2年前のインプラント施術後からの唇の痺れ感が強くなってきた
相談者:
はるきんさん (41歳:女性)
投稿日時:2015-08-26 20:06:59
2年程前に右下4番にインプラントをしました。
直後から触れると唇にやや痺れ感がありました。
主治医に相談すると、古傷の痛みの様なものだと言われ問題なし、様子をみるように言われました。
最近から、触れなくても痺れ感がある感じがするのですが…何年か経って症状が強くでる場合もあるのでしょうか?
現在は、内科のほうからビタミンB12を出してもらって様子をみています。
どうぞよろしくお願いします。
直後から触れると唇にやや痺れ感がありました。
主治医に相談すると、古傷の痛みの様なものだと言われ問題なし、様子をみるように言われました。
最近から、触れなくても痺れ感がある感じがするのですが…何年か経って症状が強くでる場合もあるのでしょうか?
現在は、内科のほうからビタミンB12を出してもらって様子をみています。
どうぞよろしくお願いします。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2015-08-27 01:01:17
こんにちは。
インプラントの手術の際にオトガイ神経という神経が傷ついたことが疑われます。
この神経は下顎骨から下唇へと走っている神経です。
2年間症状が続き、改善が見られないのでしょうか。
そのような場合は今後も症状が続く可能性が高いと思います。
>何年か経って症状が強くでる場合もあるのでしょうか?
今後、症状が悪化することはないともいます。
インプラントの手術の際にオトガイ神経という神経が傷ついたことが疑われます。
この神経は下顎骨から下唇へと走っている神経です。
2年間症状が続き、改善が見られないのでしょうか。
そのような場合は今後も症状が続く可能性が高いと思います。
>何年か経って症状が強くでる場合もあるのでしょうか?
今後、症状が悪化することはないともいます。
相談者からの返信
相談者:
はるきんさん
返信日時:2015-09-01 07:34:47
少し良くなっている感じがするので様子をみてみます。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2015-09-01 20:00:37
西山です
「しびれ感」
触った感覚が鈍い(知覚麻痺)、あるいは触るとより強くなる(知覚過敏)のかによって、状況は正反対になります。
後者なら神経障害性疼痛の可能性があり、薬による治療ができるかもしれません。
「しびれ感」
触った感覚が鈍い(知覚麻痺)、あるいは触るとより強くなる(知覚過敏)のかによって、状況は正反対になります。
後者なら神経障害性疼痛の可能性があり、薬による治療ができるかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
はるきんさん
返信日時:2015-09-02 10:02:07
西山先生、返信ありがとうございます。
私の場合は後者の方です。
現在、ビタミンB12を内服して様子をみているところです。
良かったです。
治る可能性もあるということですね。
様子を見てみます。
本当にありがとうございました。
私の場合は後者の方です。
現在、ビタミンB12を内服して様子をみているところです。
良かったです。
治る可能性もあるということですね。
様子を見てみます。
本当にありがとうございました。
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2015-09-02 17:19:01
西山です
>現在、ビタミンB12を内服して様子をみているところです。
これは,神経損傷に対する薬ですね.
神経障害性疼痛の場合は,別の薬になります(抗うつ薬,抗てんかん薬)
>現在、ビタミンB12を内服して様子をみているところです。
これは,神経損傷に対する薬ですね.
神経障害性疼痛の場合は,別の薬になります(抗うつ薬,抗てんかん薬)
相談者からの返信
相談者:
はるきんさん
返信日時:2015-09-03 22:13:06
西山先生、大変参考になるアドバイスを頂きありがとうございました。
さっそく、内科に相談してランドセンという抗てんかん薬を処方して頂きました。
お薬を飲んでしばらく様子をみてみたいと思います。
とても助かりました。
本当にありがとうございました。
さっそく、内科に相談してランドセンという抗てんかん薬を処方して頂きました。
お薬を飲んでしばらく様子をみてみたいと思います。
とても助かりました。
本当にありがとうございました。
回答4
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2015-09-03 23:20:45
はるきんさん、こんばんは。
神経障害性疼痛に対して、ランドセンの処方を受けたようですね。
ちなみに、この処方は、お医者さんが、はるきんさんの症状を見て、「よし、神経障害性疼痛のようなので、ランドセンで対処すれば良くなるでしょう」と判断されたのでしょうか?
それとも、最初はビタミンB12で様子を見ましょうとお医者さんが判断していたけれど、はるきんさんが、「ネットで相談をしたところ、神経障害性疼痛のようなので、抗うつ薬か抗てんかん薬を処方してください」とお願いをしたから処方されたのでしょうか?
なぜこのような質問をするかというと、神経障害性疼痛の症状の度合は、「ピリピリする感じはあるけど、痛くないし日常生活にも支障をきたさない」程度から、「痛くて仕方がない。日常生活も困難である。眠れない、食事もできない、家族とのコミュニケーションすら取りたくない」程まで、症状の程度の幅がとても広いです。
はるきんさんは、「触れなくても痺れ感がある」とのご相談でしたが、これが日常生活にどれほど支障が出るかは表現されていません。
ですので、我々には症状の程度を知る余地はありません。
もしも、日常生活に支障がない程度なのであれば、ビタミンB12は体に害はないですし、高いお薬でもないですし、これで経過を見るのも一案かもしれません。
しかし、日常生活に支障をきたす程度の違和感であれば、もちろん治療が必要となります。
この際に用いられるのが、西山先生のお書かれた「抗うつ薬や抗てんかん薬」ですが、ランドセンは一般的に用いられる薬ではありません。
ランドセンには、長期使用によって耐性が生じたり(だんだん効きが悪くなってくる)、依存性が生じるお薬でもあります。
現在は、これよりも副作用が少なく、神経障害性疼痛に対してより効果的なお薬がありますので、ランドセンを最初に処方する事はあまり一般的ではありません。
もちろん、「一般的ではない」というだけであって、お医者さんが実際に診察を行って、特別な理由があればランドセンを第一に選択するという理由があった事も考えられます。
患者さん一人一人で個人差がありますので、その判断は千差万別であります。
症状の度合と、薬物のもつリスクを総合的に判断して、処方する薬剤を決めます。
インターネットで調べたり、知人に聞いたからと言っても、実際の症状は診察をした医師・歯科医師にしかわかりません。
ですので、実際に診察を行った医師が、こうしましょうと判断をしたのに、「調べたところ(診察もしていない人が)こう言っていたのでこうしてください」とお願いをすると、思わぬ混乱を招く事があります。
もちろん、今回の件について、お医者さんが独自に判断をされて、薬を処方されたのであれば、まったく問題ないと思います。
しかし、はるきんさんがお願いをして処方されたのであれば、果たしてそれで良かったのかな?と思うところもあります。
長文となりましたが、治療の結果、症状が改善する事を祈っています。
下手に、無用な不安を与えてしまったようであればお許しください。
お大事になさってください。
神経障害性疼痛に対して、ランドセンの処方を受けたようですね。
ちなみに、この処方は、お医者さんが、はるきんさんの症状を見て、「よし、神経障害性疼痛のようなので、ランドセンで対処すれば良くなるでしょう」と判断されたのでしょうか?
それとも、最初はビタミンB12で様子を見ましょうとお医者さんが判断していたけれど、はるきんさんが、「ネットで相談をしたところ、神経障害性疼痛のようなので、抗うつ薬か抗てんかん薬を処方してください」とお願いをしたから処方されたのでしょうか?
なぜこのような質問をするかというと、神経障害性疼痛の症状の度合は、「ピリピリする感じはあるけど、痛くないし日常生活にも支障をきたさない」程度から、「痛くて仕方がない。日常生活も困難である。眠れない、食事もできない、家族とのコミュニケーションすら取りたくない」程まで、症状の程度の幅がとても広いです。
はるきんさんは、「触れなくても痺れ感がある」とのご相談でしたが、これが日常生活にどれほど支障が出るかは表現されていません。
ですので、我々には症状の程度を知る余地はありません。
もしも、日常生活に支障がない程度なのであれば、ビタミンB12は体に害はないですし、高いお薬でもないですし、これで経過を見るのも一案かもしれません。
しかし、日常生活に支障をきたす程度の違和感であれば、もちろん治療が必要となります。
この際に用いられるのが、西山先生のお書かれた「抗うつ薬や抗てんかん薬」ですが、ランドセンは一般的に用いられる薬ではありません。
ランドセンには、長期使用によって耐性が生じたり(だんだん効きが悪くなってくる)、依存性が生じるお薬でもあります。
現在は、これよりも副作用が少なく、神経障害性疼痛に対してより効果的なお薬がありますので、ランドセンを最初に処方する事はあまり一般的ではありません。
もちろん、「一般的ではない」というだけであって、お医者さんが実際に診察を行って、特別な理由があればランドセンを第一に選択するという理由があった事も考えられます。
患者さん一人一人で個人差がありますので、その判断は千差万別であります。
症状の度合と、薬物のもつリスクを総合的に判断して、処方する薬剤を決めます。
インターネットで調べたり、知人に聞いたからと言っても、実際の症状は診察をした医師・歯科医師にしかわかりません。
ですので、実際に診察を行った医師が、こうしましょうと判断をしたのに、「調べたところ(診察もしていない人が)こう言っていたのでこうしてください」とお願いをすると、思わぬ混乱を招く事があります。
もちろん、今回の件について、お医者さんが独自に判断をされて、薬を処方されたのであれば、まったく問題ないと思います。
しかし、はるきんさんがお願いをして処方されたのであれば、果たしてそれで良かったのかな?と思うところもあります。
長文となりましたが、治療の結果、症状が改善する事を祈っています。
下手に、無用な不安を与えてしまったようであればお許しください。
お大事になさってください。
相談者からの返信
相談者:
はるきんさん
返信日時:2015-09-06 00:04:10
安藤先生、ご丁寧な返信ありがとうございました。
実は内容をだいぶ省いて書いてしまっています。
ランドセンを処方して頂いた理由は、ちょうど一週間前くらいから右側顔面にピクピクした感じがあったため、神経内科で頭部MRI(異常なし)後、ランドセンを処方してもらいました。
ピクピク感も良くなり、嬉しいことに唇の痺れ感も良くなってきています。
実は内容をだいぶ省いて書いてしまっています。
ランドセンを処方して頂いた理由は、ちょうど一週間前くらいから右側顔面にピクピクした感じがあったため、神経内科で頭部MRI(異常なし)後、ランドセンを処方してもらいました。
ピクピク感も良くなり、嬉しいことに唇の痺れ感も良くなってきています。
タイトル | 2年前のインプラント施術後からの唇の痺れ感が強くなってきた |
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質問者 | はるきんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラントに関するトラブル 口腔外科関連 インプラント関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。