湾曲した根の再根管治療について

相談者: かお777さん (37歳:女性)
投稿日時:2014-06-26 16:08:17
左下7番のクラウンに穴があいており、クラウンを取っての再根管治療中です。
また、治療途中で右上5番の痛みが出てきて、こちらも再根管治療となりました。
両方共12年前に治療をした後です。

左下7番は根の先には、感染兆候はレントゲン写真では見られていないということでした。
しかし、クラウンの穴の影響で残っていた歯と充填剤に汚染がみられたということです。
痛みはないです。

こちらの歯は根の先がかなりの湾曲具合で、3本のうち1本が素人目にも80度以上は途中から湾曲しています。
その為、治療する前のレントゲン写真でも充填剤は入っていませんでした。

そこで、医師からの説明で

「無理をして先まで通そうとした時に、膜を突き破ってしまう可能性があるので、曲がっているところから先はこのままおいておきましょう。」

との説明を受けました。

現在治療回数は3回目が終わったところです。
医師の言うとおりで大丈夫なのか?と不安があります。

根管治療専門医も検索してみましたが、遠くて0才児を抱えての治療が難しいのが現状です。

●もともと充填剤の入っていない部分はどうなっているのでしょうか?
●そのままにするということはあるのでしょうか?
●どうするのが一番なのか悩んでいます。


1日でも長く自分の歯でいたいと思っています。
若いころの自分自身が悔やまれますが・・・。

一般的なご意見でも良いので、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-26 17:58:38
>左下7番は根の先には、感染兆候はレントゲン写真では見られていない

ということと、症状は何もないということからは、やはり無理をする必要はないと自分も判断します。

薬を根管の長さぴったりに入れることが重要な訳ではありません。
便宜上「薬」という言い方はするものの実際には、消毒作用の様な薬効がある訳でもありませんし、細菌感染の広場になるのを防ぐために、隙間を埋めているだけです。
もしも菌がまったくいないのなら根管充填すらする必要もありません。

重要なことは細菌感染を新たに起こさせないことですから、今現在感染兆候がないということなら極力触らないことです。
もっと言えば根管すら触らずに済ませられたならその方が良かったとさえ思います。



どうしてもコアを外す必要性がある場合は根管が露出してしまいますので、「これ以上新たな細菌感染を引き起こさない」様に注意することが最も重要です。

ですので再根管治療中にプラーク唾液が入ってしまったりするのは極力避けたいので、ラバーダムの使用はとても大切だと思います。

下の奥歯は自然と唾液もたまりますからね。



もう治療も大分進んでいる様ですから、まずはこのまま根の先は無理しない状態で、細菌数が少ないことを祈って根管治療を終了して頂いた方がいいと思います。
何年か後にもしも感染兆候が出てしまった場合にはラバーダムもして、可能なら曲がった根の先も上手な先生に頑張って貰う必要も出てきてしまうかも知れません。

そうなると難易度の問題もありますから費用対効果等その時点で再度検討されれば良いのではないでしょうか。

うまくいっているといいですね、お大事にどうぞ。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-26 18:33:05
かお777さん、こんにちは。

>もともと充填剤の入っていない部分はどうなっているのでしょうか?

空洞もしくはレントゲンに写ってこないお薬が入っている場合が考えられます。


>そのままにするということはあるのでしょうか?

あります。
無理をして先へ進めようとした場合、担当の先生が言われるように器具が真っ直ぐ突き抜ける可能性があります。


>どうするのが一番なのか悩んでいます。

いろいろな意見を聞いて、ご自身が納得された治療が一番だと思われます。

納得せずに治療された場合、専門医に無理してでも診てもらえば良かったと思われる日が来るかもしれません。

個人的な意見としては今回は無理をせず、治療後も定期検診に通い、徴候を見逃さないように努めるのがいいのではないでしょうか。

参考になれば幸いです。
お大事にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かお777さん
返信日時:2014-06-26 18:35:15
渡部先生

回答有難うございます。

無理をする必要が無いという先生の意見が聞けて良かったです。
やはり同じ判断をされるということ、安心しました。

現在はラバーダムを使用せずの治療です。
前回の初回治療もそうでした。

感染兆候はないので、このままうまく行ってもらえれば何よりです。

もし、次回があるのであれば費用対効果を考えて病院を選びたいと思います。それまでには子供も大きくなってくれていることを願いたいです。

ラバーダムなのですが、私ラテックアレルギーがあります。

ゴム製品と書かれていたのですが、ラテックスフリーの物はあるのでしょうか?
またラバーダムを使用する歯科では、ラテックスフリーのものを扱っているのでしょうか?

度々の質問で申し訳ありません。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かお777さん
返信日時:2014-06-26 18:40:37
上坂先生

回答有難うございます。

そのままにするということがあるという意見が聞けて良かったです。

主治医の判断に一度は納得したのですが、「根管充填材をしっかり入れて」という流れであることをインターネットで検索していたら出てきたので不安になりました。

今回は感染兆候はないので、無理をせずに治療をすすめて兆候を見逃さないようにしたいと思います。

歯科は予防が一番だとつくづく感じています。
ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-06-26 18:55:37
>ゴム製品と書かれていたのですが、ラテックスフリーの物はあるのでしょうか?

あります。

フレキシダム
http://mokuda.co.jp/web_products/roeko/roeco_detail_detail_5.html


ラバーダムを使用する歯科では、ラテックスフリーのものを扱っているのでしょうか?

ただ、このフレキシダムは単価が高いので「ドコでも使われている」とは言い難いです。
電話などで問い合わせていただいた方がよろしいかと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-06-27 02:23:59
こんばんは。

どうも根管治療がうまくいっていないようですね。

クラウンの穴の影響で残っていた歯と充填剤に汚染がみられたということです。
>痛みはないです。

この状態では感染根管にはならないと思います。


>こちらの歯は根の先がかなりの湾曲具合で、3本のうち1本が素人目にも80度以上は途中から湾曲しています。
>その為、治療する前のレントゲン写真でも充填剤は入っていませんでした。

根管治療の難症例だと思います。


>「無理をして先まで通そうとした時に、膜を突き破ってしまう可能性があるので、曲がっているところから先はこのままおいておきましょう。」
>との説明を受けました。

主治医はお手上げの状態ですね、でも感染根管ならこれでは治癒の見込みはないと思います。


>●もともと充填剤の入っていない部分はどうなっているのでしょうか?

感染根管ならよくて現状維持、悪ければ急性炎症になる可能性があります。


>●そのままにするということはあるのでしょうか?

患者さんがそのままでいいということならあえて治療はしないと思います、しかし治したいとのご希望があれば私ならいろいろ試みては見ます。


>●どうするのが一番なのか悩んでいます。

個人的には再治療、それができなければ意図的再植あるいは親知らずの移植を考えます。

屈曲根管 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%B6%FE%B6%CA&x=0&y=0
意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=189
歯牙移植 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=196

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かお777さん
返信日時:2014-06-27 10:33:16
櫻井先生

ノンラテックス製品があるんですね。

出産も個人病院ではノンラテックス対応が難しく、総合病院で行いましたし確認は必要ですね。

厄介なアレルギーです・・・。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: かお777さん
返信日時:2014-06-27 10:42:23
山田先生

感染根管ではないのですね。
何も起こらないことを祈っておきます・・・。

親知らずはもうすでに両方共ないのです。

しかも、厄介な生え方をしていたようで、その当時通院していた一般歯科では抜歯できないので口腔外科を紹介され、総合病院の口腔外科で抜歯をしました。
隣の歯だけじゃなく、骨も巻き込んでとか言われたような気がします。
その為、移植は選択肢に上がってこないです。

今回は痛くはないので、このまま様子を見てみたいと思います。
次回があるのなら、費用対効果を考えて見たいと思います。

山田先生の病院が近くなら通いたいぐらいです。
回答有難うございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-06-27 12:34:02
感染根管ではないのですね。

いや感染根管の可能性のほうが高いと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-06-27 18:47:57
>「根管充填材をしっかり入れて」

入っていないより入っていた方がいいと思いますが、根の治療が上手く行くかどうかの大きなポイントにはなりませんね。
(先生の手先の器用さを知る1つの基準にはなりますが^^;)
 

根の治療が上手く行くか、失敗に終わるかは『細菌感染の有無』と論文が証明してます。
根管充填材がしっかり入っていれば大丈夫というのは昔の考え方ですね。

 
レントゲン上で分かる範囲でしっかり根管充填剤が入っているなどは、あまり信頼度が高くないと思います。
(レントゲンではイスムス、フィン、側枝の部分は殆ど分からないのがレントゲン診断ですから・・・)


色々ネットなどには書かれていますが、「根管充填さえしっかり入れば大丈夫!」とは専門医の間では考えられていません。


解決済みですが、気になったので書かせてもらいました。

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タイトル 湾曲した根の再根管治療について
質問者 かお777さん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ラバーダム
根管治療に関するトラブル
回答者




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  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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