再矯正・奥歯の高さ調整・頚椎のねじれ。どれを先に治療すべきか?

相談者: 東京都さん (36歳:女性)
投稿日時:2015-07-09 01:00:33
以前にも質問させていただいた者です。
抜歯矯正後から食いしばりや頬コケ、頚椎のねじれ等に悩まされています。
上4番を2本抜歯しています。

また、右下7番の詰め物が取れたため矯正した歯科で治してもらったところ低くなりすぎたようで噛み合わせが更におかしくなりました。
高さ調整の際、咬合紙も使わずにすぐに歯が当たらなくなる高さまで削られました。

朝起きると寝ている間に噛み締め過ぎて前歯が痛いです。
リテーナーは三番部分がヒビが入る程噛んでます。
あと、上1〜3番は歯にたてに線が何本も入っています。


私は前歯も元々あまり出ていなかったため(二番と少し段差がある程度)歯列を広げたいと考えています。
スペースが空きすぎたら補綴物を入れてもいいと思ってます。

矯正してから毎日顎が疲れています。
違和感があります。
顎だけでなく心身ともに疲れました。

顔も頬がへこんで頬骨から下が小さくなり、顎が前に出ました。
少し出てる前歯を治したいだけだったのに、人前に出るのも恥ずかしい顔になってしまいました。
笑うと口の中が余っているような感じです。


元の矯正医は、質問等を嫌がる人であまり説明もしてくれませんでした。
その矯正医に元の歯列に近い状態まで歯列を広げることをお願いしたいのですが(予約日はまだまだ後です)、下7番の詰め物を他院で治してもらうのが先か、ある程度首の歪みを取ってからがいいのか、順番が分かりません。


このような場合、再矯正、奥歯の高さ調整、首の骨のねじれ治し、どれを先にしたら良いのか教えて下さい。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2015-07-09 11:32:25
矯正治療に着手する前に身体の歪みをある程度修正しておいたほうがよいことは多くの矯正歯科医が知っていると思います。

ただし、身体の歪みは噛めばまた元に戻って歪みますから、あまり歯を当てなくてもよい状態にしておくとよいと思います。

姿勢の変化に関わらず歯を当てないためには、下顎を支えている舌の筋肉がちゃんと機能していないと難しいのではないかと考えています。

ですから、筋機能矯正の基本なのですが、舌をスポットに当てて多くの時間で口蓋(上顎)に舌を吸いつけておけるように舌の骨にくっついている筋肉の伸展性を事前にMFTなどを用いて高めておくとよいと思います。


理想的には睡眠時もちゃんと口蓋に舌が出来るだけ長い時間吸着しておくことが望ましいのですが、なかなか成人であれば困難だと思います。

MFTや低位舌、TCHなどをキーワードに少し勉強してみてはいかがでしょう?

リテーナーが壊れやすいようでしたら素材を変えて作成できないか主治医にお尋ねになってみてはいかがでしょう?



>上1〜3番は歯にたてに線が何本も入っています

これは矯正によって獲得した歯列のために入ったのでしょうか?術前写真をちゃんと撮ってあるはずですから術前と比較してもらわれてはいかがでしょう?


>朝起きると寝ている間に噛み締め過ぎて前歯が痛いです。

睡眠時の気道はちゃんと確保できているのでしょうか?
舌を口蓋に吸いつけておければかなり気道を開くことが出来ます。また、食事内容や摂食吸収の状態で夜間の噛みしめがおこることも知られています。他面的にしっかり診てもらうとよいと思います。



>下7番の詰め物を他院で治してもらうのが先か、ある程度首の歪みを取ってからがいいのか、順番が分かりません。

まずはMTFをされて機能を獲得されることが先決ではないかと思います。
7番は再矯正されるのであれば矯正後に最終修正してもよいと思います。


不調が軽減できることを祈っています。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-07-09 18:43:47
まず、早急に噛み合わせに変化を与えることはやらない方が無難だと思います。

頚椎については何を基準として、どのような診断を受けられたのかが判りませんが、処置後にもやはり変化し続けるケースもありますから慎重になさってください。

噛み合わせのについても、周囲の機能に呼応して、ゆっくりと(何年単位で)自然に変化してくるように思っています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 東京都さん
返信日時:2015-07-09 23:40:56
ふなちゃん先生、藤森先生ありがとうございます。

歯列矯正は、右上4番を抜歯しスペースが閉じるのに3年半、その後左上4番を抜歯し、1年弱程で終了しました。
ワイヤーを外して間もない頃に矯正医に整形外科に行くように言われてレントゲンを撮ったところ『首の骨が右にねじれている』と言われました。右後方だったかもしれません。

それから3年程経過しています。


歯列矯正をする2年前にもレントゲンを撮ったことがありますが、その時は正常でした。
それから今日に至るまで歯を触ったのは矯正歯科のみで、外傷もありません。

なので頚椎のねじれは抜歯矯正による噛み合わせの変化以外には考えられません。



右下7番の詰め物を治したのは今から約3ヶ月前です。
それから左側しか噛み合わず、頬も更にへこみ、口の中?顎?が落ち着かなくなりました。

起きている時は左7番がよく当たり、イーとすると左側しか噛み合いません。
顔を右半分上へ歪ませると右側の奥歯を噛み合わせることが出来ます。


首のねじれを治しても歯を接触しないようにするにはスプリントマウスピースなどが効果的なのでしょうか?
(MTFは、まだ勉強していませんが、その機能を獲得出来るか分からないので。
アドバイス頂いたのにすみません。
これから勉強します)


逆の順番で奥歯を治してから再矯正しつつ頚椎のねじれを治した方がいいのかと考えてたのですが、そうじゃないのですね。

藤森先生の回答で早急に噛み合わせに変化を与えない方がいいとありましたが、整体などで頚椎のねじれを治してから再矯正なりした方がいいということでよろしいのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-07-10 15:47:16
まず、その頸椎のねじれが本当に治るのか、そして、その後も安定を期待できるのか・・は重要だと思います。

噛み合わせは、どちらかと言うと、様々な機能の '結果' である面が大きいと思います。
ですから、それ自体をいじるよりも他の機能を整えて、それに応じた噛み合わせになるのをじっくりと待たれるのも一案です。
(個人的意見です)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 東京都さん
返信日時:2015-07-13 12:33:49
藤森先生、ご回答ありがとうございます。

とりあえず、頚椎がねじれを取るような噛み合わせ治療を行っている歯科を受診したいと思います。
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-07-13 15:26:52
>頚椎がねじれを取るような噛み合わせ治療

例えば、私自身は、そのような治療は行っていませんし、一般的ではないと思います。
受診された先の先生とは、まず、よく話し合われてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 東京都さん
返信日時:2015-07-18 22:46:01
藤森先生、ご回答ありがとうございます。

歯列矯正を行った歯科へ行き、抜歯矯正前のレントゲンを見せてもらって矯正後と比べたところ、上4番抜歯により、上5から7番が前方移動して奥歯が1本分ずつずれていました。

矯正医は謝罪されていましたが、今後の治療法など疑問がありますので、新しく質問を立てさせていただきます。


ご回答いただきました先生方、ありがとうございました。



タイトル 再矯正・奥歯の高さ調整・頚椎のねじれ。どれを先に治療すべきか?
質問者 東京都さん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正のトラブル
噛み合わせに関するトラブル
回答者




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