保険の金属インレーの奥歯、金属インレーのメリットは?

相談者: じゅあんさん (29歳:女性)
投稿日時:2014-07-09 01:02:36
たびたびお世話になっています
親知らずの問題がきっかけで自分の奥歯全体が気になって仕方ないのですが。

抜髄した歯は一本しかないのですが、そのほかに小さな金属インレーがいくつかあります。

すべて6番・7番なのが救いですが、鏡で見ているとやっぱり見た目には綺麗じゃないなぁ…と。


これらは20年近く前の物ばかりなのですが、今の小中学生は幼少期にありがちな同じような小さな虫歯なら保険内で白い詰め物をしてもらえるのが何だか羨ましく感じてしまいます。


このような相談をすると“自費でやりかえては?”というレスポンスが多くつきそうなのですが今すぐ『お金を出してさぁやろう!』という経済状況ではないのと、いくつかの質問を通し、また他の人の質問を読ませて頂いて学んだのは、「問題のないかぶせ物は歯の健康の為には触らない方がよい」という事もあり、少しずつお金を貯めて、問題が起きたら(また、その兆候があった時に)随時白い物にしていく方が良いのかなぁ…と。


そこでふと思ったのは、見た目は良くないとしても金属インレーの方が丈夫であったり、適合の良いものを保険の範囲内では作成しやすいというメリットがあるのでしょうか?


あと、古いインレーの中で、現在ほぼ真っ黒に変色しているものはアマルガムではないかと思うのですが、こちらもアレルギー・発がん性などの有害性も含めこのままでも大丈夫と考えて良いのでしょうか?

(少なくとも私に合った治療だったから20年も問題なく保てているのでしょうが…。)


歯を磨いたり鏡を見るたびに憂鬱な気持ちになるのではなく前向きな気持ちで自分の歯と向き合いたいのですが何か助言を頂ければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-07-09 04:51:17
おはようございます。

金属インレーが気になっていらっしゃるようですね、インレーの状態がわからないので何とも言えませんがコンポジットレジンで充填すれば保険診療で賄うことができます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-07-09 08:50:35
ご相談ありがとうございます。


>金属インレーの方が丈夫であったり、適合の良いものを保険の範囲内では作成しやすいというメリットがあるのでしょうか?


インレーが優れている点、さらにインレーに金属を使うメリット、はそれぞれにあります。

まずインレー自体が成功する重要なポイントは、診断と技術です。

うまくいけば最小限の削除ですみ、また一生歯を守る重要ないくつかのポイントを損なうことが予防でき、将来歯を失うリスクを大きく減らせます。
結果的に、その歯も、そして奥歯が守るべき前歯も長持ちすることにつながります。

しかし、それがとても複雑であり、それを避けるために、大きく削ってクラウンにする安易に流れる歯科医師が多いことを見てもいかに微妙かが分かります。


材料としての金属は選別された物に限っては、優れた性質があり、まだまだ優位性は続くのではないでしょうか。
最近はCAD/CAMが非常に進歩して、またさらに性能向上が見込めるため、セラミックの優位性が飛躍的に上がってきていることも事実です。


保険の範囲内という限定であれば、お国の制度を守る精神で、ご自身のことを思うのではなく、他のごく一部の人へご自身を献体するくらいの、ご奉仕するお気持ちが必要です。



>あと、古いインレーの中で、現在ほぼ真っ黒に変色しているものはアマルガムではないかと思うのですが、こちらもアレルギー・発がん性などの有害性も含めこのままでも大丈夫と考えて良いのでしょうか?


有害性は多く議論されているところであり、私も大学で教わり使っていましたが、数十年前にスウェーデンでまず子供治療からきっぱり除外した段階で完全にやめてしまいました。



>(少なくとも私に合った治療だったから20年も問題なく保てているのでしょうが…。)


身体への影響を無視すれば、歯の治療材料としてはとても優れています。
ほとんど後から虫歯ができることはありません。
他の歯への問題は少々ありますが、虫歯治療としてはかなり良い材料です。



>歯を磨いたり鏡を見るたびに憂鬱な気持ちになるのではなく前向きな気持ちで自分の歯と向き合いたいのですが


素晴らしい考えです。
応援しております。

アマルガム使用とか、虫歯を削って、そして又くり返し削って削ってと詰める考えは、病気の後始末であり、私はそれは古い考えではないかと思っています。

いつもマイナスが増える治療です。
良くてもゼロにまで戻りません。


21世紀は心の時代と言われて久しいにも拘らず、歯科では返り見られていません。
現代は、プラスの治療を目指すのが21世紀の歯科だと私は思っています。

それならば口の中を見て嬉しくなるでしょう。
人にも誇れるようになるでしょう。

健康な口の働きで、身体が絶好調だったり、脳梗塞やがんなどの病気の予防になったり、いつまでも若々しくいられるアンチエイジングに役立ったりすることが分かれば、気持ちはとても楽しくなるでしょう。

それが本当のこれからの歯科医療だと私は個人的に思っています。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-07-09 10:47:15
個人的な考えですが、

>これらは20年近く前の物ばかりなのですが、今の小中学生は幼少期にありがちな同じような小さな虫歯なら保険内で白い詰め物をしてもらえるのが何だか羨ましく感じてしまいます。

まずは20年間無事に使えた事は素晴らしいと思います。
治療した歯科医もそうですが、治療後にブラッシングや食生活の改善をしたじゅあんさんもそうですね。


しかし20年前に白い治療をしていたらたぶんここまで長持ちしていないと思います。
それぐらい白い詰め物や白いインレーに関する技術は日進月歩で進化して現在は金属のインレーと肩を並べるぐらいだと思います。



>金属インレーの方が丈夫であったり、適合の良いものを保険の範囲内では作成しやすいというメリットがあるのでしょうか?

ごく少数ですが金属アレルギーの方がいます。その方達にとっては外して交換の対象になると思います。

また個人的には隣接面を含む虫歯の場合インレーの方がレジン充填よりも簡単にできると思います。



>あと、古いインレーの中で、現在ほぼ真っ黒に変色しているものはアマルガムではないかと思うのですが、こちらもアレルギー・発がん性などの有害性も含めこのままでも大丈夫と考えて良いのでしょうか?

金属アレルギーはある日突然やってくるような気はしますので、今まで大丈夫だからこれからも大丈夫だと断言はできないと思います。
でも個人的にはそのままがいい様に思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じゅあんさん
返信日時:2014-07-10 13:06:13
山田先生・さがら先生・柴田先生ありがとうございます。

アマルガムの健康被害は「体質によってはあり得る話」のようですが、そこまで誰にでも起こる事ではないようですね。


今の子供たちが羨ましいと思ってはしまいますが、当時としてはベストな治療を受ける事が出来ていたようですし、もっと昔は痛い歯・傷んだ歯は抜くしかない時代もあった事を考えれば私たちの世代ですら歯科治療の進歩の貢献を受ける事が出来たともいえますね…。




>いつもマイナスが増える治療です。
>良くてもゼロにまで戻りません。
>21世紀は心の時代と言われて久しいにも拘らず、歯科では返り見られていません。
>現代は、プラスの治療を目指すのが21世紀の歯科だと私は思っています。


周囲の人には「奥歯の金属はあまり目立たないから、せっかく安定してる詰め物なのだし、それをやりかえるなら見える所をより綺麗にした方がいいのでは?」と言われたのですが、例えばホワイトニングなどは現在でも出来る「プラスにする治療」ですね。

これから再生医療が研究され歯科にも応用されて、一般の人でも頑張れば手が届く価格になれば素晴らしい事ですし、今よりも先生方のお仕事もやりがいが大きくなりそうですね。

これからもどんどん科学・医療が進歩する事に期待です。



タイトル 保険の金属インレーの奥歯、金属インレーのメリットは?
質問者 じゅあんさん
地域 千葉
年齢 29歳
性別 女性
職業 無職
カテゴリ 保険のインレー(銀・金属)
アマルガム
その他(歯科治療関連)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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