右下奥歯の神経を抜く際に下顎孔伝達麻酔を使ったことについて
相談者:
ガチャピン37さん (37歳:女性)
投稿日時:2013-08-02 13:08:58
いつもお世話になっております。
あれから、一念発起をし、今年最初に行った歯科医に通っています。
あまり気軽には質問はできない雰囲気ですが(歯科医がキビキビとした口調で悪気はないのかと思うのですが、ちょっとひっかかる)、治療そのものは、ここ4回くらい通院してみて、今まで通った歯科医で一番丁寧ではないかと思います。
先週の治療時も、私が固いものを食べて、昨年まで差し歯をしていてコアが抜けた歯が割れてしまい2本抜歯した時も、スムースでした。
麻酔も私がバセドウ病(と言っても現在症状は皆無。しかし血液検査ではTSH、TRAbがひっかかる)ということでキシロカイン系ではないものを使ってくださったようです(因みに、昨年、胃内視鏡検査をやった時は多分キシロカインだと思います)。
以前こちらでも相談させていただいた、例の治療を放棄した歯科医で、しみる歯もほぼ放置されたのですが、現在の歯科医ではレジン?で固めていただき全くしみません。
今日、下右奥歯の神経を取るということで麻酔をしたのですが今まで経験したことがない麻酔でした。
右顔面半分、こめかみ、耳まで全て麻痺しました(現在も)。
結局、右下奥歯の神経はダメになっていて、なるべく残すように今後は根の治療をしていきますとのことでした。
治療の終わり際、歯科衛生士さんが
「麻酔2本打ちましたから、2時間くらいは麻酔効いてます」
とおっしゃいました。
帰宅後も何だか具合が悪くて、血圧と脈を測ったら170/113 脈108でした…(昨日の夕方、偶然血圧を測ったら121/80でした。脈は普段は65〜70くらい。薬は今は全く飲んでいません)
驚いて歯科医に電話ら
「今回やった麻酔は下顎孔伝達麻酔といって、普通の麻酔じゃないんです。
ですから4〜5時間は痺れますが、その後はスーっと麻酔が嘘のように消えますから安心してください。
食事も普通にできます」
とのことでした。
なのでこれを書いている今も痺れていますし、あと3時間以上は麻酔が効いているということですね。
先週、上左1番2番を抜歯した際、麻酔をしましたが、帰宅後割とすぐ麻酔が切れて(1時間弱)不快感はありませんでしたし、血圧等を測っても普通でした。
前置きが長くなりましたが、下奥歯などを治療する際は、下顎孔伝達麻酔というのを使うのが普通なのでしょうか?
今回は事前に説明なしで、帰宅後に歯科医に電話して初めて聞いた次第です。
また、下顎孔伝達麻酔以外の選択肢、または麻酔を希望することは、タブーなのでしょうか?(通っている歯科医に、私がそういうことを言い出すと十中八九、いい顔はされないと思いますが)
今回の下顎孔伝達麻酔は私にはキツイ気がします…
宜しくお願い致します
あれから、一念発起をし、今年最初に行った歯科医に通っています。
あまり気軽には質問はできない雰囲気ですが(歯科医がキビキビとした口調で悪気はないのかと思うのですが、ちょっとひっかかる)、治療そのものは、ここ4回くらい通院してみて、今まで通った歯科医で一番丁寧ではないかと思います。
先週の治療時も、私が固いものを食べて、昨年まで差し歯をしていてコアが抜けた歯が割れてしまい2本抜歯した時も、スムースでした。
麻酔も私がバセドウ病(と言っても現在症状は皆無。しかし血液検査ではTSH、TRAbがひっかかる)ということでキシロカイン系ではないものを使ってくださったようです(因みに、昨年、胃内視鏡検査をやった時は多分キシロカインだと思います)。
以前こちらでも相談させていただいた、例の治療を放棄した歯科医で、しみる歯もほぼ放置されたのですが、現在の歯科医ではレジン?で固めていただき全くしみません。
今日、下右奥歯の神経を取るということで麻酔をしたのですが今まで経験したことがない麻酔でした。
右顔面半分、こめかみ、耳まで全て麻痺しました(現在も)。
結局、右下奥歯の神経はダメになっていて、なるべく残すように今後は根の治療をしていきますとのことでした。
治療の終わり際、歯科衛生士さんが
「麻酔2本打ちましたから、2時間くらいは麻酔効いてます」
とおっしゃいました。
帰宅後も何だか具合が悪くて、血圧と脈を測ったら170/113 脈108でした…(昨日の夕方、偶然血圧を測ったら121/80でした。脈は普段は65〜70くらい。薬は今は全く飲んでいません)
驚いて歯科医に電話ら
「今回やった麻酔は下顎孔伝達麻酔といって、普通の麻酔じゃないんです。
ですから4〜5時間は痺れますが、その後はスーっと麻酔が嘘のように消えますから安心してください。
食事も普通にできます」
とのことでした。
なのでこれを書いている今も痺れていますし、あと3時間以上は麻酔が効いているということですね。
先週、上左1番2番を抜歯した際、麻酔をしましたが、帰宅後割とすぐ麻酔が切れて(1時間弱)不快感はありませんでしたし、血圧等を測っても普通でした。
前置きが長くなりましたが、下奥歯などを治療する際は、下顎孔伝達麻酔というのを使うのが普通なのでしょうか?
今回は事前に説明なしで、帰宅後に歯科医に電話して初めて聞いた次第です。
また、下顎孔伝達麻酔以外の選択肢、または麻酔を希望することは、タブーなのでしょうか?(通っている歯科医に、私がそういうことを言い出すと十中八九、いい顔はされないと思いますが)
今回の下顎孔伝達麻酔は私にはキツイ気がします…
宜しくお願い致します
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2013-08-02 13:37:43
ガチャピン37 さん、こんにちは
>下奥歯などを治療する際は、下顎孔伝達麻酔というのを使うのが普通なのでしょうか?
下の奥歯の神経を抜く際に、下顎孔伝達麻酔を使ったということですね。
下顎孔伝達麻酔について説明する前に、下顎骨の構造を知っておかなければなりません。
下顎骨というのは固い厚い皮質骨という骨におおわれています。
そのため浸潤麻酔が効きづらいことが多々あります。
特に奥歯はその傾向が強いです。
抜髄(神経をとる)をする際には、麻酔の効きが悪いと痛みが出て治療ができない場合があります。
完全に除痛するためには、下顎孔伝達麻酔を用いることがあります。
また、親知らずの抜歯を行う場合には多用されている方法です。
>下顎孔伝達麻酔以外の選択肢、または麻酔を希望することは、タブーなのでしょうか?
タブーではありませんがより、麻酔を効かせる場合は使わざるを得ない場合もあるでしょう。
もし代わりの方法があるとすれば、通常の浸潤麻酔と言う方法だと思います。
参考になれば幸いです。
>下奥歯などを治療する際は、下顎孔伝達麻酔というのを使うのが普通なのでしょうか?
下の奥歯の神経を抜く際に、下顎孔伝達麻酔を使ったということですね。
下顎孔伝達麻酔について説明する前に、下顎骨の構造を知っておかなければなりません。
下顎骨というのは固い厚い皮質骨という骨におおわれています。
そのため浸潤麻酔が効きづらいことが多々あります。
特に奥歯はその傾向が強いです。
抜髄(神経をとる)をする際には、麻酔の効きが悪いと痛みが出て治療ができない場合があります。
完全に除痛するためには、下顎孔伝達麻酔を用いることがあります。
また、親知らずの抜歯を行う場合には多用されている方法です。
>下顎孔伝達麻酔以外の選択肢、または麻酔を希望することは、タブーなのでしょうか?
タブーではありませんがより、麻酔を効かせる場合は使わざるを得ない場合もあるでしょう。
もし代わりの方法があるとすれば、通常の浸潤麻酔と言う方法だと思います。
参考になれば幸いです。
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2013-08-02 13:40:54
ガチャピン37 さん、こんにちは。
>今回の下顎孔伝達麻酔は私にはキツイ気がします…
受診後から麻酔が覚めるまでの様子をメモしておき、次回の受診時にご相談になってみてはと思います。
>あと3時間以上は麻酔が効いているということですね。
今しばらく、出来るだけ安静にお過ごしください。
>今回の下顎孔伝達麻酔は私にはキツイ気がします…
受診後から麻酔が覚めるまでの様子をメモしておき、次回の受診時にご相談になってみてはと思います。
>あと3時間以上は麻酔が効いているということですね。
今しばらく、出来るだけ安静にお過ごしください。
相談者からの返信
相談者:
ガチャピン37さん
返信日時:2013-08-02 14:41:56
畑田先生、ご回答ありがとうございます。
詳しいご説明ありがとうございます。
>もし代わりの方法があるとすれば、通常の浸潤麻酔と言う方法だと思います。
湿潤麻酔というのは、普通の麻酔のことでしょうか??
それからお聞きしたいのですが、伝達麻酔は気道までは影響はないでしょうか?
バセドウ病で甲状腺が腫れていて気道が狭くなっていますので、心配です(ですので胃内視鏡検査はヒヤヒヤものです)
小林先生、ご回答ありがとうございます。
>受診後から麻酔が覚めるまでの様子をメモしておき、次回の受診時にご相談になってみてはと思います。
一応次回の診察時には伝えておこうと思います。
麻酔の方は予想に反してもう切れました。
今日の11時頃に伝達麻酔をして、先程14時には切れました。
ですので、麻酔は3時間効いていたということですね。
歯科医は4〜5時間は麻痺していると仰っていましたが、伝達麻酔で
2本使った場合、通常はどのくらいの時間麻酔が効いているものなのでしょうか?
詳しいご説明ありがとうございます。
>もし代わりの方法があるとすれば、通常の浸潤麻酔と言う方法だと思います。
湿潤麻酔というのは、普通の麻酔のことでしょうか??
それからお聞きしたいのですが、伝達麻酔は気道までは影響はないでしょうか?
バセドウ病で甲状腺が腫れていて気道が狭くなっていますので、心配です(ですので胃内視鏡検査はヒヤヒヤものです)
小林先生、ご回答ありがとうございます。
>受診後から麻酔が覚めるまでの様子をメモしておき、次回の受診時にご相談になってみてはと思います。
一応次回の診察時には伝えておこうと思います。
麻酔の方は予想に反してもう切れました。
今日の11時頃に伝達麻酔をして、先程14時には切れました。
ですので、麻酔は3時間効いていたということですね。
歯科医は4〜5時間は麻痺していると仰っていましたが、伝達麻酔で
2本使った場合、通常はどのくらいの時間麻酔が効いているものなのでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
ガチャピン37さん
返信日時:2013-08-02 18:50:57
回答3
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2013-08-02 23:31:20
ガチャピン37さん、こんにちは。
下顎孔伝達麻酔は、アメリカでは下顎大臼歯部の治療のためにはとても頻繁に行われるのですが、比較的日本は伝達麻酔をする先生が少ないように思えます。
ですので、ガチャピンさんが今まで下顎孔伝達麻酔を経験したことが無いのも、ごく普通な事だと思います。
麻酔の効いている時間は、使用した麻酔薬によって異なります。
大体2時間から4時間の間くらいなので、3時間は通常の作用時間と考えてよいと思います。
下顎孔伝達麻酔は一般的に、内側翼突筋という噛むときに使う筋肉を貫いて注射を行うので、麻酔が切れた後、この周辺が疼くように痛む事は良くあります。
注射時の針の刺激と、麻酔薬自体の刺激によるものです。
一般的な歯科治療で使用するキシロカインのカートリッジは2%ですが、エピネフリン無添加のその他の麻酔薬は麻酔薬の濃度が3%〜4%となっております。
この濃度が、筋や神経に対する刺激性を高めていると考えられています。
また、この痛みが広範囲に響く事もあります。
基本的には時間が経つと改善していきます。
しかし、痛みや違和感が長く続くようでしたら、内側翼突筋を含めた咀嚼筋群のリハビリ運動が必要になる場合もあります。
あくまでも一般的な話ですので、必ずしもガチャピン37さんの状態と同様な状態とは限りません。
麻酔が切れた後の痛みや違和感は、まず、麻酔を行ったドクターに問い合わせていただくのが一番だと思います。
お大事になさってください。
下顎孔伝達麻酔は、アメリカでは下顎大臼歯部の治療のためにはとても頻繁に行われるのですが、比較的日本は伝達麻酔をする先生が少ないように思えます。
ですので、ガチャピンさんが今まで下顎孔伝達麻酔を経験したことが無いのも、ごく普通な事だと思います。
麻酔の効いている時間は、使用した麻酔薬によって異なります。
大体2時間から4時間の間くらいなので、3時間は通常の作用時間と考えてよいと思います。
下顎孔伝達麻酔は一般的に、内側翼突筋という噛むときに使う筋肉を貫いて注射を行うので、麻酔が切れた後、この周辺が疼くように痛む事は良くあります。
注射時の針の刺激と、麻酔薬自体の刺激によるものです。
一般的な歯科治療で使用するキシロカインのカートリッジは2%ですが、エピネフリン無添加のその他の麻酔薬は麻酔薬の濃度が3%〜4%となっております。
この濃度が、筋や神経に対する刺激性を高めていると考えられています。
また、この痛みが広範囲に響く事もあります。
基本的には時間が経つと改善していきます。
しかし、痛みや違和感が長く続くようでしたら、内側翼突筋を含めた咀嚼筋群のリハビリ運動が必要になる場合もあります。
あくまでも一般的な話ですので、必ずしもガチャピン37さんの状態と同様な状態とは限りません。
麻酔が切れた後の痛みや違和感は、まず、麻酔を行ったドクターに問い合わせていただくのが一番だと思います。
お大事になさってください。
相談者からの返信
相談者:
ガチャピン37さん
返信日時:2013-08-03 10:45:01
安藤先生、ご回答ありがとうございます。
大変詳細にお話下さり、ありがとうございます。
痛みはだいぶん消えました。
なかなか、Drには詳しく聞くことができないもので助かりました。
大変詳細にお話下さり、ありがとうございます。
痛みはだいぶん消えました。
なかなか、Drには詳しく聞くことができないもので助かりました。
タイトル | 右下奥歯の神経を抜く際に下顎孔伝達麻酔を使ったことについて |
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質問者 | ガチャピン37さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
麻酔その他 甲状腺疾患 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。