虫歯治療後の時々じわっとする痛み。歯髄炎の疑い、経過観察について

相談者: オハマさん (36歳:男性)
投稿日時:2014-10-01 10:16:42
お世話になります。

とある医院で、深めの虫歯への左上6番の治療を終えました。(MTAセメントによる間接覆髄ゴールドインレーを詰めて)
時々じわっとする痛みが10日を経てまだあるため、心配になり別の医院で診察を受けたところ、まず歯髄炎が疑われ、冷温痛に関する確認と打診を受けました。
特別それらでは症状が見受けられなかったので、噛み合わせの調整で様子見となりました。

ズキズキするような自発痛や冷温痛、打診痛はないのですが、あまり症状が出ないまま神経がダメになってしまうケースもあると聞きます。

歯髄壊死が静かに発生して、その後のヒドい状態が突然発生するのではと不安なのですが、どのように経過を確認すれば良いでしょうか?

アドバイスをお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-10-01 10:45:30
原則、治療を受けた歯科医院で経過観察してもらうのが良いと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: オハマさん
返信日時:2014-10-01 12:35:49
藤森先生

アドバイスをありがとうございます。

治療を受けた医院では、虫歯の処置などは適切にしていただいたと思っているのですが、あまり相談にはのっていただけず困ってしまって別の医院に泣き付いた状況なのです。

先週末に最後に伺った際も、ウチではもう出来るコトないので、と話を打ち切られてしまいました。

私としても経緯をご存知の医院で診ていただきたかったのですが…。
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2014-10-04 15:53:05
>・36 歳 深めの虫歯への左上6番の治療を終えました

のようなケースでは、歯髄が長年刺激を受け続けるせいか、歯髄が第二象牙質を生成して、歯髄腔は狭窄します。

そのために血液供給が悪くなるためと思われる原因から、歯髄変性から壊死に至る時があります。

私の経験では、虫歯があった歯では途中経過で歯髄炎を起こす確率が高い気がします。
もちろん虫歯がなくても、血行性と思われる感染から歯髄炎になる時もあります。

歯髄炎になると自発痛が生じますし、咬合痛(時違和感)も生じますますが歯髄腔が狭窄した歯では、書かれたように症状が弱い場合があります。

ですから今後は、ご自身で注意深く経過を観察していくしかありません。
定期検診で時々レントゲンを撮ったりしてはいます。
治療法的なものはなく様子を見るしかありません。

咬合時の違和感があるときは、歯髄変性が始まっていることがあり、歯科用レントゲンで、わずかな根尖透過像がみとめられことがあります。

確定診断は出来ないことから、悩ましいところです。
ほとんどは経過と症状から、歯髄病変の程度は想像できますが、抜髄という処置しかないために、悩ましいと書いた所以です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: オハマさん
返信日時:2014-10-04 17:36:14
松山先生

大変くわしくご教示いただきありがとうございます。

年齢も症状の出方に影響を与えるのですね。
とても参考になりました。

歯の側面を触れるとチリチリ〜ジリジリしたイヤな感覚があったため、知覚過敏を疑ってシュミテクトの利用を始めたところ、今のところ少し落ち着いたような気がしています。

しかし先生のおっしゃるように、弱い自覚症状でも歯髄炎である可能性もあるとのこと、経過に気を付けようと思います。
直近の診察や定期健診では、事情を伝えてレントゲンの撮影をもってよく診ていただくようにいたします。

ありがとうございました。



タイトル 虫歯治療後の時々じわっとする痛み。歯髄炎の疑い、経過観察について
質問者 オハマさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療後の痛み
むし歯 治療後の痛み
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい