TCH改善で歯軋り・食いしばりの治る統計的数字は?

相談者: トーリンさん (50歳:女性)
投稿日時:2013-08-17 13:40:07
いつもお世話になります。

以前、こちらにご相談した際にTCHについて教えていただき、以来、1ヶ月近くTCHに気をつけてきました。


もともとわたしは口呼吸の癖があり、数年前、みっともないと感じて唇を閉じるよう努力したところ、鼻の下や口元が間のびしているように感じ、歯を合わせて口元を締めるようにしてしまった経緯があります。

そのためか少し慣れたら比較的楽に元に戻り、今では何かに熱中していても我に返った時、歯が合っていることがほとんどありません。

対策を初めてしばらくは睡眠時の歯ぎしり・食いしばりも軽減された感じでした。



ところが、半月ほどで2〜3日に一度は元通り、起きると明らかに強く噛んだ様子で歯が痛いとか浮いた感じがするようになりました。

ご相談した歯科医院では「メンタル面からではないか」ということで、大学病院での受診を薦められました。

ただ、TCHには関心のない先生のようで、改善の途中ではないかと思って質問してもスルーされてしまいました。



TCHが原因で歯ぎしり・食いしばりをしているとして、TCHが改善した場合、どのくらいの経過時間で、睡眠時の歯ぎしりも治まるものでしょうか。

歯ぎしりが治らない人もいるのでしょうか。
その割合はどのくらいなのでしょうか。


参考までに、統計的な数字だけでも知りたいのです。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-08-17 15:32:19
歯ぎしりが治らない人もいるのでしょうか。
>その割合はどのくらいなのでしょうか。
>参考までに、統計的な数字だけでも知りたいのです。
>よろしくお願いします。

そもそもTCHと言う概念が広まり始めてからまだ2年くらいの話なので統計の取りようが無いと言うのが現状です。


ただ、個人的にはTCH是正で睡眠時ブラキシズムが治った、または少なくなったと言う方は半数くらいだと思っています。

TCHと睡眠時ブラキシズムは発生のメカニズムが少し違うのかな?とも感じておりますが、まだ何とも言えません。
(相互作用はあると思っておりますが…)


今後、TCH研究会でもそのような統計に注目していけたらと思っています。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-08-17 19:21:36
トーリン さん、こんばんは。

TCHには関心のない先生のようで、改善の途中ではないかと思って質問してもスルーされてしまいました。

出来れば、是正指導していただける医療機関を受診なさってください。


>参考までに、統計的な数字だけでも知りたいのです。

以前、TCHという概念を提唱された方のお一人に直接お尋ねしたことがありますが、是正指導を受けた概ね9割の方に改善があるのではと聞いたように思います。

私の実感としては、3分の2程度の方に改善がみられるように思っています。

どちらも厳密な統計ではないことを、ご承知おきくださいね。
n数=サンプル数が集まるで、今しばらく時間が掛かりますm(_ _)m
意外な統計が出てくるようにも思っています。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-08-17 20:09:07
>参考までに、統計的な数字だけでも知りたいのです。よろしくお願いします。

私たち歯科医も知りたいと思っています。

研究機関である大学が考えられ発表された概念ですから、その後の統計データも発表があるものと思います。

臨床家の臨床的感覚が先行するのではなく、今後きちんと調査され発表される日が待ち遠しいですね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-08-17 21:19:31
西山です。

睡眠時ブラキシズムの原因をすべてTCHに求めるのは間違っていると思います。

確かに、覚醒時のブラキシズムを軽減させると睡眠時の咀嚼筋の筋活動が減少するという報告(論文にはなっていません)はありますが、あくまでも筋活動レベルでの話であって,歯ぎしりそのものを確認しているわけではありません。

そもそも睡眠時ブラキシズムには日間、,すなわち日によるレベルの差があり、その増減には様々な要因が考えられています。

アルコー過多、カフェイン過多、ストレス、睡眠障害、病気の2次的症状(無呼吸,逆流性食道炎)などが考えられていますが、これら自体が日によってレベルの差がありますので、これらの要因もあるのかもしれません。

まずは,今ある症状が歯へのダメージでああるのであれば、マウスピーススプリント)が第一選択ではないでしょうか。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-08-17 22:24:47
>あくまで筋活動レベルでの話であって、歯ぎしりそのものを確認しているわけではありません。

そうですね。
夜間歯軋りの増減評価は非常に難しいように思います。

でも、現段階で「TCH改善により、夜間歯軋りの減少に寄与する可能性がある」のは素晴らしいと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-08-18 07:33:43
西山です

24時間における歯や顎への総負担量ということを考えると、少なくともTCHをコントロールにすることによっ、その総負担量を軽減するということは意味があることだと思っています。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: トーリンさん
返信日時:2013-08-18 08:33:31
櫻井先生、小林先生、船橋先生、西山先生、藤森先生、
お忙しいなか、ご回答ありがとうございました。

殊に、実感の数をお書き添えいただいた櫻井先生、また提唱者のお話をお教えくださった小林先生、懇切なご説明ありがとうございます。

まだ本当に新しい考えかたなのですね。

医療は患者個人に合うか合わないかで結果がわかれますから、当然といえば当然なのでしょうが、改善したと思われる割合にかなりの差があるのも驚きました。

「これからの理論」というところなのかな、と思いました。


小林先生、
>是正指導してしていただける医療機関を受診なさってください。

とのお話、そういったお医者様はこれから探すとしまして、現時点で、一般論として、今のわたしのような状態の者が、患者側としてさらに気を配るべき点、注意してみるとよい点などございましたら、参考までにお教えいただけますと幸いです。


西山先生、何度もご回答いただき恐縮です。
>今ある症状が歯へのダメージであるのであれば、マウスピーススプリント)が第一選択ではないでしょうか。

とのお話、確かに原因がどうあれ、現状ではダメージが蓄積していっているわけですから、それを軽減することも考えるべきですね。
診ていただくお医者様にご相談してみます。

ご教示ありがとうございます。


総じて、TCHが主原因にしろ、より大きな問題を別に抱えているにしろ、TCHの改善自体は歯にとって、とてもよいことだということは理解できました。

あまりひとつのことにこだわらず、でも、よいことはどれもこれも重ねていく。
それが大事なのだなと思いました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2013-08-18 15:48:32
西山です

>よいことはどれもこれも重ねていく。

副作用のないものについては、たとえ効果がないとしても害はないわけですから、積み重ねてゆくことは間違っていないと思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: トーリンさん
返信日時:2013-08-19 13:55:50
西山先生、
たびたびご回答いただき誠にありがとうございます。

>副作用のないものについては、たとえ効果がないとしても害はないわけですから

とのお話を拝読し、ふと、副作用や、ちょっとした対応法でも本当にその方法に害がないのか、患者には知識がないことをしっかり自覚するのも大切かなと思いました。

だからこそ、担当医にきちんとお訊ねすることも大事だし、その先生とは別の見方を「冷静に」知ることも大事。

その点、いろいろなお考えをお持ちの専門家のお話が伺えて、この掲示板は本当に有益だと思います。ありがたいです。



タイトル TCH改善で歯軋り・食いしばりの治る統計的数字は?
質問者 トーリンさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)その他
歯軋り(歯ぎしり)
回答者




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