マイクロクラックと再石灰化
相談者:
takano9115さん (26歳:女性)
投稿日時:2015-05-22 09:47:08
他の方の質問でさがら先生が応えているのを見て私も似た歯があるので質問させていただきます。
抜髄済みの歯のクラックについて、再石灰化で治ることはなくむしろ進んでいくとのことでしたが、それは見た目の問題だけでしょうか?
筋が大きくなって仮に歯の歯茎の根元から先端まで筋が走っても問題の無いことも多いのでしょうか?
さがら先生は、再石灰化でクラックが治ることはないと回答されていましたが、質問者の方は、歯科の先生に、再石灰化で、消えないながらも浅くなることはあるし、悪化もしにくくなると説明を受けたようでした。
歯科の先生の中でも意見が分かれるという事は、再石灰化はクラックを消すほど目に見えて治す効果は無いけれど、悪化予防及び多少の改善、効果はゼロではないという事でしょうか?。
※※さがら先生が回答していらした質問を見ての質問であるためさがら先生のお名前を出しましたが、他の先生方のご意見も聞かせていただきたいです。
検索もしてみましたが歯科チャンネルでも、完全に治るというご意見は無いようですが、再石灰化に効果あり、無しの意見両方見たように思います。
最初の、見た目に筋が長くなっていっても問題がないことも多いか?と合せてお答えいただけると助かります
再石灰化については、決定的な答えを出したいわけではないので先生方の個人のご意見で構いません。
クラックが消えるほどの効果がないのは過去ログなどを見て解っていますので、多少の改善、現状維持について効果があるか?だと思ってくだされば結構です
抜髄済みの歯のクラックについて、再石灰化で治ることはなくむしろ進んでいくとのことでしたが、それは見た目の問題だけでしょうか?
筋が大きくなって仮に歯の歯茎の根元から先端まで筋が走っても問題の無いことも多いのでしょうか?
さがら先生は、再石灰化でクラックが治ることはないと回答されていましたが、質問者の方は、歯科の先生に、再石灰化で、消えないながらも浅くなることはあるし、悪化もしにくくなると説明を受けたようでした。
歯科の先生の中でも意見が分かれるという事は、再石灰化はクラックを消すほど目に見えて治す効果は無いけれど、悪化予防及び多少の改善、効果はゼロではないという事でしょうか?。
※※さがら先生が回答していらした質問を見ての質問であるためさがら先生のお名前を出しましたが、他の先生方のご意見も聞かせていただきたいです。
検索もしてみましたが歯科チャンネルでも、完全に治るというご意見は無いようですが、再石灰化に効果あり、無しの意見両方見たように思います。
最初の、見た目に筋が長くなっていっても問題がないことも多いか?と合せてお答えいただけると助かります
再石灰化については、決定的な答えを出したいわけではないので先生方の個人のご意見で構いません。
クラックが消えるほどの効果がないのは過去ログなどを見て解っていますので、多少の改善、現状維持について効果があるか?だと思ってくだされば結構です
[過去のご相談]
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-05-22 11:26:43
以下、あくまでも個人的な見解です。
マイクロクラックは虫歯が原因ではなく、「力」が原因だと考えます。
「力」の具合によってクラックは進む方向に考えられます。
逆に、唾液による「再石灰化」も期待されます。
この「力」と「再石灰化」のバランス(スピード)によってクラックが進むのか、維持されるのかが決定されると考えます。
単純に考えれば
「力」>「再石灰化」
であれば進むし、
「力」<「再石灰化」
であれば維持される事になると考えます。
しかしながら現実的には
「力」>>>>>>>>>>>「再石灰化」
と言う場合が多いので、個人的な結論としては
「再石灰化による現状維持は期待できない」
と考えます。
ただし、あくまでもバランスの問題ですので、「力のコントロール」が出来ていれば「限りなく現状維持に近い状態」で長年経過して行く方もいらっしゃるとは思います。
マイクロクラックは虫歯が原因ではなく、「力」が原因だと考えます。
「力」の具合によってクラックは進む方向に考えられます。
逆に、唾液による「再石灰化」も期待されます。
この「力」と「再石灰化」のバランス(スピード)によってクラックが進むのか、維持されるのかが決定されると考えます。
単純に考えれば
「力」>「再石灰化」
であれば進むし、
「力」<「再石灰化」
であれば維持される事になると考えます。
しかしながら現実的には
「力」>>>>>>>>>>>「再石灰化」
と言う場合が多いので、個人的な結論としては
「再石灰化による現状維持は期待できない」
と考えます。
ただし、あくまでもバランスの問題ですので、「力のコントロール」が出来ていれば「限りなく現状維持に近い状態」で長年経過して行く方もいらっしゃるとは思います。
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2015-05-22 11:40:10
クラックについては、進行することもあるし、進行しないこともあるし、ちょっと改善することもあるかもしれない
と考えてください。
重要なのは、クラックのすべてが悪しきものとは限らないということです。
つまり、クラックがあり、それが元になり 何がしかの症状を発するような病になっていたら問題ですが、そうでなければ経過観察でよろしいかと思いますし、場合によれば、悪化を予防する処置をすればよろしいかと思います
と考えてください。
重要なのは、クラックのすべてが悪しきものとは限らないということです。
つまり、クラックがあり、それが元になり 何がしかの症状を発するような病になっていたら問題ですが、そうでなければ経過観察でよろしいかと思いますし、場合によれば、悪化を予防する処置をすればよろしいかと思います
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-05-22 16:27:50
>痛みが無ければ歯冠部のクラックであればそれで大きく歯の寿命が短くなることはないのでしょうか
色々な事が考えられますが、ザックリ言えば
「歯茎の中にまでヒビが進んでいなければほとんどの場合、クラウンで対処できる」
と、思います。
(細かい条件などもありますので、一概には言えませんが)
ご質問の2行めに
>抜髄済みの歯のクラックについて
と書かれているので…。
抜髄されている歯の場合、クラックでは痛みは出ないはずです。
痛みが出るような破折だとすれば、保存は難しい事が多いです。
色々な事が考えられますが、ザックリ言えば
「歯茎の中にまでヒビが進んでいなければほとんどの場合、クラウンで対処できる」
と、思います。
(細かい条件などもありますので、一概には言えませんが)
ご質問の2行めに
>抜髄済みの歯のクラックについて
と書かれているので…。
抜髄されている歯の場合、クラックでは痛みは出ないはずです。
痛みが出るような破折だとすれば、保存は難しい事が多いです。
相談者からの返信
相談者:
takano9115さん
返信日時:2015-05-22 16:41:53
ありがとうございました操作ミスで追記質問のコメントが消えましたが、櫻井先生ありがとうございます。
抜髄済みだと痛みが出ては遅いのですね。
痛みが基準にはならないとのことなのですが、問題なの歯茎の中だとすれば、クラックの深さ等は、見える部分のひびの長さや鮮明度(どのくらいハッキリヒヒが見えるか)あまり関係がないという事でしょうか。
歯冠部で、例えば見える部分の歯茎の根本あたりから歯の先端に向かって歯全体に筋が通っていても問題の無いものもあれば、歯冠部には罅が見ええないのに歯茎の中で問題という事もあるという事ですか?
問題を起こすクラックの場合、痛みの他に、膿のようなものが溜まっている写真などを見ます。
痛みが無くても歯茎などで異常に気付けますか?
抜髄済みだと痛みが出ては遅いのですね。
痛みが基準にはならないとのことなのですが、問題なの歯茎の中だとすれば、クラックの深さ等は、見える部分のひびの長さや鮮明度(どのくらいハッキリヒヒが見えるか)あまり関係がないという事でしょうか。
歯冠部で、例えば見える部分の歯茎の根本あたりから歯の先端に向かって歯全体に筋が通っていても問題の無いものもあれば、歯冠部には罅が見ええないのに歯茎の中で問題という事もあるという事ですか?
問題を起こすクラックの場合、痛みの他に、膿のようなものが溜まっている写真などを見ます。
痛みが無くても歯茎などで異常に気付けますか?
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-05-22 18:11:48
>見える部分のひびの長さや鮮明度(どのくらいハッキリヒヒが見えるか)あまり関係がないという事でしょうか
一概に関係が無いとは言えません。
歯冠部のクラックが広がったり、色が濃くなったりして来れば、何らかの方法で補修を行った方が良いと言う判断にはなります。
また、それだけ力が加わっていると言う事が解れば何らかの対策をする必要があると思います。
(TCH是正やブラキシズム対策、咬合調整など)
あくまでも「保存か抜歯か?」と言う判断基準になるのは歯茎の中(根管の中)の破折線と言う事です。
>部には罅が見ええないのに歯茎の中で問題という事もあるという事ですか?
多々あります。
>痛みが無くても歯茎などで異常に気付けますか?
そう思いますが、それは「保存不可能」である状態の事が多いです。
一概に関係が無いとは言えません。
歯冠部のクラックが広がったり、色が濃くなったりして来れば、何らかの方法で補修を行った方が良いと言う判断にはなります。
また、それだけ力が加わっていると言う事が解れば何らかの対策をする必要があると思います。
(TCH是正やブラキシズム対策、咬合調整など)
あくまでも「保存か抜歯か?」と言う判断基準になるのは歯茎の中(根管の中)の破折線と言う事です。
>部には罅が見ええないのに歯茎の中で問題という事もあるという事ですか?
多々あります。
>痛みが無くても歯茎などで異常に気付けますか?
そう思いますが、それは「保存不可能」である状態の事が多いです。
タイトル | マイクロクラックと再石灰化 |
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質問者 | takano9115さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 26歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯のヒビ(ひび割れ) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。