過去に非定型歯痛を患っていた場合のインプラント治療

相談者: tuntunさん (39歳:女性)
投稿日時:2014-06-05 22:36:09
〜これまでの経緯〜

2007年
根管治療が長引き抜歯を進められ上顎4番を抜歯

骨が薄いのでインプラント不可と言われ4・5・6でブリッチ
することに

その過程(5・6を削る)で元々健康だった「6番」に原因不明の痛みが生じる。抜髄すれば治るとでことで抜髄し根管治療繰り返すも痛みは消失せず

2009年
大学病院脳外科受診
非定型歯痛で抗鬱薬を処方されおよそ二年服用

2011年
体調によってたまにぶり返すがほぼ完治


以上が3年前までの経緯です。


その後歯科治療への恐怖心から現在まで4番は欠損のままに。
さすがに良くないと思い先日大学病院のインプラント科を受診。
これまでの経緯を考慮した上で教授は

「大丈夫。そんなに難しい症例じゃないよ。
インプラントできるよ」

と言って下さり、教授を信じてインプラントすることを決意し治療に向けて型取りをしたりct予約等準備を進めていました。


そんな中

「念のため脳外科をもう一度受診してみたら?太鼓判貰えば更に安心だよ」

という教授の言葉で軽い気持ちで3年ぶりに脳外科を受診。
すると脳外科のDr.からは

「ぶり返すかもしれないからやめなさい」

との診断が。


このことをインプラント科教授に話すと驚いてまさかnoと言われると思わなかった、なぜダメなんだろう、と。
脳外科のDr.がnoというのならば万全体制ではないがtuntunさんが希望すればインプラントするよ、とのニュアンスのことを仰っていましたが私も意気消沈しており教授も「インプラントだけが手段じゃないから」と今回はインプラントは白紙となりました。


ならば、自費部分入れ歯を、と色々調べたり相談に行ったりしたもののどうしても入れ歯に対して抵抗があり前に進めません。

とりあえず自費で部分入れ歯をいれて数年後インプラントを、とも思いますが入れ歯もとりあえずで作れるような費用でもなく・・・
(4番ですので審美的に保険義歯は考えていません)



教授が大丈夫!と言っていたのだから思い切ってお願いしてみようか‥‥‥でも、教授にとっては迷惑だろうか?
そして非定型歯痛が再発したらどうしよう・・・・でも義歯にも色々抵抗があり過ぎる、という気持ちでどうしたら最善なのかわからなくなって毎日悩んでいます。


長文でわかりにくくてすみません。
諸先生方から何かアドバイス頂ければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2014-06-06 09:28:09
インプラント治療を初めてみたらいかがですか。

もとより、一気に咬めるようになるわけではないので(多くの場合)フィクスチャー埋入、ヒーリングキャップ取り付け、テンポラリー、クラウン仮着、最終クラウン取り付けのように、段階を追って進めるのです。

フィクスチャー埋入後でも、比較的簡単に除去できる器具も開発されていますから安心できると思います。


埋入手術は出来るだけ、麻酔を十分にかけ、術中、術後の疼痛を減らす(手技も含めて)工夫をすることで、非定型歯痛の発生を抑えることに繋がると思います。

また、埋入手術後の痛みに対しては十分に鎮痛剤を服用することも、必要だと思われます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-07 09:08:21
tuntunさん、おはようございます。

非定型歯痛(おそらく末梢神経障害性疼痛)の診断、治療後、痛みは治まったが、その部位にインプラントを埋入して良いかどうか、判断が分かれたのでお悩みのようですね。


神経障害性疼痛というのは、神経がなんらかの外傷(刺激)を受けることによって、痛みを伝える知覚神経が変性し、過敏になってしまった状態の事です。

つまり、インプラントを埋入するという事は、あらたな外傷(刺激)となるために、これが神経障害性疼痛へ発展する事は否定できません。
それが、以前に変性を起こしたことがある部位であるのなら、なおさらです。


現在では残念ながら、どのような条件がそろうと神経障害性疼痛へ発展するのか、はっきりとした基準というのは存在しません。
人によって、神経障害性疼痛になりやすかったり、ならなかったり、同じ人でも部位によって反応が異なったりします。


しかし、インプラント埋入が神経障害性疼痛に発展するかどうかは、今のところ誰にもわかりません。
やってみて、あとは結果を見るというくらいです。

神経障害性疼痛の辛さと、インプラントを埋入しない辛さを天秤にかけ、どちらが良いかを先生方とよく相談してから決断する事をお勧め致します。



私が、神経障害性疼痛を患った患者さんから、インプラントをしたいと言われた場合は、以下の事を気を付けて、判断の参考にします。

1.痛みは局所的なものであった
(広範囲に広がるような痛みでなかった)
2.薬物療法や局所的な治療で痛みは完全にコントロールできた。
3.痛みが無い状態が、3か月以上維持できている。
等々です。


松山先生のおっしゃるように、術前、術後の疼痛管理を麻酔薬と鎮痛剤を使って十分に行う事は大切な概念だと思います。
もしもインプラントを行うようであれば、これにはしっかりと配慮していただきたいと思います。


ご参考までに。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tuntunさん
返信日時:2014-06-07 18:41:50
先生方回答頂きありがとうございます。

松山先生

インプラント治療してみては?とのストレートな回答にあれこれ悩んでいた気持ちが軽くなりました。

治療段階についても説明頂きもしインプラントすることになった場合の安心材料となりました。


早いうちにどうするか検討しますが背中を押して頂きありがとうございました。




安藤先生

先生が判断材料とする三点はまさにインプラント教授の問診でも確認された事項でもあり三点ともに問題なく教授もokと判断されたのだと思います。

先生の医院にも否定型歯痛を患った方がインプラントされた方がいらっしゃるのでしょうか?
もしおありで差し支えなければ症例をお聞かせ頂けると幸いです。


歯痛の再発と入れ歯になってしまう辛さ、天秤にかけもう一度考えたいと思います。
丁寧で整然とした回答大変参考になりました。
ありがとうございます。


ーーーーーーーーーーー

また、重ね重ね質問ですみませんが。

もし私のような患者が脳外でインプラント反対?されているにも関わらずそれでもまたインプラントを希望してきた場合、もしも先生方でしたら正直厄介に思わますか?

忙しい身の教授に一旦白紙で解決した問題をまた持ち込むのに少々気が引けています。


細かいことを重ね重ねすみません。。。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-06-08 09:14:29
>正直厄介に思わますか?

個人的には患者さんの強い意志がおありであればお引き受けすると思います。

確かに医科との連携と言う意味では気が引けますが、そもそも非定型歯痛の原因は誰にも解らない訳ですから「患者さんがチャレンジするか?しないか?」しか決め手が無いように思います。

歯科的にはオールクリアな訳ですし…。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tuntunさん
返信日時:2014-06-09 08:42:28
櫻井先生

返信ありがとうございました。

そうですよね、後は私の決断で、としか決め手はないですよね。
しかしながら………悩みます。
とりあえず先生ならば引き受けて頂けるとのこと、心強いです。

とりとめのない質問にお答え頂きありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-06-10 08:42:17
tuntunさん、おはようございます。

私の過去の経験からの意見となりますが、前述した条件を満たした患者さんでインプラント治療を受けた方では、疼痛の再発があった患者さんは今のところございません。

しかし、神経障害性疼痛の発生機序から考えると、疼痛の再発を完全に否定する事はできないという事をご理解いただければと思います。


現在かかっている教授も、インプラントを引き受けてくださると言っているのですから、あとはtuntunさんの希望次第だと思います。

ご参考までに。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tuntunさん
返信日時:2014-06-10 18:40:44
安藤先生

返信ありがとうございます。

先生の患者さんでは疼痛のぶり返しの患者さんはいらっしゃらないとのこと、安心しました。
私のようなタイプはこういった安心感こそ疼痛をぶり返させない為には必要な要素かと思います。


どの方法が今の自分にとってより適しているかよく判断して今後の方針を決めたいと思います。


先生方ありがとうございました。



タイトル 過去に非定型歯痛を患っていた場合のインプラント治療
質問者 tuntunさん
地域 東京23区
年齢 39歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ 原因不明の歯の痛み
インプラントその他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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