげん”(=良い加減)が、大切なのかもしれません。
には賛同できません。
「マイクロスコープを使う様な先生ならラバーダムは当然使っているだろう」
と思っていましたが、そうでもなさそうですね。
僕も「どちらか一つしか選べない」と言われればラバーダムを選択するでしょうけれど、幸い、内には両方あるので、両方使いますね。
残念がら川崎先生の
>インプラントの手術で、ラバーダムはしないですよね。
>なにごととも、ほどほど、“いいかげん”(=良い加減)が、大切なのかもしれません。
には賛同できません。
回答9
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2013-02-04 13:10:12
>私は、患者さんに「ラバーダムは小さな手術室」といって説明しています。
ですね^_^
根管治療にはラバーをした方がいいと思いますが、現状どこの国でもラバーの使用率は低いそうです。
ベルギーなどは使用率4%ぐらいとも・・・
日本でもラバーはいらないとお話する専門医の先生もおられますしね^_^;
(私的にはありえないんですが・・・)
川崎先生
>、某教授先生曰く
>『細菌抜きに、人の生存は語れない』
私も昨今の抗菌商品はどうかと思いますが、その某教授の先生は根管治療において話された内容ではないと思いますが?
根管治療においては、大昔の掛橋先生らの論文でも根管治療の失敗は細菌感染によるものと分かっているのですから、感染しない配慮は最大限すべきかと思います。
ほどほどでいい場所ほどほどではいけない場所があるとおもいます。
ですね^_^
根管治療にはラバーをした方がいいと思いますが、現状どこの国でもラバーの使用率は低いそうです。
ベルギーなどは使用率4%ぐらいとも・・・
日本でもラバーはいらないとお話する専門医の先生もおられますしね^_^;
(私的にはありえないんですが・・・)
川崎先生
>、某教授先生曰く
>『細菌抜きに、人の生存は語れない』
私も昨今の抗菌商品はどうかと思いますが、その某教授の先生は根管治療において話された内容ではないと思いますが?
根管治療においては、大昔の掛橋先生らの論文でも根管治療の失敗は細菌感染によるものと分かっているのですから、感染しない配慮は最大限すべきかと思います。
ほどほどでいい場所ほどほどではいけない場所があるとおもいます。
回答10
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-02-04 13:26:41
>根管治療にはラバーをした方がいいと思いますが、現状どこの国でもラバーの使用率は低いそうです。
イギリス人の患者さんに、ラバーダムをして治療したら、「こんなの初めて、すご〜くいい!」って、言ってました。
イギリス人の患者さんに、ラバーダムをして治療したら、「こんなの初めて、すご〜くいい!」って、言ってました。
タイトル | 歯科においてマイクロスコープとラバーダムの使用は常にセットですか? |
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質問者 | 歯が痛いですさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 ラバーダム マイクロスコープ |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。