知覚過敏をレジンでカバーするが何度も数週間で取れる

相談者: カレンナサクラさん (45歳:女性)
投稿日時:2013-05-27 00:16:53
知覚過敏の治療についてご相談します。

左上6番の知覚過敏を、レジンでカバーをする治療を3回受けました。
A歯科医院では2回受け、どちらも1週間強で取れてしまい、B歯科医院では2カ月で取れました。
また、A歯科医院ではレジンの治療のあとも、知覚過敏の症状は取れません。

伺いたいのは、レジンの治療では数週間ではがれてしまうのが普通なのか、レジンの治療以外ではどんな治療を選択すべきか、また、B歯科医院の方が取れづらかったが、行なったのが歯科医ではなく衛生士の方なので、それは構わないものなのかということです。

就寝中歯ぎしりはしているようで、やわらかいマウスピースをして寝ています。
(硬いものも作りましたが、右上のインプラントが痛くなってしまうので今は使用していません)

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-05-27 00:42:30
異なる術者が行ったレジン充填がすぐに外れるということなら、むいていない治療法と考えて良いと思います。

偶然にも両者ともが接着操作が不十分だったのかも知れませんが(※正確な接着操作は結構奥が深いです)、知覚過敏の治療目的であればレジンでカバーするというのが唯一の方法ではありませんからね。
個人的には、したこと自体がないです。

まず外れる原因として考えられるのが、ひとつは接着不良ですが、もうひとつ「異常に強い噛み合わせの力がかかっている場合」にも外れやすくなります。

極端に強い力が歯にかかると、"ひずみ"が歯の付け根部分に集中するため、充填物が外れたり、そもそもの知覚過敏が起こりやすかったりすると考えられています。

あと歯の付け根部分に行うレジン充填は色々難しい面があって、後々の2次カリエスの原因などになることが少なくないので違う方法を検討された方が良いと思います。

参考→くさび状欠損の治療法について



>レジンの治療以外ではどんな治療を選択すべきか、

こちら↓に大体書いてあります

参考→知覚過敏

他にも色々な作用メカニズムのマニキュアの様な薬品もあれば、直接知覚過敏用とは謳ってなくても効くかも知れない複数の方法の歯磨剤の類のものなどもありますし、食事の見直しが有効な場合など、決定打にはかけるものの色々とあることはあります。
原則は削ったり詰めたり神経を抜いたりはしない様な方法をまずは順番に色々試してみる、だと思います。



>B歯科医院の方が取れづらかったが、行なったのが歯科医ではなく衛生士の方なのでそれは構わないものなのか

削ったりしていなければ、法的には問題はなかったかと思います。
が、心情的には個人的には嬉しくないですね。



治るといいですね。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-05-27 07:20:10
カレンナサクラ さん、おはようございます。

>伺いたいのは、レジンの治療では数週間ではがれてしまうのが普通なのか

しばしば外れるようであれば、接着不良というよりも、治療法として向いていないのかもしれません。

渡辺先生が「異常に強い噛み合わせの力」「極端に強い力」という表現をされていらっしゃいますが、私は、極弱い力でも、持続的に加わることにより、知覚過敏を引き起こすことがあるのではと考えています。


>就寝中歯ぎしりはしているようで、やわらかいマウスピースをして寝ています。

そもそも、マウスピースでは、歯ぎしりは改善しないように思います。

差し当たり、食事の時など致し方がない時を除き、日中、出来るだけ上下の歯が接触しないよう、意識した生活をなさってみませんか。

もしかすると、知覚過敏が消退するかもしれません。

参考⇒TCH、歯列接触癖

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-05-27 09:46:53
知覚過敏レジンでカバーをする治療を3回受けました。
>レジンの治療のあとも知覚過敏の症状は取れません。

個人的には、レジンでカバーしても知覚過敏症状は(根本的には)治らないように思います。


>レジンの治療では数週間ではがれてしまうのが普通なのか

適切な接着と原因除去が行われていれば、そう簡単に取れるものではないと思います。


実際に拝見していないので何とも言えませんが「レジンでカバーをする治療」と言うのは、歯と歯茎の境目に行ったのではないでしょうか。(楔状欠損と仮定します)


参考⇒楔状欠損、くさび状欠損
参考⇒アブフラクション


参考ページのように「以前は」楔状欠損はオーバーブラッシングが原因と言われておりましたが、ブラッシングは「二次的要因」であり、最近では根本の原因は「力によるもの」と考えられるようになってきました。

どんなに適切に接着操作がなされていても、根本の原因である「力」が除去されていなければすぐにはがれてしまう事は容易に想像がつくと思います。


>レジンの治療以外ではどんな治療を選択すべきか、

従って、原因除去を考えるべきでしょうね…。


僕も小林先生と同じで知覚過敏は「小さな力」でおきるものと認識しております。

しばらくTCHを意識して生活されてみてはいかがでしょうか?



以下、患者さんから頂いたメールをご紹介いたします。

Aさん
お世話になっております、先日知覚過敏で伺ったAでございます。
その後の経過ですが、嘘みたいによくなりました。
1週間で劇的に変わると先生はおっしゃられていましたがその日の夜から痛くなくなりました。
治療後意識してかみしめをやめただけで、その日の夕飯から痛みがありませんでした。

ご飯をおいしく食べられるようになりました、フルーツやアイスも食べられます本当に嬉しいです。


Bさん
ブラキシズム(TCH)のお話、とても参考になりました。
あのあとも知覚過敏の症状は現れません。
私の知覚過敏は痛くなったり治ったり、何年も繰り返していました。
その理由が、ブラキシズムのお話を聞いて、はっきりわかりました。


ちなにみ、お二人とも「レジン治療」はしておりません。
TCHの是正指導を行っただけです。


お大事にされてください。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カレンナサクラさん
返信日時:2013-05-28 22:12:27
渡辺先生 小林先生 櫻井先生

早速のアドバイスありがとうございました。

確かに昼間でもふとした動作の時に噛みしめてる時がありますので、まずはそれに気をつけないといけないですね。

治療部分は、歯と歯茎の境目です。
ごそっとレジンが取れてしまったので、これはこれで埋めてもらわざるを得ないのでしょうが、先生に他の治療法も相談してみようと思います。
渡辺先生が書かれてた、二次カリエスの心配というのも気になりますし。

日曜日に取れてしまい、治療の予約が土曜日なので、この間に虫歯にならないか心配ではあります。
1週間もむき出しのままにしない方がいいでしょうか。
(早いに越したことはないとは思いますが・・・)
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-05-28 23:31:28
カレンナサクラ さん、ご返信ありがとうございます。

>昼間でもふとした動作の時に噛みしめてる時があります

TCHは、噛みしめでも、食いしばりでも、歯ぎしりでもありません。

参考⇒TCH、歯列接触癖

再読いただけますと、幸いです。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-05-29 09:55:08
博多の児玉です。

>ふとした動作の時に噛みしめてる時があります

気づかれて良かったですね。
この「気づき」が最初の一歩になります。
 

歯ぎしりで、やわらかいマウスピースをして寝ています

一生付け続けるのは大変ですので、「気づき」を入り口にして、マウスピースを卒業出来たらいいですね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カレンナサクラさん
返信日時:2013-05-29 22:21:55
小林先生 児玉先生

ありがとうございました。
虫歯だけでなく、いろんな事に気をつけていないと歯は守れませんね。
これ以上歯を失うことのないようにがんばります。



タイトル 知覚過敏をレジンでカバーするが何度も数週間で取れる
質問者 カレンナサクラさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
歯科治療後の歯の痛み
レジン(白いプラスチック)
知覚過敏
詰め物、インレーが取れた・外れた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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