フィステルができ切開し膿を出すと言われた、再根管治療しないのか?
相談者:
KAZさん (35歳:男性)
投稿日時:2013-02-19 13:02:40
こんにちは。
私は、数年前に右上の奥から2番目の奥歯の虫歯が酷かったので神経を取りました。
それからしばらくして、1年前に雑菌が入ってフィステルとなり、根管治療をしたのですが、今年の1月中旬にまた同じ症状が出ていることに気づき、フィステルだと分かりました。
2月16日ころ同じ歯科医に行き、同じ医師に診てもらうと、
「3日分の薬で様子を見て、もし効き目がなければ歯茎を裏から切開して膿を出します。」
と言われました。
レントゲンでは歯と歯肉の間の隙間から菌が入っているようだとも言われました。
現在、薬を飲んでも全く効果はありません。
次の診断は25日の予定です。
恐らく切開になると思われますが、ここで質問です。
(1)再びの根管治療では意味をなさないのですか?
(2)切開では細菌除去の原因をなさないとも聞きますが、この切開は本当に有効な手段なのでしょうか?
(3)歯根端切除術と切開は全く違うものでしょうか?
(4)切開中又は切開後、痛みはどの程度のものですか?
(5)傷口は、食事がしみたり、口内炎のように膿んだりしたりしませんか?
(6)治療期間はどのくらいですか?
(7)再発の危険性もあるのですか?
(8)細菌が除去されていない結果なのは、医師の腕不足なのでしょうか?それとも必然的なのでしょうか?
多く質問して申し訳ありません。
私は、数年前に右上の奥から2番目の奥歯の虫歯が酷かったので神経を取りました。
それからしばらくして、1年前に雑菌が入ってフィステルとなり、根管治療をしたのですが、今年の1月中旬にまた同じ症状が出ていることに気づき、フィステルだと分かりました。
2月16日ころ同じ歯科医に行き、同じ医師に診てもらうと、
「3日分の薬で様子を見て、もし効き目がなければ歯茎を裏から切開して膿を出します。」
と言われました。
レントゲンでは歯と歯肉の間の隙間から菌が入っているようだとも言われました。
現在、薬を飲んでも全く効果はありません。
次の診断は25日の予定です。
恐らく切開になると思われますが、ここで質問です。
(1)再びの根管治療では意味をなさないのですか?
(2)切開では細菌除去の原因をなさないとも聞きますが、この切開は本当に有効な手段なのでしょうか?
(3)歯根端切除術と切開は全く違うものでしょうか?
(4)切開中又は切開後、痛みはどの程度のものですか?
(5)傷口は、食事がしみたり、口内炎のように膿んだりしたりしませんか?
(6)治療期間はどのくらいですか?
(7)再発の危険性もあるのですか?
(8)細菌が除去されていない結果なのは、医師の腕不足なのでしょうか?それとも必然的なのでしょうか?
多く質問して申し訳ありません。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-02-19 13:13:45
>再びの根管治療では意味をなさないのですか?
根管治療(あるいは抜歯)しかないと思います。
>切開では細菌除去の原因をなさないとも聞きますが、この切開
は本当に有効な手段なのでしょうか?
切開だけでは感染根管には効果は有りません、切開が歯根端切除の事を指しているのなら効果は有ります。
>歯根端切除術と切開は全く違うものでしょうか?
全く違う物ですが説明の為切開と云った可能性もあると思います。
>切開中又は切開後、痛みはどの程度のものですか?
麻酔をしますので、処置中は痛みは無いと思います。
術後麻酔が切れての痛みは有るかもしれません。
>傷口は、食事がしみたり、口内炎のように膿んだりしたりしませんか?
術後感染が無ければ大丈夫だと思います。
>治療期間はどのくらいですか?
これは処置内容によって変わってきます。
>再発の危険性もあるのですか?
可能性は有ると思います。
>細菌が除去されていない結果なのは、医師の腕不足なのでしょうか?それとも必然的なのでしょうか?
感染根管治療は
必ず治ると云う物ではありません。
根管治療(あるいは抜歯)しかないと思います。
>切開では細菌除去の原因をなさないとも聞きますが、この切開
は本当に有効な手段なのでしょうか?
切開だけでは感染根管には効果は有りません、切開が歯根端切除の事を指しているのなら効果は有ります。
>歯根端切除術と切開は全く違うものでしょうか?
全く違う物ですが説明の為切開と云った可能性もあると思います。
>切開中又は切開後、痛みはどの程度のものですか?
麻酔をしますので、処置中は痛みは無いと思います。
術後麻酔が切れての痛みは有るかもしれません。
>傷口は、食事がしみたり、口内炎のように膿んだりしたりしませんか?
術後感染が無ければ大丈夫だと思います。
>治療期間はどのくらいですか?
これは処置内容によって変わってきます。
>再発の危険性もあるのですか?
可能性は有ると思います。
>細菌が除去されていない結果なのは、医師の腕不足なのでしょうか?それとも必然的なのでしょうか?
感染根管治療は
必ず治ると云う物ではありません。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2013-02-19 13:23:59
うまく行かないと先生の腕を疑ってしまいますね^^;
>細菌が除去されていない結果なのは、医師の腕不足なのでしょうか?それとも必然的なのでしょうか?
医師の腕不足と言うか、感染が人間の手の届かない場所に及んでしまうと、専門の先生でも治すことはできません。
そうなると抜歯をするか歯根端切除で最後の処置をするかの選択肢になります。
また根管治療自体究極の延命治療であり、いつかは抜歯になることが多いです。
*根管治療。なぜ根管治療をするのか、なぜ全部神経を取るのか・・
私見ですが。
日本の根管治療(抜髄)の成功率は大体50〜60%ぐらいで、感染の及んだ感染根管処置になると治療は格段に難しくなるので成功率で言えば50%ないと思っています。
(ですから、治療すれば治る病気でもないのです)
理想を言えば前歯でもラバーをしたり、仮封材に工夫をこらしたりして、細菌感染しないようなことを最大限すべきなのでしょうが、こと日本の根管治療は世界でも類を見ないほど低コストで、かなり簡易化した治療なので成功率は海外に比べると低いのかもしれません。
極論ですが、歯を残したいと思われるのであれば、今ある神経はできるだけ取らないようにしてもらった方がいいですよ。
根管治療のコストのことは先日書きましたので、
*根管治療にかける時間が10分ほど。治療が短すぎる気がして不信感
こちらを見てみて下さい。
自費治療になってしまいますが。
都心であれば根の治療だけを行っている専門の歯科医院もあるので、費用はいいから専門の先生に診てもらいたいとのことでしたらそういった歯科医院で話を聞いてみて下さい。
専門でしていても根の治療の予知性の低さは痛快しています。
おだいじに
>細菌が除去されていない結果なのは、医師の腕不足なのでしょうか?それとも必然的なのでしょうか?
医師の腕不足と言うか、感染が人間の手の届かない場所に及んでしまうと、専門の先生でも治すことはできません。
そうなると抜歯をするか歯根端切除で最後の処置をするかの選択肢になります。
また根管治療自体究極の延命治療であり、いつかは抜歯になることが多いです。
*根管治療。なぜ根管治療をするのか、なぜ全部神経を取るのか・・
私見ですが。
日本の根管治療(抜髄)の成功率は大体50〜60%ぐらいで、感染の及んだ感染根管処置になると治療は格段に難しくなるので成功率で言えば50%ないと思っています。
(ですから、治療すれば治る病気でもないのです)
理想を言えば前歯でもラバーをしたり、仮封材に工夫をこらしたりして、細菌感染しないようなことを最大限すべきなのでしょうが、こと日本の根管治療は世界でも類を見ないほど低コストで、かなり簡易化した治療なので成功率は海外に比べると低いのかもしれません。
極論ですが、歯を残したいと思われるのであれば、今ある神経はできるだけ取らないようにしてもらった方がいいですよ。
根管治療のコストのことは先日書きましたので、
*根管治療にかける時間が10分ほど。治療が短すぎる気がして不信感
こちらを見てみて下さい。
自費治療になってしまいますが。
都心であれば根の治療だけを行っている専門の歯科医院もあるので、費用はいいから専門の先生に診てもらいたいとのことでしたらそういった歯科医院で話を聞いてみて下さい。
専門でしていても根の治療の予知性の低さは痛快しています。
おだいじに
回答3
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2013-02-19 14:01:27
>再びの根管治療では意味をなさないのですか?
根管治療は意味はありますが、細菌を綺麗に取り除きお掃除ができるかが重要です。
>切開では細菌除去の原因をなさないとも聞きますが、この切開は本当に有効な手段なのでしょうか?
切開だけでは膿の出口を確保するだけですので、根管治療など治療をしなければならないと思います。
>歯根端切除術と切開は全く違うものでしょうか?
全く違います。
膿を単に出す切開と、歯根端切除の手術(根の先を削って詰めたりする)の切開は、切開の形も異なりますが時間も料金も変わってくると思います。
>切開中又は切開後、痛みはどの程度のものですか?
麻酔をしますが麻酔が痛かったり効きにくいです。
麻酔が効けば、処置中は痛みは無いと思います。
術後麻酔が切れての痛みが出ても、お薬で大抵は問題ないと思います。
>傷口は、食事がしみたり、口内炎のように膿んだりしたりしませんか?
傷口がそこまで痛いと言われた事は無いので、大きなトラブルが無ければ大丈夫だと思います。
>治療期間はどのくらいですか?
治療内容によって時間は変わってしまいます。
>再発の危険性もあるのですか?
切開、根の治療では再発の可能性は有ると思います。
>細菌が除去されていない結果なのは、医師の腕不足なのでしょうか?それとも必然的なのでしょうか?
感染根管治療は100%治るわけではありません。
より確実に治したいのであれば、根管治療の専門医院を自費になりますが受診なさってはいかがでしょか?
根管治療は意味はありますが、細菌を綺麗に取り除きお掃除ができるかが重要です。
>切開では細菌除去の原因をなさないとも聞きますが、この切開は本当に有効な手段なのでしょうか?
切開だけでは膿の出口を確保するだけですので、根管治療など治療をしなければならないと思います。
>歯根端切除術と切開は全く違うものでしょうか?
全く違います。
膿を単に出す切開と、歯根端切除の手術(根の先を削って詰めたりする)の切開は、切開の形も異なりますが時間も料金も変わってくると思います。
>切開中又は切開後、痛みはどの程度のものですか?
麻酔をしますが麻酔が痛かったり効きにくいです。
麻酔が効けば、処置中は痛みは無いと思います。
術後麻酔が切れての痛みが出ても、お薬で大抵は問題ないと思います。
>傷口は、食事がしみたり、口内炎のように膿んだりしたりしませんか?
傷口がそこまで痛いと言われた事は無いので、大きなトラブルが無ければ大丈夫だと思います。
>治療期間はどのくらいですか?
治療内容によって時間は変わってしまいます。
>再発の危険性もあるのですか?
切開、根の治療では再発の可能性は有ると思います。
>細菌が除去されていない結果なのは、医師の腕不足なのでしょうか?それとも必然的なのでしょうか?
感染根管治療は100%治るわけではありません。
より確実に治したいのであれば、根管治療の専門医院を自費になりますが受診なさってはいかがでしょか?
相談者からの返信
相談者:
KAZさん
返信日時:2013-02-23 10:26:18
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2013-02-23 12:07:17
>根本的な原因を除去する方が、歯科医の評判にも繋がると思うのですが・・・。
何と言うか、根管治療は非常に難しいですし、簡単ではないこと、その先生が治療しても治らないと割り切れば使えるだけ使うという延命的な治療になります。
私見で書かせてもらえば。
保険治療は長持ちを優先する治療ではありません、どちらかと言うと生活の中で支障がでなく国民が健康的に暮らせると言う所を歯科の場合ゴールにしていると思います。
海外に比べ1/10の費用で同じ結果を出せと言う方に無理があります。
また最初の抜髄より、難易度が何倍も高く細菌感染している歯の治療費の安いというのも世界的にみれば摩訶不思議です。
>もう一度『根管治療』をして欲しいと言ってラバーダムも使用してもらい、成功率を上げてもらおうと思います。
希望されても全ての歯科医院にラバーダムがある訳ではありませんのでね。
ラバーダムに関しては数年前に包括化ということで、ラバーダムするのであれば「歯医者の負担でしてくださいね」、という形になり、ただでさえ安い治療の上に無料で行うことが義務付けられました。
そう言った面から言えば、国もラバーダムには何の価値もないと判断したのかもしれません。
(きちんと治療をするのであればラバーダムは義務化した方が国民の為になるのですが、国の判断は違ったようです)
こういった歯科事情も業界にはあります。
ただ、私が思うに今の保険制度でも海外に比べればメチャクチャ費用対効果の高い治療であることには変わりありません。
(個人的には今のままでも世界一恵まれた国民だと思いますよ)
一度先生と話し合って無理なようなら他の根の治療が得意な先生に相談してみてください。
おだいじに
何と言うか、根管治療は非常に難しいですし、簡単ではないこと、その先生が治療しても治らないと割り切れば使えるだけ使うという延命的な治療になります。
私見で書かせてもらえば。
保険治療は長持ちを優先する治療ではありません、どちらかと言うと生活の中で支障がでなく国民が健康的に暮らせると言う所を歯科の場合ゴールにしていると思います。
海外に比べ1/10の費用で同じ結果を出せと言う方に無理があります。
また最初の抜髄より、難易度が何倍も高く細菌感染している歯の治療費の安いというのも世界的にみれば摩訶不思議です。
>もう一度『根管治療』をして欲しいと言ってラバーダムも使用してもらい、成功率を上げてもらおうと思います。
希望されても全ての歯科医院にラバーダムがある訳ではありませんのでね。
ラバーダムに関しては数年前に包括化ということで、ラバーダムするのであれば「歯医者の負担でしてくださいね」、という形になり、ただでさえ安い治療の上に無料で行うことが義務付けられました。
そう言った面から言えば、国もラバーダムには何の価値もないと判断したのかもしれません。
(きちんと治療をするのであればラバーダムは義務化した方が国民の為になるのですが、国の判断は違ったようです)
こういった歯科事情も業界にはあります。
ただ、私が思うに今の保険制度でも海外に比べればメチャクチャ費用対効果の高い治療であることには変わりありません。
(個人的には今のままでも世界一恵まれた国民だと思いますよ)
一度先生と話し合って無理なようなら他の根の治療が得意な先生に相談してみてください。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
KAZさん
返信日時:2013-02-28 23:52:34
こんばんは。
先日、25日に診察を終えました。
結局、切開をしてポリープを除去しました。
その後、歯の中を検査したところ、歯の中にある骨が細菌によって溶けていたそうです。
今後はそれらを除去し、血のめぐりを良くし、新しい骨を作れるようにするそうです。
抜歯につても、「今の歯を20年先まで使えるように考えている。」そうで、少しは安心できるのかなとも感じました。
幸い、歯茎も切除した割には、あまり痛みを感じません。
しかし症状は、「骨まで溶けている」と言われているので、深刻なのかなと考えています。
実際、症状は重いのでしょうか。
加えて、できれば治療はその日の一日で終わらせることはできないのでしょうか。
細菌の感染が広がるのではのはいかと心配しています。
先日、25日に診察を終えました。
結局、切開をしてポリープを除去しました。
その後、歯の中を検査したところ、歯の中にある骨が細菌によって溶けていたそうです。
今後はそれらを除去し、血のめぐりを良くし、新しい骨を作れるようにするそうです。
抜歯につても、「今の歯を20年先まで使えるように考えている。」そうで、少しは安心できるのかなとも感じました。
幸い、歯茎も切除した割には、あまり痛みを感じません。
しかし症状は、「骨まで溶けている」と言われているので、深刻なのかなと考えています。
実際、症状は重いのでしょうか。
加えて、できれば治療はその日の一日で終わらせることはできないのでしょうか。
細菌の感染が広がるのではのはいかと心配しています。
回答5
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2013-03-01 00:31:38
KAZ さん、こんばんは。
>歯の中を検査したところ、歯の中にある骨が細菌によって溶けていたそうです。
歯の中ではなく、歯の周囲かもしれませんね。
>できれば治療はその日の一日で終わらせることはできないのでしょうか。
具体的にどのような治療が予定されているのかが分かりかねますが、折角歯をもたせようとしてくださっているのですから、20年間メンテナンスに通い続けることをお勧めします。
>歯の中を検査したところ、歯の中にある骨が細菌によって溶けていたそうです。
歯の中ではなく、歯の周囲かもしれませんね。
>できれば治療はその日の一日で終わらせることはできないのでしょうか。
具体的にどのような治療が予定されているのかが分かりかねますが、折角歯をもたせようとしてくださっているのですから、20年間メンテナンスに通い続けることをお勧めします。
相談者からの返信
相談者:
KAZさん
返信日時:2013-03-07 11:15:54
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-03-07 17:13:29
少しでも予後を良くしたいとお考えでしたら、医療機関は選ばれるべきだったように思います。
普段、ラバーダムを使用されない先生に、頼んで使って貰ったら、果たして治療の質が上がるのでしょうか。(判りません)
普段、ラバーダムを使用されない先生に、頼んで使って貰ったら、果たして治療の質が上がるのでしょうか。(判りません)
タイトル | フィステルができ切開し膿を出すと言われた、再根管治療しないのか? |
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質問者 | KAZさん |
地域 | 東京都下 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療の失敗・再治療 歯根端切除術 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。