同じフロスで色々な場所の歯を掃除しても良いのでしょうか?

相談者: しのかまさん (23歳:女性)
投稿日時:2014-08-03 03:07:12
こんにちは

さっそくですが質問します。


いつも歯ブラシの後にフロスをしますが、私は一本のフロスで何本も掃除します。

ふと思ったのですが、これって付着した菌を広めてしまって良くないのかなと思いました。
仮に虫歯になってる歯を掃除して他を掃除したら、虫歯菌は移るでしょうか。

一応毎回ティッシュで拭きながら使用していますが、私が使ってるのはフロス部分の幅が広くよく絡め取るものなので拭ききれてないと思います

やはり、一本の歯に一本のフロスがベストなのでしょうか?

問題が無ければ一本で色々なヵ所を掃除したいのですが、どうなんでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-08-03 03:39:36
しのかま さん こんにちは

特に気にしなくていいと思います。
すでに同じ口腔内にいますので、隣の歯の菌は唾液などによってやってきますからね。

歯ブラシを1つの歯ごとに変える必要が無いのと同じことだと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-08-03 05:27:53
小山 隆夫 2014/08/03
小山歯科東京)の小山です。

しのかま様、おはようございます。


熱心にフロシングをおやりになっているようですね。

結論的にいえば、何らご心配には及びません。


そのあたりの事情を説明します。

ブラシングにしろ、フロシングにしろ、プラーク・コントロールといわれるように、プラーク=歯垢=バイキンを殲滅(完全になくす)ことを目的にしているわけではありません。

厚くなって、いろいろなバイキンの集合体になった成熟歯垢のバイオフィルムを薄いバイオフィルムにしてしまおうとする処置です。

厚い成熟歯垢になると、ムシバ菌がpHを低くして酸度を高めたり、歯周病を引き起こす嫌気性菌を増やしたりします。

もちろん実感されているかもしれませんが、口臭の原因にもなります。

いずれにしても、フロシングは大事です。

かつて、アメリカでは

”Floss or Die !!”

といわれていましたし、最近では、『もし百歳まで生きたけりゃ、毎日フロスをしなさい!』といわれているようですから。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しのかまさん
返信日時:2014-08-03 18:00:16
東先生、ご解答ありがとうございました

歯の間の汚れは目に見えて取れるので気になりましたが、確かに見えなくても口の中は常に菌まみれですよね。

汚れが付いたら少し拭いて使用すればなんら問題無さそうで安心いたしました。
ホッとしました。ありがとうございました
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しのかまさん
返信日時:2014-08-03 18:09:13
小山先生ご解答ありがとうございました。

なるほど、処置をしているということなのですね。

アメリカは日本より歯についてとても熱心なのはチラッと聞いたことがありますが、それほどフロスをするのは大事な事なのですね。少しびっくりしました

とても丁寧な内容で勉強になりました。
安心してフロスを活用していきたいと思います。

ありがとうございました



タイトル 同じフロスで色々な場所の歯を掃除しても良いのでしょうか?
質問者 しのかまさん
地域 非公開
年齢 23歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨きに関する疑問
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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