持病のためMRI撮影必須、インプラントと義歯の種類について

相談者: ばらくまさん (59歳:女性)
投稿日時:2015-07-30 22:04:10
脳動脈瘤の経過観察のため、MRIを半年に2回とっていますが、歯周病がひどく、歯科医師インプラントコーヌステレスコープをすすめられています。

MIRをとるのに、インプラントがはいっていると、画像が乱れると脳外科医にいわれました。
コーヌステレスコープでも画像が乱れますか?

材質によって、MRIにさしつかえないものもあると他のサイトでみたのですが、具体的にどのような材質ならば差支えないのでしょうか?
また、その材質にした場合は他のものより、高価になりますか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-07-31 08:06:14
ご相談ありがとうございます。

コーヌステレスコープでも画像が乱れますか?

ふつうの被せもの差し歯と同じふつうの材料ですから、ご心配ありません。


>具体的にどのような材質ならば差支えないのでしょうか?

磁石を使う場合だけ気をつけましょう。


>また、その材質にした場合は他のものより、高価になりますか?

ふつうの材料であれば、材料だけによる費用の違いはありません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-07-31 09:35:41
不勉強な脳外科医、と言わざるを得ません。

磁性を帯びる金属以外MRIに影響は与えません。

なので、インプラントに用いられるチタン始めとする歯科治療に用いられる金属類では問題が生じる、とは思えません。


時々マグネットを使用することがありますが、その治療方法をしないことで大丈夫です。

それでも気に為されるのなら全てセラミックを使われることで安心出来るでしょうが、自費治療になるので、費用負担は掛かります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ばらくまさん
返信日時:2015-07-31 10:19:48
さがら先生、松元先生、回答ありがとうございました。

ふだんかかっている近所のクリニックの医師はインプラントをいれている人もMRIをとっていて、問題ないが、インプラント自体よく考えたほうがよいといわれました。

たまにかかっている大学病院の脳外科専門の医師にはインプラントは画像が乱れるからいれないほうが良いと言われました。
大学病院の先生は歯科のことはご存知ないのでしょうね。


上気の理由からインプラントはやめようと、保険義歯を入れましたが、右下5,6が欠損。右4保険外差し歯の状態で、右4が差し歯のため弱いので、右下3にばねをかけています。

見た目が悪く、噛みぐあいもとても悪いです。た、せっかくまともな右下3にばねをかけているので、右下3の歯が痛まないが心配です。

なので、インプラントかコーヌスレスコープを検討し始めました。

費用がかかることなので、慎重に考えたいです。


先生方は私のような場合、インプラントかコーヌステレスコープのどちらがよいと思われますか

また、何か他によい方法はありますか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-08-01 10:54:28
大学病院の先生は歯科のことはご存知ないのでしょうね。

そうではないと思いますよ。
こういうこと書いちゃってるので勘違いする方もおられますよね。

* http://www.shika-implant.org/qa.html#q21


以下のサイト見てください。

http://www.mcip.hokudai.ac.jp/cms/cgi-bin/index.pl?page=contents&view_category_lang=1&view_category=1100

* http://shingi.jst.go.jp/abst/p/11/1101/shikoku3.pdf



要は高いレベルの画像の話をしているのか、ただ撮れればいいと思っているのかの違いかと思います。
(もちろん大学病院の脳外科の先生のほうがレベルが高いですよ。当たり前ですが)

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-08-01 13:46:55
北大の研究で言っているのはチタン合金ですね。
今使われているインプラント用のチタンは、殆どのメーカーで99.99%チタン、純チタン、と言われるものですので、磁性の影響は殆どない、と考えて良いと思います。

上部冠で使われる材料が、そうではないので影響し易くなると思われます。

なので、上部冠はオールセラミックのモノを使われるのが良いと思います。


因みに、インプラント体自身もジルコニアと言うセラミック系の者が海外では登場しているので、それらを使うなら、全てセラミックと言う状態になり、MRIに影響を与えないように出来るでしょう。

どう言う状態なのかが正確には把握出来ませんのですが、私は天然歯に負担強いるコーヌスよりインプラントをお勧めします。

天然歯に負担強いると、又欠損する危険性がよりますと思われますので。


理想を言えば、オールセラミックの材質のモノで、インプラントも上部冠も作られると良い、と思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-08-01 14:02:13
松元先生>

徳島大学のほうはどうでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ばらくまさん
返信日時:2015-08-01 20:52:54
森川先生、松元先生回答ありがとうございました。


他の医療相談のサイトでも、MRIとインプラントのことを相談したら、回答がまちまちだったので、???と思っていましたが、

「要は高いレベルの画像の話をしているのか、ただ撮れればいいと思っているのかの違いかと思います。」

ということだったのですね。


今もたくさんブリッジ差し歯(4本)はいっていますので、それらもMRIをとるのに影響をあたえているようですね。

セラミックのこと、かかっている歯科医師に相談してみます。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-08-02 21:26:27
MRIとチタンインプラント始めとする生体に適用する金属材料の研究に関しては、私の不勉強なのでしょうが報告が殆どなく、大学の研究の続報とかも学会の場で取り上げられているのも聞いたことがないです。

海外の学会でも、取り方次第で診たい部分が診ることが出来る、と言う見解で、海外のほうがCTとかMRIとかに関しては、かなり人体への影響とか被曝問題に敏感な筈ですが、直接聞いたことがありません。

私はMRIとか脳外科、整形外科の専門家ではないので、実際どうなのかが判断出来ませんが、例で挙げられている写真でも顔面は飛んでしまって診れないようですが、肝心の脳内の画像は得られているようにも見えます。

ハレーションで診れない、と言う場合には、その影響を避ける撮影方法とか磁力線の方向とかのコントロールで何とか診る、と言う事で対処していただいているんじゃないではないでしょうか?

そうでなければ、世界中、日本中でインプラント始め歯科治療による金属が用いられていることによる問題として、放射線学会とか専門家の側から何らかの動きがあるのでは?と思います。
逆説的ですが、それが私の知る限りではそう言う動きがあるとかは、寡聞にして知りません。


勿論、私の勉強が足りないとか言う問題点があるのだとは思いますが、少なくともAO、AAP日本口腔インプラント学会、等のし手用と思われる学会にはほぼ毎年のように参加して、チャンと学会会場にいて居眠りしてることも時々はありますが、真面目に受講して勉強はしております。
その限りに置いて、MRI、CTで大問題になっているのは聴いておりません。

今後の問題?かも知れませんが、日本より進んでいる筈?の欧米の学会でも聴きません。



なので、正直に書きますと、本当の所は不明、なのが実情ではないでしょうか?
その上で、心ある放射線技師の先生とかが、ああインプラントが入っているな、じゃあ撮り方工夫しよう、と言う感じで解決されてるんじゃないか、と希望的観測ですが、考えます。

実際の所、本当にどうなんでしょうかね?

でも、この脳外科の先生がインプラントに好感情を持ってないんだろうな、と言う事は何となく感じますが・・・


世界の脳外科医であられる福嶋先生が、歯科医相手の講演会されて、それに出たことがありますが、デンタルインプラントのことなんて少しも触れませんでしたよ。

勿論、学問的講演会ではなかったんで割り引かないといけないでしょうが、もし、日常的にそう言う事態で悩まされているのなら(福嶋先生は欧米でも大活躍されて、向こうの方がインプラントは何倍も人口比で使われていますので)必ず、良い機会だからで警告を発されるんじゃないか、と思うんです。

でも、一切そう言う話は出なかったです。


傍証でしかないので、今度お会いしたら直談判で伺ってみよう、と思いますが、多分質問のような発言される脳外科は、やや勉強が足りないのでは?と自分の不勉強も省みず書いてしまいます。(意外と空港とかのラウンジで会うんです…福嶋先生と)

どんな学問、科学でも普及し切るまでには、誤解、思い込み等の障壁に悩まされます。

事実はどうなのか?それがとても重要ですので、11月オーランドのAAP(AAPI?)にも又参加して、勉強し直して来ます。
聴ける方がいたら、聴いて来ます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ばらくまさん
返信日時:2015-08-02 23:03:58
松元先生

丁寧な返信ありがとうございました。

「本当の所は不明、なのが実情ではないでしょうか?」

ということ、ドキッとしましたが、情報を集めて、最終的に判断するのは自分ということですね。


MRIに影響があるとすると、私の場合は新たに検討しているインプラントコーヌスより、現在はいっている保険被せものや、ブリッジのほうが問題なように思えました。

歯茎が下がって根がでてきているので、これらもやりかえるつもりですが、保険外で上、下、治療した場合の値段を聞いたら、大きな車が買えるぐらいの値段で驚いたのですが、セラミックを使うので高価なのかもしれません。
確認してみます。

松元先生のこれからのご活躍をお祈りしております。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2015-08-03 10:32:27
歯茎が下がって根が出ている、という記述が凄く気になります。

進行し始めている歯周病とか、歯茎の退縮とか顎堤崩壊が始まっているんじゃないでしょうか?

良いですか、歯科治療は歯冠治療ではなく、顎堤再建、維持保持の治療の方がずっとずっと大事なんですよ。


分かり易い例で言えば、家立てる時の土地の基礎工事、土台部分の工事が顎堤再建で、歯冠部分は上に立っている家です。

基礎がしっかりしていれば、家は作り直せますが、基礎が駄目に成ったら家も勿論駄目でしょう。

歯冠治療よりも、顎堤重視、を。

顎堤再建は、歯根の治療根管治療歯周病治療、ですよ。


高齢者が、何で歯を悪くするか?ご存知ですか?

歯根とかが露出して、清掃も自分では難しくて出来なくて、虫歯になって駄目にするんですよ。

高齢者は、何故か甘いモノが好きになりますし、歯根カリエスは今後の超高齢社会での大きな問題になって来ているんです。

8020運動が大成功して、80歳でも沢山自分の歯が残っている方が増えています。
しかし、現場では歯根カリエスによる激痛、なのに処置に耐えられない状態になってしまっている、と言う事で大問題化しているんですよ。

ちょっと気になったので、書かせていただきました。


そう言うことにならない為に、今から準備されること、を強くお勧めします。

ある調査によると、80以降の人生が一番幸福か不幸かで、人生観がかなり違ってしまうそうです。

殆どの方が、こんな筈じゃなかったになっている過酷な現実を知って欲しいです。
そして、そうならない幸せな人生で締め括るには、今からの準備、早過ぎると言う事は全然ない、と知って下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ばらくまさん
返信日時:2015-08-07 20:57:26
松元先生

丁寧なアドバイスありがとうございました。

すぐにお礼の返信をしたのですが、私のやり方がまずかったのか、返信が反映されていませんでした。


今の歯科にかよいはじめて、1年半になるのですが、ずっと、歯周病の治療が続いていて、終わりがみえないとおもっていたのですが、

歯冠治療よりも、顎堤重視、を。」

ということだったのですね。

よくわかりました。

今の歯科は遠くて、通うのも大変なのですが、
がんばって通おうと思いました。

ありがとうございました。



タイトル 持病のためMRI撮影必須、インプラントと義歯の種類について
質問者 ばらくまさん
地域 非公開
年齢 59歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
部分入れ歯 その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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