歯根端切除術か差し歯を外して再根管治療がよいのか悩んでます
相談者:
歯をなおしたいさん (34歳:女性)
投稿日時:2014-05-12 08:10:44
昨年12月に審美歯科で前歯のブリッジ(5本連結)をやり直しましたが、2月に右上前歯の歯茎にフィステルが出てきて、レントゲンを撮ったところ感染病巣が大きくなって膿の排路としてフィステルがでてきてしまったとのことでした。
そこで今後どうするかについて迷っています。
自分としては、いつか抜歯になってインプラントになってしまうのではないかとは思っているのですが、その時期をできるだけ先延ばしにしたいと考えています。
それで、今後自分に残ってる選択肢は3つあるとはおもってるんですが、どれが自分にとって一番よい選択肢なのか決めかねているのでアドバイスお願いします。
@差歯を外して再び再根幹治療がいい?
これが基本であるとはおもんですが、先日、セカンドオピニオン(根幹治療の専門にしている先生で、根幹治療しか診療してない先生)に話しを聞きに行った際に、以前は、まずは再根幹治療を推奨していたが、最近は歯根端切除術を実施することに考えが変わったとのこと。
(理由としてはアメリカの学会で、差歯が新しかったりした際には値段の問題、差歯を外す際の歯根の破損や、歯根外に細菌が漏れ出していた際は治療が無意味になってしまうことなどから、歯根端切除術からスタートするのも選択肢の1つになるという考えに至ったとのこと)
差歯を外さず、歯根端切除術を推進されて再根幹治療をするよりも歯根端切除術を選んだほうがいいのではないかと提案をうけて迷ってます。
A差歯を外さず歯茎を切開して歯根端切除術をする
セカンドオピニオンの先生からは成功率は90%と言われたんですが、歯ちゃんねるをみると成功率が低いというのも気になるポイントで迷ってます。
B放置
ブリッジを入れてもらった先生からはこれも一つだよ。といわれました。
以上、私としては専門医のところで歯根端切除術を実施するほうに考えが傾きつつあるのですが、再根幹治療をしたほうがいいのかについてアドバイスをいただきたく思ってます。
そこで今後どうするかについて迷っています。
自分としては、いつか抜歯になってインプラントになってしまうのではないかとは思っているのですが、その時期をできるだけ先延ばしにしたいと考えています。
それで、今後自分に残ってる選択肢は3つあるとはおもってるんですが、どれが自分にとって一番よい選択肢なのか決めかねているのでアドバイスお願いします。
@差歯を外して再び再根幹治療がいい?
これが基本であるとはおもんですが、先日、セカンドオピニオン(根幹治療の専門にしている先生で、根幹治療しか診療してない先生)に話しを聞きに行った際に、以前は、まずは再根幹治療を推奨していたが、最近は歯根端切除術を実施することに考えが変わったとのこと。
(理由としてはアメリカの学会で、差歯が新しかったりした際には値段の問題、差歯を外す際の歯根の破損や、歯根外に細菌が漏れ出していた際は治療が無意味になってしまうことなどから、歯根端切除術からスタートするのも選択肢の1つになるという考えに至ったとのこと)
差歯を外さず、歯根端切除術を推進されて再根幹治療をするよりも歯根端切除術を選んだほうがいいのではないかと提案をうけて迷ってます。
A差歯を外さず歯茎を切開して歯根端切除術をする
セカンドオピニオンの先生からは成功率は90%と言われたんですが、歯ちゃんねるをみると成功率が低いというのも気になるポイントで迷ってます。
B放置
ブリッジを入れてもらった先生からはこれも一つだよ。といわれました。
以上、私としては専門医のところで歯根端切除術を実施するほうに考えが傾きつつあるのですが、再根幹治療をしたほうがいいのかについてアドバイスをいただきたく思ってます。
回答1
相談者からの返信
相談者:
歯をなおしたいさん
返信日時:2014-05-12 08:26:44
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-05-12 08:34:18
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-05-12 08:34:27
ご相談ありがとうございます。
>@差歯を外して再び再根幹治療がいい?
一般的にそうしたほうが良い場合として、
そのほうが治りそうだという診断、
差し歯を外すデメリットが小さいという予想、
その差し歯の治療内容が結果的に歯を守れなかった訳ですが、他にもフィットに問題があり根の病気以外に歯周病や虫歯から歯を守れない治療という診断、
差し歯の出来上がりに満足がいかないという気持ち、
等が考えられます。
>A差歯を外さず歯茎を切開して歯根端切除術をする
上記の条件から外さないほうがメリットが大きいと診断された場合です。
>B放置
今困っていなければそれもありで、親切なアドバイスだと思います。
フィステルができると中の膿が垂れ流されて、圧力が減り、一気に腫れたり痛くなることを避ける、いわば圧力鍋の安全弁ができたとも言えるからです。
しかし、健康を目的と下しか治療を考えた場合、膿が出ていること、感染して最近が異常に繁殖していることは、医学的に放置はあり得ないことです。
なぜならば、膿と細菌はフィステルから全部出てしまう訳ではなく、血管に入って全身へと送り続けられるからです。
これによって、目、子宮等の内臓の病気の原因を作ることになるともいわれています。
歯科治療では予防が大切です。
お口の中をきれいにして、身体のがん等の病気を予防できれば私は大きな価値があると思っています。
どこまできれいにしたいかによって選択されると良いと思います。
>@差歯を外して再び再根幹治療がいい?
一般的にそうしたほうが良い場合として、
そのほうが治りそうだという診断、
差し歯を外すデメリットが小さいという予想、
その差し歯の治療内容が結果的に歯を守れなかった訳ですが、他にもフィットに問題があり根の病気以外に歯周病や虫歯から歯を守れない治療という診断、
差し歯の出来上がりに満足がいかないという気持ち、
等が考えられます。
>A差歯を外さず歯茎を切開して歯根端切除術をする
上記の条件から外さないほうがメリットが大きいと診断された場合です。
>B放置
今困っていなければそれもありで、親切なアドバイスだと思います。
フィステルができると中の膿が垂れ流されて、圧力が減り、一気に腫れたり痛くなることを避ける、いわば圧力鍋の安全弁ができたとも言えるからです。
しかし、健康を目的と下しか治療を考えた場合、膿が出ていること、感染して最近が異常に繁殖していることは、医学的に放置はあり得ないことです。
なぜならば、膿と細菌はフィステルから全部出てしまう訳ではなく、血管に入って全身へと送り続けられるからです。
これによって、目、子宮等の内臓の病気の原因を作ることになるともいわれています。
歯科治療では予防が大切です。
お口の中をきれいにして、身体のがん等の病気を予防できれば私は大きな価値があると思っています。
どこまできれいにしたいかによって選択されると良いと思います。
回答4
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2014-05-12 13:15:25
やはり@ABの順番になると思います。
ブリッジを外さずに根管治療ができそうであれば、細見先生と同じく@が第一選択になると思います。
また去年の12月にブリッジをしていて、全部外して作り直すにはかなりのお金がかかる場合もあると思います。
審美歯科の方で保証があればいいのですが、なくて全部自腹となるとなかなか踏み切れない場合はAになると思います。
性別からは男性よりも平均的に歯根の長さが短いため、歯根端切除術をすると歯根が短くなるので、細見先生が書かれたように男性よりもたぶんその歯の負担が増えると思います。
>セカンドオピニオンの先生からは成功率は90%と言われたんですが、歯ちゃんねるをみると成功率が低いというのも気になるポイントで迷ってます。
従来型の歯根端切除術の成功率が低く、マイクロスコープ使用で成功率が上がると思います。
B 審美歯科の先生ならそういう事は言うかもしれませんね。
ブリッジを外さずに根管治療ができそうであれば、細見先生と同じく@が第一選択になると思います。
また去年の12月にブリッジをしていて、全部外して作り直すにはかなりのお金がかかる場合もあると思います。
審美歯科の方で保証があればいいのですが、なくて全部自腹となるとなかなか踏み切れない場合はAになると思います。
性別からは男性よりも平均的に歯根の長さが短いため、歯根端切除術をすると歯根が短くなるので、細見先生が書かれたように男性よりもたぶんその歯の負担が増えると思います。
>セカンドオピニオンの先生からは成功率は90%と言われたんですが、歯ちゃんねるをみると成功率が低いというのも気になるポイントで迷ってます。
従来型の歯根端切除術の成功率が低く、マイクロスコープ使用で成功率が上がると思います。
B 審美歯科の先生ならそういう事は言うかもしれませんね。
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-05-12 16:54:59
歯根端切除術を行なう前提として、ある水準以上の根菅治療が行われているべきだと考えます。
尚、この判断は簡単ではありません。
また、根菅治療開始にあたって、差し歯を外すことにリスクがある場合もあります。
おそらくセカンドオピニオンをされた専門医は、それら両者を考慮の上で、歯根端切除術スタート案を出されたのではないでしょうか。
尚、この判断は簡単ではありません。
また、根菅治療開始にあたって、差し歯を外すことにリスクがある場合もあります。
おそらくセカンドオピニオンをされた専門医は、それら両者を考慮の上で、歯根端切除術スタート案を出されたのではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
歯をなおしたいさん
返信日時:2014-05-13 11:54:48
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2014-05-13 12:45:18
>歯根端切除術を実施し成功したら、どれくらいの期間平均抜歯せずにすごせるのか、統計などあったらおしえていただきたいです
直接的に「何年持つ」と言うデータはありませんが、CT&マイクロスコープ使用での5〜7年の経過でのサクセスレートは91.5%と言われています。
今後、もっと長期のデータは出てくると思いますが…。
(マイクロスコープ未使用だと15年経過時点で57.7%と言われています)
参考まで。
直接的に「何年持つ」と言うデータはありませんが、CT&マイクロスコープ使用での5〜7年の経過でのサクセスレートは91.5%と言われています。
今後、もっと長期のデータは出てくると思いますが…。
(マイクロスコープ未使用だと15年経過時点で57.7%と言われています)
参考まで。
相談者からの返信
相談者:
歯をなおしたいさん
返信日時:2014-05-19 12:21:53
櫻井先生
ご返信大変ありがとうございます。
返信が遅くなってしまってすみません。
データのほうを参考にさせていただきます。
6月に歯根端切除術の予約をしました。
成功することを願って臨みたいとおもいます。
沢山の先生方もアドバイスありがとうございます!!!
ご返信大変ありがとうございます。
返信が遅くなってしまってすみません。
データのほうを参考にさせていただきます。
6月に歯根端切除術の予約をしました。
成功することを願って臨みたいとおもいます。
沢山の先生方もアドバイスありがとうございます!!!
タイトル | 歯根端切除術か差し歯を外して再根管治療がよいのか悩んでます |
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質問者 | 歯をなおしたいさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 歯根端切除術 歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。